カープ日記


6月15日

前田同点弾も継投失敗、虎に6連敗

 対阪神戦、先発長谷川投手は3回表に矢野・星野選手の短長打で1点を先制された。 さらに今岡選手の適時打で1点。その裏、阪神先発吉田豊投手を攻め、 一死満塁から野村選手の内野ゴロ併殺崩れの間に1点。 ディアス選手の適時打で同点とした。 4回裏には前田選手の8号2ランで勝ち越し。 長谷川投手は5回表一死満塁でKO。 このピンチは山田喜・ペルドモ投手が好救援で無失点に切り抜けたが、 6回表一死一二塁から木村選手の拙い守備で星野選手の二ゴロが適時二塁打となり、 平尾選手の2点適時打で逆転された。 8回表には山内投手が四球をきっかけに二死二三塁のピンチを作り、 坪井選手の一ゴロがイレギュラーして適時内野安打となって、 2点差とされた。8回裏に緒方選手の本塁打が檜山選手の超美技で左飛とされ、 広島の命運も尽きたかと思われたが、 前田選手が福原投手から起死回生の9号2ランを放ち同点。 しかしその裏、山内投手がまたも四球をきっかけに無死一三塁のピンチ。 ここで何とプロ初登板の小山田投手が救援。盗塁で無死二三塁とされた後、 矢野選手を三振に抑えたが、 星野選手に右中間へ適時二塁打を浴びて2点を勝ち越された。 救援の小林敦投手は星野選手に三盗を許した後、平尾選手に適時打。 最後は遠山・リベラ投手に抑えられ、6対9で敗戦。 広島は対阪神戦6連敗で貯金0。

試合結果

 7回裏二死満塁から西山選手の三遊間のゴロを処理した今岡選手の美技。 8回表に出た坪井選手のイレギュラー適時内野安打。 8回裏の緒方選手の本塁打を捕った檜山選手の美技。 天はカープを見離したかと思いました。 それだけに8回裏に前田選手の同点本塁打が出た時は、 これでようやくカープに流れが来ると思いました。 それに水をぶっかけたのが、この試合でついに先発から離れた山内投手でした。 9回表、いきなりストレートの四球はないでしょう。あ〜あ。 で、吃驚仰天小山田投手。三振が狙える幹英投手が救援かと思ったんですけどね。
 木村選手、またやっちゃいました。 大阪ドームの試合あたりから、高く弾んだゴロに呪われているようですね。 練習と実戦で経験を積んで、克服していくしかないでしょう。
 5回表一死満塁での山田喜投手対坪井選手。二死満塁でのペルドモ投手対新庄選手。 しびれましたね。見事に継投が決まって「こりゃいける」と思ったんですけど。 ペルドモ投手の6回表の3失点は記録上は自責点ですが、 実質は彼の責任ではありません。良い投球をしていたと思います。
 先発長谷川投手は立ち上がりは良かったのですが、3回表につかまりました。 2回裏の打席でのスクイズ失敗・併殺打が尾を引いたのでしょうか。 5回表途中での降板でしたが、 四球を2つ出したので「こりゃ続投させられん」 ということになってしまったのでしょう。山内投手に復調の兆しがないので、 しばらくは先発でやってもらわないといけないかも。次回に期待します。
 打線。前田選手の2本塁打4打点が目立ちました。 負けちゃったので気分はあまり良くないでしょうけど、 この調子でガンガン打って下さい。

江藤、スタメン復帰

 左膝を痛めていた江藤選手が4番一塁手としてスタメン復帰した。

 「役者は揃った」といったところですが、 四球を1つ選んだだけで4打数無安打でした。

新人小山田、プロ入り初登板

 ドラフト5位の新人小山田投手が初の一軍入り。 9回表無死一三塁のピンチでプロ入り初登板。 矢野選手を140キロ台の快速球で空振り三振に抑えたが、 星野選手に右中間フェンス直撃の決勝2点適時二塁打を浴びた。

 初登板、おめでとうございます。新人さんには厳しすぎる場面でしたけどね。 伸びのある速球で将来が楽しみです。
 あの場面で起用するとはさすが達川監督。 抑えれば自信になるし、 打たれても「初登板だから気にすることないよ」というわけでしょう。 しかし、「試合を捨てている」と思われても仕方ない采配のような気もします。 ま、そうやって今年は選手を育てながらやってきているわけですから、 文句は言いますまい。小山田投手がこれを良い経験にして、 大化けするかもしれませんし。ただ結果論で言えば、回の頭から起用して欲しかったな。

山田喜、出場選手登録

 山田喜投手が出場選手登録された。

 5回表は、坪井選手のボール打ちに助けられたとはいえ、見事なワンポイントでした。

高橋建、出場選手登録抹消

 高橋建投手が出場選手登録を抹消された。

 そんなに調子悪かったかな? リフレッシュ休暇的な意味での抹消ならばわかりますけど。

デハートと16日に正式契約

 広島球団はリック・デハート投手と16日に正式契約を結ぶことを明らかにした。 既に契約は合意に達しており、推定年俸は15万ドル(約1800万円)、 背番号は「12」。来日は今月下旬の予定。

 救世主になってくれると良いですね。

ウエスタン情報

試合結果

 13日に先発した遠藤投手が救援登板。

6月14日

SATOの無責任先発予想

 15日から阪神3連戦。広島で2試合、倉敷で1試合。 1日開けて19日から秋田と盛岡で中日2連戦。 上位チームとの直接対決で首位浮上なるか。 江藤選手のスタメン復帰もそろそろのようです。
 今節も、先発は山内・紀藤・佐々岡・横山・ミンチー投手が予想されます。 ただし達川監督は前回の山内投手の登板後、 山内投手に関して「このままでは無理」といった内容の発言をしていますので、 山内投手が今節も先発で起用されるかどうかは微妙だと思います。 代わりに長谷川投手の先発起用、 あるいは紀藤投手の中5日起用などローテを崩してくる可能性もありそう。
 阪神の先発は藪・吉田豊・湯舟投手か。 前田・野村選手が復帰していますので、 前回の大阪ドームでの対戦のように点が取れないということはないでしょう。 とにかく対阪神戦の連敗を止めてほしいです。

野々垣、出場選手登録抹消

 野々垣選手が出場選手登録を抹消された。

 登録即抹消ですね。故障でしょうか?

