カープ日記
11月30日
6位苫米地の入団が決定
渡辺スカウトはドラフト6位の苫米地投手(山梨学院大学付高)とご両親を交えて甲府市内のホテルで入団交渉を行い、
契約金3000万円年俸480万円で仮契約を結んだ。苫米地投手は「一軍に定着するのが最初の目標。
一生懸命がんばりますのでよろしくお願いします」。
渡辺スカウトは「重い球を投げ、フォークとスライダーがいい。先発完投できる投手に育ってもらいたい」
(金額は推定)。
入団おめでとうございます。どんな投手なのか早く見てみたいです。
山内が400万減で契約更改
山内投手が400万円減の年俸3300万円で契約を更改した。「ダウンは覚悟していた」とあって納得顔。
(金額は推定)。
成績が頭打ちになっていますが、このままでは終わって欲しくないですね。
ペレスが退団
ティモニエル・ペレス外野手が退団することが明らかになった。
ファン感謝デーがペレス選手の姿を見た最後になりました。
秋季キャンプに参加していたので、来季も広島でプレーするのかなと思っていました。
昨年オフの大リーグ行き騒動で球団との間にシコリが残ったのかなという気がします。
外野陣の弱いチームならばレギュラーを狙えるくらいの実力を持っている選手なのですが…。
高橋英が打撃投手に
戦力外通告を受けていた高橋英投手が広島と打撃投手の契約を結んだ。
現役続行できなかったのは残念ですが、これからは裏方としてカープに貢献してください。
「カープ50年−夢を追って」が発売
中国新聞社から
「カープ50年−夢を追って」が発売された。
中国新聞に連載されていた「カープ50周年特集」がまとめられたもので、
球団史や在籍全選手名鑑などが掲載されている。定価は税込で1995円。
カープファン必携の一冊でしょう。
「われらカープ人」の中に私の名前も少し出ているはずです(^^;。
11月29日
高橋建と黒田が契約を更改
高橋建投手は120万円増の年俸2220万円で契約を更改。勝ち星が少なかったこと(3勝)で微増にも納得顔。
「来季は開幕からローテ入りを」と決意。
黒田投手は500万円増の年俸2000万円で契約を更改した。「(提示金額が)最低ラインよりよかった」と笑顔。
「来季は安定した投球を」と決意。
- 高橋建 2100万−>2220万
- 黒田 1500万−>2000万
(金額は推定)
高橋建投手は中継ぎの時の評価が少し低いような気もしますが…。
両投手とも来季こそローテに定着して2ケタ勝利を挙げて欲しいです。
12月4日にOB紅白戦
球団創立50周年記念広島カープOB紅白戦が12月4日(土)13時から広島市民球場で行われる。
入場無料。出場予定OBは
長谷川良平氏、古葉竹識氏、山本浩二氏、三村敏之氏、高橋慶彦氏、達川晃豊氏、北別府学氏、大野豊氏ら。
カープ黄金期のメンバーがずらりと並んでいますね。面白そう。
11月28日
ドラ1河内の入団が決定
備前チーフスカウトと苑田スカウトが東京都内のホテルでドラフト1位の河内投手(國學院久我山高)と入団交渉を行い、
契約金1億円年俸700万円で仮契約を結んだ。背番号は「24」。
河内投手は「背番号24ということで、尊敬する大野さんの番号を汚さないように、
自分が24番をもっと大きくしていきたい」。苑田スカウトは「走りこんで、投球のコツを憶えれば、
すごい大投手になれると思っている」。なお、正式契約は入団発表が行われる12月23日の予定(金額は推定)。
入団決定おめでとうございます。どんな大投手になってくれるか、今から楽しみにしています。
前田「スポーツ元気丸」に生出演
前田選手が広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」に生出演した。
オフはゴルフ三昧のようです。来年の開幕日に取得するFA権については
「力があれば考えるが、力がないですから」とか言ってました。
11月27日
町田が現状維持で更改
町田選手が現状維持の年俸3500万円で契約を更改した。
約1時間40分の長い交渉で渋い表情。
(金額は推定)
今年の町田選手はあの「幻の本塁打」しか印象に残っていません。
