カープ日記


5月31日

SATOの無責任先発予想

 6月1日から東北シリーズヤクルト3連戦。1日開けてナゴヤドームと浜松で中日2連戦。 ヤクルトとはし烈な3位争いを展開中。何とか勝ち越して借金完済といきたいです。
 広島の先発は山内・紀藤・佐々岡投手でしょうか。3人とも中6日での登板となります。 佐々岡投手を中5日で起用するとすれば、順番は入れ替わる可能性もあります。
 6月は6連戦が1度あるだけなので、(なんと!?)先発投手は足りています。 6人の先発候補(佐々岡・ミンチー・横山・山内・紀藤・長谷川)の内、 誰を中継ぎに回すか注目されます。とりあえず長谷川投手でしょうが、 山内投手や横山投手の次の先発での投球内容次第では、 長谷川投手が先発に回る可能性は充分あると思います。
 一方のヤクルトの先発は高木・ハッカミー・石井一投手でしょうか。 高木投手はいつの間にか化けてしまいましたし、 ハッカミー投手には前回痛い目に遭っています。 石井一投手は今年は調子が今ひとつですが、 ツボにハマるとモノ凄い投球をします。 広島打線が早い回にこれら先発投手をとらえて、 自軍の先発投手を長い回持たせることができるかどうかが、勝負の分かれ目でしょう。

幹英、ミニキャンプ中

 小林幹投手は投げ込みや走り込みなどミニキャンプ中。 29日から約5日間ミニキャンプを張った後、2日間休養。 その後本格的な投球練習を開始する。

 ヤクルト3連戦での登板はなさそうです。 首脳陣はファン以上に幹英投手の不調に危機感を持っていたんですね。

オールスター開催要項発表

 オールスターゲームの開催要項が発表された。
日程
7月24日(土)第1戦 西武ドーム   18:35試合開始
7月25日(日)第2戦 甲子園     18:35試合開始
7月27日(火)第3戦 倉敷マスカット 18:40試合開始
監督
セ・リーグ:権藤(横浜) パ・リーグ:東尾(西武)
選手
両リーグともファン選抜・監督選抜で30人
その他
全試合指名打者制
ファン投票
期間:6月1日〜7月4日
インターネットによる投票
結果発表
ファン投票:7月13日 監督選抜:7月14日

 ファン投票の結果にはがっかりさせられることが多いです。 ファン投票でカープから選ばれそうなのは江藤選手ぐらいですかね。 佐々岡投手がどれぐらい票を伸ばすか。

5月30日

燃えた!猛打で横浜を再逆転!

 対横浜戦、右肘違和感から復帰の先発ミンチー投手は、 1回表に鈴木尚選手の犠飛で1点を先制された。 その裏、横浜先発横山投手から前田選手が5号逆転2ラン。 ディアス・瀬戸選手の連続適時打でこの回一挙4点。 4回表にポゾ選手の6号ソロで2点差とされるも、 5回裏に江藤選手の9号ソロ、町田選手の適時二塁打で突き放した。 しかし7回表に試合は暗転。駒田・ポゾ選手の連打で無死一三塁とされ、 佐伯選手の投ゴロをミンチー投手が判断悪く本塁へ送球。 これを瀬戸選手が落球して1点を返され、一二塁。谷繁選手への死球で満塁。 救援した高橋建投手は代打中根選手の遊ゴロの間に2点差とされ、 石井琢選手に左中間へ2点適時三塁打を打たれて同点。鈴木尚選手の時、 捕逸でついに逆転。鈴木尚選手に四球を許した後、 ローズ選手に14号2ランを浴びて3点をリードされた。 粘る広島はその裏、島田投手から江藤・金本選手の連続ソロアーチで1点差。 8回裏には緒方選手の12号ソロアーチで同点。 木村選手の二塁打と敵失などで二死二三塁。 このチャンスで町田選手が阿波野投手から左前へ殊勲の2点適時打を放って勝ち越し。 さらに瀬戸選手にも適時打が出て、3点をリードした。 最後は澤崎投手が横浜のクリーンアップを3人で仕留め、12対9で勝利。 広島は5月を12勝10敗で終えた。

試合結果

 すごい試合でしたね。中盤まではカープの良い面が出て楽勝の展開でしたが、 7回表のミンチー投手の1つのミスから流れが変わり、一挙7失点で逆転されました。 「またか」と目の前が真っ暗になりましたが、打線の奮起で再逆転。 燃えました。
 打線は非常に良い仕事をしましたね。 3点リードされた後の江藤・金本・緒方選手の一発攻勢も見事。 町田選手の決勝適時打も見事。試合を諦めない執念を感じました。 こんな試合だったので、終盤の逆転劇に目が行きがちですが、 1回裏と5回裏の攻撃も見事でした。いずれも本塁打で得点した後、 安打で出塁した走者を盗塁で二塁へ進めた後に適時打が出ています。 つながりがありました。16安打で12得点。
 7回表の7失点。 無死一三塁で佐伯選手の投ゴロをミンチー投手が本塁へ送球したのが痛かったですね。 二塁ベースカバーの選手とタイミングが合わなかったからだそうですが、 点差を考えると併殺狙いに行くべきだったでしょう。 1点を惜しんで大量失点につなげてしまいました。
 打たれてしまいましたが、高橋建投手の投入は正しい選択だと思いました。 ミンチー投手は自らのミスの後、谷繁選手に死球を与えて、 平常心ではなかったと思います。交代はやむなし。 そして中継ぎで一番信頼できるのが高橋建投手ですから。 しかし、せめてローズ選手の一発だけは防いで欲しかったです。
 頼みの高橋建投手が打たれてしまって、 中継ぎ投手陣の苦しさは相変らずという感じですが、 小林敦・玉木重投手は良く踏ん張ってくれました。 特に8回表を投げた玉木重投手。 1点差に迫った後に追加点を取られていると、 反撃ムードに水をさしてしまうところだったので、貢献度大でした。
 で、なんと抑えは澤崎投手。横浜のクリーンアップ3人を内野ゴロに仕留めて、 プロ入り初セーブ。澤崎投手には「おめでとう。ありがとう」と言いたいですが、 逆に心配になってくるのが幹英投手。確かに一昨日は危ない投球でしたが、 今日のような試合で登板できないとなると、ちょっと心配です。 何でも幹英投手はミニキャンプで調整中だそうで、 大野コーチによるとこれからも澤崎投手を抑えで起用するとか。
 これで5月は12勝10敗の好成績(好成績ですよね?)で終了。 借金も1まで減らしました。 ミンチー投手の復帰、紀藤投手や長谷川投手ら先発候補の出現で 先発投手陣は揃いつつあります。あとは後ろの方を何とか整備できれば、 行けそうな気がしませんか?