6月13日

四球に失策、そして大敗

 対ヤクルト戦、先発ミンチー投手は2回表に古田選手の8号ソロで1点を先制された。 さらに安打を挟んだ2つの四球で満塁とされ、山部投手の投ゴロの間に1点を追加された。 広島は4回裏にヤクルト先発山部投手から2つの四球で一死一三塁とし、 ディアス選手の犠飛で1点差とした。 しかし5回表、飯田選手の内野安打と木村選手の失策で二死一三塁とされ、 スミス選手の右前適時打で再び2点差。ミンチー投手は5回が終わったところで降板。 6回表には高橋建投手がいきなり四球を出して小林敦投手に交代。 池山選手の送りバントは一塁ベースカバーの木村選手が落球。 一死一三塁から飯田選手に適時打。 送りバントをしようとしていた山部投手への死球で満塁とされ、 飯田選手に2点適時二塁打。スミス選手に2点適時打。古田選手に四球を与えた後、 ペタジーニ選手の左翼フェンス直撃の適時二塁打は金本選手の失策が重なって2点。 この回一挙7失点。広島は7回裏に金本選手の11号3ランで3点を返したが焼け石に水。 最後は広田・山本投手に締められ、4対10で大敗。 広島の連勝は2で止まった。

試合結果

 デーゲームで中日が横浜に信じられない大逆転負け。 阪神は巨人に苦戦。広島が勝てば首位の可能性がありました(結局阪神が負けて、 広島がもし勝っていれば首位)。 こんな大混戦の中、しかも時期的にもペナントレースはまだ中盤戦ということで、 順位は関係ないとは思いますが、首位に立って気持ちが悪かろうはずがありません。 ということで、首位になることを少し期待したんですけど、 試合は四球や失策が失点に絡んで、またお得意の大敗でした。
 ミンチー投手はまたも不出来。球に切れがないそうですし、制球も悪いです。 悪いなりに5回を3点に抑えてくれたと評価してこのままローテで様子を見るか、 内容の悪さを評価してミニキャンプでもやって再調整させるか、考えどころでしょうね。 ミンチー投手に早くメドが立ってくれると良いんですけどね。
 木村選手は痛い2失策。最近ミスが目立ちます。 レギュラーとして長い期間試合に出続けた経験がないので、 そろそろ疲れが出てきたのかもしれませんね。頑張ってください。
 高橋建投手。 6回表の大量失点のきっかけとなる四球をペタジーニ選手に与えてしまいました。 あの四球、ひょっとすると達川監督から最も叱責されているかもしれません。 ワンポイント的な使われ方をしましたが、どうなんでしょうねえ。
 小林敦投手。木村選手の失策と山部投手への死球が痛かったですね。 メッタ打ちに遭ったわけですが、 本当の意味での制球力は持っていない投手ですから、こういうこともあるでしょう。
 ペルドモ投手は好投。もう少し重要な場面での登板が増えるかもしれません。
 打線。山部投手が思いのほか良かったようですね。早い回に潰して、 ミンチー投手の立ち直りを待てるパターンに持ち込めれば良かったんですけど。 不調の金本選手に一発が出たことは、今後に向けて明るい話題でしょうか。
 前回の阪神戦でカード勝ち越しは途切れましたが、 この3連戦はまた勝ち越しました。 地道に勝ち星を増やしていますが、 大きな連勝ができないのがちょっともどかしいですね。

ウエスタン情報

試合結果

 先発遠藤投手は力のある球を投げていましたが、 なぜか良い当たりをされていて、常に走者を背負う苦しい投球。 粘投という感じで7回頭までを1失点。
 小山田投手を見たのは初めてです。本格派タイプの投手ですね。 直球は走っており、スライダー(?)でもストライクが取れていました。 ただしフォークがワンバウンドになることが多かったような気がします。
 打者で目立ったのは田村選手。左中間への2点適時二塁打、中前打、 左越えへのソロアーチ。3安打猛打賞でした。
 新人井生選手。第1打席ではいきなり初球を叩いて同点の適時二塁打。 第2第3打席では球をじっくり見て四球。第4打席では球を見過ぎて見逃し三振。 選球眼の良いタイプなのでしょうか? 守備では8回表のピンチで三ゴロを左前打にしてしまいました。 体の線はまだ細いですね。

6月12日

つながる打線、2連勝

 対ヤクルト戦、広島は初回、ヤクルト先発石井一投手を攻め、 緒方・前田選手の安打で一三塁とし、町田選手の三ゴロの間に1点を先制。 ディアス選手の適時打で2点目を挙げた。 2回裏には前田選手の適時打、町田選手の適時打、 ディアス選手の2点適時打で4点を追加。 先発横山投手は直球が走らず苦しい投球。 3回表にスミス選手の9号3ランで3点差とされた。 しかし4回裏に前田選手の7号ソロアーチ、 5回裏には二死から新井・緒方選手連打の後、木村選手の2点適時二塁打で突き放した。 6回からは玉木重・高橋建・ペルドモ投手がヤクルト打線を零封。 9対3で快勝。広島は2連勝で貯金2。

