カープ日記


7月31日

黒田、「広島の花火師」襲名

 対巨人戦、今季初の大入りとなった広島市民球場。 先発黒田投手は初回、高橋選手の27号2ラン、マルティネス選手の8号ソロ、清水選手の5号2ラン、 二岡選手の11号ソロであれよあれよという間に6失点。 1イニング4被本塁打はプロ野球タイ記録。 2回表にも高橋選手に28号ソロを打たれてKO。 4回表にはペルドモ投手が二死満塁から桑田投手の適時打で1点を追加された。 広島打線は巨人先発桑田投手から1回裏に野村・江藤選手の連続適時打、 6回裏に金本選手の18号ソロ、7回裏に西山選手の4号ソロで反撃したが、黒田投手の失点があまりに大き過ぎた。 4対8で敗戦。広島は今季初の4連勝ならず。

試合結果

 黒田投手は初回先頭の仁志選手に四球を許す、いつも通りの不安な立ち上がり。 これを切り抜ければ乗れたのでしょうが、制球が甘過ぎたようで、ボカボカボカボカと4発を被弾。 その裏に打線が2点を取って反撃体制を整えたところで、また2回表にボカっといかれました。 展開上は最後の一発が最も痛かったかも。 黒田投手は4月20日の巨人戦でも同じように初回6失点をやっています。 ここのところ好投が続いていたので安心していたのですが…。広い球場でないと安心して投げられないのかな? まあ、3回投げて2回好投してくれればそれでいいです。次回良い投球をしてくれれば。 それにしても巨人打線。松井選手抜きだと怖くないと思っていましたが、恐れ入りました。
 収穫といえば小山田投手でしょうか。3回を無安打無失点5奪三振1死球。 思い切って内角にも投げていました。次回は接戦での登板になるかも。
 東出選手。3打数無安打。 この試合ではあまり目立った働きはありませんでした。柏田投手が相手となった第4打席で山田潤選手と交代。
 嶋選手が野手転向後初安打。おめでとうございます。 ちなみにプロ初安打は投手時代の97年9月21日巨人戦、ガルベス投手から。
 今季初の4連勝を期待したのですが、またも駄目でしたね。 ここ最近は投手が踏ん張って勝つ試合が多く、打線は爆発していないので、 今日の試合のように投手陣が大量失点すると勝ち目はほとんどありませんね。

ウエスタン情報

試合結果

 小林幹投手は5回を5安打無失点とまずまず。田中投手は6月12日以来の登板。

おめでとう!田中が入籍

 田中由基投手が30日、宮本恵さん(29)と入籍した。挙式は12月の予定。

 おめでとうございます。これをきっかけにして一軍定着を。

7月30日

野村が決めた!3連勝

 対巨人戦、先発佐々岡投手は4回表に高橋選手の26号ソロを浴びて先制を許した。 直後の4回裏、巨人先発ガルベス投手を攻め、四球の東出選手が盗塁を決め、前田選手の適時二塁打で同点。 しかし5回表、村田真選手の7号ソロで再びリードを許した。直後の5回裏、安打の西山選手を二塁に置き、 緒方選手の適時二塁打で同点。さらに8回裏、東出選手の四球でガルベス投手が河野投手に交代。 前田選手が死球をぶつけられた後、二死から野村選手が右中間へ適時二塁打を放ち、2点を勝ち越し。 佐々岡投手は8回まで毎回の10三振を奪う好投で完投。4対2で勝利。広島は3連勝。 佐々岡投手は1992年以来の2ケタ勝利。

試合結果

 やはりエースということで、佐々岡投手が中4日で後半戦の開幕戦に先発登板。 好投しました。低め、内外角への制球が良かったですね。 一発を打たれてもソロアーチでしたから傷も浅かったです。 「松井選手のいない巨人打線を苦もなく捻った」と言ったら言い過ぎでしょうか。ガルベス投手が好投していたので、 接戦でしたけどね。お待たせの10勝目。
 8回裏に決勝打を放ったのは野村選手。追いこまれてから際どい球を見逃したり、ファールした後、 甘めのスライダーを打って右中間真っ二つ。大仕事をしてくれました。
 東出選手。2打数無安打2四球1盗塁。4回裏は盗塁見え見えで、ガルベス投手は何度も牽制球。イライラさせました。 そしてバッテリーにピッチドアウトされたにもかかわらず盗塁成功。 8回裏の四球も際どい球をしっかり見逃してガルベス投手をイライラの極地へ誘いました。 好投のガルベス投手があの場面で交代したのは、ガルベス投手がキレかけていると巨人ベンチが判断したせいでしょう。
 腰痛の江藤選手がスタメン復帰。しかし打順はなんと6番でした。 得点圏打率の低さを考えれば当然の処置のようにも思えますが、一抹の寂しさも覚えます。 この処置は、楽に打たせてあげようという達川監督の親心なのでしょうが、結果は3タコでした。 一度6番に下げた以上は、何らかの結果を出すまでは4番には戻さないで欲しいと思います。 ちなみに、代わりに4番に入った金本選手も3タコ3三振でした。