ミンチー、戦列復帰

 右肘違和感で登録抹消されていたミンチー投手が出場選手登録され、 この試合で先発した。

 先発を聞いてちょっとびっくり。こんなに早く復帰してくれるとは。 立ち上がりと7回表にはちょっと問題がありましたが、 充分先発でやっていけそうです。

小畑、出場選手登録

 小畑捕手が出場選手登録された。

 いろいろな選手をとりあえず一軍に上げてみようというところでしょうか。

山崎・森笠、出場選手登録抹消

 山崎投手と森笠選手が出場選手登録を抹消された。

 山崎投手の登録抹消は、 右すねに打球を受けたのでしばらく投げられないということでしょうね。 森笠選手は開幕戦で初安打を打った後、安打がありません。 二軍で試合経験を積んだ方が良いということでしょう。

ウエスタン情報

試合結果

 田中投手は完投にあとひとりのところで降板。四球はあまり出していないようです。

5月29日

広島打線、小桧山&森中を打てず

 対横浜戦、先発横山投手は4回表にポゾ選手にバックスクリーンへ3ランを 叩き込まれて先制を許した。5回表には駒田選手に左越えへ2ランを打たれて、 この回でマウンドを降りた。 7回表には今季初登板のペルドモ投手が鈴木尚選手にソロアーチ。 広島打線は約5年ぶりに先発した小桧山投手をようやく4回裏にとらえ、 町田選手の左前適時打で1点を返した後、二死満塁まで攻めたが、 代打浅井選手が凡打に倒れた。 小桧山投手は勝利投手の権利を手に入れる直前の5回裏二死で、 木村選手のライナーを右てのひらに当てて無念の降板。 ここで登板した2番手の森中投手の直球に広島打線は完全に力負け。 9回裏に江藤選手が1安打するのが精一杯。1対6で完敗。 広島は4連勝ならず。勝率5割復帰ならず。

試合結果

 先発投手が横山投手対小桧山投手ということで、 広島側に分があると思ったのですが、甘かったです。 小桧山投手が変化球主体の投球をしていたことは広島ベンチもわかっていたようですが、 とらえきれませんでしたね。最大のチャンスは4回裏二死満塁。 達川監督も勝負に出て、瀬戸選手に代打浅井選手を送りましたが実りませんでした。 流れを引き戻すチャンスはあそこだけでした。
 横浜2番手の森中投手は抜群でした。 スピードガンの計時はそれほどでもなかったですが、 手元で伸びているのか、カープの打者が完全に力負けしていました。 森中投手は3年目でこれがプロ初勝利だそうですが、 これだけの投手が今まで勝っていなかったとはちょっと信じられません。 横浜戦はもつれることが多いので、反撃を期待していたのですが、 すんなりと終わってしまいました。
 横山投手。ポゾ選手と駒田選手の一発で沈みました。 前回の横浜戦でも井上選手に一発を浴びています。 一発病にかかったのでなければ良いですがねえ。 打たれるなら走者のいない時にして欲しいです。 走者がたまっている時の一発は痛すぎます。
 ペルドモ投手が今季初登板しました。 春のキャンプの時は投手と内野手の二刀流を騒がれましたが、 実質は内野手再転向でした。ここに来て、本物の二刀流となりそうな感じです。 ま、これはカープの投手事情の苦しさを表わしているんですけどね。 投球内容の方は、鈴木尚選手に本塁打されましたが、 スライダーやフォークなどに切れがあり、中継ぎでやっていけそうです。 二刀流は大変でしょうが、頑張ってください。
 守備では江藤選手や木村選手、ディアス選手がファインプレーをしました。 木村選手の失策も、その後を横山投手が踏ん張って失点しませんでした。 そんなわけで完敗の試合ではありましたが、 それほどトホホな試合という感じではありませんでした。

ウエスタン情報

試合結果

 先発菊地原投手は6回まで無失点。 しかし7回表にカーブでストライクが取れなくなって崩れてしまいました。 バテたんでしょうね。

5月28日

救世主?長谷川プロ入り2勝目!

 対横浜戦、先発山崎投手は2回表に打球を右足すねに受けて降板。 急遽登板した長谷川投手は、 4回表にディアス選手の失策をきっかけに駒田選手の適時打で1点を先制された。 その裏、横浜先発の斎藤隆投手を攻め、 木村選手の右前打と前田選手の一ゴロを駒田選手が二塁へ悪送球して一三塁のチャンス。 ここで江藤選手が高々と左翼席前列へ8号逆転3ランを運んだ。 長谷川投手は伸びのある速球を軸に好投したが、 8回表二死から波留・鈴木尚選手の長短打で1点差とされた。 その裏、前田選手が河原投手から中前打を打った後、 江藤選手が島田投手から右翼フェンス直撃の適時三塁打。 さらに二死後、ディアス選手が左前適時打を放って3点差に突き放した。 9回表、5月15日以来の登板となる小林幹投手が 佐伯選手への四球と谷繁選手の二塁打で二死二三塁とピンチを招き、 石井琢選手に右前へ2点適時打されて1点差とされた。 しかし最後は波留選手を三振に抑えて何とか逃げ切った。5対4で勝利。 広島は3連勝。長谷川投手は97年8月10日以来のプロ入り2勝目。