試合結果

 打線が石井一投手を攻略。幸運な安打もありましたが、 2回までの安打はほとんどが中堅から逆方向(右打者は右方向、左打者は左方向)へ 打ったものでした。好投手攻略のお手本のような攻撃でしたね。 本塁打1本で9得点。面白いように打線がつながりました。 もちろん、木村選手や横山投手のバント失敗など反省すべき点もありますけどね。
 首痛の町田選手が復帰。しかも4番でした。先制の三ゴロと左前適時打。 4番の役割を果たしてくれました。あとは江藤選手待ちですね。
 先発の横山投手は直球が走らず、変化球で勝負せざるをえない苦しい投球でした。 初回は金本選手の本塁への好返球に救われましたが、 3回表には四球をきっかけにスミス選手に左翼席最上段へ3ラン。 エース石井一投手が6点取られて意気消沈するヤクルトを一瞬生き返らせました。 ま、それでも5回3失点で勝ち投手ですから、次回に期待ということで。
 救援投手陣は好投でしたね。ぐちゃぐちゃな試合にならずに済みました。 玉木重・高橋建・ペルドモ投手の好投は今後へ向け、明るい材料です。

西山、右腕に打球受け途中交代

 西山選手は8回表の守備で度会選手のファールチップを右腕に当て、 瀬戸選手と交代した。

 試合の大勢は見えていましたので、 治療で試合進行を遅らせないためにすぐ交代したという感じでした。 大したことはなさそうとのことです。

左腕投手デハート獲得へ

 広島が米国3Aオタワの左腕投手リック・デハート投手の獲得を目指していることが 明らかになった。 左中継ぎ投手の強化が目的。デハート投手は28歳184cm82kg左投左打。 今季3Aでの成績は15試合1勝4敗防御率4.79。 メジャー通算49試合2勝1敗1S防御率5.18。

 直球は140キロがせいぜいですが、カーブが良いそうです。 特に左打者には有効だそうで。ということは左のワンポイントタイプか?
 一軍の左投手が高橋建投手だけということを考えると、 補強ポイントとしては正しいと思います。 左投手不足は去年の秋から指摘されていたことで「今さら」という感じですが、 成長を見込んでいた菊地原・田中投手が誤算だったということでしょう。
 若手選手の育成を第一に掲げていたフロントですが、 ここのところの安定した戦いぶりに、 適切な手当てをすれば優勝が狙えると判断したのでしょうか。 こういった付け焼き刃的な戦力補強をカープらしくないと 見る向きもあるかもしれませんが、 昨年の山田勉投手や96年の入来智投手など動く時は動いています。

ウエスタン情報

試合結果

 中継ぎ投手といえどもスタミナは大切ということで山田喜投手が先発。 5回を3安打2失点とまずまずの投球ながら、 左打者に打たれ、課題が残りました。
 嶋選手が本塁打を含む3安打。中右左と打ち分けました。
 森笠選手はウエスタン初本塁打。

6月11日

野村&前田復帰で連敗ストップ

 対ヤクルト戦、広島は初回、 ヤクルト先発ハッカミー投手からスタメン復帰野村選手が中前適時打を放ち先制。 しかし2回表、先発佐々岡投手が高橋智選手に12号ソロを浴びて同点。 3回表には岩村選手に3号ソロを浴びて勝ち越された。 しかし3回裏一死一塁から野村選手がエンドランを決めて左前打。 この打球の処理を高橋智選手が誤る間に一塁走者金本選手が一気にホームインして同点。 4回表、高橋智選手の2打席連続ソロアーチで再び勝ち越されたが、 4回裏、西山選手の二塁打をきっかけに、 緒方選手の中前適時打とスタメン復帰前田選手の左前適時打で逆転。 5回裏には岡林投手からディアス・浅井選手の連打で一死二三塁とし、 西山選手の適時打で1点。さらに佐々岡投手の三ゴロの間に1点を追加した。 6回裏には石井弘投手からディアス選手の犠飛で1点を追加。 佐々岡投手は8回表二死からペタジーニ・高橋智選手の長短打で1点を失ったが、 8回を投げ切り、9回表は澤崎投手が抑えた。7対4で勝利。 広島は連敗を止め、貯金1。

試合結果

 広島市民球場で観戦してきました。全体的な試合の印象としては、 「ヤクルトのミスにつけこんだ広島が勝った」という感じでした。
 野村選手と前田選手がスタメン復帰。 野村選手は3安打がいずれも得点に絡み、前田選手は勝ち越し打。 攻撃力に厚みが出ました。改めてこの2人の存在感の大きさを感じました。
 好走塁。3回裏一死一塁。野村選手が見事にエンドランを決め、 一塁走者金本選手は三塁へ。高橋智選手が処理を誤るのを見逃さず、 一気にホームイン。5回表一死一塁。 浅井選手の中前打で一塁走者ディアス選手が一気に三塁へ。 さらに一死一三塁で佐々岡投手が三ゴロ。岩村選手が二塁へ野選、おまけに悪送球。 一塁走者西山選手が三塁へ行くのは当然として、 打者走者の佐々岡投手も二塁ベースカバーがいないのを見て二塁へ。
 佐々岡投手。序盤はどうなることかと思いました。 3発がいずれもソロだったのは不幸中の幸いでした。 制球が良いためか、相手打者は早いカウントから打ってきているようですね。 99年型佐々岡投手がそろそろ研究されてきたのかなという感じがします。 悪いなりに8回を4失点に抑えたのはさすがですが、 4〜5月のような快投を期待するのは難しくなってきているのかも。
 抑えの澤崎投手。今日は良い当たりをされていて、 結果オーライという感じでした。
 ついに首位まで1ゲーム差。 といっても、首位から最下位までが3ゲーム差ですからね。 ものすごい混戦になっています。 巨人の動きが、混戦から抜け出しそうな雰囲気を漂わせていて、不気味です。

