カープ日記


9月15日

宮崎プロ最長7回を2失点

 対巨人戦、先発宮崎投手は初回に小笠原選手に29号先制ソロを浴びた。 2回裏には阿部選手に31号ソロを浴びた。しかしその後は好投し、 プロ最長の7イニングをこの2点に抑えた。
 広島打線は巨人先発高橋尚投手から5回まで3回表を除いて毎回安打したが、 散発で得点できず。6回表以降は無走者に抑えられた。
 8回裏に佐竹投手が小笠原選手に適時打を浴びてダメ押しされ、 9回表は上原投手にパーフェクトに抑えられた。
 0対3で敗戦。広島は3連敗で借金は今季最多タイの21。今季対巨人戦の負け越しが決まった。 また、残り試合全勝しても阪神が全敗した場合の勝率を上回ることができなくなったため、 3位以下が確定した。

 試合結果

 宮崎投手の好投だけが収穫の試合でした。序盤は制球が悪く、 2本塁打を筆頭に良い当たりが多く、何点取られるのだろうと思いましたが、 中盤からは制球も良くなって尻上がりの好投でした。 プロ最長の7回を4安打2失点。 これを自信にして欲しいですし、立ち上がりの悪さは反省して欲しいです。

ウエスタン情報

 試合結果

 18被安打に5失策が絡んで15失点の大敗。廣瀬選手が復帰して1安打。

9月14日

油断の継投で9回裏5点差守れず延長でサヨナラ負け、今季負け越し

 対巨人戦、初回に巨人先発内海投手を攻め、井生・アレックス・新井選手の3連打で一死満塁とし、 栗原選手の遊ゴロ併殺崩れの間に1点を先制。 嶋選手の右中間への2点適時二塁打で3点目。
 3回表には二死無走者から新井・栗原・嶋選手の3連続二塁打で2点を追加。 5回表には新井選手が左翼席へ26号ソロを放って6点をリードした。
 先発黒田投手はテンポ良い投球で4回まで無失点の好投。 しかし、5回裏にゴンザレス・清水選手の連打と代打脇谷選手への四球で一死満塁とされ、 高橋由選手に2点適時二塁打を浴びた。さらに代打矢野選手の犠飛で3点差に迫られた。 黒田投手は7回3失点。
 6回表、福田投手を攻め、 山崎選手の左前打と黒田投手の送りバントが内野安打となって一死一二塁のチャンス。 梵選手が右中間適時二塁打して1点を追加。代わった山口投手が暴投して1点を追加し、 5点をリードした。
 8回裏を横山投手が3人で片づけた後、9回裏は上野投手が登板。 ゴンザレス選手への四球と清水選手の右前打で無死一二塁とされ、 ホリンズ選手の左前適時打で4点差に。救援した永川投手が高橋由選手に中前適時打されて3点差。 一死後、暴投と小笠原選手への四球で一死満塁。二死後、捕逸で2点差とされて二三塁。 二岡選手への四球で満塁とされ、加藤選手に右前へ2点適時打を浴びて同点とされた。
 延長12回裏、11回裏に一死満塁のピンチを切り抜けたフェルナンデス投手が、 代打大道選手に右中間二塁打された後、清水選手に右中間へサヨナラ適時打を浴びた。
 8対9で敗戦。広島は2連敗で借金20。今季の年間負け越しが決まった。 また、残り試合全勝しても巨人が全敗した場合の勝率を上回ることができなくなったため、 優勝の可能性がなくなった。