実績から言って「ポスト江藤」の一番手として真っ先に名前が出てきてもおかしくないはずなのに、
私がすっかり失念していたのは、今年の活躍の印象の薄さのせいでしょうね。
若手選手重用の割を食った感もありますけれど。
江藤選手の穴はレギュラー獲得への最後のチャンスかも知れません。
11月26日
若手が合同秋季練習
若手20選手が大野練習場で合同の秋季練習を開始した。29日まで。ファン感謝デー以後の合同秋季練習は異例。
例年、若手選手は年末近くまで自主練習するのですが、この時期の強制練習は珍しいですね。
達川監督はセ・リーグの監督会議で「若手にオフは必要ない」といった発言をしていましたが、
それを実践した感じですね。
石橋・熊澤コーチが新入団選手指導へ
広島は石橋・熊澤コーチをドラフト指名選手のもとへ派遣。選手の周辺データを集め、
それぞれの選手に合った練習メニューを決めたり、食事のアドバイスを行ったりして、
スムーズなプロ入りを手助けする予定。
「春季キャンプでいきなり故障」などということを防ぐことができるといいですね。
11月25日
栗原・佐竹・長崎が仮契約
苑田・白武スカウトが山形市の日大山形高校を訪れ、
ドラフト3位の栗原内野手と契約金4500万円年俸540万円で仮契約を結んだ。
栗原選手は「すぐに一軍に上がって活躍したい。江藤2世ということで、不安もありますが、
それだけの評価をしてもらうのは嬉しい。期待に応えるよう頑張りたい」。
備前チーフスカウトが福山市のNKKを訪れ、
ドラフト5位の佐竹投手と契約金4000万円年俸600万円で仮契約を結んだ。背番号は「36」の予定。
佐竹投手は「スカウトの方の挨拶で実感が沸いてきた。期待に応えられるように頑張りたい。
目標とする投手はNKKの先輩でダイエーの星野さん」。
備前スカウトは「一軍の左投手の席は空いているので、それをつかんでもらいたい」。
渡辺スカウトが平塚市の平塚学園高校を訪れ、
ドラフト8位の長崎外野手と契約金2000万円年俸440万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。
栗原選手はいい面構えですね。にらまれると投手はビビるかも。
佐竹投手。評判を聞くと、即戦力というより素材として獲得したという感じですね。
「36」と言えば、今は田中投手が付けている背番号です。
11月24日
選手会納会開かれる
選手ら球団関係者76人が参加して山口県の「宇部72カントリークラブ」で選手会ゴルフが行われた。
その後、山口市内の温泉で選手会納会が行われた。江藤選手も参加した。
納会では選手会長に緒方選手、副会長に佐々岡・浅井選手、
会計に山内投手が選ばれた。
行事に江藤選手が参加すると、話題の中心はやはり江藤選手になってしまいます。
移籍先の決定は来月になるかも知れないとのこと。予想通り、悩みまくっているようです。
ペレスら4選手が帰国
ペレス選手、ブリトー選手、ベルトレ選手、コニエール投手が25日に広島を離れて
ドミニカ共和国への帰国の途につく。
練習生の3人は契約してもらえるのでしょうか。
11月23日
山崎慎・谷内・佐藤と契約
広島はテスト入団の山崎慎太郎投手、谷内聖樹投手、佐藤裕幸内野手と契約を結んだ。
- 山崎慎 6200万−>1000万
- 谷内 540万−> 500万
- 佐藤 620万−> 600万
左側は前球団での今季年俸(金額は推定)。
どれぐらいの活躍をしてくれるか楽しみにしています。
山崎健、50%減で更改
山崎健投手が契約を更改した。
(金額は推定)
大幅減俸ですね。そろそろもう一花咲かせないと。ちなみに山崎健投手はファン感謝デーに来ていました。
達川監督「河内デビューは予告先発」
達川監督はRCCテレビ「ニュース・ブリッジ」に生出演。以下のようなことを話した:
- 河内は体さえできれば早いうちにデビューさせる。デビューの時は予告先発させる。特に広島市民球場ならば。
- 投手陣。河野は東西対抗で好投するなど良くなったと思ったが、昨日の紅白戦ではがっくり。
矢野は体さえできれば期待できる。
- 捕手陣。田村は秋季キャンプで瀬戸を追いぬく勢いだったが、昨日の紅白戦を見てがっかりした。
