カープ日記


10月15日

デイリースポーツによると、 近大の二岡選手が早ければ21日に逆指名球団を明らかにするかも、とのこと。

達川新監督が秋季練習で初仕事

達川新監督が大野屋内練習場で行われた秋季練習で監督として初仕事。 この秋季練習には若手選手12人が参加して約3時間。 達川監督は打撃投手の球を受けるなど張り切っている。
また、打撃投手陣にもミニキャンプを課し、7人のうち3人がリタイア。

参加したのが若手選手ばかりということで、 雰囲気的には二軍監督の仕事の延長みたいな感じだったようです。

ハイサイ情報

試合結果

7回で終っていますが、台風の影響でしょうか?
最初はメンバーからもれていた小林敦投手が投げています。 長谷川・若林投手が怪我のため不参加となったので参加となったのでしょう。

10月14日

達川新監督就任記者会見

達川光男氏の広島東洋カープ監督就任記者会見が、 午前11時から広島市中区のリーガロイヤルホテル広島で行われた。 達川新監督は松田耕平オーナーとともに記者会見場へ。 「このたび三村監督から受け継いで、達川、監督になることになりました。 よろしくお願いします」と挨拶。達川監督の契約期間はとりあえず1年。 契約金2000万円年俸4000万円(金額は推定)。以下、会見の模様:

− 就任にあたって
「球団はもちろん50周年で節目ですし、若い私を監督にしてくれた球団の方々にね、 昭和30年代の監督がなるのは初めてなんですよね、 そういうことで思い切って監督にさせていただいたなというのが実感ですね。 鍛えて鍛えて、 身体のちっちゃい人とか体力のない人もプロ野球で通用するような選手にですね、 体力的にも精神的にも鍛えてですね。 来年は、特に私も1年間ファームを見させてもらいまして、 いろいろ潜在能力を持った人がたくさんいますので、 とにかく思い切って使ってみないことにはわかりませんので、 宝くじも1枚買わないと当たりませんので、 選手も使わないと力を発揮できないということで、 とにかく支配下選手全員が一軍に1回は顔を出すぐらいの感じで、 とにかくいろんな選手を使ってですね、試合をしたいと思います」。
− キャンプの方針は
「今のところは休みなしで体力の限界までやってもらって。 山本浩二体制の時に大下ヘッドコーチのもとで、 胃から汗が出たというぐらいやらせてもらったんですが、 今度は胃から汗が出るぐらいでは優勝できないと思いますので、 長嶋監督が伊東で「涙汗」とか言いましたので、 涙汗も出るぐらい、胃からとともに、 涙汗も出るくらいやってもらいたいと思います」。
− キャンプの課題は
「とにかく野手には打つことはまあ知れとるいうたらおかしいんですけどね、 結果的には結果は残せると思うんですよね。そういう意味で、 今、若い投手とか、 いろいろ経験の少ない投手を育てるには守備力いうのをとにかく鍛えてですね、 鉄壁な守りにしたいと思いますね」。
− どんなチーム作りを
「とにかくお客さんが見てですね、 「鍛えてるな」と、「手間暇かけて鍛えてるな」という、 「本当に強いな」と。「プロ野球の選手は身体が強いな」 というような感じのチーム作りをしたいと思いますね。 ラーメン屋さんなんかで、よく、夜中から煮込んでですね、 何もなかったようにパッと食事を、僕らが行った時には5分か10分で出しますですよね。 そういうようなプレーヤーに育てたいですね。だからもう本当、 寝るのも惜しんで暇さえあったら練習してると。しかしそこは見せなくて、 球場ではパッと、 そういうプレーを見せれるような選手に育てていきたいですね」。
− どんな監督に
「これ言いますと、みなさんがおまえ何エラそうなこと言いよるいうような感じですけど、 私がファームの選手を見てですね、 最初の頃はやはりお山の大将みたいな感じで少しやってたような気がするんです。 その時に選手を使ってやっとるという気持ちが強かったです。 やはりそういう時のチームは勝てませんですね。だから本当にですね、純真にですね、 ああ使わせてもらってるんだと、 この戦力があって初めて試合ができるんだと思った時にですね、 初めて選手が私に心を開いてくれた感じがしました」。

「体力面の弱さというのがここ何年間か出たと思うんですよね。 この前ちょっと大野と話したんですけど、 大野に「精神面はどうして鍛えたらええかな?」と言うたらですね、 「体力が無茶苦茶ついたら、とにかく人に負けない体力がついたら、 精神面いうのは自ずとついてくる」ということを言うた時にですね、 そういえば苦しい時にさぼったり、 やっぱりこりゃちょっと手を抜こうかと思ういうことは、 精神的に弱いということですよね。 体力が100のものがつけば、精神面いうのは自ずとついてくると思うんですよね。 そういうことで最初にも言いましたように、 選手にはとにかく体力をつけてもらいます」。

 スタッフの発表はありませんでした。 日本シリーズで解説する仕事が残っている人がいるからでしょうか。 スポーツ紙には以前から出ていましたが、 打撃コーチにはカープOBでRCCの野球解説者西田真二氏が有力とのこと。
 会見を聞いての印象ですが、今まで以上に無茶苦茶練習をさせるつもりのようです。 ちょっと心配(というか、かなり心配)。 故障者が続出することを体力面の弱さが原因だと考えておられるように思えるのですが、 一昨年の江藤・野村選手の怪我や今年の西山・緒方選手の怪我は 明らかにアクシデントによるものです。体力があれば防げたとは思えません。 もちろん体力不足の選手はいるでしょうから、 そういった選手を鍛えあげることに何の不満もありません。
 「守備を鉄壁に」というのには賛成です。 チームを建て直すにはまず守備を固めるところからでしょう。 ネジのゆるみを締めなおすのにはそれが早道のような気がします。
 いろいろな選手を試すのもいいんじゃないでしょうか。 レギュラーも全部白紙にして一からやりなおし。 過去の実績を無視するわけにはいかないでしょうが、 現在の力を正確に把握し、未来の可能性も加味して適材適所といきたいところ。 選手層を厚くすることにもつながりますしね。 結局のところ、怪我対策はコンディショニングと控え選手の充実しかないと思います。 怪我人は出るものと考えて、チーム作りをしておく必要があるでしょうね。