 試合結果

 快勝のはずの試合だったのですが、まさかの逆転負け。 9回裏は横山投手でも青木勇投手でも永川投手でも回の頭から行けば逃げ切れていたでしょう。 5点もリードしていればどんな投手が投げたって大丈夫、 ヤバくなれば永川投手を出せばいいしってことだったのでしょうが、その油断が敗戦を招いてしまいました。 セーブが付く場面まで永川投手を出さなかったのですが、 永川投手が出てきた時は相手に勢いが出てきていましたし、 一発のある上位打線に回ってしまっていました。 一発警戒で2四球出しちゃいました(本当は小笠原選手は空振り三振だったけど)。 もう1人早く永川投手を出せば良かったのでしょうが、個人記録にも配慮が必要なのでしょうし。 それで負けていては意味がないですが。 これに懲りて明日からは石橋を叩いて渡る継投になるかも知れませんね。
 上野投手投入が采配ミスとしたら、何点リードならば9回裏の上野投手投入はありなのでしょうか? 10点?あり。9点?あり。8点?あり。7点?あり。6点?あり。5点?あり。4点?あり。ありり?
 黒田投手は7回3失点。粘投でした。5回裏の3失点は「またやっちゃったか」という感じでした。 ただ3点目は本来アウトのはずだった走者が犠飛で返ったものでしたから、実質2失点ですね。 あとから考えるとあの1点が余計だったなあ。12勝目は確実かと思われたのですが、お気の毒です。
 打線は活発でした。先発全員安打の計16安打。 新井選手はあと三塁打が出ればサイクル安打の3安打猛打賞。30本塁打も見えてきました。 梵選手も「取られたら取り返す」の適時二塁打など3安打猛打賞。 左投手が相手先発だとわかっていてスタメン起用された嶋選手は適時二塁打2本3打点。 栗原選手は2安打でプロ初の規定打席到達打率3割に驀進中。
 今日の試合は巨人に勢いをつけちゃったかなあ。明日どうなるか不安ですね。

9月13日

ブラウン監督が来季も続投

 ブラウン監督の来季続投が正式に決まった。 広島球団と推定年俸40万ドル(約4600万円)プラス出来高で来季の契約を結んだ。 球団からはキャンプ中の練習量の増加、フロントと現場とのより密なコミュニケーションを求められ、 これを受け入れた。

 クライマックスシリーズ導入で2年目の今年を勝負の年と位置付けましたが、 もともと3年計画でチームを強くするということでした。 来年こそ勝負できるチームにしてほしいですね。

ス、ス、ス、ス、ストライクが入らなーい

 対阪神戦、4回裏に阪神先発杉山投手を攻め、 東出選手の中前打とこの打球を処理した赤星選手の失策で一死二塁のチャンス。 ここでアレックス選手が左前適時打を放って1点を先制した。
 4回まで1安打無失点と好投していた先発高橋投手は 5回表に金本選手に29号同点ソロアーチを浴びた。 さらに一死から3連続四球で満塁とされたが、後続を抑えた。
 5回裏は江草投手を攻め、二死から森笠・石原選手の短長打で二三塁としたが、 高橋投手の代打井生選手が凡退。
 直後の6回表、上野投手が赤星選手への死球とシーツ選手の右前に落ちるポテンヒットで無死一二塁。 救援した佐竹投手が金本選手に四球を与えて無死満塁のピンチ。 救援した林投手が代打桧山・葛城選手に連続押し出し四球で2点を勝ち越された。 なおも矢野選手に左前へ2点適時打を浴びて4点をリードされた。
 9回裏、藤川投手を攻め、一死から新井選手が中前打し、二死後、 栗原選手が左中間へ3試合連続の24号2ランを放って2点差としたがそこまで。
 3対5で敗戦。広島の連勝は2で止まり借金は19。今季勝ち越しの可能性がなくなった。 上野投手はプロ初黒星。

 試合結果

 悪夢の6回表でしたね。7回からは横山・青木勇・永川投手がいるので、 この回さえ乗り切れればというところだったのですが、救援投手陣が自滅してしまいました。
 高橋投手も4回まで好投していたのですが、 5回表に金本選手に一発を浴びておかしくなってしまいました。 なんとかその1点だけに抑えたのですが、裏の攻撃で代打を送られてしまいました。 6回表の悪夢の原因のひとつになったように思います。
 打線では栗原選手の好調ぶりが目立ちます。3試合連続本塁打。 あの藤川投手に今季初の被本塁打をつけました。

前田が県知事を表敬訪問

 県民栄誉賞を受賞した前田選手が広島県庁を訪れ、藤田広島県知事を表敬訪問した。 前田選手は「自分が調子を落としていても声援をいただくっていうか、 そういうものを今でも変わりませんし。 広島というところで野球をやれたというのは本当に改めて幸せだと思います」。