木村一はレギュラーを狙える、西山が黙っていないだろうが。
- 内野陣。東出の遊撃にメドが立ったので、野村と合わせて遊撃手が2人になった。
春のキャンプで東出が遊撃になれば野村は三塁へ。野村の足が良くなって遊撃を守れれば東出は二塁へ。
その時の三塁手はわからない、打撃だけなら新井だが。
- 外野陣。緒方・金本・前田を抜ける選手はいない。右足の故障さえなければ朝山がいいが、
3試合も続けて出ると足がきついようだ(朝山選手は右膝の半月板がない)。
- 来年は「勝つ野球」をしたい。
河内投手は予告先発でデビューですか。
ファン感謝デーでも「佐々岡投手が来季の開幕投手」とか言ってましたし、達川監督、気が早いですね。
来季の内野陣ですが、大下元ヘッドが言っておられた「野村二塁」構想はなくなったようですね。
ファン感謝デー開かれる
カープファン感謝デーが小雨が降りしきる中、広島市民球場で行われた。
12時45分頃から山陽女子高校バトン部員が金色のボンボン・オレンジ色の半袖半ズボン姿の
見るからに寒そうな衣装で集団演技を披露。
13時前に選手がベンチからグラウンドへ入場。一三塁方向へ一列に並んだ。江藤選手は欠席。
司会進行役はRCCの長谷川努アナと吉川明子アナ。白軍キャプテンは緒方選手。紅軍キャプテンは西山選手。
最後に達川監督が登場。「雨が降る中、たくさんの方に集まっていただきありがとうございます。
今年は不本意な成績でしたが、来年は優勝しますので応援よろしく」といった意味の挨拶を行った。
ゲーム開始。
- ストラックアウト
- 12球投げてホームベース上の9枚の板を何枚抜けるか。
TBS系「筋肉番付」のようにパーフェクトの可能性がなくなった時点で打ち切り、ではない。
白軍は髭面になった野村選手、東出選手、佐々岡投手。
野 村 ×3××××45&6××2× 5枚
東 出 7××4×8&9×××××3× 5枚
佐々岡 ×2××××5××××4 3枚
東出選手は13球投げたような気が…。気のせいかな?
佐々岡投手が投げる前に達川監督は「来年巨人戦の開幕投手なので(怪我をしないように)適当にやって欲しい」
と発言。
紅軍は西山選手、前田選手、横山投手。
西 山 1&2××××95&64×××7&8 8枚
前 田 ×5××1××××××× 2枚
横 山 ×2×4&5×6×××××× 4枚
なんと西山選手が2枚抜きを3度成功させる離れ業。横山投手は球が低めに行かず、
フォークやカーブを投げたが枚数が伸びず。
- 選手実演YesNoクイズ
- 選手とファンがクイズにYesかNoで分かれる。
- 金本選手のサイクル安打。2打席目は本塁打?
- 実演。清川コーチは投球で順に80キロ台、90キロ台、100キロ台の球を投げ分けることができるか?
いきなり113キロ。練習ということでやり直し。108キロ。清川コーチはゲームの意図を理解していなかったようで、
やり直し。しかし107キロということで投げ分けることができず。
- 佐々岡投手のノーヒットノーラン。最後の打者が打った遊ゴロは5球目を打った?
- 実演。迫丸コーチと石橋コーチが対決。ラグビーボールをドリブルして、
ホームベースからマウンドを回ってホームベースへ。どっちが速い?
石橋コーチがゴール目前。迫丸コーチが蹴った球が石橋コーチの球に当たって遠くへ転がり、迫丸コーチの勝ち。
ひょっとすると、遠くへ飛んだのは迫丸コーチの球で、石橋コーチの球を奪ってゴールしたのかも。
- 福留選手落球の西山選手のサヨナラ打。西山選手に最初に蹴りを入れたのは金本選手か緒方選手か?
- 実演。打撃投手の芦沢・多田・井上・鶴岡・田中・太田投手が5番のみのストラックアウト。
1人1球ずつ投げ、3人目までに5番を抜くことができるか?
解説の緒方・西山選手とも「2人目までが勝負。井上さんは無理」と冗談を。
結局、6人とも抜くことができず。マウンドがぬかるんでいたからかな?
- 球団史上、シーズン最高勝率を上げた投手は佐々岡投手か?
- 実演。笘篠コーチは長谷川&田村バッテリーから盗塁できるか
(一塁手嶋選手、二塁手兵動選手、一塁審判原コーチ、二塁審判山崎二軍監督)?