野々垣、東出に代わり出場選手登録

 東出選手が出場選手登録を抹消され、野々垣選手が出場選手登録された。

 東出選手は二軍で試合に出そうということなのでしょうか。 にしては、昼夜の出場が可能な、 二軍戦が広島市民球場で行われるというタイミングでの登録抹消は謎。 疲れがたまっているとか、そういった理由かも。
 野々垣選手はウエスタンでの出場はあまりありません。 試合に出られるようになったので、過去の実績を買ったということかな。

ウエスタン情報

試合結果

 黒田投手が1失点で完投勝利。兵動選手が3安打。

6月10日

SATOの無責任先発予想

 11日から広島でヤクルト3連戦。 故障中の主力選手たちが復帰してくれるかどうかが注目されます。 ちなみに江藤選手は広島市民球場で行われた練習に参加したものの別メニュー。 ヤクルト戦での先発復帰は難しそうとのこと。
 広島の先発投手は佐々岡・横山・ミンチー投手でしょうか。 ミンチー投手の調子が上がらないようならば、 去年のような短い登板間隔で試してみるのもひとつの手だと思います。
 ヤクルトの先発は石井一・ハッカミー投手が予想されます。 3戦目は谷間で、山部投手あたりでしょうか。 川崎投手は登録抹消されています。 左投手ばっかりですね。

ウエスタン情報

試合結果

 連敗脱出。先発菊地原投手は6回を2安打2失点と立ち直りの兆し。 救援の小山田投手がウエスタン初勝利。おめでとうございます。

6月9日

お、お〜ぷんせん?

 対阪神戦、前半は先発紀藤投手と阪神先発吉田豊投手の粘り合い。 均衡が破れたのは6回裏。紀藤投手は先頭打者新庄選手に三塁打を打たれた後、 二死までこぎつけたが、今岡選手に適時打されて先制を許した。 7回表、先頭の代打朝山選手が右前打を好走塁で二塁打にしたところで、 吉田豊投手は降板。福原投手から森笠選手が送りバントをし、これが内野安打。 一三塁から木村選手の中犠飛で同点。 しかしその裏、小林幹投手が四球と安打などで一死満塁のピンチを招き、 ブロワーズ選手の内野ゴロの間に1点を勝ち越された。 広島は最終回にリベラ投手を攻め、二死満塁のチャンスを作ったが、 この試合大ブレーキのディアス選手が遊ゴロに倒れた。1対2で敗戦。 広島は2連敗で貯金は0。

試合結果

 野村選手も右股関節の故障から復帰直後ということで 無理をさせられないという理由で欠場。 オープン戦のような感じのオーダーになってしまいました。 江藤・前田・町田選手が欠場する中、 「毒を食らわば皿までも」というわけではないですが、 わざと野村選手も欠場させて若手選手を試そうとした試合だったように思えました。
 そんな中で若手選手たちが期待に応えてよくやったという評価はできると思いますが、 勝機はあっただけに負けたことはやはり残念。 特に、最終回を含む4度のチャンスで ブレーキになったディアス選手の打撃が痛かったですね。 また、9回表無死一塁で森笠選手に送りバントをさせなかったのが、 この試合の勝敗だけを考えればちょっと残念でした。 達川監督は「後を投げる投手のことを考えると、 一気に逆転しなければならない」という考えだったのでしょうか?
 打線には期待できないため、 先発紀藤投手の右腕に全てをかけたといった趣きの試合でした。 接戦に持ち込めたのは紀藤投手の貢献が大きかったと思います。 不運な安打でピンチはかなりありましたが、粘投で要所を締めました。 6回を1失点。まだまだ長い回を投げられそうな感じでしたが、 打順のめぐり合わせで7回表に代打が出ました。 打線の援護がなかったのが惜しまれます。 しかしこれで3試合連続の好投。信頼感は大幅アップです。
 決勝点を取られた幹英投手。 7回裏、先頭打者檜山選手に許した四球が痛かったですね。 無茶苦茶崩れたというわけではないですが、 良い結果を出すことが自信回復につながると思うので、 この結果はちょっと残念です。
 若手選手の活躍が紀藤投手の好投とともに明るい話題です。 玉木朋選手の初安打。森笠選手の2安打1盗塁。朝山選手の二塁打。 新井選手の好判断の併殺プレー。 この経験が生きる時が必ず来ると思いたいです。
 セ・リーグは1位から6位までが3.5ゲーム差にひしめき合う大混戦。 勝率5割をキープして、 混戦から取り残されないようにしておけば、 さらに上位に進出するチャンスは来るでしょう。

玉木朋がプロ初安打

 プロ初スタメンの玉木朋選手は2回表に吉田豊投手から左中間へ二塁打を放ち、 プロ入り初安打を記録した。

 おめでとうございます。下積みが長かっただけに喜びもひとしおでしょう。

森笠、山田潤に代わり出場選手登録

 山田潤選手が出場選手登録を抹消され、森笠選手が出場選手登録された。

 山田潤選手は8日の試合でスタメンで無安打。 試合出場を狙う若手選手はたくさんいます。 チャンスをモノにできない選手には厳しい処遇が待っているようですね。

ウエスタン情報

試合結果

 ウエスタン初先発の林投手が好投。

6月8日

祝!佐々岡5月月間MVP受賞!