試合結果

 長谷川投手は山崎投手のアクシデントで2回途中から急遽登板となりました。 中継ぎで投げることは予定通りだったそうですが、あまりにも早すぎる出番。 どうなることかと思いました。しかし「瓢箪から駒」と言っては失礼かも知れませんが、 素晴らしい投球でした。直球の走りが良かったですし、 特に無四球というのが良かったと思います。 5回表は無死二三塁という同点必至のピンチをしのぎ、 8回表も二死から3連打されて1点を失いましたが、リードは保ちました。 この8回表のピンチでは、首脳陣は救援投手の投入を我慢しました。 長谷川投手もその期待によく応えてくれました。 昨日や一昨日のようなベテラン投手の好投も良いですが、若手投手が出てきてくれると、 これまた嬉しいです。 今後、長谷川投手が先発として起用されるのか、 中継ぎとして起用されるのか注目されます。
 打線で目立ったのは江藤選手。逆転3ランと駄目押し適時三塁打を含む3安打で4打点。 4回裏の逆転3ランは調子の良かった斎藤隆投手から放ったもの。 広島市民球場の狭さと風にも助けられた一打だったようですが、値千金の一発でした。 8回裏の適時三塁打は右方向へ打ったもの。 打球があと1センチ飛んでいればスタンドに入っていたのではないでしょうか。
 ディアス選手。4回表の失点はディアス選手のトンネルがきっかけでした。 その後は無失策だったものの動きに固さが見られたようですね。 しかし打では最後にいい仕事をしてくれました。 8回裏の適時打は結果的に大きな1点となりました。
 幹英投手は2点取られてしまいました。 登板間隔が開いていたことが この試合の投球内容が良くなかった原因として考えられますが、 逆に最近登板がなかったのはこんな調子だったからだとも考えられます。 今後に不安が残りました。
 やはり横浜戦では何点リードしていても安心できないということがわかりました。 取れる時に点は取っておけということですね。

山崎、右すねに打球受けて降板

 先発した山崎投手は、 2回表にローズ選手のライナーを右足のすねに当てて降板した。 病院で検査した結果、骨には異常なく、全治1週間の打撲と診断された。

 それほど大したことはないようです。初回は良い立ち上がりだったので、 降板は残念でした。

ウエスタン情報

試合結果

 黒田投手が2失点で完投勝利。新井選手が2発。

5月27日

佐々岡さまのお通りだいっ!

 対巨人戦、広島は初回、巨人先発ガルベス投手を攻め、 右前打の緒方選手が盗塁を決め、木村選手の遊ゴロで三塁へ進んだ後、 前田選手の右前適時打で先制。 その裏、先発佐々岡投手が清原選手の右前適時打で同点とされた。 しかし3回表、四球の緒方選手が盗塁を決め、 木村選手の四球や前田選手のバント失敗で一死一三塁とし、 江藤選手の投直がガルベス投手を直撃する間に1点を勝ち越した。 8回表には中前打の木村選手が盗塁と暴投で三塁へ進み、一死後、 江藤選手の右前適時打で追加点。 4回以降を1安打に抑えていた佐々岡投手は、8回裏、 仁志選手の二塁打をきっかけに松井選手の内野ゴロの間に1点を返された。 さらに二死一三塁のピンチを招いたが元木選手を打ち取った。 佐々岡投手は9回裏も3人で締めて完投。3対2で勝利。 広島は2連勝。佐々岡投手は完投で6勝目。 勝ち星でもセ・リーグトップに立った。

試合結果

 佐々岡投手がまたやってくれました。完投勝利で6勝目。 ハーラーダービートップタイ。防御率、勝率を合わせて投手三冠です。
 佐々岡投手は調子が良いのか悪いのかわからない状態だったそうです。 1回裏は1失点。2回裏は二死満塁のピンチ。4回裏は無死二塁のピンチ。 中盤は持ち直しましたが、8回裏には1点を取られて二死一三塁のピンチ。 元木選手のライナーは前田選手の正面。 9回裏も後藤選手の完璧なライナーは前田選手の正面。 最後は気力で投げ切ったといった感じでした。 終盤は幹英投手の出番があってもおかしくない状態だったと思いますが、 達川監督は佐々岡投手と心中するぐらいの気持ちだったのでしょう。
 打線で目立ったのは足技。得点はいずれも盗塁を絡めてのものでした。 ガルベス投手攻略の見本のような攻撃でしたね。 1回表は緒方選手が二盗。3回表も緒方選手が二盗。 8回表は木村選手が二盗を決め、その時の投球が暴投で一挙に三塁へ。
 この3連戦は初戦の大敗でどうなることかと思いましたが、 終わってみれば2勝1敗で勝ち越し。 先発投手は足りないし、中継ぎ投手陣は崩壊状態。 ズルズル後退してもおかしくない状況なのに踏ん張っています。 何か不思議な感じがします。

ペルドモ・朝山、田村・吉年に代わり出場選手登録

 田村捕手と吉年投手が出場選手登録を抹消され、 ペルドモ選手と朝山選手が出場選手登録された。

 ペルドモ選手の一軍入りは 野村選手のスタメン落ちが長引きそうだということでしょうか?
 投手枠が1つ減ったと思ったら、どうやらペルドモ選手の投手起用がありそうとか。

5月26日

嬉しい誤算?紀藤完封勝利!