新コーチングスタッフ固まる

来季の新コーチングスタッフが固まった。正式発表は27日になる見込み。 中国新聞による予想は以下の通り (括弧内は年齢):
一軍
  監督     達川 光男(43)
  ヘッド    大下 剛史(53)
  打撃     西田 真二(38)
  投手     大野  豊(43)
  投手     川端  順(38)
  守備走塁   阿部 慶二(37)
  守備走塁   正田 耕三(36)
  バッテリー  片岡新之介(50)
  トレーニング 迫丸 公勝(47)
二軍
  監督     山崎 隆造(40)
  打撃     長内  孝(41)
  投手     外木場義郎(53)
  投手     清川 栄治(37)
  守備走塁   永田 利則(37)
  守備走塁   高  信二(31)
  バッテリー  道原 裕幸(49)
  三軍総合   原  伸樹(35)


 正式発表はまだですが、たぶんこの通りなのでしょう。
 中国新聞によると一軍の「ぬるま湯体質」の一掃が目的のひとつだそうですが、 初めに大下コーチ就任の話を聞いた時、やはり同じように感じました。 来季の一軍ベンチはおそらくピリピリムードに包まれることでしょう。
 コーチングスタッフの構成を見て感じるのは、 新米コーチと経験のあるコーチを組ませていること。 新米コーチの経験不足を埋めるとともに、 スタッフを育てるという姿勢のあらわれでしょうね。 これを書くと失礼かも知れませんが、 「達川監督&大下ヘッド」は実質上しばらくの間は 「大下監督&達川助監督」ということになるのではないでしょうか。 川端コーチは留任なんですね。西田コーチには誰も付いてませんが、 大丈夫なのでしょうか。
 いずれにせよこのスタッフには「強い広島」の再生をお願いしたいと思います。

佐々岡・加藤、FA資格取得

コミッショナー事務局はFA資格選手を公示した。 広島では今年新たに佐々岡・加藤投手がFA資格を取得。 資格を持続している選手は、大野・正田・高・紀藤・野村選手。

実際は佐々岡・紀藤・野村選手ですね。加藤投手は自由契約になりますし、 大野さんら3選手は引退です。 数日前のデイリースポーツに、 佐々岡投手はFAする気は全くないという記事が出ていました。

ミンチーとドミニカ勢帰国へ

この日ミンチー投手は米国へ帰国。ペルドモ、ペレス、ケサダ選手も離日した。

来年もよろしく。

富岡、支配下選手登録抹消

富岡投手が広島の支配下選手登録を抹消され、西武に支配下選手登録された。

富岡投手は金銭トレードだそうです。 獲得した時に払った金額にいくらかイロをつけて返してもらったのでしょうか。

ハイサイ情報

試合結果

遠藤・河野投手で完封リレー。

10月13日

14日は達川新監督の就任発表があります。

三村監督らオーナーへ報告

三村監督ら一軍スタッフが球団事務所に松田オーナーを訪ね、 今季の報告を行なった。 また、退団する高代コーチは中日からコーチ就任の要請があることを明らかにした。

針のムシロだったのでしょうかねえ。

ミンチー、来季契約は「内容次第」

ミンチー投手が松田オーナーに帰国の挨拶。 来季の契約については「内容次第」と語った。14日に米国へ帰国する。

ミンチー投手が来季も広島でプレーしてくれるかどうかは気になるところです。 球団としては契約したいようですが、 ミンチー投手の要求が大き過ぎるとモメる可能性もありますね。 現在の年俸は5000万程度(他に出来高あり)ですが、 倍増ぐらいが妥当な額でしょうか。

東西対抗に幹英ら7選手

11月1日に宮崎で行なわれるセ・リーグ東西対抗戦の出場選手が発表された。 広島からは正田コーチ、佐々岡・小林幹投手、 瀬戸捕手、野村・江藤内野手、金本・浅井外野手が参加する (その後、佐々岡投手に代わり玉木重投手が参加することが決定)。

佐々岡投手は右肩痛は治ったのでしょうか。
お祭り気分で気を抜いて怪我をしないようにしてください。

ハイサイ情報

試合結果


10月12日

本年も「濃恋鯉」「カープ日記」御愛読ありがとうございました。 今年は消化試合が長くて疲れました(^^;。 オフの情報もぼちぼちと伝えていきたいと思います。 毎日更新となるかどうかは「中国新聞」と「カープっ娘TV」次第かも(^^;。

さよなら「三村カープ」:今季全日程終了

広島は横浜スタジアムで行なわれた対横浜戦で今季の全日程を終了した。 広島は最終戦に勝利し、60勝75敗勝率.444で首位横浜に19ゲーム差の5位に終った。 選手・コーチ・二軍監督・監督として32年間カープに尽くしてきた三村監督は 今季限りで退団。今秋からは達川新監督のもと、チームの再建を目指すことになる。 三村監督の5年間の成績は以下の通り:

順位試合勝率
'94313066640.508
'95213174561.569
'96313071590.546
'97313566690.489
'98513560750.444
6613373231.511


