カープ日記


3月31日

新人広池・森笠・新井が開幕一軍入り

 セ・リーグの出場登録選手名簿が発表された。 広島で開幕一軍入りを果たしたのは以下の28選手。
投手
紀藤、黒田、佐々岡、高橋建、横山、小林幹、玉木重、ミンチー、菊地原、小林敦、 レイノソ、広池
捕手
瀬戸、西山、倉
内野手
ディアス、野村、新井、江藤、若林、ペルドモ、井上浩
外野手
前田、町田、浅井、緒方、金本、森笠

 フレッシュな顔ぶれですね。 新人では広池・新井・森笠選手が開幕一軍入りを果たしました。 主力選手で漏れたのは山内・澤崎・笘篠・木村選手ら。笘篠選手は左太もも痛。 木村選手も足の捻挫が治らなかったようです。

佐々岡が合流

 広島ナインは広島市民球場で15時すぎからミーティングをした後、 16時からナイター練習。 発熱で練習を休んでいた佐々岡投手も合流。約70球の投球練習を行なった。

 佐々岡投手は開幕3連戦には投げられそうですね。

ウエスタン初戦飾れず

 ウエスタン・リーグ、広島はダイエーと開幕戦を行い、3対8で敗戦。

試合結果

 河野投手が打たれたようです。嶋選手が2安打。 福地選手は無安打ながら2盗塁。このあたりが目立つところですか。

3月30日

ウエスタン開幕戦は水入り

 ウエスタン・リーグが開幕した。 雁の巣で行われる予定だったダイエー対広島戦は雨のため中止。

 先発ローテの5人目と6人目を決めるために、 ウエスタンの試合をオープン戦的な使い方にしたいところですが、 いきなり中止とは残念です。

3月29日

広島護国神社で必勝祈願

 松田オーナー、達川監督らスタッフ、野村・緒方・前田選手ら選手、 総勢45人が10時過ぎに広島市中区の広島護国神社を訪れ、必勝祈願を行なった。 達川監督は「選手が非常に、休みがない中、よく頑張ってくれたと思います。 現時点では言うことないですね。本当によく頑張ってくれました。 あとは試合で選手が結果を出してくれれば、それでいいと思います。 選手がどれだけ『俺たちはやれる』という気持ちに、開幕を迎えて、 なってくれるかだけですね」と語った。

 とりあえず怪我人が出ないことをお祈りします。

前田・緒方・浅井が合流

 ナインは必勝祈願後、広島市民球場で練習を行なった。 オープン戦を欠場して心配されている前田・緒方・浅井選手も元気な姿を見せていたが、 緒方選手には昨年痛めた右足を気にする様子が見られたという。
 発熱した佐々岡投手はこの日もお休み。森笠選手も熱っぽいということでお休み。
 30日は完全休養日。31日は広島市民球場でナイター練習。 4月1日に名古屋入りの予定。

 緒方選手の右足は、怪我をしてから半年以上も経つのに完治していないようですね。 爆弾を抱えたままの開幕ということに。 勝敗が見えた試合終盤には交代という起用法がありそうですね。
 森笠選手は28日の試合でスタメン出場しましたが、 2回表に朝山選手と交代しています。どうしたのかなと思いましたが、 こういうことですか。体調が戻らないと、ほぼ確実だった開幕一軍が御破算になるかも。

おめでとう!小畑ジュニア誕生

 小畑夫人の睦美(25)さんが男児を出産した。第一子。

 おめでとうございます。今年はまだ出番がないけど、がんばらんとね。

3月28日

オープン戦終了

 広島はこの日のロッテ戦に勝利し、7勝8敗1分でオープン戦を終了。 うち、サントリーカップは2勝3敗1分。
 なお、サントリーカップ優勝は5勝1敗の巨人。 勝ち点の合計によるリーグ対抗戦は54対51でセ・リーグの勝ち。 セ6球団にそれぞれ200万円の賞金が贈られた。