見事盗塁成功。
- 球団史上、シーズン最多安打は野村選手か?
- スプレーヒッター
- 「筋肉番付」とは板の配置が違い、「1」が上、その下が「2」「3」、その下が「4」「5」「6」、
その下が「7」「8」「9」。これらの板をトスバッティングの要領で打った球で抜く。
高橋建(白) ×××3××6××54 4枚
金 本(紅) ×××××5××13× 3枚
緒 方(白) 82×4×6×1×5 6枚
小林幹(紅) ××5×8××9×6 4枚
西山選手と緒方選手の表彰式。賞金10万円とビール・米・酒。
選手とコーチが一三塁方向に整列。ファン200人とハイタッチ。
中国醸造の5人が歌いながら酒樽を運び込んだ。達川監督と佐々岡投手、緒方選手が鏡開き。
終了。選手らはスタンドへサインボールの投げ入れ。
江藤選手が欠席だったのはちょっと残念。余計な混乱を避けるという意味があったのでしょうが、
最後のお別れをしたかったような気がします。
雨が降っていたせいか、時間がおしていたせいか、予告されていた「風船争奪ゲーム」がありませんでした。
11月22日
左腕ウルソー獲得へ
広島が米大リーグレッドソックス傘下3Aポータケットの左腕サル・ウルソー投手(27)の獲得を
目指していることが明らかになった。ウルソー投手は3Aで4試合1勝0敗防御率3.52。
球団は左のワンポイントを期待している。
またポータケットですね。ここまでポータケットばかりだと、
駐米スカウトの人が色々な球団をちゃんと見て回っているのか、不安になりますね。
瀬戸と木村が契約更改
瀬戸選手と木村選手が契約を更改した。瀬戸選手は「仕方ない」。木村選手は「渋い」。
- 瀬戸 3500万−>3200万
- 木村 1850万−>2200万
(金額は推定)
木村選手は一時期はレギュラーと獲るかという勢いでした。
失策や併殺打が多いということで貢献度が低いということですが、
いろいろなポジションをさせられて、ちょっと可哀想な感じがします。
秋季練習終了
若手主体の秋季練習が終了した。広島市民球場で紅白戦が行われたが、ミス続出に達川監督は渋い顔。
そういえば昨年の秋季キャンプ後に広島市民球場で行われた紅白戦もひどい試合でした。
11月21日
江藤、中日と交渉
江藤選手は名古屋市内のホテルで午前10時前から約1時間、中日と入団交渉を行った。
中日側からは児玉球団代表補佐と星野監督が交渉の席についた。
江藤選手は交渉後、「『中軸になってもらいたい。ドラゴンズに来て頑張って欲しい』という言葉をもらいました。
いい雰囲気を抱いています。これで4球団全てと話をさせてもらったので、
できるだけ早く結論を出したいという気持ちが強いです。
できれば11月中に答えを出したいなと思います」。
中日は江藤選手の獲得で、弱いと言われている打線にもテコ入れしようということですね。
三塁手にはゴメス選手がいるんですけどね。
中日は工藤投手の獲得も目指していますし、昨年はFAで武田投手を獲得しています。
巨人と同様、選手を集めまくっている印象がありますね。
嶋&新井、「スポーツ元気丸」に生出演
嶋選手と新井選手が広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」に生出演。腕相撲対決では嶋選手の勝ち。
FAした江藤選手について、嶋選手は「さびしい」、新井選手は「正直言ってチャンスだと思っている」。
腕相撲は右腕だったので、新井選手が有利かと思ったのですが。
その他「元気丸」にはドラ1の河内投手が電話で生出演しました。
新井が12月12日にラジオ公開生放送に出演
新井選手が12月12日(日)19時から広島市中区の基町クレドスタジオで行われるRCCラジオ
「サンデースーパースタジアム」の公開生放送にゲスト出演する。
見物できるようなので、新井ファンはGo!