 こちらこそ前田選手を応援できたのは幸せだと思います。

9月12日

青木高4勝目!効果的な得点で阪神に連勝

 対阪神戦、4回裏に阪神先発上園投手を攻め、東出・新井選手の安打で一死一二塁とし、 前田選手の中前適時打で1点を先制した。二死後、森笠選手の中前適時打で2点目。
 先発青木高投手は5回まで3安打無失点の好投。 しかし6回表二死から金本選手に28号ソロを浴びて1点差に。 濱中選手に左前打されて降板した。
 直後の6回裏、二死から前田選手が左前打した後、 栗原選手が左翼席へ23号2ランを放って3点差とした。
 7回表には横山投手が野口・鳥谷選手の安打で二死一二塁とされたが、 代打桧山選手を見逃し三振に抑えた。
 8回表、二死から4番手青木勇投手が濱中選手に5号ソロを浴びて2点差とされた。
 直後の8回裏、橋本健投手を攻め、アレックス選手の右中間二塁打、前田選手の敬遠四球、 栗原選手の四球で二死満塁のチャンス。 ここで代打井生選手が江草投手から中前に2点適時打を放って4点差とした。
 9回表は永川投手が2走者を許したが無失点に切り抜けた。
 6対2で快勝。広島は2連勝で借金は18。

 試合結果

 青木高投手が好投しました。もっとリードがあれば6回表は続投だったのでしょうが、 わずか1点差。好投していても中盤に崩れることがよくありますから、交代となったのでしょう。 これで4勝目。広島市民球場で初のお立ち台に立ちました。
 打線は効果的に得点を重ねました。先制した後、1点取られると2点取り返し、 1点取られると2点取り返しということで、非常に良いタイミングでの得点でした。
 救援投手陣もわずか1失点。青木勇投手が16試合ぶりの自責点、 横山投手は8試合ぶりの被安打。記録が途切れたのがちょっと残念といえば残念なのですが、 それだけ安定した投球を続けていたということですね。

前田に県民栄誉賞

 試合前、前田選手に藤田雄山広島県知事から県民栄誉賞が贈られた。

 おめでとうございます。

9月11日

圧勝で今季阪神戦勝ち越し決定

 対阪神戦、初回に阪神先発能見投手を攻め、二死からアレックス・新井選手の連続四球の後、 栗原選手が中堅左へ22号先制3ランを放った。
 5回裏には鞘師・梵選手の四球と東出選手の投手強襲安打で一死満塁とし、 アレックス選手が中前へ2点適時打を放った。代わった渡辺投手から新井選手が右前適時打、 栗原選手が中前適時打、前田選手が中犠飛を放って8点をリードした。
 7回裏にはダーウィン投手を攻め、新井選手の中前打、栗原選手の四球、 前田選手の中前打で無死満塁とし、二死後、暴投で1点を追加した。
 先発長谷川投手は好投。 1回表と3回表の二死一二塁のピンチでいずれも桜井選手を空振り三振に抑えた。 結局6回を3安打無失点に抑えた。
 7回表からは林・佐竹・フェルナンデス投手が阪神打線を零封し、完封リレーを完成させた。
 9対0で大勝。広島は阪神の連勝を10で止め、今季対阪神戦の勝ち越しを決めた。 広島の借金は19。

 試合結果

 10連勝中の首位阪神が相手ということで、 勢いに飲み込まれてしまうのではないかと心配していましたが、予想外の圧勝でした。
 先発は長谷川投手。好投が続くも打線の援護に恵まれず未だ1勝。 今日はいきなり3点をもらい、勝利への色気で逆に投球が乱れるかも知れないと心配しましたが、 杞憂でした。最近見せている安定感そのままの投球で6回を無失点に抑えてくれました。 4月10日以来の勝利で2勝目です。
 打線は初回に栗原選手の3ランで先制。5回裏には四球をきっかけに連打に犠飛で5得点。 効率的に点を取りました。 大量リードのおかげで横山・青木勇・永川投手がお休みすることができたのは大きいですね。
 鞘師選手は偵察要員の後に入る準スタメン。打では疑惑の四球のみでしたが、 守備では再三のファインプレー。勝利に貢献してくれました。
 これで今季阪神戦勝ち越し。ここ数年の阪神への苦手意識が払拭できたのではないでしょうか。

前田が2000本安打を表彰

 試合前に2000本安打を達成した前田選手が連盟表彰を受けた。 その後、名球会から表彰され、金田正一会長と山本浩二氏からブレザーを贈呈された。

 おめでとうございます。

日程追加

10月7日(日) ヤクルト−広島 18:30(神宮)