 最終的には勝率はほぼ5割。角落ちで戦った感じでしたが、その割には健闘したと言えるかも。 オープン戦でカープは「能ある鷹は爪を隠す」だったと思いたい今日このごろ。

黒田も開幕OK

 サントリーカップ・ロッテ戦、ロッテ先発小宮山投手から2回裏にディアス選手が左中間へ先制ソロアーチ。 4回裏には江藤選手が左翼ポール際中段へ豪快に2号ソロアーチ。 先発黒田投手は力感あふれる投球で6回を4安打無四球無失点。 7回表から横山・紀藤・小林幹投手とつなぎ、2対0で勝利。 広島は3連勝でオープン戦を締めくくった。

試合結果

 好調ロッテを相手に黒田投手が好投。今年はローテーションでばっちり働いてくれそうですね。
 横山投手が久々登板。腰にも問題があったそうです。 好調時に比べると球威は足りませんが、それでも140キロ台は出ているようです。
 最後の2回は紀藤・幹英投手。これを必勝リレーのパターンとしたいところ。 両投手とも1回ずつを無安打。特に幹英投手は2奪三振で完璧です。
 打線は結局最後までベストメンバーが組めませんでした。前田・緒方・西山選手は欠場です。 そんな中でディアス選手が2号アーチを含む3安打。 ディアス選手は6番か7番あたりで自由に打たせれば、それなりの活躍をしてくれそう。 そして江藤選手の2号アーチ。豪快に左翼席へ運びました。それ以外にヒットを打ったのは倉選手で、 チーム計5安打。オープン戦で1度も2ケタ安打はなかったことになります。
 金本選手がまた盗塁を決めました。 しかし、オープン戦で本塁打は1本も出ず終いでした。詰まったりすると、 まだ昨秋痛めた左手親指が痺れるそうです。
 2番打者として野村選手が試されました。2番打者の仕事が求められた場面は8回裏無死一二塁。 初球をバントしましたが捕邪飛。しかし、1試合見ただけでは適性うんぬんはできないでしょう。 1番打者とのコンビもありますし。公式戦の中で最適の打順を模索していくことになるのでしょうか。

佐々岡、発熱で登板回避

 この日のロッテ戦で先発する予定だった佐々岡投手は、発熱のために登板を回避した。

 ありゃりゃ。これで開幕投手はミンチー投手に決まりかな?

3月27日

ミンチー、開幕OK

 対西武オープン戦、先発ミンチー投手は初回、二死から連打で一三塁とされ、 鈴衛捕手の捕逸で1点を先制された。しかしミンチー投手は低めに球を集め、6回まで6安打自責点0の好投。 広島打線は5回裏に西武先発西口投手を攻略。新井・若林選手の短長打で無死二三塁とし、 ミンチー投手の犠飛で同点。野村選手の中前適時打で逆転した。 守ってはミンチー投手の後を高橋建・広池・レイノソ投手が締め、2対1で勝利。

試合結果

 ミンチー投手はいつも通りの投球でした。言うことなしです。 登板するという事前情報があった佐々岡投手がなぜか登板しませんでしたので、 登板間隔を考えると、ひょっとすると開幕投手はミンチー投手なのでしょうか。 ちなみに佐々岡投手は28日の先発登板に変更になったそうです。
 3人の救援投手もしっかり投げたようです。おかげで接戦をモノにすることができました。
 打つ方では野村選手に適時打。 森笠・新井・倉・若林選手らフレッシュな顔ぶれが西武のエース西口投手から安打。 金本・倉・嶋選手が盗塁を決めて、足をアピール。
 オープン戦も残り1試合になりました。最後の1試合は開幕を楽しみにできるような試合を期待します。

達川監督インタビュー

 RCCテレビの野球中継中に達川監督のインタビューが行われた。
 開幕投手を含め、開幕オーダーがどうなるかとても楽しみです。

佐藤玖光さんの店が4月2日に開店

 昨年限りで打撃投手を引退した佐藤玖光さんが、 4月2日に広島市中区薬研堀に焼き鳥屋「とりきん佐藤」を開店する。

 きっとカープファン御用達の店になることでしょう。チャンスがあれば行ってみたいです。

3月26日

菊地原、ローテ入り当確の好投

 対阪神オープン戦、広島は阪神先発藪投手から4回表に森笠・金本・江藤選手の3連打で2点を先制。 5回表にはペルドモ選手の内野ゴロの間に1点、6回表にはディアス選手の犠飛で1点を追加。 先発菊地原投手は4回まで無安打投球。6回裏に井上浩選手の失策をきっかけに一死一三塁とされ、 八木選手の犠飛で1点を返されたが、6回を2安打1四球1失点の好投。 終盤3回を山内・玉木重投手が抑え、4対1で勝利。