前田の本塁打の判定覆る

 4回裏に前田選手が放った右中間への飛球は、フェンス中央部のラバーに当たって上部の金網を越えてスタンドイン。 塁審はホームランの判定を下したものの、巨人側の抗議によって、4審判が協議の結果、 判定は覆ってエンタイトル二塁打となった。

 最終的に正しい判定が下されたことは大変喜ばしいことだと思います。 これは最近の数々の誤審への反省が生かされたからであって、 巨人側に不利なミスジャッジだから覆ったとは思わないでおきます。

兵動と田村に代わり、玉木朋と山田潤が出場選手登録

 兵動・田村選手が出場選手登録を抹消され、玉木朋・山田潤選手が出場選手登録された。

 後半戦も頻繁に選手を入れ替えるんでしょうね。

緒方に次女誕生

 29日、緒方選手夫人の可奈子さんが女児を出産した。

 おめでとうございます。お子さんは2人とも女の子ですね。

7月29日

SATOの無責任先発予想

 30日から後半戦が開幕。まずは広島で巨人3連戦。 ここで良い試合を見せて、夏休みの観客増につなげたいところ。
 広島は佐々岡・紀藤・黒田投手が先発で投げると思います。 順番は微妙で、佐々岡投手が先か紀藤投手が先か。 佐々岡投手が初戦に投げるとすると、3イニング投げたオールスターから中4日。 後半戦はこれまで以上に若手選手を起用していくつもりならば、 それをアピールするために黒田投手を初戦に持ってくる手もありますね。
 巨人の方の先発はわかりません。上原投手は中日戦に照準を合わせて、 火曜先発になるという話があります。 中6日先発にこだわらなければ、 この広島戦で出てきても中日戦で先発するにはローテ的に問題はないのですが…。 ガルベス・桑田・斎藤雅投手あたりの先発でしょうか。

7月28日

 ネタがないです。達川監督が「投手の右左関係なしに東出をレギュラーで起用する」 とおっしゃったとか、幹英投手が先発として調整するとか、 広島主催の試合の観客動員が苦戦しているとか、一応書き留めておきます。

7月27日

球宴、緒方3タコ

 サンヨーオールスターゲーム第3戦、全セは3回裏、新庄選手の中前適時打で1点を先制。 6回裏にも新庄選手の左越えソロアーチで2点をリード。全パは7回表に松井選手の適時二塁打で1点差とし、 なおも一死二三塁のチャンスだったが小坂選手の遊直が併殺となった。 2対1で全セが3勝目。MVPは2打点の新庄選手。

試合結果

 緒方選手は6番中堅手でフル出場。左飛、左飛、空振り三振で3打数無安打でした。 初安打は来年におあずけですね。
 江藤選手は腰の状態があまり良くないということで出場機会なし。 後半戦の開幕には間に合うのかな?
 新庄選手が見事MVP。華がありましたね。後半戦は阪神がもうひと暴れするかな。

7月26日

達川監督インタビュー

 24日に放送されたRCCテレビ「スポ天!」から達川監督の前半戦総括。
− 前半戦を振り返って
「横山・山内・ミンチー・小林幹英、ある程度計算できるこの4人の投手陣の調子が相次いで悪かったのが、 少しチームがこういう状態になったような感じがします」
− 13連敗について
「やはり野球の怖さというんですか、1つの歯車が狂いますとああいう風な形になるということで、 やはり1戦1戦大事に戦うことが大事だという教訓を受けました」
− 後半戦へ向けてのポイント
「今のチーム状況から言いますと、ポイントとかどうとかいうことは差し置いて、 とにかく目の前の1戦1戦を明日につながるという試合をしたいと思います」

 「明日につながる」という言葉が聞かれたのは嬉しいです。

五輪予選、野村の起用法は

 五輪日本代表監督の大田垣耕造氏がインタビューに答え、野村選手の五輪予選での起用法について 「遊撃を守れればベストだが、足の具合で、他のポジションや指名打者も考えている」と語った。