ちなみに今日の「サンデースーパースタジアム」では東出選手のインタビューをやっていました。
淡々とした答えに、長谷川アナが「もっと盛り上げてよ」と注文を付けていました。
11月20日
1位河内、4位末永、6位苫米地に指名挨拶
備前チーフスカウトと苑田スカウトが東京都杉並区の國學院久我山高校を訪れ、
ドラフト1位の河内投手に指名の挨拶を行った。河内投手、ご両親(秀明さん、潤子さん)、高良野球部監督と約40分歓談。
育成方針などを説明した。具体的な条件提示は次回以降。
河内投手には達川監督が引いた「選択確定」と書かれた当たりクジ(達川監督のサイン入り)が渡された。
河内投手は「背番号24を開けておいてくれると言われたので、背番号に恥じないよう頑張っていきたい。
プロの世界に入るという実感が沸いてきた。巨人の松井選手とストレートで思いきりぶつかってみたい」。
村上スカウトは佐賀市内の佐賀東高校を訪れ、4位の末永選手に指名の挨拶を行った。
また、渡辺スカウトが山梨県甲府市の山梨学院大学付属高校を訪れ、6位の苫米地投手に指名の挨拶を行った。
苫米地投手、ご両親、校長と歓談した。苫米地投手は「思ったより評価してもらっているので嬉しく思っています。
(プロ入りの意思は固まっているか?)自分の中では。あとは監督と両親と相談して結果を出したいと思います」。
他の選手への指名挨拶は、25日に栗原・佐竹・長崎選手、27日に松本選手。
河内・苫米地投手とも入団してくれそうですね。
同期の投手ということで、コンビを組んで練習するようになるのではないでしょうか。
末永選手の入団にも支障はないようです。
2000年度ジュニアメンバーズクラブ募集
2000年度のジュニアメンバーズクラブの募集が23日から始まる。
- 受付
- 11月23日:広島市民球場正面(10時〜15時)
24日以降(日・土・祝除く):広島市民球場2階球団事務所(10時〜16時)
- 入会金
- 2300円
- 資格
- 2000年度の中学3年生まで
- 特典
- カープ主催ゲーム外野自由席1年間無料。グッズプレゼント。
足しげく広島市民球場に行く子はぜひ入っておきたいクラブですね。
11月19日
ドラフト、河内の交渉権獲得!
プロ野球ドラフト会議が東京の新高輪プリンスホテルで開かれた。
広島は1位に河内貴哉投手(國學院久我山高)を指名。
中日・近鉄と競合したが、達川監督が当りくじを引き当てて交渉権を獲得した。
広島のドラフト指名選手は以下の通り:
- 河内 貴哉 投 手 (國學院久我山高)
- 木村 一喜 捕 手 (日本通運)
- 栗原 健太 内野手 (日大山形高)
- 末永 真史 外野手 (佐賀東高)
- 佐竹 健太 投 手 (NKK)
- 苫米地鉄人 投 手 (山梨学院大付高)
- 松本 奉文 内野手 (亜細亜大)
- 長崎 元 外野手 (平塚学園高)
以下、それぞれの選手について。
- 河内貴哉(かわうちたかや)投手。
- 國學院久我山高。17歳。186cm80kg。左投左打。最高球速144キロ。
高校No.1左腕投手との呼び声も高い、今年のドラフトで最も注目された選手。
今夏は西東京大会決勝戦で延長12回198球の熱投の末に敗退。
甲子園に出場していない高校生が1位指名で競合するのは、江夏豊投手以来33年ぶり。
選択確定後のインタビューでは「甲子園にも出ていない自分を3球団も1位指名していただいて本当に光栄だと思っています。
最後まで高い評価で強くお誘い頂いた中日ドラゴンズと近鉄バファローズにはすごい感謝しています。
自分自身、意中の球団でやりたいという気持ちがありますが、1番興味を持ち、
1番大好きな野球を職業にすることはすごい幸せなことだと思っています。
クジで広島カープということで、自分の中では喜んでお世話になろうと決心しています。
(広島の印象は?)若手が育つというイメージがすごくあるし、練習も厳しいのですごいやりがいのある球団だと思います。
(自分のアピールポイントは?)右バッターの内角に攻めるストレートがすごい自信があるので、
どんどんストレートを磨いて、体も作って、ファンに感動を与えるような選手になれるよう努力していきたいと思います」。
河内投手について達川監督は「当たった瞬間、背番号24が浮かびましたね。
だからもう大野の後継者ということで、背番号は24番にします。してもらいます。
本人が嫌といえば20番も用意してます」。
- 木村一喜(きむらかずよし)捕手。
- 日本通運。22歳。173cm75kg。右投右打。強肩強打俊足好リードと3拍子も4拍子も揃った即戦力捕手。
今秋のシドニー五輪アジア地区予選の日本代表候補。広島を逆指名。
木村捕手について達川監督は「スカウトの話を聞きますと、足が速くてバッティングがいいということで、
一番心配していたキャッチングも非常にいいということで、楽しみにしています。
私も捕手出身ということで、いろんなことがありましたら色々話し合って頑張っていきたいということですね」。
- 栗原健太(くりはらけんた)内野手。
- 日大山形高。17歳。185cm88kg。右投右打。荒削りながら抜群の長打力を誇る大型三塁手。
高校通算39本塁打。強肩で足も速い。昨夏の甲子園に出場。
栗原選手は会見で「広島は地味な球団なんですが、自分は本当に目標にする選手がたくさんいるんで、
そこでやれるということは本当に幸せだと思います」。
- 末永真史(すえながまさふみ)外野手。
- 佐賀東高。18歳。176cm75kg。左投左打。今夏の甲子園に出場。佐賀大会では5盗塁を決めた俊足。
高校3年時だけで18本塁打。村上スカウトの隠し玉か?