ウエスタン情報

 試合結果

 前田健・森・大島・梅津・マルテ投手で完封リレー。 しかし打線が9安打しながら無得点で引き分け。緒方選手は2安打。

9月10日

SATOの無責任先発予想

 11日から広島で阪神3連戦、続いて東京ドームで巨人3連戦、 続いて横浜で横浜3連戦。計9連戦。
 広島の先発は長谷川・青木高・黒田・宮崎・高橋・大竹・長谷川・青木高・黒田投手と予想します。 一部救援投手が登板過多になりつつあるので、 先発投手に長い回を投げてもらいたいですね。
 阪神の先発は能見・上園・杉山投手でしょうか。
 阪神は優勝目指して10連勝中。モチベーションが高く、 倒すのは難しいと思いますが、このまま突っ走られては面白くありません。 少なくとも連勝は止めたいですね。

9月9日

クルーン攻略、9回裏二死無走者からの同点劇も…

 対横浜戦、先発大竹投手は2回表に村田選手に25号先制ソロアーチを浴びた。 3回表には寺原投手の三塁内野安打と藤田選手の中前打で二死一二塁とされ、 金城選手に右中間へ2点適時二塁打を浴びて3点差とされた。 大竹投手はその後立ち直り、7回3失点で降板。
 横浜先発寺原投手に抑えられていた広島打線は、 4回裏に新井選手が中越えへ25号ソロを放って1点を返した。 5回裏には横浜の拙守に助けられた石原選手の左中間二塁打で一死二塁とし、 二死後、梵選手が右中間適時三塁打を放って1点差に迫った。
 広島打線は6回裏以降チャンスを作ったが得点できず。 9回裏はクルーン投手の前に二死無走者。しかしここから粘り、 梵選手が左前打した後、盗塁成功。東出選手の四球で二死一二塁とし、 アレックス選手が右前適時打を放って同点とした。なおも一三塁だったが新井選手が中飛に倒れた。
 10回表、永川投手が一死から相川選手を二ゴロに抑えたが、東出選手が一塁へ悪送球。 バントをしようとした代打下園選手を抑えて二死一塁としたが、 仁志選手に左翼左へ適時二塁打を浴びて1点を勝ち越された。
 10回裏、吉見投手を攻め、一死から栗原選手の左前打と嶋選手の一ゴロで二死二塁のチャンス。 しかし代打尾形選手が加藤投手に見逃し三振に抑えられた。
 3対4で敗戦。広島の連勝は2で止まり借金20。今季対横浜戦の負け越しが決まった。

 試合結果

 9回裏は「もう駄目だ」と思ったのですが、よく追いついてくれました。 流れからすれば勝てると思ったのですが、10回表に落とし穴がありました。
 決勝点は東出選手のミスがきっかけ。 仁志選手の決勝打は前田選手がフェンス際でもたついていたようにも見えました。
 6回裏から8回裏までのチャンスを潰し続けたのも痛かったです。 横浜が拙守でたくさんチャンスをくれたのですが…。最終的にはこちらが拙守で負けてしまいました。
 大竹投手は3回までに3失点。その後は粘りましたが、 苦手の寺原投手を相手にいきなりの3失点は少しきつかったですね。

主催試合観客動員100万人突破

 広島球団の主催試合観客動員数が100万6855人に達し、100万人を突破した。 62試合目での突破で、昨年の73試合目(最終戦)を大幅に上回る早期突破となった。

 今年は順調に観客動員を伸ばしていましたが、 成績が成績ですから9月になったら急激に動員数が減るのではないかと危惧していました。 しかし先週は前田選手2000本安打フィーバー、今週は記念ポスター無料配布で客足は遠のいていません。 来週は首位争いをしている阪神のファンが大勢広島市民球場へ来てくれそうです。 110万人突破も夢ではなくなってきました。

ウエスタン情報

 試合結果

 5月3日以来登板の今井投手が5回を2安打無失点で今季初勝利。
 末永選手が3安打。緒方選手が復帰後初安打。

9月8日

栗原逆転弾!救援投手陣無失点リレー

 対横浜戦、先発高橋投手は2回表に吉村・内川選手の短長打と小池選手への四球で無死満塁のピンチ。 相川選手の投直が左胸を直撃して適時内野安打となり、1点を先制された。 なおも無死満塁のピンチだったが、後続を抑えた。高橋投手は大事を取ってこの回で降板。
 横浜先発山口投手に4回まで無安打に抑えられていた広島打線は5回裏に反撃。 前田選手が右前打した後、栗原選手が中堅右へ自己シーズン最多となる21号逆転2ランを放った。 さらに二死後、途中出場の尾形選手が右翼席へ2号ソロを放って2点をリードした。
 7回裏には吉見投手から倉・代打井生選手の連打で一死一二塁とした後、 梵選手が右前適時打して3点差とした。
 投げては3回表から登板した宮崎投手が5回表まで毎回走者を許したが無失点。 6回表から上野・横山・青木勇・永川投手をつないで横浜打線を零封した。
 4対1で勝利。広島は2連勝で借金19。永川投手は自己最多タイの27セーブ目。