 野村選手はこのまま試合に出続けて、足は良くならないでしょうから、 遊撃は守れないと思います。せっかく参加するからには試合に出場してもらわないと。 指名打者なら行けそうですね。

7月25日

球宴、佐々岡3回1失点

 サンヨーオールスターゲーム第2戦、全セは初回、満塁からローズ選手(横)の適時打で2点を先制。 2回表に全パは城島選手(ダ)の犠飛で1点差。しかし2回裏に和田・矢野・新庄選手(神)の3連打で2点。 さらに満塁からローズ選手の適時二塁打で3点。3回表には佐々岡投手が小坂選手(ロ)と松井選手(西)の連続二塁打で1失点。 全セは5回裏にローズ選手がソロアーチ、6回裏にも新庄・古田選手(ヤ)の長短打で1点ずつを追加。 全パは8回表に秋山選手(ダ)の適時打と松中選手(ダ)の犠飛、元木選手(巨)の失策で3点を返したがそこまで。 9対5で全セが連勝。最優秀選手は球宴タイ記録の6打点を挙げたローズ選手。

試合結果

 佐々岡投手が3回表から全セの2番手として登板。いきなり小坂・松井選手の連続二塁打で1点を失いましたが、 あとは無難に抑えました。3回打者12人を3安打1失点でした。
 緒方選手は3回表から中堅の守備に。いきなり小坂選手のライナーが飛んで 地上スレスレでキャッチ。「ファインプレーか!」と思われたのですが、グラブが外れてしまい二塁打に。 打では第1打席は三塁線を破ろうかという当たりを中村選手にファインプレーで阻まれました。 第2打席は当たり損ねの一ゴロでした。球宴初安打はおあずけ。3戦目に出番はあるでしょうか?
 江藤選手の出番はなし。公式戦でも最後は腰痛で欠場していましたから、 そのあたりのことを配慮してもらっているのではないでしょうか。
 試合の方は、6打点なんてさすがローズ選手だなと思いました。 地元阪神勢も良い働きをしていましたね。
 横浜のローズ選手の息子さんがベンチ入りしていましたが、 来年から選手のお子さんがベンチ入りするのが流行りになるかな?

カープナイン、練習再開

 カープナインは23日24日のオールスター休みを終え、 広島市民球場で練習を再開した。 ランニング・キャッチボールなど軽めのメニュー。次回の練習休みは27日。

 猛練習はやらないみたいですね。

7月24日

球宴、江藤が代打で四球選ぶ

 サンヨーオールスターゲーム第1戦、先発投手は松坂投手(西)と上原投手(巨)のルーキー対決。 1回裏、上原投手からイチロー選手(西)がバックスクリーンに運んで全パが1点を先制。 2回を完璧に抑えていた松坂投手は、3回表、四球と安打で一二塁とされ、 重盗の時に中嶋捕手(西)が悪送球して同点。さらに石井琢選手(横)の犠飛で全セに勝ち越しを許した。 6回表には松井選手(巨)が2ランホームラン。 7回表には古田選手(ヤ)と鈴木尚選手(横)の適時打と2つの適時失策で一挙4点。 全パは6回裏に大友選手(西)のランニングホームランと9回裏にイチロー選手の適時打で2点を返したのみ。 8対4で全セが勝利。最優秀選手は試合の流れを引き込む2ランを放った松井選手。

試合結果

 8回表に江藤選手が代打に出て、川越投手から四球を選びました。 緒方選手と佐々岡投手の出番はなし。カープ的には寂しい球宴でした。
 試合の方はパの守備の乱れが残念でした。イチロー選手はさすがにスーパースターだし、 ゴジラ松井選手もいいところで打ちましたね。松坂投手と上原投手もそれなりでしたし。

7月23日

F球宴、新井が優秀選手

 コナミ・フレッシュオールスター、全イは4回裏に島田選手(日)の適時打で1点を先制。 全ウは5回表に五十嵐投手(ヤ)を二死から攻め、東出選手の内野安打と森笠選手の四球で一二塁のチャンス。 濱中選手(神)の適時打で同点とした後、新井選手が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち1点を勝ち越した。 全イは6回裏無死満塁から赤田選手(西)の併殺打の間に同点。 さらに8回裏に古木選手(横)の適時二塁打と堀田選手(巨)の適時二塁打で2点を挙げて勝負を決めた。 全イが4対2で勝利。最優秀選手は決勝打の古木選手。 5回表に適時二塁打を放った新井選手が優秀選手賞を受賞した。