試合結果

 菊地原投手が好投しました。スライダーとカーブを軸とした投球。 味方に足を引っ張られたこともあって、回を追うごとに苦しい投球にはなっていきましたが、 6回をわずか2安打は立派です。 オープン戦とはいえ、先発ローテへの最終テストのプレッシャーは相当なものだったはず。 その中での好投ですから価値があります。 これで、開幕してしばらくはローテ投手として起用されることが確実だと思われます。
 2番手は足の故障で出遅れていた山内投手。2回を1安打無失点でしたが、 可もなく不可もなくといった印象でした。投げられただけでも良かったといったところでしょうか。
 怪我から復帰した野村選手はスタメンで2打数無安打。最初の打席はセンターへの鋭いライナーでした。 守備では悪送球を1つ。雨でグラウンドが緩く、 足に不安のある野村選手には厳しいコンディションだったかも知れません。 4回裏の守備からペルドモ選手に交代しました。
 瀬戸選手も最終回にマスクを被りました。怪我人は順調に回復しているようです。
 ルーキー新井選手がオープン戦初安打。第1打席で藪投手の球を中前へ。第2打席では幸運な左前打。 ちょっと荒い感じのする打撃ですね。
 若林選手は相変わらずセーフティバントばかりやっています。徹底してます。
 野村選手は戻ってきましたが、この試合でもベストメンバーは組めませんでした。 調整遅れのために広島市民球場で打撃練習をやっているという前田選手は欠場。 緒方選手も足に疲れがたまるとまずいということで休養でした。
 打線は天敵の藪投手から4得点。 達川監督は藪投手の配球を研究して「藪は丸裸にしたよ」と豪語したそうですが、 研究の成果があったのでしょうか。巨人の二岡選手の時のように返り討ちにあわなくて良かったです。 公式戦でもこの調子で打ち崩して欲しいですね。
 ユニフォームの袖に「ありがとう50年・チャレンジ元年」のワッペンがお目見え。

3月25日

野村・山内・瀬戸が合流

 26日に阪神戦が行われる兵庫県高砂野球場で約3時間の練習。 野村・山内・瀬戸選手が練習に合流した。 野村選手はアップ中に全力疾走するなど左足の回復をアピール。 なお、26日の先発予定は菊地原投手。 27日の西武戦にはミンチー・佐々岡投手が登板する予定。

 27日に投げる投手が開幕投手の可能性が高いと思っていましたが、 開幕投手候補が2人とも投げるとは。

新役員人事

 カープ球団の株主総会が開かれ、以下の新役員人事が承認された(敬称略)。
代表取締役
松田元(常務・オーナー代行)
常務(連盟担当兼務)
上土井勝利(取締役・球団部長・トレーナー部・事業開発部担当)
取締役(秘書室・施設部担当兼務)
山本博和(総務部長)
相談役
高橋千年美(常務・連盟担当)
球団部長
宮脇敏(球団部付部長)

 名前の後ろの括弧の中がこれまでの肩書きです。 高橋氏が連盟担当を外れ、宮脇氏の「付」が取れた以外は、 前の肩書きがどうなったかはよくわかりません。

「栄光の50年展」始まる

 広島市中区の福屋百貨店7階で「カープ栄光の50年展」 (中国新聞社主催)が始まった。 テープカットは達川晃豊監督・阿南準郎元監督・長谷川良平OB会長・ 山本治朗中国新聞社社長が行なった。写真の他、 歴代ユニフォーム、200勝投手北別府学投手の初勝利のウイニングボール、 「江夏の21球」の時の水沼四郎捕手のミット等が展示されている。 展示を見た達川監督は「1年1年の積み重ねで50年まで来たというのを実感しますね。 それぞれの年の人がカープを支えてきたんだなということですね。 この1年を次の51年につなげられるような1年にしたいと思います」と語った。