- 佐竹健太(さたけけんた)投手。
- NKK。21歳。178cm78kg。左投左打。発展途上だが、バランスのとれた好投手。
中国地方社会人No.1左腕との噂も。地元広陵高出身。
佐竹投手は会見で「とにかく嬉しくてしょうがありません。巨人戦で投げて倒したいです。
(広島については)地元の熱い応援がすごいなという印象があります」。
- 苫米地鉄人(とまべちてつと)投手。
- 山梨学院大付高。18歳。185cm81kg。右投右打。最高球速は140キロ台前半。
スライダーの切れが抜群。
苫米地投手は会見で「夢だったので嬉しいです。自分は三振に結構こだわりがあるので、
ストレートで三振をバンバン取っていけるような選手になりたいです」。
- 松本奉文(まつもとともふみ)内野手。
- 亜細亜大学。22歳。182cm79kg。右投右打。亜細亜大学では主将。
三塁と一塁を守る。守備に難があるものの打撃が良く、春の東都大学リーグでは打点&本塁打の2冠。
地元崇徳高出身でカープファン。一部で新井選手とキャラがかぶるという噂(^^;
- 長崎元(ながさきはじめ)外野手。
- 平塚学園高。18歳。180cm73kg。左投左打。投手としての評価もあったが、
長打力のある打撃を生かすため、野手として指名。
達川監督はドラフト会議の結果について
「近年にない、ある人はパーフェクトとか言ってましたが、ある人は100%とか言うぐらい、
こういういい選手を獲ってもらいましたので、現場はプレッシャーがかかりましたね、今日」とホクホク顔。
パチパチパチ!河内投手獲得おめでとうございます。無茶苦茶嬉しいです。
記者会見でも「カープにお世話になる」という言葉も聞かれましたしね。
達川監督いわく「大野の後継者」ですか。
背番号に24番や20番を用意するということは無茶苦茶期待が大きいということですね。
カープの指名選手全体を見ると、投手が中心になるという話もありましたが、
バランス良く獲ったという感じですね。
高木投手が3位で獲得できなかったのが唯一の心残りでしょうか。
近鉄が2位に高木投手を指名してきて「やられた!」という感じ。河内投手のクジが外れていれば、
外れ1位でも高木投手を獲得できなかったわけで、非常に拙い状況になってしまうところでした。
達川監督、ラッキーストライク!