 佐々岡投手がセ・リーグ5月の月間MVPに選ばれた。 ノーヒットノーランを含む3完投3勝が評価された。 佐々岡投手の月間MVP受賞は1996年6月以来5度目。 5度の受賞は山本浩二氏とならび球団最多タイ。佐々岡投手は「素直に嬉しい。 自分が投げる時は勝てるという信頼感をチームやファンの人に持ってもらえるよう、 6月から出直したい」。
 セ打者部門は阪神の新庄選手、 パはオリックスのイチロー選手と川越投手が選ばれた。

 佐々岡投手、おめでとうございます。文句なしの受賞だと思います。

飛車角落ち、わずか5安打で阪神戦4連敗

 対阪神戦、広島は初回、 阪神先発メイ投手から木村・新井選手の連続ソロアーチで2点を先制。 2回裏、先発山内投手は2安打で一二塁とされ、 ディアス選手の悪送球で1点差とされた。 4回裏には二死無走者から矢野選手とメイ投手の安打と坪井選手への四球で満塁とされた後、 田中選手に走者一掃の3点適時三塁打を浴びて逆転された。 山内投手はこの回を投げ終えたところでKO。 5回表二死、ブロワーズ選手の三邪飛失策で命拾いした朝山選手が、 左前打と盗塁、矢野捕手の悪送球で三塁へ進んだ後、 緒方選手の右前適時打でホームイン。1点差とした。 しかし、玉木重投手が7回裏にブロワーズ選手の6号ソロ、佐々木選手の1号2ラン、 坪井選手の適時打で計4点を奪われて駄目を押された。 左膝痛の江藤選手、腰痛の前田選手、首痛の町田選手を欠く広島打線は、 メイ投手に7回までで12三振を奪われ、6回以降は無安打。 3対8で完敗。対阪神戦4連敗となった。

試合結果

 前田選手が腰痛で、江藤・前田・町田選手を欠く苦しいオーダーとなりました。 いつものようなノーガードの打ち合いの展開に持ち込むのはまず無理。 打力が劣る時は、投手力と守備力でカバーしなければならないところだったのですが。 ミスが失点につながる弱い広島が出た試合になってしまい、 お得意の派手な敗戦となってしまいました。
 山内投手は調子が悪かったそうです。 調子の悪い時の山内投手が今日のようなことになってしまうのはよくあること。 4回裏の3失点は二死無走者からで、 8番と9番に打たれてピンチを広げるというもったいないものでした。 一軍昇格直後はまずまずの調子だったのですが、最近調子は下降線ですね。 揃ったと思われた先発投手陣ですが、これでミンチー投手と合わせて、 不安の種が増えました。
 玉木重投手は久々登板。5回裏6回裏はまずまずの調子だと思って見ていたのですが、 7回裏に大量失点。 1点差だとまだまだ試合がどう転ぶかわからないところだったのですが、 試合を壊してしまいました。
 いきなりの木村・新井選手の連続本塁打にはびっくりしました。 木村選手には長打力がないと思っていましたが、右打席では案外パンチ力がありますね。 新井選手は2試合連続本塁打。右方向へも大きな当たりが飛ばせるんですね。 レギュラー選手の穴を埋める活躍です。 実はミスジャッジで、フェンス直撃の当たりが本塁打と判定されたのですけど(^^;。
 前田選手の代役として抜擢された山田潤選手ですが、結果が出せませんでした。 明日は、代打で安打して盗塁を決めた朝山選手がスタメンかも知れません。
 これで阪神戦は4連敗となってしまいました。 阪神に苦手意識を持ってしまったのでしょうかね。 野村監督アレルギーかも。

前田、腰の違和感で欠場

 前田選手はこの日の試合を欠場した。 6日の中日戦での最終打席で腰に違和感を感じたため。 ベンチ入りはしており、試合前は打撃練習のみ行った。

 江藤選手に続き、前田選手も故障。 苦しい布陣ですが、何とか乗り切ってほしいです。 こんな時のために4〜5月にいろいろな選手を起用したのですから。

江藤・町田、大阪遠征に帯同せず

 左膝を故障している江藤選手と首を痛めている町田選手は今回の大阪遠征には参加せず、 11日からのヤクルト戦での復帰を目指している。

 ヤクルト戦で元気な姿を見せてください。

ウエスタン情報

試合結果

 救援投手陣は好投。しかし先発遠藤投手が4回で10安打5失点。
 親子ゲームに一軍半の選手が出場するのは珍しくないですが、 浅井選手が出場するのはかなり珍しいのでは。

6月7日

SATOの無責任先発予想

 6月7日から大阪ドームで阪神2連戦。 1日開けて広島でヤクルト3連戦。 ここのところしっかりした足取りで勝ち星を重ねるカープ。 いよいよ首位戦線に殴り込みです。
 広島の先発投手。 今節も5試合あることから、順当に行けば、前節同様、 山内・紀藤・佐々岡・横山・ミンチー投手の順でしょう。 しかし梅雨入りしていますので週末の広島での天気が心配。 阪神戦は大阪ドームでの試合ですので確実に試合があります。 ここに信頼感の高い投手を持ってくるのはどうでしょうか。 山内投手を飛ばして、紀藤・佐々岡投手と予想してみました。
 阪神の先発は吉田豊・メイ投手でしょうか?