 対巨人戦、広島は2回表に巨人先発桑田投手を攻め、 金本・浅井選手の連打の後、ディアス選手が左前適時打を放ち、1点を先制。 今季初先発の紀藤投手は直球・スライダー・フォークの切れが抜群で、 5回までわずか2安打投球。追加点が欲しい広島は、 6回表に緒方選手の安打と前田選手の四球の後、 江藤選手の遊ゴロを川相選手が失策して一死満塁のチャンス。 金本選手の遊直を川相選手が弾く間に1点。 さらに浅井選手の適時打で1点を追加した後、 浅井選手の盗塁を刺そうとした村田真捕手が二塁へ悪送球する間に1点。 ディアス選手の四球の後、西山選手の適時内野安打でこの回計4点。 紀藤投手は最後まで球の切れが衰えず、6回以降はパーフェクト。 5対0で勝利。紀藤投手は2安打完封勝利。

試合結果

 紀藤投手が先発したこと自体はいろいろなところで予想が出ていたので びっくりしませんでしたが、この投球にはびっくりさせられました。 紀藤投手本人がヒーローインタビューで「出来過ぎ」と言ってましたので、 一番驚いているのはひょっとして本人かも。 この試合程度の投球を毎試合するのは無理にしても、 これに近い投球をしてくれれば充分ローテでやっていけるでしょう。 次の登板も先発になることは間違いないと思います。 この試合と同じようなことが 去年一昨年もありましたから、 次の投球が非常に大事になると思います。 「恒例の、年に1度の快投」なんて言われないようにしてくださいね。
 打線。効果的な追加点となった6回表の4点に目がいきますが、 巨人の守備の乱れで貰ったような点でしたね。
 ところで、大野コーチが壊滅状態の投手陣について、 「全ての投手の起用について模索中」とおっしゃったそうです。 どうやら全ての投手の役割の見直しが行われるようで、 シーズンを通して中継ぎに固定する予定だった紀藤投手の先発は その一環だったわけですが、どのように投手陣を建て直してくれるか楽しみです。

野村が右足痛で欠場

 右足股関節負傷の野村選手がスタメン落ちした。 野村選手は達川監督にスタメン出場を直訴したが、 達川監督は大事を取って欠場させた。

 代打での出場は可能な状態だったらしいですが、 結局最後まで出場しませんでした。スタメン復帰がいつになるかはわかりませんが、 登録抹消するほどひどい状態ではないようです。 ちなみに2番には二塁手として木村選手が、遊撃手にはディアス選手が入りました。

5月25日

また派手に負けた

 対巨人戦、先発山内投手は初回、松井選手に13号2ランを浴びて先制を許した。 広島は3回表に巨人先発ホセ投手を攻め、 二死一二塁から前田・江藤選手の連続適時打で同点。 しかし3回裏に清原選手の犠飛で1点を勝ち越されると、 5回裏には松井選手の適時打でさらに1点。 6回裏には玉木重投手が川相・斉藤宜選手の適時打、 仁志選手の犠飛で3点を取られてKO。救援の吉年投手が清水選手に適時打されて1点。 7回裏には吉年投手が無死一二塁で降板し、小林敦投手が満塁とされた後、 二岡選手に2点適時打を浴びた。 広島打線は小刻みな継投にかわされて4回以降無得点。 2対10で大敗。

試合結果

 5回までは2対4。どちらに転ぶかわからない展開でしたが、 中継ぎ投手陣の差が出てしまいました。 頼みの玉木重投手があそこまで打たれてしまっては勝負になりません。
 先発の山内投手も調子が悪く、5回までに4失点。 先の横浜戦で横山投手が5回までに5失点していることを考えれば、 それほど悪くないのではないかと思えてしまったり。
 打線はホセ投手の直球に的を絞って、良い当たりを飛ばしていましたが、 福岡ドームの広さに邪魔された感じ。 本塁打が主な得点源のチームだとこういうことになってしまいます。
 最近の負けっぷりの良さには悲しくなります。 先発投手の谷間の試合ならば諦めもつきますが、 3本柱(佐々岡・横山・山内)の投げる試合ぐらいは接戦をやって欲しいな。

野村、右足を負傷して途中退場

 野村選手は6回裏の守備で、川相選手のライナーに対してジャンプして着地した際、 右股関節を捻って退場。ディアス選手と交代した。怪我の程度は不明。

 とても心配ですね。
 7回裏からは東出選手が遊撃を守りました。守備機会はなし。

長谷川、出場選手登録

 長谷川投手が出場選手登録された。

 さっそく登板。1回を1安打無失点。期待しましょう。

紀藤、出場選手登録

 紀藤投手が出場選手登録された。

 ウエスタンでの登板が全くなかったので、この昇格はちょっと意外。
 この日の試合ではベンチに入っていませんでした。 ということはひょっとして先発起用があるのでしょうか?

5月24日

SATOの無責任先発予想

 25日から福岡ドームで巨人3連戦。28日から広島で横浜3連戦。計6連戦。
 広島の先発は巨人戦が山内・山崎・佐々岡投手でしょうか。 2戦目の山崎投手は流動的。二軍から田中投手あたりを上げてくるかも。 横浜戦はミンチー・高橋建・横山投手のような気がするのですが、 ミンチー投手の故障の状態がわかりませんし、 高橋建投手が先発で起用され続けるかどうかわからないので、 全く自信がありません。
 巨人の先発はホセ・桑田・ガルベス投手でしょうか。

ミンチー、軽い右肘側副靱帯損傷

 右肘違和感のミンチー投手が広島市内の病院で検査を受け、 「右肘側副靱帯損傷。症状は軽く、投球には問題ない」と診断された。 しかしチームへの合流はもうしばらくかかる模様。