試合結果

 新井選手は4番一塁手でフル出場。四球、四球、左中間適時二塁打、空振り三振。 一時は勝ち越しとなる適時二塁打を放ち、あのまま勝っていれば最優秀選手だったかも。 優秀選手賞、おめでとうございます。
 東出選手は1番二塁手でフル出場。左飛、空振り三振、遊撃内野安打、二ゴロ、二塁内野安打でした。 2安打がいずれも内野安打ということで「らしさ」を出した感じですね。 盗塁を狙える場面は第3打席の遊撃内野安打で一塁へ出た時でしたが、牽制球を一塁手が失策してしまい、 労せずして二塁へ進んでしまいました。 第5打席の二塁内野安打の時は2点差だったので走るケースではありませんでした。
 森笠選手は2番中堅手でフル出場。空振り三振、空振り三振、四球、二直、捕邪飛。 最後の打者になってしまいましたが、第3打席の四球は得点に絡みました。
 試合前のホームラン競争。全ウは相川選手(オ)0本、濱中選手2本、新井選手1本で計3本。 全イは赤田選手1本、古木選手2本、島田選手2本で計5本。全イの勝ちでした。 どの打者も力み過ぎでした。

野村、五輪代表候補に決定

 シドニー五輪アジア地区予選に出場する日本代表候補30名(プロ8名、アマ22名)が発表された。 広島からは野村謙二郎内野手が選ばれた。最終的な代表24名は8月10日に決定される。

 30名が24名に絞られるわけですが、どうやらプロ選手が外れることはないようですね。 野村選手には体調を万全に整えてぜひ活躍していただきたいです。

ドラフト、高校生にも逆指名権?

 ドラフト制度検討委員会が開かれ、2000年から高校生にも逆指名権を認めるかどうか検討を進めていくことになった。

 高校生にも逆指名権が認められると、広島のような資金力が弱い球団には、 隠し玉的選手を見つけてくるスカウト力や入団後の選手育成能力がこれまで以上に求められるでしょう。

7月22日

虎に2連勝で前半戦終了

 対阪神戦、広島は5回表に阪神先発藪投手から金本選手が17号ソロアーチを右翼席へ叩き込んで先制。 7回表には二死満塁から黒田投手のセーフティスクイズが適時内野安打となり、ジョンソン選手の失策も誘って、 2点を追加した。好投を続けていた黒田投手は8回裏に田中・新庄選手の短長打で二三塁とされ、 ジョンソン選手の適時二塁打で1点差とされた。しかし9回裏を守護神澤崎投手が3人で抑え、3対2で勝利。 広島は2連勝。35勝46敗の最下位でオールスター休みに入った。

試合結果

 7回表二死満塁からの黒田投手の意表を突くセーフティスクイズは見事でしたね。 ジョンソン選手が送球を落球したこともあって2点が入りました。 4月7日の阪神戦で星野選手に2ランスクイズを決められましたが、そのお返しができました。 かつて広島らしいイヤらしい攻めと言われていたのはこういう攻撃でした。
 黒田投手はヒーローインタビューでこのバントのことを「ベンチの指示」と言い、 達川監督は「サインは出していない」と言っていたそうです。では誰のアイデアだったのか、ちょっと謎。コーチの指示?(大下ヘッドの指示だったそうです。)
 黒田投手は本職の投球の方でも活躍しました。直球は140キロ台後半。変化球も切れていたようです。 7回までは完封ペースでした。疲れが出たのか、8回裏に3安打を集められて2点を失いましたが、 先発投手の役割を十二分に果たしました。2試合連続の好投で、後半戦もどんな投球を見せてくれるか楽しみです。 ぜひこのまま一本立ちしてもらいたいです。
 澤崎投手は連投。今日は3人でぴしゃりと抑えて10セーブ目。「黒田&澤崎必勝リレー」ってところですね。 後半戦は守護神澤崎投手の出番がたくさんありますように。
 先制弾は金本選手。逆風でしたが、右翼席へライナーで突き刺しました。 昨日の4番から今日は6番になっての一打でしたが、6番の方がやはり気持ち的に楽なのでしょうか。
 東出選手は3打数1安打1盗塁1犠打。
 これでオールスターまでの前半戦が終了。借金は11。6月まではいい感じで戦っていたんですけど。 13連敗さえなければねえ。 達川監督は「後半戦も1試合1試合を大事に戦っていく」といった意味のことをおっしゃっています。 それは基本だと思いますが、その場しのぎのやりくり野球ではなく、 達川監督が目指す野球に少しでも近づけるよう、明確な意図を持って野球をやっていただきたいです。