6月6日

劇的!9回二死から宣を攻略

 対中日戦、広島は2回表に中日先発野口投手からディアス選手の中前適時打で先制。 しかしその裏、先発ミンチー投手が二死満塁から 野口投手に左前へ2点適時打を打たれて逆転された。 3回裏には山崎選手の左前適時打で2点差とされた。 広島は4回表に反撃。 四球の金本選手を野村選手が右中間適時二塁打で本塁へ迎え入れた後、 ディアス選手の左前打で一三塁。 ここでプロ入り初スタメンの新井選手が 左中間へプロ初アーチとなる逆転3ランを叩きこみ、2点のリード。 しかしミンチー投手は4回裏に立浪選手に右前適時打されてKO。 5回表に金本選手の10号ソロで再び2点差としたが、 その裏、救援の長谷川投手がゴメス選手の11号ソロで1点差。 代打渡辺選手の右前適時打で同点とされた後、 立浪選手の左前適時打で1点をリードされた。 両軍の救援投手陣の踏ん張りで試合は膠着状態。 広島は8回裏に小林幹投手を投入する必死の継投。 しかし9回表も中日抑えの切り札宣投手の前に二死無走者。ここから広島は粘りを見せた。 浅井選手が四球を選んだ後、緒方選手が右中間へ殊勲の同点適時三塁打。 木村選手が三塁へ適時強襲安打を放ち、土壇場で逆転。 その裏を澤崎投手が気迫の投球で抑えた。8対7で勝利。 広島は2連勝で今季初の貯金2。2位浮上で首位中日とのゲーム差は2。

試合結果

 さすがに9回表二死無走者となった時は終わったと思いました。 しかしそこから驚異的な粘りで逆転勝利。 あのような場面で緒方選手が良く打ってくれたと思います。 思わずガッツポーズをしてしまいました。
 打線から江藤選手が抜けてしまいました。しかし、4番に入った金本選手、 一塁に入った新井選手、三塁に入った野村選手らが良い仕事をして5回までに6得点。 相変らず打線はつながっています。
 先発のミンチー投手の不出来がこの試合の最大の誤算でしょう。 制球が悪く、低めの球がほとんどボールになっており、 甘い球を打たれてしまうという感じでした。 立ち直る兆しが全くありませんでした。今後に向け、不安が残りましたね。 やはり中4日で投げないと駄目なのでしょうか?
 中継ぎ投手陣では長谷川投手が誤算。 5月28日の好投で中継ぎエース、 あるいは先発投手としての期待が高まっていたのですが。 直球は走っていたと思いますが、甘いところに球が集まっていたように思います。 四球も2つありましたしね。
 小林敦投手は四球を出しながら2回を何とかしのいでくれました。 小林幹投手は久々の登板。1点負けている場面での投入でしたが、 ミニキャンプ後の試運転的意味合いの登板だったように思えました。3者連続三振。 最後は澤崎投手。顔面蒼白、鬼のような形相で投げていたように見えました。 腕はしっかり振れていたように思います。 幹英・澤崎ダブルストッパー誕生でしょうかね。
 ついに今季初の貯金2。5カード連続勝ち越し。2位浮上。首位まで2ゲーム差。 景気の良い数字が並びますね。嬉しくなってきます。

新井プロ初アーチ!

 この試合でプロ入り初スタメンを果たした新井選手は、 4回表に野口投手から左中間へプロ入り初アーチを放った。

 おめでとうございます。第1打席の空振り三振を見て、 「こりゃ打てそうにないな」と思っていたのですが、見事に予想を裏切ってくれました。 ツボにハマるとやってくれるタイプかも。 町田選手を差し置いての先発起用でしたが、 町田選手は急性斜頸(首の寝違えのような症状)だそうです。

江藤、左膝痛で欠場

 江藤選手は5日の試合で左膝の筋肉を痛めたため、欠場。 球場には来たが、練習・ベンチ入りはせず、宿舎で静養した。 種田トレーナーによると、復帰まで1週間かかるようなことはないが、 2〜3日は様子を見る必要があるとのこと。

 なるべく早い時期に復帰して欲しいと思います。 江藤選手が戻ってくるまでは、 今日の試合のように、江藤選手の穴をナイン全員で埋めて下さい。

ウエスタン情報

試合結果

 黒田投手は5回を1失点ながら、打線の援護なく敗戦投手。 前日先発してメッタ打ちに遭った菊地原投手が救援で登板。 新人井生選手が初スタメン。

6月5日

打線炸裂!横山快投!首位叩き!

 対中日戦、広島は初回、 初対決となる中日先発武田投手から前田選手が右翼席へ先制2ラン。 先発横山投手は4回裏に四球と木村選手の失策からピンチを招き、 ゴメス選手の犠飛で1点差とされた。しかし直後の5回表、 緒方選手が左翼席へ13号ソロアーチを叩き込み、再び2点差に。 追加点の欲しい広島は7回表に打線が噴火。中日2番手古池投手を攻め、 ディアス選手の安打と2つの四球で一死満塁とし、 木村選手が右中間へ走者一掃の3点適時三塁打。 前田選手の適時内野安打で1点を追加し、二死後、金本選手の二塁打で二三塁。 このチャンスでスタメン復帰の野村選手が中前へ2点適時打。この回一挙6点を挙げた。 8回表には、緒方選手のこの試合2本目の14号アーチと 浅井選手の右中間適時三塁打で2点を追加。 横山投手は直球の勢いが最後まで衰えず、2安打1失点で完投。 11対1で快勝。