 三村監督、長い間おつかれ様でした。 今年の成績、そして5年間で1度も優勝できなかったこと、 素直に「ありがとうございました」と言えない複雑な心境です。
 就任当初は選手を2〜3年育成するだけの短命政権になるのではないかと 思っていましたが、のびのびとした明るいチームカラーのもと、 12球団随一の打線「ビッグレッドマシン」を誕生させ、 毎年優勝争いに絡み、ついに96年には優勝まであとわずかというところまで チームを成長させてくれました。投手力と守備力を固めて 機動力によって少ないチャンスをものにしていく胃の痛くなるような緻密な野球から、 本塁打や連打などで大量得点する単純で楽しめる豪快な野球に カープの野球は変化していったように思います。 打力を全面に打ち出した野球は我々に爽快感を与えてくれました。 しかし要はバランスです。 毎年のように現れて活躍する新戦力投手は2年目には駄目。 弱体投手陣はいつまでたっても弱体のままでした。 決まって起こる主力選手の故障。そして守備の乱れ。 どこかでひとつ歯車が噛み合えば、 三村監督はカープ黄金期を作り上げていてもおかしくなかったのではないか、 そんな気がします。
 どこかのんびりムードさえ漂う三村采配でしたが、 今年は集大成の年ということで、 明らかに最初の4年間と采配が違ったように思います。 これまで以上に勝利へのこだわりが見えたような気がするのです。 時には非情とも思えるほどの。それが端的に出たのが、 5月17日の阪神戦でスクイズを失敗した山内投手を懲罰降板させた場面でした。 あれは忘れることのできない采配でした。
 シーズン序盤は首位を快走しました。「勢いは不可能を可能にする」、 三村監督がしばしば使うフレーズです。幹英投手や横山投手の起用法を見ていると、 まさにそんな感じでした。しかし、これをシーズン序盤からやるのは無謀でしたね。 勝利へのこだわりが空回りして、最後は脱輪してしまったように感じます。
 勝利へのこだわりは若手を育てながら戦うという去年までの方針をも転換させました。 今年は、特に前半戦は、若手の登用がほとんどなかったように思います。 しかし、勝利にこだわって戦った時の方が育成を考えて戦った時よりも 悪い結果を生んでしまったということは皮肉な結果でした。 失礼な言い方ですが、 ここらあたりが三村監督の勝負師としての限界を示しているのかなという気がします。
 少し辛口になったかもしれませんが、 もちろん、 5年間優勝できなかった責任が三村監督だけにあるとは思っておりません。
 長々と書きましたが、三村監督、32年間おつかれ様でした。 三村敏之という監督がいたことを私は忘れません。 今後もプロ野球界で御活躍くださるようお祈りしております。

前田、首位打者ならず

今季最終戦、横浜の鈴木尚選手は欠場。 前田選手は出場機会がなかった。 また、緒方選手は4打数無安打打率.326。 前田選手の打率は.335、鈴木尚選手の打率は.337のままで、 鈴木尚選手の首位打者が決まった。

 まさか前田選手の出番がないなんてことは思っていませんでした。 確かに普通に代打に出したのでは敬遠されるのが見えています。 三村監督は前田選手を代打で出すタイミングを見ていたのだと思います。 理想的には満塁の場面ですね。しかし最後までそういった場面はありませんでした。 あるいは、胸の悪くなるような場面をファンに見せないために、 前田選手が潔く身を引いたという風にも思えます。
 一方、鈴木尚選手は予想通り欠場しました。 「両選手とも正々堂々勝負しろ」と言いたいのですが、 それはあくまで建前で、逃げる立場の選手を応援する側にいたとすると、 どんな形でも良いからタイトルを獲って欲しいと思うだろうというのが本音です。 (その後の情報によると、 三村監督と権藤監督が相談して両選手を出さないことにしたとか。 三村監督は「本人(前田選手)も「もういい」と言っていたし、 出して四球合戦になるのも...」とコメントしています。 う〜ん。不毛な争いはやめとこうということなのでしょうかねえ。)
 前田選手には来年は誰も寄せつけない高打率で首位打者を獲ってもらいたいと思います。

野村満塁弾!今季最終戦を飾る

対横浜最終戦、広島は2回表、 横浜先発三浦投手から野村選手が先制の満塁アーチを右翼席へ運び、 4点を先制。投げてはミンチー・山内・小林幹投手がそれぞれ3回を零封。 4対0で勝利。

試合結果

 三村監督最後の試合を勝利で飾ることができました。 野村選手会長が三村監督に派手な餞別を贈ったといったところでしょうか。
 ミンチー投手が3回で降板した時は「あれっ?」と思いましたが、 試したい投手が他にいたということでしょう。 ミンチー投手は3回を4安打されながら無失点。いつものペースでした。
 2番手山内投手はぴりっとしない投球ながら、 5回裏の無死満塁のピンチを切り抜けて最後の意地は見せました。 これでようやく今季4勝目。 そろそろUFO投法の改造を考えないといけない時期に来ているのではないでしょうか。 このままのさえない投手で終わって欲しくないです。
 小林幹投手は3回を1安打1四球3奪三振無失点。 18セーブは球団新人セーブ新記録。 佐々岡投手が1990年に作った17セーブを破りました。 1年目から立派な記録を残してくれました。 シーズン中盤には調子を落した時期がありましたが、 終盤は完全に立ち直りましたね。オフにはあまりテレビ出演などせず、 しっかり休んで欲しいです。

高代コーチが退団

高代延博守備走塁コーチ(44)が契約満了にともない、退団する。 今後の進路は未定だが、他球団のコーチに就任する模様。

お疲れ様でした。試合前のノックはもう見られませんね。

中日の山田喜投手を獲得

中日は山田喜久夫投手(27)を広島へ金銭トレードすると発表した。 山田喜投手は左投左打172cm72kg。90年東邦高からドラフト5位で中日入り。 9年間の通算成績は217試合6勝8敗防御率3.70。 今季の一軍登板はなかった。