前田、1000試合出場達成

 前田選手が1000試合出場を達成した。初出場は1990年6月6日のヤクルト戦。

 おめでとうございます。

野村、送球を背中に受けて途中交代

 野村選手が7回表の走塁中に新庄選手の送球を左肩甲骨に当てて、7回裏の守備から大事を取って木村選手と交代した。

 「大事を取って」ということなので、それほど心配はないと思います。オールスター休みに入りますしね。

F球宴で東出・森笠・新井がスタメン

 23日に行われるフレッシュオールスター。 東出選手が1番二塁手、森笠選手が2番中堅手、新井選手が4番一塁手で先発出場する。

 これはオールスターよりも楽しめるかも。赤ヘル旋風が吹き荒れることを期待します。

7月21日

紀藤、我慢の投球で5勝目

 対阪神戦、3回表に阪神先発中込投手から緒方・東出選手の短長打で1点を先制。 先発紀藤投手は4回裏無死一三塁からブロワーズ選手の遊ゴロ併殺の間に同点とされた。 紀藤投手はその後安定した投球を続け、打線の援護を待った。 広島はようやく10回表に阪神3番手福原投手から緒方選手が22号ソロを左翼席へ運んで勝ち越した。 10回裏は澤崎投手が二死一三塁のピンチを招きながらも何とか抑えた。 2対1で勝利。広島は連敗を4で止めた。

試合結果

 紀藤投手は序盤は球の走りが今ひとつながら制球が良く好投。後半は直球の走りも良くなっていきました。 4回裏は連打で無死一三塁のピンチを作りましたが、併殺の間の1失点だけに抑えました。 8回裏一死一二塁では代打八木選手を注文通り遊ゴロ併殺に仕留めました。 9回表に同点で打席が回りましたが、そのまま打席に入り続投でした。 投球内容からして当然の判断だったと思います。
 延長10回。広島ベンチは動きましたね。まず10回表には前田選手の代打に木村選手を起用して送りバント。 故障以外で前田選手に代打が出るなんてことは記憶にありません。 10回裏には好投の紀藤投手を澤崎投手に交代。9回裏の投球内容、 球数を考えても紀藤投手のスタミナはまだ十分残っているように思えました。 また、一死二塁で檜山選手を敬遠。逆転の走者を出塁させました。 広島ベンチは血迷ったかなと思いましたが、澤崎投手がベンチの期待に応えて抑え切り、結果は「吉」と出ました。
 緒方選手は10回表に決勝本塁打。紀藤投手を打線が見殺しにしかけていただけに大きな一発でしたね。 緒方選手は3回表に左前打して、先制のホームも踏んでいます。
 この試合でも東出選手が目立ちました。3回表には右中間へ先制適時二塁打。 守備では5回裏に矢野選手の右前へ落ちそうな飛球をダイビングキャッチ。 10回裏にも一二塁間をふらふらと抜けかけた小飛球をダイビングして止めました。 守備範囲の広さを見せてくれましたね。

江藤、腰痛で欠場

 江藤選手が腰痛のため欠場した。ベンチ入りはした。

 代打ならば出場できる状態だそうです。腰痛が不調の原因のひとつなのでしょうか?

7月20日

再び連敗地獄へ?

 対阪神戦、広島は5回表に阪神先発湯舟投手をようやくとらえ、 緒方選手の安打と江藤選手の敬遠で二死一二塁とし、野村選手の左翼線適時二塁打で1点を先制した。 丁寧な投球で好投していた先発佐々岡投手は6回裏に崩れた。田中・新庄選手の短長打で無死二三塁とされ、 ブロワーズ選手の適時打で同点。ジョンソン選手の犠飛で勝ち越された。さらに矢野選手の安打で一三塁とされた後、 檜山選手の二ゴロ併殺崩れの間に1点を追加された。広島は7回表に一死満塁のチャンスをつかんだが、 遠山投手に野村・町田選手が抑えられた。 8回裏には小山田投手がジョンソン選手の適時二塁打と檜山選手の適時打で2点を失い、駄目を押された。 1対5で敗戦。広島は4連敗で借金は13に膨らんだ。