 戦線離脱は短期で済みそうで一安心です。 ただし、週末の横浜戦には間に合いそうにないですね。

江藤、FA権取得

 江藤選手がフリーエージェントの権利を取得した。

 カープファンとしては権利を行使せず、末永くカープでプレーして欲しいです。

菊地原と兵動、出場選手登録抹消

 菊地原投手と兵動選手が出場選手登録を抹消された。

 菊地原投手については首脳陣はずっと我慢して起用してきましたが、 ついに、という感じ。今までの一軍での経験を水の泡にしないように、 もう一度二軍から這いあがってきて欲しいです。
 二塁手には東出選手が中心となって起用されていますので、 兵動選手の出番があまりありません。一軍でベンチを温めているより、 二軍で試合に出た方が良いという判断でしょう。

6月始球式登板OB

 6月の広島市民球場での試合の始球式に登板するOBの皆さんは以下の通り (敬称略):

  11日(金)ヤクルト 河井昭時
  12日(土)ヤクルト 高橋里志
  13日(日)ヤクルト 久保俊巳
  15日(火)阪  神 水沼四郎
  16日(水)阪  神 深沢修一
  25日(金)巨  人 木下富雄
  26日(土)巨  人 金城基泰
  27日(日)巨  人 山本浩二

 時代は流れ、河井さんを除いて全て知っている名前になりました。

ノーヒッター佐々岡&サイクル金本記念Tシャツ発売

 無安打無得点試合を達成した佐々岡投手とサイクル安打を達成した金本選手を記念して、 6月1日から記念Tシャツが発売される。価格は税込み3000円。 それぞれ500枚限定。 問い合わせは広島東洋カープ商品販売部(電話082-227-8500)へ。

 カープグッズマニアには見逃せない逸品ですね。

5月23日

横山完投!一発&四球で大量10得点

 対横浜戦、広島は初回に横浜先発戸叶投手から緒方選手が左越えに先頭打者本塁打を放ち1点を先制。 その裏、先発横山投手はローズ選手に犠飛を打たれて同点。 しかし2回表に浅井選手が右翼席へ2号ソロを打ち込んで勝ち越し。 3回表には金本選手がスコアボード直撃の7号3ランを放って追加点。 4回表には戸叶投手が6四球を出し、野村選手の内野ゴロ、江藤・金本選手の押し出し四球で3点を追加。 4回裏に井上選手にバックスクリーンへ1号3ランを打たれて4点差に迫られた。 5回表には河原投手を二死から攻め、2四球と野村選手の安打で満塁とした後、 前田選手が押し出し四球を選んで1点を追加。 その裏、駒田選手の犠飛で1点を返された後、一死満塁のピンチを作ったが、2者連続三振で切り抜けた。 8回表には横浜4番手横山投手から前田選手がライナーで右翼席へ4号ソロを打ち込んで駄目押し。 横山投手は6回以降粘りの投球で横浜打線を零封。10対5で勝利。 横山投手は14安打打たれながらも今季2度目の完投勝利。

試合結果

 横山投手、完投お疲れさまでした。2度目の完投勝利で先発としての自信が付いてきたのではないでしょうか。 14安打5失点ということで投球内容の方は今ひとつといった感じでしたが、 よく最後まで投げ切ってくれたと思います。 首脳陣もよく最後まで我慢したと思います。まあ、中継ぎ投手陣が全くアテにならないので、 そうせざるをえなかったのかもしれませんけど。
 横山投手は前回の登板よりもカーブでストライクを取れていたので、 かなりの好投が期待できると思いました。 4回裏の3点さえなければ、素直に好投だったと言えたのですけど。 あの回が始まる前にバックスクリーンの広告の故障で試合が中断し、 少しリズムが悪くなったのではないでしょうか。
 5回まで5失点で完投できたのは打線の援護があったおかげです。 緒方選手は3試合連続本塁打。浅井選手は久々のスタメンで2号ソロ。 金本選手は初回の併殺打の汚名返上の特大3ラン。前田選手は駄目押し弾。 みなさんよく打ってくれました。しかし得点は、 これら本塁打と戸叶・河原投手の四球連発によるものだけ。 走塁ミスやサインミスなど、目指す緻密な野球からするといただけない攻撃がありました。 そのあたりはきっちり反省しておいてもらいたいです。
 結局、横浜には2勝1敗で勝ち越しました。 勝った2試合を見ると、打線がある程度大量点を取って、先発投手が試合終盤まで踏ん張るというのが、 現状のチーム状態ではほぼ唯一の勝ちパターンという感じですね。

5月22日

継投裏目、澤崎火ダルマ

 対横浜戦、広島は初回に横浜先発斎藤隆投手から江藤選手の犠飛で1点を先制。 2回表には西山選手の2号ソロアーチ、3回表には前田選手の適時打、 5回表には緒方選手の10号ソロアーチで着々加点。 今季初先発の高橋建投手は初回にローズ選手の適時二塁打で1点を失ったものの、 5回まで2安打の好投。しかし試合が暗転したのは6回裏。 鈴木尚選手の8号ソロアーチで2点差とされると、 ローズ選手の四球と駒田選手の二塁打で無死二三塁とされてKO。 救援の澤崎投手は佐伯選手を敬遠気味に歩かせたが、二死満塁までこぎつけた。 しかし代打荒井選手に押し出し四球を与えた後、石井琢選手に一塁へ適時内野安打を打たれて同点。 さらに波留選手に2点適時二塁打、鈴木尚選手に2点適時二塁打を浴び、この回一挙7失点で逆転された。 7回裏にも菊地原投手が5安打を集中されて3失点。 8回裏にはプロ初登板の吉年投手が秋元選手に押し出し四球を与えて1失点。 広島打線は8回表に満塁から代打浅井選手の内野ゴロの間に1点を返しただけ。 5対12で逆転負け。