 中国新聞さんは「カープ50年選手列伝」を連載していますが、 ぜひ最終的には「カープ50年史」を1冊の本として出版してもらいたいです。

『カープ 猛者列伝50』

 『カープ 猛者列伝50』の著者である堀さんからメールを頂きました。 カープの歴史を知る意味で貴重な本となりそうです。
  タイトル 『カープ 猛者列伝50』
  著者 堀 治喜
  体  裁 B6判 316ページ
  定  価 1600円+税
  取扱書店 広島県下と近隣各書店と全国の紀伊国屋書店
  発  行 ブックハウス
     広島市西区天満町4−14−1006
     TEL082−234−9565

掲載選手 安仁屋宗八 池谷公二郎 池田英俊 江夏 豊  大石 清  
     大石弥太郎 大下剛史  大野 豊  大羽 進  大和田明  
     興津立雄  
     金山次郎  金城基泰  川口和久  北別府学  衣笠祥雄  
     小坂佳隆  小鶴 誠  古葉竹識  小林誠二  
     佐伯和司  正田耕三  白石勝巳  白石静生  杉浦竜太郎 
     外木場義郎 
     高橋里志  高橋慶彦  達川光男  津田恒美  
     内藤幸三  長嶋清之  西田真二  
     長谷川良平 備前喜夫  平山 智  藤井 弘  
     松山 昇  水谷実雄  水沼四郎  三村敏之  宮川孝雄  
     森永勝也  
     山内一弘  山崎隆造  山根和夫  山本一義  山本浩二  
     竜 憲一  
     渡辺弘基 (敬称略)

3月24日

野村、26日からスタメンに

 主力野手の温存策を採っている(?)達川監督は 「前田は試合になれば結果を出してくれる。西山は昨年の故障がある。 使い方に気をつけないと。野村は26日からスタメンでいく予定」。

 野村選手が出場するということは、 26日からの3連戦はベストメンバーで臨めるようですね。 とりあえずひと安心。 主力選手の欠場が単なる調整遅れによるものか、 中国新聞に載っているような首脳陣の深慮遠謀による意図的なものか、 この3連戦で少しは見えてくるかな?

イヤーブック、25日に発売

 「1999 CARP YEARBOOK」が25日から発売される。 定価800円。球団事務所や広島市内の主要書店などで取り扱われる。
 通信販売も可能で、商品代金(800円X部数)と送料(日本全国一律500円)を 現金書留、または郵便振替で。
現金書留宛先
〒730-8508 広島市中区基町5−25
(株)広島東洋カープ商品販売部 '99カープイヤーブック係
郵便振替口座番号
広島01350-4-40853(株)広島東洋カープ商品販売部
問い合わせ電話番号
082−227−8500

 シーズンを迎えるにあたって、一冊は持っておきたい本です。

福屋で25日から「50年展」

 3月25日(木)から30日(火)まで 広島市中区の福屋百貨店7階で「カープ栄光の50年展」が開かれる。 カープの歴史を振り返る写真や愛蔵品などが展示される。入場は無料。

 週末は用事がありまして、オープン戦にも「50年展」にも行くことができません。

3月23日

レイノソ、評価上昇中

 対オリックスオープン戦、先発田中投手は4回途中まで5安打7四球、 ペルドモ選手の適時失策も絡み、3失点。 3番手レイノソ投手は6回裏に自らの失策絡み、 7回裏にゴンザレス選手の1号ソロアーチで計2失点。 広島打線は6回までオリックス先発星野投手の前に金本選手の内野安打1本のみ。 ようやく7回表にディアス選手の来日初本塁打などで2点。 9回表に若林選手の犠飛で1点を返したが、3対5で敗戦。