試合結果

 横山投手がまた完投勝利。わずか2安打で、 まともな安打は最終回に打たれた李選手の中前打だけでした。 特に直球が走っていたように思いました。中日の各打者が球の勢いに押されていました。 ここ最近は今ひとつの投球が続いていましたが、 これでひと安心といったところでしょう。 ピンチらしいピンチは4回裏だけ。あの回は、表の攻撃で無死二三塁のチャンスを潰し、 江藤選手の怪我の治療で試合が中断。さらに中日打線が二順目ということで、 試合の流れが変わる条件が揃っていたように思います。 あの回を1点に抑えたことが大きかったと思います。
 打線は13安打11得点と炸裂しました。 前田選手の先制弾。緒方選手の2発。7回表の集中打。 それぞれに効果的な得点だったと思いますが、 あえてひとつポイントを挙げるとすれば5回表の緒方選手の本塁打でしょうか。 4回表に無死二三塁のチャンスを潰し、その裏に1点を返されました。 流れが中日に行きかけたかなと思えた時に出た一発でした。
 木村選手が猛打賞。7回表の満塁走者一掃の一打は初球を積極的に打ったもの。 4回裏に失策をしたのですが、打撃で守備のミスを取り返しました。
 野村選手がスタメン復帰。96年7月以来の一塁を守りました。 4回表一死二三塁のチャンスでは凡退しましたが、 7回表にはバットを折りながらも2点適時打を放ち、存在感を示しました。 足の状態はかなり良いそうですが、遊撃を守れないのですから、 そこそこといったところなのでしょう。 打順が6番ということからも足は使えないと考えられます。 ま、木村選手の調子が良いですから、野村選手が帰ってきたからといって、 打順はあまりいじらない方がいいでしょう。

江藤、左足負傷で途中交代

 江藤選手は4回表の打席の右飛敵失で二塁へ滑り込んだ際、左足を痛めた。 左膝に腫れがあり、 6回裏の守備から玉木朋選手と交代して、アイシングの治療を受けた。 種田トレーナーによると、左膝内側の打撲。 6日の試合への出場は当日の様子を見て決める。

 最初は単なる擦り傷という情報で、試合にも出続けていました。 しかし守備の時の動きを見ると、少し足をひきずっているようでした。 結局玉木朋選手と交代しました。怪我の程度はわかりませんが、ちょっと心配です。

山田潤、小畑に代わり出場選手登録

 小畑選手が出場選手登録を抹消され、山田潤選手が出場選手登録された。

山田潤選手は西武から移籍後、初の一軍入り。 4日のウエスタンでの猛打賞がアピールになったのでしょう。 小畑選手は1度代打に出ただけでした。 山田潤選手と入れ替えられるということは、 捕手としてよりも右の代打として期待された一軍入りだったのでしょうか。

ウエスタン情報

試合結果

 ドラフト2位井生選手がウエスタン初打席初安打初打点。 おめでとうございます。とりあえず「東出選手に追いつき追い越せ」ですね。
 投手陣では菊地原投手がボコボコにされています。 一方で田中投手は2回を6人で片付けています。 田中投手はここ2試合救援で登板。一軍で先発投手が揃ったことを受けて、 救援投手としての一軍入りを視野に入れているのかも知れません。

6月4日

SATOの無責任先発予想

 6月5日からナゴヤドームと浜松で中日2連戦。 首位中日の背中がおぼろげながら見えてきています。 最悪でも1勝1敗で乗り切りたいです。 ミニキャンプ明けの幹英投手がどのような形で復活してくるかにも注目。
 広島の先発は横山・ミンチー投手でしょうか。 横山投手は約1か月前の中日戦で14奪三振の完投をやっていますので、期待大です。 最近一発を浴びる場面が目立っていますが、 ナゴヤドームは広いですから思い切った投球ができるでしょう。 また、ミンチー投手は登板間隔が開いた時にいまいちな投球をしてしまうことが多いので、 初戦に投げるかも知れませんが、 病み上がりということもありますので2戦目の先発になるのではないでしょうか。
 中日の先発は武田・野口投手でしょうか。 武田投手とは初対決。最初にガツンと叩いて、 カープに対する苦手意識を持たせたいですね。

ウエスタン情報

試合結果

 逆転サヨナラ負け。チーム5失策はいただけません。 嶋選手の本塁打はたぶんウエスタン初です。

6月3日

佐々岡まさかのメッタ打ち

 対ヤクルト戦、先発佐々岡投手は初回に崩れた。 先頭打者岩村選手に初球を右翼へ本塁打。宮本・真中選手の連打の後、 古田選手に右中間へ2点適時三塁打。高橋智選手に犠飛を打たれ、4失点。 3回表にはペタジーニ選手に19号2ランを右翼場外に運ばれ、 4回6失点でKO。 広島打線は今季初先発のヤクルト山部投手から毎回チャンスを作りながら、残塁の山。 4回裏にディアス選手の3号ソロでようやく1点を返した。 その後もチャンスをことごとく潰し、8回裏に金本選手が山本投手から9号ソロ、 9回裏に高津投手から江藤選手の内野ゴロの間に1点を返したのみ。 3対6で敗戦。佐々岡投手は今季初黒星。広島はまたも4連勝ならず。

試合結果

 佐々岡投手対山部投手ということで、勝てる可能性が高いだろうと思ったのですが、 やられてしまいました。 あれだけ安定感抜群だった佐々岡投手がいきなりメッタ打ちに遭ってしまうとは。 いきなり本塁打を打たれて焦ってしまったのかも知れませんし、 調子も悪かったのでしょう。 これをきっかけに調子が下降線なんてことにならないように、 次回の登板で良い投球をして下さい。
 打線。山のようにチャンスがあったのに、結局、 得点は2本のソロアーチと内野ゴロの間に取った点だけ。 チャンスでのボール打ちが相手投手を助けてしまいました。 大量点差のせいでじっくりと攻めることができなかったのかもしれませんね。 13安打しながら11残塁。非常にイライラさせられる試合でした。
 中継ぎの高橋建・ペルドモ・長谷川投手はヤクルト打線をしっかり抑えてくれました。 点差があったので精神的に楽だったのかもしれませんが、 いつもこれくらい投げてくれるようになると継投が楽になります。
 今季初の4連勝はまたもおあずけ。 佐々岡投手で負けたのはちょっとショックですが、この3連戦も勝ち越しています。 この調子で地道に貯金を増やしていって欲しいと思います。

6月2日

まぐれじゃなかった!紀藤また完封!