河内投手の抽選には達川監督、近鉄の梨田監督、中日の星野監督が参加。
達川監督は笑顔で登場。近鉄の梨田監督に続いて右腕でクジを引いた。
クジの入った封筒を開いたのは3人のうちで最後。
おもむろに左手をポケットに突っ込むと、満面の笑みでタバコの「ラッキーストライク」の箱を高々と上げた。
ちなみにこの「ラッキーストライク」は松田オーナー代行にお守りとして渡されたものだった。
注目度No.1の河内投手を引き当てたとあって、達川監督、
今日の主役のひとりといった感じで無茶苦茶目立っていましたね。
次は優勝して目立って欲しいです。
2位木村一が仮契約
渡辺スカウトが東京都内の日通本社にドラフト2位の木村一選手を訪れ、早くも仮契約をかわした。
契約金1億円出来高払い5000万円年俸1300万円。背番号は「27」。(金額は推定)
逆指名選手はドラフト当日に契約というのがパターンになってきていますね。
江藤獲りに中日が参戦
中日がFAの江藤選手獲得に乗り出すことが明らかになった。21日に名古屋市内のホテルで交渉を行う。
中日はちょっと出遅れた感じですが、まだ間に合うという判断でしょうね。
11月18日
いよいよドラフト会議
翌日にドラフト会議を控え、
東京都内のホテルで松田オーナー代行・達川監督・阿南球団部長・スカウト陣が参加してスカウト会議が開かれた。
前日の会議での「河内1位、外れ1位高木」などが最終確認された。
またカープが1位指名を予定している國學院久我山高の河内投手は
「中日が意中の球団」としながらも「くじを引いてくれた球団が自分の進む道だと思う」。
河内投手は交渉権が獲得できればカープに来てくれそうですね。
くじを引く達川監督の右腕に期待します。
日南秋季キャンプ打ち上げ
日南秋季キャンプ。9時半から始まった練習も午前11時に終了。
選手やコーチらがマウンドを中心に円を作った。
ドラフト会議のために東京に発った達川監督に代わって木下チーフコーチが
菊地原・林・田村・福地・野々垣・東出・朝山選手に「監督賞」を渡した後、「オフの過ごし方が大事」と訓示。
浅井選手の音頭で1本締めをして秋季キャンプを打ち上げた。
20日からは大野練習場と由宇球場に分かれて練習。
22日には広島市民球場で全員参加の練習を行って秋季練習を終える。
怪我人やリタイア選手が出ず、無事キャンプが終了したのは何よりでした。
11月17日
スカウト会議開かれる:河内を1位指名
19日にドラフト会議を控え、東京都内のホテルでスカウト会議が開かれ、
國學院久我山高の河内貴哉投手を1位指名することが再確認された。
河内投手は中日・近鉄と競合することは必至の情勢。抽選で外した場合は静岡高の高木康成投手を1位指名する。
河内投手を当てた場合、高木投手を3位指名する。2位は逆指名の日本通運・木村一喜捕手。
4位以下でNKKの佐竹健太投手を狙う。
1位はくじ引きですか。ドキドキしますね。
山内が退院
右肘軟骨除去手術をした山内投手が退院した。回復は順調。
順調な回復はなによりです。
秋季キャンプ情報
キャンプ打ち上げ前日に達川監督が秋季キャンプを総括。
- 紅白戦など実戦練習を多く行ったことについて「練習の中ではわからないプレーがあるんですが、
そういうプレーを実戦をすることによって、
今の捕り方だったら遅いなとか今の捕り方だったらちょうどいいなとか、
打つことに関しても、まっすぐだけを打つとか変化球を打ってとか、
何が来るのかわからない状況の中のバッティングをしたりとか、自分の現状の力を実戦によって見つめられると思います」。
- 「少しずつですが、それぞれの選手が力をつけてくれたと思いますよ」。
- 「厳しい言い方かも知れませんが、来年1年で使える選手、
来年はまだまだ無理だなという選手の色分けが、はっきりできたと思いますよ」。
- ポスト江藤について
「打つことも守ることもできてチャンスに強いというのが4番ですので、
候補らしい候補はいません」。
- 「嶋・新井、この2人が打撃の面では伸びてきたと思います。
新井の場合は守備、特にスローイングの面で不安がありますので、
打撃だけならポジションが獲れるかもしれませんが、
守備の方でちょっと出遅れていると思いますよ」。
- 「東出は間違いなく一軍でポジションを獲れると思いますよ」。
- 伸びた投手について「特に河野は東西対抗でも3イニングを0点で抑えて、
このキャンプで自信をつけてきてくれたと思いますよ。
矢野・酒井、この1年生が将来2〜3年後にはローテーションに入ってくれるんじゃないか
というような力を見せてくれてますね」。
- オフの過ごし方について「今年は選手に任せてみようと思います。