試合結果

 先発は私としては予想外の高橋建投手でした。 若手投手を先発させて序盤で試合がぶち壊しということがよくありましたから、 それは避けたいということで高橋建投手の起用となったのでしょう。 その首脳陣の気持ちはよくわかります。 本人は降板後に「先発の仕事ができなかった」といった意味のコメントをしていましたが、 先発の役割は充分に果たしたと思います。 しかし皮肉なことに、今日のような試合にこそ中継ぎに高橋建投手が必要でした。 先発がある程度試合を作った時に幹英投手につなぐセットアッパーが必要なのです。 広島の投手陣の中でそれができる唯一の投手が高橋建投手でした。 継投で勝つつもりなら高橋建投手を先発に回すのは得策ではないと考えます。
 高橋建投手の交代時期もちょっと拙かったように思います。 今季初先発、中2日登板という条件を考えれば、あそこが限界という判断だったのでしょうが、 高橋建投手をこれからも先発で起用していくつもりなら、 6回裏のピンチは続投させた方が良かったのではないでしょうか。 ピンチだからといってすぐに代えていたのでは、いつまで経ってもピンチに強い投手にはなれませんからね。 完全な結果論ですけどね。
 澤崎投手は二死まではうまく投げていたのですが、荒井選手への押し出し四球が痛かったですね。 石井琢選手の一塁内野安打も江藤選手に何とか捕ってもらいたいところでした。 澤崎投手は前回も危ない投球をしていました。起用するならば回の頭からにした方が良さそうです。
 打線は5回まで着々と加点して、良い感じだったんですけどね。 気になるのは東出選手がやたらとセーフティバントをやっていることです。 確かに現状の彼の実力でチームに貢献するにはそれが手っ取り早い気はしますが、 ちゃんと打てるようになって欲しいので、普通に打って欲しいと思います。

吉年、プロ入り初登板

 吉年投手が8回裏にプロ入り初登板した。2安打2四球、押し出しで1点を失ったが、 1回を投げ切った。

 吉年投手、プロ入り初登板おめでとうございます。 押し出し四球を出した時はどうなることかと思いましたが、後をよく抑えてくれました。 一軍に残れるとしたら、これからも敗戦処理という場面での登板になるでしょうが、 良い結果を残して、良い場面で起用してもらえるようになってください。

ウエスタン情報

試合結果

 新人小山田投手を救世主として期待するのはまだちょっと早そう。

5月21日

佐々岡粘って完投勝利

 対横浜戦、広島は初回に横浜先発三浦投手を攻め、 緒方選手の先頭打者本塁打と江藤選手の適時打で幸先良く2点を先制。 先発佐々岡投手は安定感のある投球で3回までを1安打に抑えていたが、 4回裏に球が甘くなったところをローズ選手に12号2ランされて同点。 続く駒田選手にも4号ソロを打たれて逆転を許した。 しかし直後の5回表、緒方・野村選手が連続四球の後、 前田選手がバント安打を決めて無死満塁のチャンス。 江藤選手が押し出し四球を選んで同点。 金本選手の右飛はタッチアップした野村選手が本塁でアウトになったが、 続く町田選手が左中間へ殊勲の適時二塁打を放ち、2点を勝ち越し。 佐々岡投手は5回裏に波留選手の適時打で1点差とされ、 なおも一死一三塁のピンチだったが鈴木尚・ローズ選手を三振に切って取った。 広島は7回表に前田・江藤選手の連打の後、 金本選手の投ゴロが河原投手と中堅手波留選手のダブルエラーを誘い、2点を追加。 佐々岡投手は終盤も散発的に安打を打たれたが、粘りの投球で完投。 7対4で勝利。佐々岡投手は10安打されながら無四球完投勝利。

試合結果

 佐々岡投手は抜群の立ち上がり。しかし中盤打たれて5回までで4失点。 今季初KOかと思いましたが、首脳陣は佐々岡投手を交代させませんでした。 これはエースとしての信頼が厚いということでしょう。佐々岡投手もその期待に応えて粘投。 最終回は幹英投手の登板があるかと思いましたが、結局、佐々岡投手が完投しました。
 もちろんこの完投勝利は打線の援護があったからこそ。 初回にいきなり2点を先制。逆転された直後にも3点取って再逆転。 7回には2点を取って突き放しました。確かに相手の四球や失策などで取った点がかなりあったり、 もうひと押しが足りない場面もあったりして、手放しで喜んで良いのかどうか疑問もあります。 しかし、盗塁やセーフティバントなど足を使った攻撃が見られたのは良い傾向だと思います。 きっと阪神戦での連敗が自分たちの野球を見直すキッカケになったのでしょう。

吉年、出場選手登録

 吉年投手が出場選手登録された。プロ入り初の一軍入り。

 おめでとうございます。二軍の成績を見てもまだまだ実力不足の感はありますが、 一軍で良い経験を積んで下さい。

ウエスタン情報

試合結果

 長谷川投手が8安打3失点で今季初完投勝利。 今年は今ひとつの投球を続けていましたが、ようやく出てきたといった感じです。 この調子を続けてもらいたいですね。

5月20日

黒田、出場選手登録抹消

 黒田投手が出場選手登録を抹消された。

 19日の投球は、捕手が木村選手だったことを割り引いてもちょっとひどかったです。 早く立ち直って欲しいです。

SATOの無責任先発予想

 21日から横浜で横浜3連戦。 前回3連敗の借りを返すことができるでしょうか?
 広島の先発は佐々岡・横山投手、3戦目が谷間となることが予想されます。 谷間の先発投手の候補としては澤崎投手が考えられます。 あるいは前回4回KOの山内投手が中4日で来る可能性もありますね。
 横浜の先発は斎藤隆・戸叶・三浦投手でしょうか。
 広島はチーム状態があまり良くないですが、 佐々岡投手が投げる時ぐらいは好ゲームを期待したいです。