試合結果

 レイノソ投手が2失点ながら内容が良かったようです。 3回を2安打2四球自責点1。 達川監督は「投げるたびに良くなっている」と、評価も上々。 先発ローテに入るかどうかはわかりませんが、 他の投手がいまいちなので、 開幕一軍入りの可能性はかなり高いのではないでしょうか。
 ディアス選手は来日初本塁打。試合ごとに結果を出してきています。 これからは少々打ったぐらいではニュースにならなくなるかも。
 先発した田中投手は相変らずの制球難ですね。 普通だと、この時期にこんな投球をすれば二軍落ちですが、 首脳陣が我慢するかどうか。

3月22日

ディアス上り調子

 サントリーカップ・オリックス戦、先発黒田投手は3回裏に暴投で1点を先制された。 4回表、ディアス選手がオリックス先発川越投手から左前適時打して同点。 さらに5回表には笘篠選手の適時二塁打で勝ち越し。4回まで好投していた黒田投手は、5回裏、 安打と2四球で満塁とされ、嘉勢選手に押し出し四球を与え同点。 藤井選手に適時打されて2点を勝ち越された。粘りを見せる広島は、 6回表二死満塁から森笠選手が2点適時打して同点。 終盤4イニングは高橋建投手がオリックス打線を零封して、 4対4で引き分け。

試合結果

 ディアス選手が3打数3安打と爆発。敬遠もされたそうです。 打撃フォーム改造に取り組むなど、監督・コーチのことをよく聞く素直な性格なようですね。 私はあやうくディアス選手にダメ外国人選手のレッテルを貼ってしまうところでしたが、 シーズンの活躍を楽しみにできるレベルまで来ましたね。
 笘篠選手は勝ち越し右中間適時二塁打など2安打。 ディアス選手やペルドモ選手との二塁手レギュラー争いは激化しそう。 誰に二塁手を守らせるか、高いレベルで首脳陣を悩ませてあげて欲しいです。
 ルーキー森笠選手は6回表に同点適時打。昨日好返球をして守備でアピールしたのに続き、打でもアピール。 開幕一軍の可能性も出てきました。
 先発した黒田投手は4回までは良かったようですが、5回裏に乱れました。 走者を出した時の投球に課題があるようです。
 高橋建投手は4回を1安打無失点。 3四球が気になるところではありますが、ようやく結果を出してくれたという感じ。 デイリースポーツに載った達川監督のコメントによると 「先発が足りないので、(中継ぎとの)両刀遣いになる」とのこと。 役割は固定してあげて欲しいところですが…。

3月21日

ミンチー、エースの貫禄

 サントリーカップ・近鉄戦、先発ミンチー投手は4回裏に安部選手の適時打で先制を許した。 5回裏には武藤選手の内野ゴロの間に1点。広島は6回表、 近鉄2番手佐野投手から江藤選手の右前適時打で1点差。 9回表にバルデス投手からディアス選手が左前適時打を放ち、土壇場で同点に追いついた。 しかし9回裏、紀藤投手が四球と安打で一死一二塁のピンチを作り、 吉田選手に中堅左へサヨナラ安打。2対3でサヨナラ負け。