左投手補強作戦の開始か。
山田投手は一時期すごく活躍していた印象がありますが、 最近は見ませんでした。左の中継ぎ投手として期待します。

鈴衛、出場選手登録

鈴衛捕手が出場選手登録された。鈴衛選手は初の一軍入り。

おめでとうございます。しかし、こう言っては何ですが、 鈴衛選手レベルの選手がハイサイのメンバーに入っていなくて 一軍入りというのはちょっと不可解ですねえ。 一軍選手の練習の手伝いでもするのでしょうか。それとも遅れて沖縄入りするのか。
鈴衛選手は一軍入りを御両親に告げた時、「本当か」と疑われたそうです。 ワシも御両親と同じ気持ち(^^;。二軍でもそんなに目立ってなかったと思うんですが。

澤崎、出場選手登録抹消

澤崎投手が出場選手登録を抹消された。

出場予定がない選手なら誰が登録抹消されても良かったのでしょう。

広島から個人タイトル獲得者なし

セ・パ両リーグの全日程が終了した。個人タイトルは以下の通り:

セ・リーグ パ・リーグ 広島から個人タイトル獲得者が出なかったのは6年ぶり。

各選手、おめでとうございます。カープ選手の名前が全くないのが寂しいですね。

長谷川、ハイサイ不参加

長谷川投手はハイサイリーグには不参加。投球の際に右手に痛みがあり、 テーピングをしている。病院には行っていないが、けんしょう炎の模様。

ありゃりゃ。来年は一軍に定着してもらわないといけないのに。 はよう病院に行って診てもらいんさい。

ハイサイ沖縄リーグ開幕

若手選手の育成を目的としたハイサイ沖縄リーグが開幕した。

試合結果

スポーツ新聞にもスコアだけで個人成績までは出ていませんので、 内容についてコメントできません。御了承ください。

10月11日

首位打者争いの行方は?

この日も横浜の鈴木尚選手は欠場。 前田選手と鈴木尚選手の首位打者争いは 12日の横浜対広島今季最終戦に持ち込まれた形だが...。 首位打者の可能性を残す3選手の成績は以下の通り:
打数安打打率
鈴木尚514173.3365
前田504169.3353
緒方376124.3298
前田選手が1打数1安打すると.3366、 緒方選手が4打数4安打すると.3368となり、 現在の鈴木尚選手の打率を逆転する。

とは書いてみたものの、横浜は前田選手との勝負を避ける可能性が高く、 緒方選手が3打数3安打すれば以後の打席では勝負してくれるとは思えません。 鈴木尚選手は欠場するでしょう。 ゆえに逆転の可能性はほとんどなさそう。

SATOの無責任先発予想

 12日は今季最終戦。横浜スタジアムで横浜との対戦。 5年間続いた「三村カープ」の見納めの試合です。
 広島の先発は普通に考えるとミンチー投手。 しかし最多勝の可能性がなくなっていますので、 若手投手にチャンスを与えるのもいいかも。 澤崎投手あたりを先発させてみて欲しいところなのですが、 ハイサイリーグに行っているはずなので無理かな。 高橋建投手という線もありか?
 横浜の先発は野村投手か三浦投手でしょう。

 今年も半年間「SATOの無責任先発予想」の御愛読ありがとうございました。

10月10日

富岡、西武へ再トレード

富岡投手が古巣西武へ再トレードされることが決まった。 今季一軍での成績は16試合21回19安打20四死球 24三振自責点10防御率4.29。勝ち負けなし。

期限付きのレンタル移籍だろうという噂が移籍当初からありましたが、 たった1年とは。 どうしても今年優勝を狙いたかった三村監督と、 登板機会が増えることで富岡投手に成長してもらいたかった東尾監督の思惑が一致して 実現したトレードだったということでしょうか。 しかし、こんなに左投手がごっそりいなくなってしまって大丈夫なのかな?
富岡投手には制球難を解消してもらって西武で活躍してもらいたいですね。

清川、二軍コーチ就任内定

引退した清川投手は来季からの二軍投手コーチへの就任が内定しており、 既に若手の指導に当っている。 「500試合登板を目標にしていたから、それが唯一の悔いかな。 自分は技術、体力以上に貪欲な気持ちがあったから、15年間やれたと思っている。 それを若い人に伝えたい」。

近鉄から広島に呼び戻したのは、 こういう形で球団に残ってもらおうと思っていたからではないでしょうか。

戦力外4選手の去就

球団から戦力外通告を受けた小早川・東瀬・池田投手は現役続行を希望。 他球団の入団テストを受ける予定。 また加藤投手には 中日・巨人・ヤクルト・阪神・オリックス・ダイエー・近鉄・ロッテ、 計8球団が獲得の意向を示している。

加藤投手の現役続行に心配はいらないようですね。 どの球団に移籍したとしても活躍できるでしょう。 小早川・東瀬・池田投手は新しい働き場所が見つかると良いですね。

ファン感謝デーは11月3日

ファン感謝デーが11月3日に広島市民球場で行われる。 詳しくはここ

三村監督は参加されるんでしょうか。

セ・リーグ全順位確定

セ・リーグの全順位が確定した。横浜、中日、巨人、ヤクルト、広島、阪神の順。

横浜の優勝はもちろん見事でしたが、 中日が去年の最下位から2位に躍進したのも目立ちます。 たった1年でドームにチームを適応させた星野監督の手腕は見事でした。

今日の鈴木尚

鈴木尚選手は中日とのダブルヘッダーを2試合とも欠場。

このまま鈴木尚選手が試合に出ないとなると、 前田選手は自力で鈴木尚選手の打率を抜かなければ首位打者にはなれません。 しかし今季残り1試合は横浜が相手。 横浜(権藤監督)は打率を下げさせないために鈴木尚選手を欠場させているのでしょうから、 前田選手とまともに勝負してくれるとは考えにくいです。 前田選手の首位打者獲得はほぼ絶望という状況になりました。