試合結果

 7月20日は津田恒美投手の命日。今年で7回忌です。カープの選手たちも気合いが入っていたと思うのですが、 残念な結果に終わりました。
 佐々岡投手は好投していたのですが、6回に崩れてしまいました。 6回裏無死二三塁でブロワーズ選手を追いこみながらも勝負球のスライダーが高めに入ったことを 佐々岡投手は悔やんでおりました。 これで佐々岡投手は4連敗となってしまいました。 オールスター前に11〜12勝くらいはしそうな勢いだったんですけどね。 内容は悪くなかったので、次回も好投を期待します。
 攻撃でポイントとなったのは2点を追う7回表。阪神が繰り出す中継ぎ投手陣から東出・前田・江藤選手がつなぎ、 一死満塁のチャンス。ここで阪神の投手は中継ぎエースとなった感のある遠山投手。 野村選手は2−3から外角のきわどい球を空振り三振。二死満塁。広島ベンチは金本選手に代打町田選手を送り、 勝負に出ました。金本選手に代打を出すなんて珍しいですよね。 町田選手はいい感じで中堅左へ打ったのですが、新庄選手の守備範囲でした。
 先制点は野村選手のバットから。驚いたのはその前の江藤選手が敬遠されたことです。 阪神は江藤選手の調子が上がってきていると分析しているのでしょうか?
 阪神の先発投手が左の湯舟投手にもかかわらず、東出選手が先発出場しました。 クリーンヒットはありませんでしたが、送りバントを決めたり内野安打を放ったり。 センスの良さを感じさせる守備を何度か見せてくれました。 最近は東出くんを見るのが楽しみになっています。
 嶋選手が野手としては初打席。福原投手に空振り三振。

7月19日

SATOの無責任先発予想

 20日から甲子園で阪神3連戦。その後、オールスター休みに入ります。 調子が下降線の両チーム。なんとか立ち直りのきっかけをつかみたいでしょう。
 広島の先発は佐々岡・黒田・紀藤投手でしょう。 特に、9勝で足踏みをしている佐々岡投手の投球、 前回の登板が素晴らしい内容だった黒田投手の投球は、 今後を占う意味で注目されます。 この3投手がしっかりしていれば、 戦い方によっては借金をこれ以上増やさなくて済むのではないかと思います。
 阪神の先発は湯舟・谷間・藪投手ってところでしょうか? 谷間に誰が投げるかはよくわかりません。登録即先発で吉田豊投手でしょうか? 藪投手は中4日ですが、 オールスター前ですし、少々無理をして先発するのでは。

ウエスタン情報

試合結果

 終盤、打線が爆発。ペレス・笘篠・岩崎選手が3安打。菊地原投手は10安打されながら8回0/3を3失点。

7月18日

全力プレーを見せてくれ!

 対ヤクルト戦、広島は初回、ヤクルト先発の高木投手から江藤選手の適時打で1点を先制。 その裏、今季初先発河野投手が二死無走者から佐藤選手への四球と古田選手の安打で一二塁とされ、 ペタジーニ選手の適時打で同点。スミス選手への死球で満塁とし、池山選手への押し出し四球で逆転。 3回裏にもスミス・馬場選手の適時打で2点を失ってKO。4回表にディアス選手の適時打で2点差に。 しかし6回裏二死から高橋建投手が佐藤選手の三塁強襲の二塁打と古田選手への敬遠四球で一二塁のピンチ。 ペタジーニ選手の投手直撃の適時打で1失点。左足に打球を受けて続投不能になった高橋建投手を救援した小林敦投手が、 スミス選手に16号3ランを浴びて万事休す。広島打線は尻上がりに調子を上げた高木投手に8回まで抑えられ、 最後はテスト登板のバチェラー投手に3人で切られた。2対8で完敗。広島は3連敗で借金は今季最多の12。