試合結果

 9回表によく粘って同点に追いついたのですが、結局サヨナラ負けでした。 サヨナラ打を打たれた紀藤投手は8回裏に恐い両外国人選手を抑えて、調子いいのかなと思ったのですが…。 このままの調子だとセットアッパーというよりも、 もう少し広い意味での中継ぎ投手というポジションに落ち着くかもしれませんね。
 高橋建投手も0点には抑えましたが、1回で3安打されており、 とても誉められた内容ではなかったように思います。 昨日打たれた玉木重投手も含めて、 勝ち試合で登板するはずの中継ぎ投手たちの調整具合も心配になってきました。
 一方、先発ミンチー投手は6回を6安打2失点。ヒットを打たれても点をやらないという投球。 確実に試合を作る投球をしてくれますので、安心して見ていられます。
 野手陣に関しては、まず江藤選手が一塁手でスタメン。シーズン中にもこういうことはあるのでしょう。
 森笠選手が7回裏に矢のようなバックホームを見せました。肩も強いようですね。
 ディアス選手が2安打。9回表には殊勲の同点打を放ちました。 相変わらず安打の方向が左だけなのは気になりますが、少しは慣れてきたのでしょうか。 キャンプ中に評判の良かった守備ではまた失策。そそっかしいのかな?
 若林・緒方・森笠・浅井選手らがしきりにセーフティバントを試みていました。 打てないなりに何とかしようという気持ちの表われでしょうか。 ベンチの指示だったような気もするんですが。
 全体的には、チーム全体の調整遅れが気になるところです。 開幕まで2週間を切っている時期ですから、普通ならばそろそろベストメンバーで戦う時期に入っているはず。 江藤選手の一塁手起用など守備位置をいろいろいじっていることや、若手選手の起用が続いていることからも、 いろいろなことを試す時期をまだ抜けていないようなのです。 「よし!これで行こう!」というものが首脳陣にまだ見えて来ていないように思えます (「野村・前田選手が戻ってくればすぐにレギュラーは固まるんだ」と言われれば返す言葉はありませんが)。 以前、達川監督は選手全員を使って野球をすると言っておられましたが、 ひょっとするとシーズンに入っても、こんな調子で試行錯誤を繰り返すことになるのかもしれません。 この新鮮な感じは嫌いではないですが、結果が出ていないので不安になります。

3月20日

小林コンビが好救援

 サントリーカップ・ダイエー戦、広島は初回、ダイエー先発永井投手の乱調につけこみ、 城島選手の失策、金本選手の2点適時打、田村選手の2点適時二塁打、ペルドモ選手の3点適時二塁打で 一挙8点を挙げた。4回表には江藤選手が押し出し四球を選んで追加点。 先発佐々岡投手はピリッとせず、1回裏に内野ゴロの間に1点、3回裏には井口選手に3ラン、 5回裏には森山選手の適時打と暴投で2点を取られて計6失点。 7回裏には玉木重投手が森山選手の2点適時二塁打で1点差に迫られた。 さらにこの回、無死満塁のピンチを迎えたが、小林敦投手が好救援で抑えた。 最後は小林幹投手が5連続奪三振の完璧な救援を見せ、9対8で勝利。

試合結果

 幹英投手が完璧な救援を見せました。2回を完璧に抑え、5連続奪三振。 当たりまくっているダイエー打線を抑えたわけですから、完全に復調したと見て良いのではないでしょうか。
 もうひとりの小林投手、敦司投手ですが、こちらも1点差の7回裏無死満塁をピシャリと抑えました。 これを自信にしてくれれば良いですね。
 最初の登板で好投した佐々岡投手は5回を9安打5四死球6失点と、期待を裏切ってくれました。 調子が悪い時でも何とか試合を作る投球をしてもらいたいものです。 ま、この試合を薬にしてください。
 打線の方は9点取りましたが、相手投手が自滅した感じのようですね。 9点も取ったわりには5安打しかしてません。2本の二塁打のペルドモ選手が目立つくらいでしょうか。 そういえば、ペルドモ選手は二刀流といいながら、実質上は野手専念ですね。

ミンチー、21日に先発

 21日の近鉄戦はミンチー投手が先発する予定。

 ミンチー投手に裏切られたら、わしゃ泣くかも。

3月19日

レイノソ、5回を2失点

 対ダイエーオープン戦、先発長谷川投手は初回、 大道選手の適時打・江藤選手の失策・松中選手の適時二塁打でいきなり4失点。 2回裏には3連打で満塁とされた後、小久保選手に満塁弾を浴びてKO。 3回裏から5イニングを投げたレイノソ投手は、 5回裏に大道選手の犠飛と出口選手の適時打で2失点。 広島打線は5回表にルーキー森笠選手の初安打で1点を返したのみ。1対10で完敗。