5月19日

野村阪神に惨敗で3連敗

 対阪神戦、先発山崎投手は、1回表に和田選手の2号ソロ、 2回表にジョンソン選手の11号ソロでそれぞれ1失点。 3回表にも足技を絡められて新庄選手とブロワーズ選手の連続適時打で2失点。 5回表には守備の乱れから新庄選手の適時内野安打で1失点。 広島打線はプロ入り初先発の井川投手を攻めきれず、 2回裏と3回裏の満塁のチャンスを逃した。 ようやく7回裏無死満塁として井川投手を降板させたが、 このチャンスも前田選手と江藤選手の内野ゴロで2点を取ったのみ。 9回表に黒田投手が3安打3四死球と自らの悪送球で大崩れして5失点。 2対10で惨敗。広島は3連敗。

試合結果

 先発の山崎投手は7回を5失点。自責点は4ですから、 そこそこは投げたといって良いのでは。 4回裏の打席で代打を送られるかと思いましたが、終盤まで引っ張りましたね。 先発投手不足ですから、先発投手に何とかメドを立てたかったのでしょうね。
 高橋建投手は良い投球でした。負けている場面での登板でしたが、 こういった場面で投げる菊地原投手や小林敦投手も登板過多になりかけていますから、 高橋建投手投入も仕方なかったのでしょう。 登板間隔が開いていたので、調整登板といった面もあったと思います。
 黒田投手は前回の登板で復調の兆しが見えたと思ったのですが、 散々な出来でした。さらし者状態でしたね。頭が痛いです。
 阪神は強いですね。特に3回表の足を使った攻撃は見事でした。 監督が変わるとチームがこうも変わるものなんでしょうか? たまたま調子が良いだけなのか、本当に強いのか、これからが楽しみです。
 打線は低調モードに入ってしまったようです。 四球をたくさん出してヘロヘロ状態かと思われた井川投手を つかまえ切れませんでした。若い投手にプロ入り初勝利をプレゼントして 自信をつけさせてしまいましたね。
 東出選手がスタメン。左投手の時は兵動選手がスタメンなのかと思っていました。 先発投手の読み違えとも考えられますが、 あえて左対左を経験させるための起用だったのかも。 レギュラーになる選手が左対左を苦にしていては困りますからね。 第1打席では左前打を打っています。
 今年は小さな連勝連敗の繰り返しですから、 また連勝することもあるでしょう。先を悲観することはないと思います。 しかし、負け試合の試合内容の悪さには閉口させられますねえ。

祝!野村1500本安打達成!

 野村選手は5回裏に井川投手から左前打を放ち、 プロ入り通算1500安打を記録した。

 おめでとうございます。しかし、惨敗の試合でしたから喜びも半減でしょうね。 次は2000本安打を目指してください。

田村、出場選手登録

 田村捕手が出場選手登録された。

 これで捕手3人体制になりましたが、 またも木村選手が捕手として途中出場しております。 田村選手は今季初スタメンでした。

笘篠、出場選手登録抹消

 笘篠選手が出場選手登録を抹消された。

 二塁手スタメンで東出・兵動選手を育てるということなので、 割りを食った形ですかね。

ウエスタン情報

試合結果

 田中投手は8回を8安打自責点3。 2四球(たぶん)だったのは良かったと思います。三振もたくさん奪っています。

5月18日

がび〜ん!ミンチー、右肘違和感で登録抹消

 ミンチー投手が右肘に違和感を訴えたため、出場選手登録を抹消された。

 今年はまだ2勝しかしていないとはいえ、 きっちりとローテで投げてくれていた大黒柱の投手だけに痛すぎます。 長引かなければいいですけどね。
 若手投手にチャンスが回ってくるという風に明るく考えたいところですが、 現状でも充分チャンスがあって、 それをモノにする投手が出てきていないわけですからねえ。

木村が実戦で捕手の練習をするような試合でした

 対阪神戦、広島は初回に阪神先発藪投手から野村選手が右中間へ2号アーチを放ち、 1点を先制。広島先発山内投手は3回表に2四球を出した後、 ブロワーズ選手に適時二塁打を打たれて同点。 4回裏には矢野選手の2点適時二塁打、藪投手の適時三塁打、 坪井選手の2号2ランで5失点。4回でKOされた。 5回表からは木村選手がプロ入り初マスク。 この回、菊地原投手が矢野選手の適時二塁打で1失点。 9回表には玉木重投手がジョンソン選手の犠飛で1失点。 広島打線は天敵藪投手の前に6回裏以降無安打。1対8で完敗。 広島は2連敗。

試合結果

 木村選手には悪いですが、 彼が捕手で出場した時点で「首脳陣は試合を捨てたな」と思いました。 まさかの出場の時に慌てないための準備だったのか、 本気で捕手として育てる気があるのか。もし本気で捕手として育てるつもりならば、 二軍の試合で経験を積ませた後、一軍で起用して欲しいですね。 プレーしている彼の一所懸命さは伝わってきましたが、ポロポロやってましたし、 ちゃんと投手のリードができるとは思えませんでした。 ま、面白い選手起用で話題になるかも知れませんし、 捕手の戦力として計算できるようになれば大変結構だとは思いますけど。
 山内投手は4回表に集中打を浴びて5失点。 球が高めに浮いたところを打たれたようですね。 3回表に藪投手に四球を許すなど予兆はありましたけど。 たまにこういう投球をしてしまうのが山内投手です。次回の登板で挽回して下さい。
 打線は大幅に組み替え。前田選手が3番に戻り、緒方選手が1番、野村選手が2番。 しかし注目したいのは一塁手江藤選手、三塁手町田選手という守備位置。 普通だと逆の守備位置になるのですが、 これは本格的に江藤選手を一塁手にコンバートしてしまおうということでしょうか。
 玉木重投手が敗戦処理をしていました。他にいないのでしょうか?
 米子でセ公式戦が開催されたのは44年ぶり。 雨で中止にならなくて良かったですね。大入り満員で興行的にも成功だったようです。