 対ヤクルト戦、序盤は先発紀藤投手とヤクルト先発高木投手の投手戦。 均衡を破ったのは広島。4回裏に前田選手が初安打を右前に放つと、 江藤選手が左中間へ適時二塁打を放って先制。町田選手の中前打で一三塁とすると、 金本選手の内野ゴロ併殺崩れの間に1点を追加。 6回裏には右前打の緒方選手が木村選手のバントで二塁へ進み、 前田選手の右前適時打でホームイン。 8回裏には振り逃げの木村選手が前田選手の中越え適時二塁打で本塁へ返った。 先発紀藤投手は走者を出しながらも安定した投球でヤクルト打線を完封。 4対0で勝利。紀藤投手は無四球11奪三振で2試合連続完封。 広島は3連勝で貯金1。

試合結果

 紀藤投手がまたやってくれました。 1回だけならまぐれということもあるかも知れませんが、 2試合連続完封ということになると、 これは本物ではないかという気がします。前回と比べて安打はたくさん打たれましたが、 先頭打者を出塁させたのはわずか1イニングということで、安心して見ていられました。 今後に明るい展望が開けましたね。
 打線は高木投手に手こずりましたが、4回裏の最初のチャンスでつかまえました。 江藤選手が4番らしい働きをして、左中間へ先制適時二塁打。 前田選手もよく一塁から本塁まで走りました。 6回裏と8回裏の得点はいずれも前田選手のバットから。 効果的な追加点になりました。
 これで3連勝。貯金は1。4カード連続勝ち越し。 明日は佐々岡投手で今季初の4連勝といきたいですね。 快進撃の予感がします。

ウエスタン情報

試合結果

 遠藤投手が9回5安打無失点の好投をするも、打線の援護なし。

6月1日

ハッカミーを攻略!借金完済!

 対ヤクルト戦、初回にヤクルト先発ハッカミー投手から木村選手がバックスクリーンへ プロ入り初アーチを放って先制。さらに町田選手が左翼席へ4号2ランを運んだ。 先発山内投手は2回表に古田選手の6号ソロで1点を返されると、 3回表には二死から宮本選手の安打の後、真中選手に3号2ランを打たれて同点。 さらに古田・ペタジーニ選手の長短打で逆転された。 しかし広島はすぐさま反撃。3回裏、 木村選手のバント安打がハッカミー投手の失策を誘って一死二塁。 前田選手が中前適時打を放って同点。 江藤選手が左翼場外へ11号2ランを運んで勝ち越し。 4回裏には緒方選手の右中間適時二塁打、 5回裏には町田選手の左翼線適時二塁打でそれぞれ1点ずつを追加。 4点差とした。山内投手は6回表と8回表にペタジーニ選手にソロアーチを浴びて 2点差とされたが、何とか8回まで投げ切った。 最終回は抑えに回った澤崎投手が2奪三振で3人斬り。8対6で勝利。 広島は2連勝で勝率を5割に戻した。

試合結果

 ヤクルト戦でも横浜戦と同じ様なノーガードの打ち合いになってしまったという 印象です。球場の狭さや風向きなど投手に不利な条件だったようですが、 7本塁打が乱れ飛ぶ乱戦でした。
 広島打線は好調のようです。前回煮え湯を飲まされたハッカミー投手を攻略。 見たところ、ハッカミー投手は制球が甘く、前回とは程遠い出来だったようですが、 これで苦手意識を払拭できたのではないでしょうか。 序盤でリードを奪うことができたため、 先発投手をなるべく長い回投げさせるという、 今現在の勝ちパターンに持ち込むことができました。
 先発の山内投手は球が高く、いまいちだったようですね。 8回を11安打4本塁打6失点。普通ならばKOされている内容です。 中継ぎ投手陣に信頼が置けないために先発投手を引っ張るのが最近のパターンですが、 それにしても首脳陣は我慢しました。
 抑えは澤崎投手。ばっちり抑えてくれました。今日は2奪三振でしたが、 本来あまり三振を取るタイプの投手ではないため、 抑えとしてはどうかなと思いますが、 良い結果を続けて自信をつけて欲しいと思います。
 やっとというか、早くもというか、勝率を5割に戻しました。 首位まではわずかに4ゲーム差です。 このままのゲーム差で週末の中日2連戦に連勝でもしようものなら、 首位が目の前ではないですか。案外首位に立つ日は遠くないかも (楽観的過ぎるでしょうか?)。

木村がプロ入り初本塁打

 木村選手は1回裏にハッカミー投手からプロ入り初本塁打を放った。

 おめでとうございます。3回裏には一転、バント安打でチャンスを広げています。 守備も無難にこなしていますし、木村選手の2番二塁手起用は今のところ大成功ですね。

ウエスタン情報

試合結果

 ドラフト2位井生選手が代走でウエスタン初出場。 広池投手が久々に登板。