ヤクルト、ファーム日本一

ヤクルトがファーム日本選手権で阪神を4対1で下し、ファーム日本一に輝いた。

おめでとうございます。1試合だけの勝負なので運もかなりあるとは思いますけど。

10月9日

ミンチー、最多勝ならず

ヤクルトの川崎投手が今季最終戦で17勝目を挙げた。 ミンチー投手は12日の今季最終戦に勝利しても16勝止まりのため、 最多勝のタイトル獲得はならなかった。

残念です。しかし、今年のミンチー投手の活躍には大拍手です。

西山、左手首固定プレート除去手術

西山選手が左手首関節骨折部位を固定するためのプレートを除去する手術を受けた。 12日に退院し、19日に抜糸した後、練習を再開する。

そんなものが埋め込まれたままプレーしてて大丈夫だったんでしょうか。

若林、右ひじ痛める

若林投手が8日の練習中、右ひじを痛めた。13日に精密検査を受ける予定。

ハイサイリーグへの参加はちょっと難しいかも知れませんね。 タフな投手で故障とは無縁な感じがしていたのですけど。

今日の鈴木尚

横浜の鈴木尚選手は1打数無安打で打率.337。 途中交代して1打席立ったのみ。

二日酔いだったようですから交代も仕方ないところでしょうか。 明日以降の動向に注目。

10月8日

ハイサイリーグ参加メンバー発表

12日から沖縄で行われるハイサイリーグへの参加メンバーが発表された。
監督
山崎
コーチ
外木場、道原、高、永田
投手
澤崎、黒田、長谷川、遠藤、横山、吉年、林、田中、若林、菊地原、河野
捕手
小畑、倉、伊与田、田村
内野手
高山、野々垣、兵動、玉木朋、岩崎
外野手
木村、福良、井上

少数精鋭という感じです。捕手や投手を内外野で起用しないとすれば、 内外野手の控えはひとり。
右肩痛だった横山投手がメンバーに入っているのは嬉しいですね。 実戦OKということでしょうから。
メンバーから漏れた選手は怪我をしているか、 現時点では体力作り重点とすべきと判断されたか、それとも...。 このメンバーに入っていてもおかしくなくて漏れた選手は、 富岡・山崎・嶋・山根・高橋英・橋本・小林敦・鈴衛・福地・青木選手。 ドミニカ選手はドミニカハリケーン被害が心配だろうということで、 シーズン終了後に即帰国で不参加です。

朝山が右ひざを再手術

2月に右ひざ半月板手術を行なった朝山選手は、右ひざの違和感が消えないため、 右ひざ外側半月板除去の再手術を行なった。入院期間は2週間。

ありゃりゃ。というわけで、ハイサイには不参加。 春季キャンプに間に合うのでしょうか。心配ですね。

横浜、セ・リーグ優勝

横浜ベイスターズがセ・リーグを制覇した。38年ぶり2回目。

ベイスターズ関係者の皆様、おめでとうございます。 今後数年は優勝争いの常連になるのではないでしょうか。

今日の鈴木尚

鈴木尚選手は4打数2安打で打率を.337に上げた。

10月7日

ハイサイ沖縄リーグの日程です。
中国新聞で連載が始まった「我が道に悔い無し」がwebでも読めます。 ここを御覧下さい。

西武、パ・リーグ優勝

西武ライオンズがパ・リーグを制覇した。

おめでとうございます。夏までは日本ハムで決まりと思っていたんですけど。

10月6日

新人王落選者に会長特別賞

し烈な新人王争いを続ける 小林幹(広島)・川上(中日)・高橋(巨人)・坪井(阪神)選手。 セ・リーグは新人王に選出されなかった3選手に会長特別賞を贈ることを決めた。

チームが低迷したこともあって、幹英投手の印象度は低くなってしまっています。 例年ならば文句なしの新人王なのでしょうけどね。

ソリアーノ問題、コミッショナーに要請書

広島を任意引退となったソリアーノ選手のヤンキースとの契約問題で、 広島球団は、大リーグコミッショナーに契約の無効を通知するよう 日本のコミッショナー事務局に要請書を提出した。 既に広島地裁からは、 同選手の保有権が広島球団にあることを 暫定的に保証する身分保全の仮処分が認められている。

さてはて、これからどうなっていくのでしょうか?

今日の鈴木尚

横浜の鈴木尚選手は2打数2安打で打率.336となり打率トップ。

カープの試合がしばらくないので、 前田選手と首位打者争いをしている鈴木尚選手の成績を追いかけることにします。

9月月間MVP発表

9月の月間MVPが発表された。セは横浜の佐々木投手とローズ選手。 パはオリックスの金田投手と田口選手。

おめでとうございます。

10月5日

嗚呼、24年ぶり全球団に負け越しの屈辱

対阪神最終戦、先発河野投手は、 3回裏無死満塁から濱中選手の内野ゴロ併殺の間に1点を先制された。 5回表、阪神先発藪投手を攻め、江藤・緒方選手の長短打で一三塁とし、 笘篠選手の犠飛で同点に追いついた。 しかしその裏、河野投手がつかまり、野村選手の失策をきっかけに4安打を集中され、 暴投も絡んで大量4失点。広島打線は7回表に笘篠選手の適時打で1点を返すのがやっと。 最後はリベラ投手に締められ、2対5で敗戦。 1974年以来24年ぶりに全球団に対して負け越した。