2月1日から投手はフリー打撃で投げられるように、
野手は第2クールから紅白戦ができるように体作りをしてほしいと思いますよ」。
紅白戦。
朝山選手が長谷川投手から左前適時打。紅白戦10試合で32打数11安打2本塁打11打点で三冠王。
ペレス選手が林投手から右中間へ本塁打。
朝山選手は足の調子がいまひとつのようですが、打の方では目立っていますね。
そろそろ一軍に定着してもらいたいです。
江藤、巨人と交渉
江藤選手は東京都内のホテルで午後から約1時間半、巨人と入団交渉を行った。
巨人側からは山室球団代表と長嶋監督が出席した。
江藤選手は交渉後「『ジャイアンツに来て新しい野球にチャレンジしてみたらどうか』という言葉をもらいましたね。
『一緒にチャレンジして優勝を目指そうよ』という言葉がすごい残ってますけどね。
(条件提示は?)それなりのものはありましたけど、まだ決めてないので。
3球団ともいい話を聞かせてもらったり、いい雰囲気で、本当いいところばかり見せてもらってますからね、
決めるのはちょっと難しいなという気持ちですよね。急ぐような問題ではないので、ゆっくり、
ここに行きたいという気持ちが抱けるまで、考えたいと思います」と話した。
長嶋監督は「もし江藤君が(背番号)33番を付ければ、僕は3番を付けますよ。
しばらくロッカーにしまいこんでおった3番をまた持ち出してきてもいいし。即答は避けてはおりましたけど、
チームとして誠意は充分ついたという感じは受けたと思うんですけどね」。
巨人に入ると飼い殺しにされるんじゃないかと心配している人もいるんじゃないかと思いますが、
私はレギュラーを獲ると思います。打てないなら打順を下げればいいだけの話ですし。
6番や7番に江藤選手がいるとなるとやはり怖いです。
しかし長嶋監督はご自身が現役時代に付けていた永久欠番の3番を付けるとか言い出して、
交渉の主役のはずの江藤選手以上に目立ってしまっています。
11月16日
秋季キャンプ情報
玉木重投手はパームボールを習得中。
新井選手は特打。
紅白戦。
先発矢野投手について清川コーチは「どれだけ打者と勝負していけるか、ストライク先行でいけるかがポイント」。
矢野投手は2回を無安打2四球無失点。1回は若林選手を中飛、
兵動選手を低めワンバウンドのボール球(フォークか?)で空振り三振、ペレス選手をアウト。
2回は倉・ブリトー選手に四球を出して二死一二塁としたが、井生選手を三飛。
カーブの制球は良かったが、速球のMAXは142キロ。
浅井選手が菊地原投手から右中間へ特大アーチ。
矢野投手には来季の秘密兵器になって欲しいですね。変化球は高速スライダーが特徴だったように思いますが、
緩いカーブも憶えたようです。
横山と若林が前回提示で更改
前回の契約更改交渉で保留した横山投手と若林選手が、前回提示と同額で契約を更改した。
横山投手はあきらめ顔、若林選手は前向きな気持ちで。
- 横山 1500万−>2500万
- 若林 850万−> 750万
(金額は推定)
横山投手、来季は2ケタ勝って倍増を勝ち取ってください。
江藤、横浜と交渉
江藤選手は横浜市内のホテルで17時から横浜と入団交渉を行った。
横浜側からは大堀球団社長と権藤監督が出席した。
江藤選手は交渉後「とにかくやりがいのある球団だという気持ちはすごい受けましたね。
『なんとかマシンガン打線をもっと強力なものにしてくれ』という言葉をもらいました。
(条件提示は?)複数年という形の話ももらいました。でもまだ具体的な年数とか年俸とか、
そういうたぐいのものは決まってないので…そんなとこです。
(もう1度横浜と会いたいか?)明日会う球団もありますし、今後どういう自分の心の変化があるかわからないので、
ちょっとわからないんですけども、縁があればまた会いたいなという気持ちがあります」と話した。
権藤監督は「すごいバッターだと思っていますし、今回も話しはしましたけど、
こりゃ味方になれば頼もしいと思って話しはしてますけど、
ぜひそうなってもらいたいという願望を込めて見てました。わかっていただいたと思いますし、
いい返事を期待してますし、押すにも押せないし、彼の気持ちもわかりますし、
ただひたすらこっちはいい返事を待つだけです」。
江藤選手がもっとも活躍できそうなのが横浜ではないでしょうか。
横浜スタジアムとは相性が良いですし、勝負強さに少し難のある江藤選手ですが、
マシンガン打線の中に入ると周りにつられて打ちそうな気がしますし。
来季開幕戦は巨人と
セ・リーグの理事会が開かれ、来季の開幕カードが決まった。
巨人対広島、中日対ヤクルト、横浜対阪神。
結局従来通り、1位対4位、2位対5位、3位対6位になりました。