試合結果

 ローテ入りを期待されている長谷川投手ですが、大炎上でした。 1回0/3で8失点。失策絡みに同情の余地はありますが、3四球はいただけませんね。 達川監督は「闘争心が見られなかった」とコメントしています。 開幕ローテ入りはこれでなくなったのではないでしょうか。 長谷川投手は二軍落ちだそうです。
 長谷川投手が早々にKOされたおかげで、レイノソ投手が長い回を投げました。 まだまだ制球にバラツキがあるようですが、5回を2失点ですからまずまずでしょうか。 達川監督は「レイノソを先発陣に加えなければならないかも」とコメントしています。
 打撃陣はさっぱりでしたが、ルーキー森笠選手が初安打初打点を挙げたのが明るい話題でしょう。 公式戦でも早い時期に初安打が出ると良いですね。
 ラジオ中継中に達川監督のインタビューがありました。 その中で、紀藤・高橋建・玉木重投手は中継ぎ投手として起用すると言ってました。
 前田選手はこの遠征に不参加。地元熊本だったのですが…。 ラジオで解説をしていた川上哲治氏(前田選手と同じく熊本工出身)は 前田選手が来なかったことがすごく不満のようでした。

佐々岡、20日に先発

 20日のダイエー戦は佐々岡投手が先発する予定。

 7回ぐらいを好投して、我々を安心させて欲しいですね。

3月18日

菊地原、ローテ入りへ大きく前進

 対ダイエーオープン戦、広島は3回表二死無走者からダイエー先発西村投手を攻め、 安打と2つの四球で満塁とした後、町田選手の中前適時打で2点を先制。 さらに満塁とした後、倉選手が右前へ2点適時打。この回一挙4点を挙げた。 先発菊地原投手は6回裏に2走者を残してマウンドを降りるまで、4安打の好投。 この回、満塁から小林敦投手が城島選手に適時二塁打を打たれて2点を返されたが、 広池・田中・小林幹投手が以降を抑えた。4対2で勝利。

試合結果

 菊地原投手が好投しました。5回1/3を4安打3四球2失点。 カーブが良かったようです。 この好投に達川監督は「安定している。ローテに入(はい)れる」と明るい表情。 とりあえず4人目の先発投手が決まったようですね。 実は私自身はまだ半信半疑というところなんですが。 残りのオープン戦でも良い結果を出して欲しいですね。
 幹英投手は初セーブ。直球の伸びが戻ってきたそうです。 開幕には間に合わせてくれそうな感じですね。
 怪我から復帰の町田選手が3安打猛打賞。一塁手レギュラー争いが再び激化か。

3月17日

広島ナイン、長崎に移動

 広島ナインは広島市民球場で約3時間の練習をした後、 ダイエーとのオープン戦が行われる長崎へ移動した。 なお、18日と19日は野村・金本・前田選手が、 22日と23日は江藤・緒方選手が広島に居残って打ち込みを行なう。

 この6連戦では佐々岡・ミンチー・黒田投手の3本柱が登場してきそうですね。 そして、めどが全くたっていない残りの先発ローテ枠を何とかしたいところ。

佐々岡インタビュー

 テレビ新広島「カープっ娘TV」は佐々岡投手のインタビュー。
 佐々岡投手は開幕投手最有力候補ですね。 あとは100球肩が克服できているかどうかだと思います。

3月16日

広島キャンプ情報

 広島市民球場。正午から非公開でサインプレーの練習を30分間。
 広池投手は約150球の投げ込み。

 広池投手はこれからのオープン戦で、 長い回を投げてどうなるかをテストされるようですね。

達川監督が「カープV預金」に預金

 達川監督がユニフォーム姿で 広島総合銀行本店を訪れ、 「'99カープV預金」に預金した。同預金はカープが優勝の時は0.3%、 2位の時は0.2%、3位の時は0.1%金利が上乗せされる。 また、広島市民球場公式戦招待の懸賞が付いている。 達川監督は「あえて優勝と言いたいところですが、 いい成績をおさめることによって、この企画が生きるか、ということでしょうね」。

 去年まで三村前監督も預金していました。恒例行事になってきていますね。 ちなみにいくら預金したかは秘密だそうです。

菊地原インタビュー

 テレビ新広島「カープっ娘TV」は菊地原投手のインタビュー。
 5イニングくらい投げてそれなりの結果を出してくれないと、 ローテ入りは見えてこないでしょう。