試合結果

 全球団負け越しだけは避けたいという執念に期待したかったのですが、 残念ながら阪神にも負け越して全球団負け越しとなりました。 この屈辱をバネに、 来季はいい野球をできるようにチームを立て直していただきたいですね。
 先発河野投手は5回まで全ての回で先頭打者を出す苦しい投球。 3併殺という阪神の拙攻に助けられて4回までは1失点に抑えました。 粘投という風にも見えていて、ひょっとすると初勝利もあるかなと思っていました。 5回表には同点に追いつき、「さあこれから」という時に打ち込まれました。 きっかけが野村選手の失策というのは気の毒でした。 若い投手が投げている時はバックが盛りたてないといけないんですけどね。 ラジオで解説をしていた柏原純一氏によると、 直球を内角ばかりに要求する田村捕手のリードにも問題があったとのこと。
 打線は藪投手の出来が素晴らしかったこともあって、2得点のみ。 3つの併殺が痛かったです。 3安打の緒方選手と2打点の笘篠選手が目立ったぐらいですね。

緒方、首位打者に微かな望み

緒方選手が首位打者に微かな望みをつないだ。 横浜の鈴木尚選手が3打数無安打で打率.333。 出場機会のなかった前田選手が打率.335で打率単独トップに立った。 緒方選手は3打数3安打の猛打賞で、今季通算376打数124安打打率.330。 今季最終戦で4打数4安打あるいは5打数4安打すれば、前田選手の.3353を抜く。

 5の4はちょっときついですね。 三村監督には、ぜひ最終戦では緒方選手を1番打者として起用していただいて、 首位打者に挑戦させてあげてほしいと思います。 3安打でもしようものなら残りの打席は勝負してこないでしょうけど。
 最終戦は鈴木尚選手が所属する横浜が相手ですから、 その時点での打率が1位の選手が欠場、 2位の選手が出場して四球攻めになってしまう可能性が高いですね。 最終戦の前に勝負は決まってしまうのではないでしょうか。 三村監督も「最後の試合は、二人(前田・鈴木尚)とも安打なしと思っていないとね」 とコメントしてますし。

10月4日

ミンチー15勝で最多勝に望み

対阪神戦、先発ミンチー投手は2回裏に濱中・北川選手の短長打で1点を先制された。 直後の3回表に阪神先発山村投手を攻め、 ミンチー・野村選手の短長打で無死一二塁とし、ペレス選手の適時打で同点。 さらに金本選手の四球で満塁とした後、 江藤選手の「中越え」適時打で1点を勝ち越した。 6回表には瀬戸選手が適時打して1点を追加。 ミンチー投手は3回以降わずか2安打で二塁を踏ませず、完投。 3対1で勝利。今季5度めの完投勝利で15勝目を挙げたミンチー投手は、 最多勝に望みをつないだ。

試合結果

 ミンチー投手は素晴らしい投球でした。 2回裏以外はピンチらしいピンチはありませんでした。 4安打1失点完投勝利。現在16勝でハーラートップの巨人桑田投手、 ヤクルト川崎投手に1勝差としました。 桑田投手は巨人が全日程を終了したため、勝ち星を伸ばせませんが、 問題は川崎投手。 川崎投手があと1勝挙げて17勝するとミンチー投手は追いつけません。 とはいえ、 今日の勝利でとりあえず12日の今季最終戦に最多勝の望みをつなぎました。
 打線は9安打で3点。もう少し点が取れていたような気がします。 3回表に同点とした後の無死満塁で、 江藤選手が中越えの当たりを打ったにもかかわらず1点しか入らなかったのは問題です。 どうやら二塁走者ペレス選手に判断ミスがあったようですね。 さらに続く無死満塁でもう1本出ていれば、楽な試合展開になっていたはず。 7回表の無死一二塁のチャンスを潰したのも痛かったですね。
 阪神との対戦成績が五分になりました。明日は勝ち越しをかけての勝負となります。

首位打者争い:前田が鈴木尚に並ぶ

前田選手は左ふくらはぎ痛が回復しないため、この試合に出場しなかったが、 横浜の鈴木尚選手がヤクルト戦4打数1安打で打率を落した。 これで両選手は504打数169安打打率.335で打率トップに並んだ。

「果報は寝て待て」状態になっていますが、怪我では仕方ないです。 一時期鈴木尚選手が3割4分台に達した時にはもう駄目かと思いましたが、 希望が出てきましたね。

10月3日

黒田乱調、今季5位が確定

対巨人最終戦、初回、最多勝を目指す巨人先発桑田投手から、 江藤選手の犠飛で1点を先制。 しかしその裏、先発黒田投手が高橋選手の2点適時打で逆転され、 川相選手の適時打で1点を追加された。 2回裏には松井選手に34号3ランを浴びて、2回6失点でKO。 6回表、江藤選手に左中間の看板直撃の28号3ランが出て2点差。 中継ぎの澤崎・若林・玉木重投手が踏ん張っていたが、 8回裏に山内投手が元木選手の内野ゴロの間に1点を追加された。 終盤はチャンスの連続だったがあと1本が出ず、 桑田投手に16勝目を許した。4対7で敗戦。 この敗戦で広島の今季5位が確定した。