玉木朋、プロ入り初出場

 この日出場選手登録された玉木朋選手が9回表に遊撃の守備に入り、 プロ入り初出場を果たした。高波選手の遊ゴロを無難に処理した。

 一軍初出場、おめでとうございます。 二軍では打撃好調で、いつ一軍に上がってもおかしくない状態でした。 活躍を期待します。

山崎、出場選手登録

 山崎投手が出場選手登録された。

 19日の先発が予想されます。前回は甲子園でまずまずの投球をしています。 技の投球を期待したいです。

ウエスタン情報

試合結果

 遠藤投手が初回3失点のみで完投勝利。 ミンチー投手の戦列離脱が長引くようだと、 先発候補として近い内に一軍に戻ってくるのではないでしょうか。

5月17日

SATOの無責任先発予想

 18日から米子で阪神2連戦。1日開けて21日から横浜で横浜3連戦。 前節は3勝1敗と上々の成績。今節も勝ち越しを狙いたいですね。
 広島の先発はミンチー・山内投手でしょうか。 ミンチー投手に次の横浜戦の3戦目に中4日で投げて貰うと、 今節は谷間がなくなります。
 と思っていたのですが、ミンチー投手は米子に帯同せず。 遠藤投手が登録抹消されて山崎投手が一軍に帯同しているそうです。
 阪神の先発は初戦が天敵藪投手。2戦目は谷間ですね。 前回のローテでは部坂投手が投げたんですけど、また投げるんでしょうか?

金本、16日に右足を軽く捻挫

 金本選手は、16日ヤクルト戦の4回裏の守備でハッカミー投手の打球を追った際、 右足を捻挫した。症状は軽く、18日の試合出場に問題はない模様。

 そういえばそんな場面がありました。 あの後もプレーしていたので、多分大したことはないのでしょう。 足に問題を抱える選手が多いせいか、今年のカープは足技が使えていない気がします。 金本選手がその仲間入りにならなければ良いですけど。

遠藤、出場選手登録抹消

 遠藤投手が出場選手登録を抹消された。

 1度も登板しないままでした。故障でなければ良いですが。 代わって登録されるのはどうやら山崎投手のようです。

中国地方プロスポーツ高額納税者番付

  1. 野村謙二郎(カープ選手)  7037
  2. 前田 智徳(カープ選手)  6664
  3. 江藤  智(カープ選手)  6633
  4. 大野  豊(カープコーチ) 4579
  5. 佐々岡真司(カープ選手)  3453
  6. 岡本 慎治(競艇選手)   3215
  7. 遠藤 竜志(カープ選手)  3141
  8. 金本 知憲(カープ選手)  2932
  9. 緒方 孝市(カープ選手)  2914
  10. 山本 浩二(プロ野球解説者)2693
(単位は万円)

 ほぼ年俸順ですが、前田選手が江藤選手よりも上ですね。 今年の推定年俸は前田選手の方が上ですが、 このランキングは去年の収入に対してのものですからね。

5月16日

ハッカミーに打線沈黙

 対ヤクルト戦、広島は2回表にヤクルト先発ハッカミー投手を攻め、 四球の江藤選手が捕逸と内野ゴロで三塁へ進んだ後、前田選手の犠飛で先制。 先発横山投手は3回裏一死一塁から土橋選手に右中間を割られて同点。 さらに古田選手の左翼線適時二塁打で逆転。4回裏には二死一塁からハッカミー投手に左中間適時二塁打。 横山投手は4回3失点で降板。6回裏には玉木重投手が真中選手の適時二塁打で1失点。 8回裏には小林敦投手が自らの失策でピンチを広げ、真中選手の適時三塁打で2失点。 広島打線はハッカミー投手のチェンジアップに手を焼き、8回までわずか3安打。 最後は山本投手に締められ、1対6で敗戦。広島の連勝は3で止まった。

試合結果

 一番の敗因は打線が最後までハッカミー投手をとらえ切れなかったこと。 チェンジアップが効果的で、最後まで狙い球を絞れなかった感じです。 2回表に無安打で1点を先制したまでは良かったのですが、その後、 チャンスらしいチャンスは5回表と8回表ぐらいでした。
 先発した横山投手は降板後、調子が悪かったというようなコメントをしていますが、 1回裏2回裏はそんなに悪くなかったように見えました。 3回裏に真中選手を出塁させ、走者を気にしすぎてリズムを崩したように思えました。 この回ヤクルト打線は直球に狙いを絞っていたようで、 この点は最後まで狙い球を絞り切れなかった広島打線と対照的でした。 西山捕手も直球狙いに気が付いたようで、この回の途中からはカーブを多投させていました。
 もうひとつ横山投手にとって痛かったのは4回裏の失点ですね。 一死一塁からの二ゴロ。併殺でチェンジかと思ったら、野村選手が一塁へ低投。 走者が一塁に残って、ハッカミー投手に適時二塁打を打たれてしまいました。 ここは、野村選手あるいは送球を捕れなかった江藤選手の守備のミスと見るか、 野村選手にスライディングした一塁走者岩村選手の好走塁と見るか、意見が分かれるところかも知れません。 しかしやはり守備のミスが失点につながってしまったように思えてしまうのです。 投手に打たれてしまう横山投手も悪いんですけどね。
 継投に関しては、負けている試合で投手をたくさん注ぎ込まなかったのは良かったと思います。 横山投手の降板が若干早かったですが、ハッカミー投手に打たれたことと、 チャンスで打席が回ってきたことを考えると、仕方なかったのではないでしょうか。
 ハッカミー投手と山本投手にひねられてしまった打線の中にあって、前田選手の2安打1犠飛は明るい話題。 着実に復調しているようです。

ウエスタン情報

試合結果

 先発のレイノソ投手は四球はあまり出さなかったようですが、打たれていますね。
 山田潤選手が3安打。最近当たっているようです。