試合結果

 失策が起きるのは仕方ないです。技術が未熟なせいで起きることもあるでしょうし、 どんな名手でも人間は完璧ではありませんから確率的に起きてしまうとも言えるでしょう。 しかし、全力プレーを怠ることには我慢できません。6回裏の江藤選手の守備がそうでした。 佐藤選手の三直を捕り損なったことは仕方ないでしょう。その後がいけませんでした。 「佐藤選手は一塁で止まるだろう」と油断したのでしょうか、 ファールグラウンドに転がった球をチンタラチンタラ取りに行って、二塁打にしてしまいました。 江藤選手だけではありません。その後のペタジーニ選手の投直が高橋建投手に当たって三遊間に転がった時、 ディアス選手は「江藤選手か金本選手が捕るだろう」と思ったのか、一瞬ゆっくり追いかけていました。 これらのプレーを見せられて私は絶望的な気分になりました。 チーム全体でネジを締めなおさないと、これから先、カープの浮上はないと思います。
 先発は今季初先発の河野投手でした。意外な感じがしましたが、消去法でいけば河野投手しか残っていなかったわけですね。 最高球速は145キロ。良い球を投げていましたが、勝負どころで甘い球が入ったようですね。 あれだけの球を投げていて3回途中4失点KOはちょっともったいなかったです。 首脳陣には今後も彼にチャンスを与えてあげて欲しいと思います。
 江藤選手は7回裏の守備から新井選手と交代しました。

高橋建、左足に打球受け退場

 高橋建投手は6回裏にペタジーニ選手のライナーを左足付け根に当てて交代した。 ベンチ裏でアイシングの治療を受けた。

 1〜2日安静にすれば投球には支障がないそうです。ひと安心。

兵動と嶋が出場選手登録

 兵動選手と嶋選手が出場選手登録された。

 兵動選手は二塁手として先発し、送りバントを2つ決めました。 兵動&東出の二遊間コンビが見られる日も近いのでしょうか。
 嶋選手は野手としては初の一軍入り。8回裏に右翼の守備につきました。打撃を見てみたいですね。

ミンチーと玉木朋、出場選手登録抹消

 ミンチー投手と玉木朋選手が出場選手登録を抹消された。

 ミンチー投手はオールスター前に登板予定がないために登録抹消されたのでしょう。 玉木朋選手は今回の一軍での経験で、かなり自信を付けたのではないでしょうか。

ウエスタン情報

試合結果

 長谷川投手が7回を2失点の好投。玉木朋選手は3安打。笘篠選手が9回表に同点打。

7月17日

救援遠藤逆転喫し、プロ初黒星

 対ヤクルト戦、先発ミンチー投手は2回裏に馬場選手の2点適時打で先制を許した。 3回裏にもペタジーニ選手の内野ゴロの間に1失点。 広島は4回表にヤクルト先発川崎投手から野村・ディアス選手の長短打で1点を返し、 5回表には緒方選手の21号2ランで同点に追いついた。さらに6回表、 ディアス選手の左中間適時二塁打で2点を勝ち越した。 4回裏からミンチー投手を救援した遠藤投手は6回裏につかまった。 スミス選手の二塁打と池山選手の四球で一死一二塁とされ、稲葉選手の適時二塁打で1点差。 真中選手の適時打で同点とされた後、宮本選手の内野ゴロの間に勝ち越された。 7回裏には玉木重投手がペタジーニ選手の25号ソロアーチで2点差に。 粘る広島は8回表二死一三塁のチャンスで、 高津投手から若林選手が適時内野安打を放ち1点差に迫ったがそこまで。 6対7で惜敗。遠藤投手はプロ初黒星。広島は2連敗で借金は再び11に。

試合結果

 4回裏を遠藤投手がぴしゃり。5回表に緒方選手が同点2ラン。5回裏も遠藤投手がぴしゃり。 6回表無死一三塁からディアス選手が勝ち越しの2点適時二塁打。ディアス選手の次打者が遠藤投手でしたから、 ディアス選手が打たなければ遠藤投手には代打が出た可能性が高かったと思います。 ディアス選手がいいところで打ってくれたな、 4回と5回に良い投球を見せていた遠藤投手が続投できて良かったなと思いました。 さて6回表、2点を取ってなおも無死二塁。遠藤投手はバントを空振りし、二塁走者ディアス選手が飛び出してタッチアウト。 走者二塁で打者がバントを空振りした際によく見られるミスです。後から考えるとあのプレーが大きかったと思います。 6回裏、プロ入り初勝利が頭にちらついたか、バント失敗が頭に残ったか、遠藤投手は崩れてしまいました。
 ミンチー投手は不調だったそうです。3回3失点KOでした。粘れませんね。
 玉木重投手はまた本塁打を浴びてしまいました。最近ちょっと被本塁打率が高いですね。
 ディアス選手は2安打3打点。野村選手は3本の二塁打。いい働きをしました。
 前田選手は右腕にまだハレがあるそうですが、スタメン復帰。1安打でした。