試合結果

 今季5位が確定しました。 今季は三村監督が勝負をかけるとあって期待していたのですが、 予想外に低迷してしまいました。残念な結果です。
 序盤、黒田投手が崩れて大量リードを許しましたが、 江藤選手の一発で試合は接戦になりました。終盤は7回二死一二塁、 8回二死満塁、9回二死一三塁とチャンスの連続。 しかし、今年のカープを象徴するように、あと1本が出ませんでした。
 ミンチー投手が最多勝を狙っているので、 巨人先発の桑田投手の16勝目を阻止できるかという点に注目していました。 打線は桑田投手攻略に一丸となったはず。 しかし結果的に桑田投手を勝ち投手にしてしまいました。 これでおそらくあと2回先発登板できるミンチー投手は、 桑田投手の16勝に追いつくのがやっとという状況になりました。 単独での最多勝の可能性は消えたといって良いでしょう。 次の登板で勝てなかった場合は12日横浜戦では登板しないかも知れませんね。
 先発黒田投手は2回を6安打6失点と散々な出来でした。 前回は好投してくれたのですが、 続けて好投してくれるようにならないと、安心してローテは任せられません。 先頭打者に四球、あと一死というところから失点という拙いパターンの投球でした。
 中継ぎ投手陣は山内投手を除いて好投。特に澤崎投手は良かったように思います。 3回を1安打無失点。変化球の切れもありましたし、直球のスピードも戻り、 きわどいところへ行ってました。澤崎投手の好投はこの試合の収穫でしょう。 来年に期待します。
 江藤選手は特大の一発。左中間の看板下部への直撃弾でした。 これで昨年の28本塁打に並びました。 この試合4打点の活躍。 最後の打席は本塁打で同点の場面だったので期待したのですが、 三振に終わり残念でした。
 巨人の先発が右の桑田投手ということがわかっていたにもかかわらず、 ケサダ選手が先発出場。昨日の活躍がアピールしたようです。 こういった起用は大歓迎です。 打撃内容を見ると、 桑田投手にいいようにあしらわれてしまった感じはありますが。
 前田選手は8回表二死一二塁で代打。河野投手から四球を選びました。 積極的に打とうという感じには見えませんでした。
 巨人の吉村禎選手、川口投手が最後の出場となりました。 吉村選手に対したのは玉木重投手。 最後、打ち取った球は少し甘い球のように見えましたが、 それまでの球は荒れ球でしたね。 「打たれろ」という気はさらさらありませんが、 ああいう場面でちゃんとストライクを揃えることができないのはちょっと...。 川口投手に対したのは金本選手。 たぶん金本選手はホームランを狙っていたのだと思います(^^)。 結果は空振り三振。最後を三振で締めるとは奪三振王の川口投手らしい終わり方でした。
 順位は決まってしまいましたが、 阪神との残り2試合に1敗すると全球団に負け越しということになってしまいます。 明日からの阪神戦にはぜひ連勝して、阪神戦の勝ち越しを決めて欲しいですね。

おまけ:
大野さんと正田さんに巨人から花束が贈られました。 心憎いことをしてくれますね。ちょっとだけ巨人が好きになったかも(^^)。

ドミニカから2投手が来日

ドミニカのカープアカデミーから秋季練習参加のため、 4日、2投手が広島入りする。 エジソン・アントニオ・レイノソ・パスクアル投手(22)と ギジェルミート・アバ投手(18)。

即戦力になると良いですが、勉強中の投手のようです。

10月2日

加藤有終のマウンドをケサダが援護

今季地元最終戦となった対巨人戦、 先発加藤投手は、 初回二死一二塁から町田選手の失策と後藤選手の適時打で2点を先制された。 広島は巨人先発平松投手から2回裏に町田選手の4号ソロ、 3回裏に金本選手の適時二塁打で同点。 4回表のピンチを右翼手ケサダ選手の美技で防ぐと、 その裏、緒方・ケサダ選手の安打で作った一死一三塁から平松投手の暴投で、 緒方選手が判断良くホームインして勝ち越し。瀬戸選手のスクイズでさらに1点。 6回裏には木村投手からケサダ選手の3号2ランで追加点。 加藤投手は7回表に江藤選手の失策絡みで招いたピンチで、 松井選手に適時打されて1点を失ったが、7回を3失点の好投。 以後を高橋建・山内・小林幹投手でつなぎ、6対3で勝利。 今季地元最終戦を白星で飾った。

試合結果

 加藤投手が広島の一員としては最後のマウンドに立ちました。 7回を投げて9安打されながらも3失点。失点は全て失策絡みで、自責点は0。 加藤投手らしい粘投で8勝目。有終の美を飾りました。 この調子ならば他球団に行ってもバリバリやれるはず。 移籍先も比較的早く見つかるのではないでしょうか。 3年間、ありがとうございました。
 野手のヒーローは何といってもケサダ選手でしょう。 4回表一死一二塁で小田選手の放った打球は右翼線へのライナー。 「やられた」と思った瞬間、ケサダ選手がダイビングキャッチ。 当然抜けると思っていた二塁走者後藤選手は全く二塁へ戻ることができず併殺。 打でも4回裏に勝ち越しのお膳立てとなる左前打。 そして6回裏には貴重な追加点となる3号2ラン。 この1年で大きく伸びた選手といえるでしょう。 ぜひレギュラーを狙って欲しいです。
 あとは緒方選手。盗塁を決めたり、暴投で判断良くホームを突いたり。 足が使えていることは喜ばしいことです。
 前田選手が6回裏一死二塁のチャンスに代打で登場。三ゴロに倒れました。 今季中の先発復帰は難しいのでしょうか。横浜の優勝が早めに決まりそうですし、 そうなって鈴木尚選手が休んでしまうと、 首位打者獲得はかなり厳しい状況になりそうですね。
 5回裏終了時に引退する金石投手と吉村禎選手に花束の贈呈がありました。 お辞めになる人が例年より多いような気がするのは気のせいなのでしょうね。

三村監督、今季限りで退団

試合終了後のセレモニーで、三村監督の退団が正式にファンに報告され、 三村監督は野村選手会長から花束を渡された。

寂しいといえば、三村監督の広島市民球場での采配はこの試合で最後でした。 私の記憶が正しければ、三村監督の退団発表がないまま、 達川監督就任内定発表となったはず。順序が逆になっちゃってるんですよね。 三村監督は退団後は解説者でもおやりになるんでしょうか?

佐藤打撃投手、引退

佐藤玖光打撃投手(53)の退団が決まった。佐藤投手は74年に広島に移籍。 75年から球団初の専任打撃投手となった。以来24年間、 1日130〜150球を投げ続け、赤ヘル打線を陰で支えた。 その功績が認められ、95年にはセ・リーグ会長特別賞、オーナー賞を受賞している。 12日の横浜戦が最後となる。
RCCテレビ「ニュースブリッジ」でのインタビューの要約: 53歳ですからね。まさに鉄人です。長い間お疲れ様でした。

主催試合観客動員114万人

広島は今季の主催試合を全て終了した。観客動員数は114万人。 うち広島市民球場開催54試合で89万2千人、 地方開催13試合で24万8千人。球団史上10番目の動員数だが、 去年より2万3千人減で、2年連続の減少。

早々と優勝争いから脱落したにしてはまずまずではないでしょうか。 終盤まで優勝を争った96年と比べて減るのは当たり前。 チームがある程度強くないと観客は呼べないということです。

10月1日

佐々岡、ベンチでヒヤヒヤ、ひさびさ白星

対巨人戦、広島は初回、巨人先発三沢投手を攻め、 一死満塁から緒方選手の内野ゴロ、 浅井・ペレス選手の適時打に右翼手高橋選手の悪送球も加わり、 一挙4点を先制した。4回裏には野村選手の適時二塁打で1点、 5回裏には浅井選手の適時二塁打とペレス選手の敵失で2点を追加。 大量7点をリードした。 先発佐々岡投手はリズムの良い投球で6回までわずか1安打の好投。 7回表に松井選手の適時二塁打と吉村選手の適時打で2点を失い、 8回からマウンドを玉木重投手に譲った。しかしこれが誤算。 玉木重投手は清水選手に13号3ランを浴び、一死も取れずマウンドを降りると、 救援した高橋建投手も元木選手に適時二塁打を浴びて、1点差に迫られた。 しかし最後は小林幹投手が3人でぴしゃり。7対6で辛勝。 対巨人戦の連敗は6で止まり、広島の最下位の可能性はなくなった。

試合結果

 7点差で楽勝かと思ったら、巨人の猛追を受けて、 最後は冷や冷やもんの勝利でした。巨人戦の連敗が止まりましたし、 阪神の単独最下位が決まって、 広島の最下位の可能性がなくなったことは素直に喜んでおきましょうかね。
 佐々岡投手は好投でした。好投すれば打線の援護がなく、 打線の援護があれば大量失点するというパターンばかりだったのですが、 この試合では味方の援護の後、7回を2失点と踏ん張りました。 あわや救援投手陣が打たれて勝ち投手の権利をなくすという新たな「不運パターン」 にハマってしまうところでしたが。7月14日以来の勝利で5勝目。 右肩痛で、痛み止めの注射を打ってのマウンドだったそうです。 後半戦に1勝もできないままシーズンを終わるよりも、 多少無理をしても勝ってシーズンを終わりたかったということでしょうね。
 打線は相手のミスにもつけこんで初回に大量4点。久々に打線がつながった感じでした。 中盤に中押しができたのも良かったと思います。 終盤に駄目押しができていれば完璧だったんですが。
 適時打2本の浅井選手が目立ちましたが、もうひとり目立ったのは緒方選手。 足を見せてくれました。 3回表に川相選手の右中間への飛球をダイビングキャッチ。 5回裏には右中間突破の三塁打。8回表にはわずかに及ばなかったものの、 元木選手の左中間への飛球にダイビング。思い切りの良いプレーでした。
 救援投手陣。幹英投手が9回表を2奪三振三者凡退と完璧な投球で16セーブ目。 玉木重投手は試合の盛り上げ役。高橋建投手は2奪三振で好救援かと思ったのですが、 二死から失点。野村選手の守備に助けられました。 玉木重・高橋建投手にはそろそろ安定感を身に付けてもらいたいものです。

正田コーチ始動

引退した正田選手がコーチ登録された。試合前はノックを行なったり、 打撃投手を務めたりした。試合ではコーチとしてベンチ入りした。 代わって山崎コーチが二軍へ戻った。

さぞや元気なコーチでしょうね。

野々垣、出場選手登録

野々垣選手が出場選手登録された。

さっそく代打で登場し、死球を受けました。 野々垣選手も二塁手レギュラー争いに加わると思いますが、 何かアピールできるものが欲しいですね。

倉、西山に代わり出場選手登録

西山選手が出場選手登録を抹消され、倉選手が出場選手登録された。

結局、西山選手は大野投手の引退試合のためだけに上がってきたということに。 まだ左手に痛みがあるようですから無理はしない方が良いでしょう。

ソリアーノ、ヤンキースと契約

契約問題から広島を任意引退になったソリアーノ選手が、 米大リーグのニューヨーク・ヤンキースと契約を結んだ。 広島球団はソリアーノ選手の保有権を主張して契約無効を訴えているが、 「任意引退選手は身分照会の対象にならない」という日米協定上の不備から、 日本のコミッショナー事務局は抗議しない方針。

カープ球団の意志に反し、 どうやらこのまま入団は認められる模様です。これでは何のための任意引退選手なのやら。 任意引退にしろと言ってきたのは団野村氏でしたし、 最初から上記不備を知っていて一連の行動を起こしたのだとしたら、 さすがとしか言い様がないですね。

巨人・金石、引退

巨人の金石昭人投手が現役引退を表明した。 金石投手は79年ドラフト外でPL学園から広島入り。 86年には12勝を挙げ、広島のセ・リーグ制覇に貢献した。 92年に日本ハムに移籍し、リリーフエースとして活躍。 今季、巨人にテスト入団した。

金石投手とのトレードで広島に来た津野投手が期待外れだっただけに、 金石投手の日本ハムでの活躍を羨ましく思ってました。 緒方夫妻の愛のキューピットでもあるんですよね。 長い間お疲れ様でした。