江藤が1000試合出場達成

 江藤選手が1000試合出場を達成した。初出場は1990年4月7日の阪神戦。

 おめでとうございます。

若林、プロ初打点

 8回表二死一三塁で代打出場した若林選手は高津投手から二塁へ適時内野安打し、 プロ初打点を記録した。

 おめでとうございます。執念のヘッドスライディングでした。

ウエスタン情報

試合結果

 投手陣が4回裏に崩れて4点のリードを守れず。

7月16日

3連勝ならず

 対ヤクルト戦、先発高橋建投手は2回裏にスミス選手に15号2ランを浴びて先制を許した。 3回裏には真中選手の不運な二塁打をきっかけに、佐藤選手に適時打を浴びて3点差。 高橋建投手は4回で降板。広島はようやく6回表にヤクルト先発ハッカミー投手をとらえ、 野村選手の適時打、江藤選手の併殺打、金本選手の16号ソロアーチで同点。 しかしその裏、ペルドモ投手がペタジーニ選手の振り逃げをきっかけに、 馬場・副島選手の連続適時打と真中選手の内野ゴロの間に3失点。 7回表に山本投手からディアス選手の適時打で2点差としたものの、 その裏、小山田投手がスミス選手に適時打を浴びて3点差。 最後は高津投手に締められ、4対7で敗戦。広島の連勝は2でストップし、再び単独最下位。 7月の負け越しも決まった。

試合結果

 6回表に同点に追いついた時は「こりゃ行けるか」と思ったんですけどね。 その裏にぺタジーニ選手の振り逃げとスミス選手のどん詰まりの右前打でピンチが広がり、 わけのわからない間になんとなく失点していったという感じでした。 得点した直後に失点するという嫌な展開でしたね。 その後もチャンスがあって追いつけそうな雰囲気はあったんですけど、あと1本が出ませんでした。
 先発の高橋建投手はまずまずの投球をしていたと思います。前回は制球に問題がありましたが、 この試合では制球は良かったです。スミス選手の一発は残念でしたが、 3回裏の失点は二塁手町田選手と右翼手新井選手の連携ミスがきっかけとなっており、同情の余地があるでしょう。 5回表にチャンスで打順が回ってきたために早めの交代となりましたが、 味方の早めの援護があればもう少し長く投げることができていたと思います。 ハッカミー投手に死球をぶつけたのはちょっと拙かったですが。
 ペルドモ投手は、デハート投手が登録抹消になったため、代打の後の登板ではありませんでした。 心置きなく投手として起用できるようですね。6回裏の失点は不運な感じでした。
 小山田投手。少し腕を下げましたか?もっと上から投げていたと思いますが、横手気味になっていました。 シンカー気味の球が面白いと思いました。ひょっとすると化けるかも。
 小林敦投手は今日も黙々と仕事をこなしました。
 2連勝して波に乗るかと思いましたが、連勝はそう簡単なことではありませんね。地道に行くしかないのかな。

野村、五輪予選へ

 シドニー五輪アジア地区予選の日本代表を協議する五輪等対策特別委員会が開かれた。 プロ側の派遣選手として野村謙二郎内野手(広島)、古田敦也捕手(ヤクルト)、松坂大輔投手(西武)、 小池秀郎投手(近鉄)、松中信彦内野手(ダイエー)が派遣候補リストに入っていることが明らかになった。 また、派遣期間は野手が9月11日の予選リーグから、バッテリーが9月15日の決勝リーグからとなった。

 中国新聞には野村・古田選手の出場確実と出ておりました。松坂投手も確実だそうですね。
 先日のオーナー会議でパは各球団主力選手を1名ずつ、セは二軍選手を、ということになっており、 わが松田耕平オーナーは「うちのチームが選手を借りたいぐらいだ」 という笑うに笑えないギャグを飛ばしていたので、野村選手の名前が挙がったのにはちょっとびっくり。 ソウル五輪の経験を買ってアマ側から要望があったそうですが、現在の怪我の状態を考えるとどれだけ戦力になれるか。 それと、セ側で名前が挙がったのが5位と6位に低迷するヤクルトと広島の選手だったというのは偶然なのでしょうか? いろいろと深読みしたくなることはありますが、 「広島は五輪予選に協力する素晴らしい球団」ということを結論としておきたいと思います。

球宴出場選手変更

 巨人の清原選手が怪我のためオールスターへの出場を辞退。代わってヤクルトのペタジーニ選手が出場する。

 成績不振の清原選手がファン投票で選ばれたことについては「ちょっとなあ」という気はしていますが、 「お祭り男」の球宴不在に一抹の寂しさを感じないでもないです。