 試合結果

 栗原選手が見事な逆転弾。打てそうで打てなかった山口投手を攻略しました。 打点は既に自己最多を更新中ですが、これで本塁打も自己最多の21号。 残り試合でどんどん更新してほしいですね。
 尾形選手は2号アーチ。あの歓喜のサヨナラ本塁打以来の一発でした。
 打線全体を見ると、4点取りましたが、ダメ押しはできなかった感じです。 新井選手に当たりが出ていないのが気になります。
 宮崎投手以下救援投手陣が今日も踏ん張りましたね。 高橋投手降板の緊急事態を乗り切ることができました。
 宮崎投手は負傷降板の高橋投手の後を受けて3回を無失点。 ピンチはありましたが、粘りました。 今週雨で1試合流れていたことで登板することができたのが幸いでした。 4月4日のプロ初勝利以来の2勝目です。初のお立ち台でした。
 横山投手。7回表は一発で同点の場面で村田選手。 捕邪飛を倉選手が落球した時は嫌な予感がしたのですが、よく踏ん張ってくれました。
 永川投手。いきなりの四球で嫌な予感がしたのですが、その後は踏ん張りました。 昨年挙げた自己シーズン最多に並ぶ27セーブ目です。

高橋が左胸に打球受け降板

 高橋投手は2回表に相川選手の投直を左胸に受けた。 ベンチで治療を受けた後、続投。この回を投げ切った後、大事を取って降板した。

 2回で降板しましたが、実は高橋投手も陰のヒーローではないかと思います。 打球を受けた後、すぐ降板してもおかしくなかったのに続投したこと。 次の投手が準備する時間がしっかり取れました。
 1点取られた後の無死満塁を抑え切ったこと。 無死満塁のピンチで次の投手が投げていたとしたら、相当苦しかったと思います。 自分のまいた種は自分で刈り取りました。

ウエスタン情報

 試合結果

 前半の5得点を齊藤投手ら5投手の継投で守り、ようやく連敗ストップ。松本選手は3安打。 緒方選手は代打で出場。

9月7日

梵殊勲の逆転満塁弾!黒田苦しみながら11勝目

 対横浜戦、先発黒田投手は初回に仁志選手の二塁打と藤田選手のバント安打で 無死一三塁とされ、金城選手の右犠飛で1点を先制された。 さらに二死二塁から吉村選手の左中間適時二塁打で2点目。
 1回裏、来日初先発の横浜ホセロ投手を攻め、 梵選手の死球とアレックス選手の四球などで一死一三塁とし、 新井選手の一ゴロの間に1点を返した。2回裏には一死から森笠・倉選手と黒田投手の四球で満塁とし、 梵選手が左翼席へ14号満塁アーチを放って逆転した。
 4回表、一死から吉村選手の中前打の後、佐伯選手の13号2ランで1点差に迫られた。
 しかし5回裏、吉見投手を攻め、東出選手の死球、村田選手の失策、 前田選手の死球などで一死満塁とし、栗原選手の中犠飛で2点差とした。 7回裏にも横山投手を攻め、アレックス選手の右前打と暴投で無死二塁とし、一死後、 前田選手が中前適時打して3点をリードした。
 黒田投手は5回表6回表もピンチを作ったが切り抜けて降板。 7回表からは横山・青木勇・永川投手がパーフェクト救援で逃げ切った。
 7対4で勝利。広島は連敗を2で止めて借金20。最下位を脱出した。

 試合結果

 黒田投手がいきなり先制点を取られて嫌なムードだったのですが、 梵選手が見事な逆転満塁弾。四球連発のホセロ投手に対して初球を狙い打ちしたものでした。 ホセロ投手の心理状態を読み切っていましたね。
 3点リードをもらった黒田投手はそれでもピリッとせず、佐伯選手の2ランで1点差に。 何となく嫌なムードもありましたが、その後は何とか抑えてくれました。 7月24日以来の勝利で11勝目です。これで乗ってほしいですね。
 5回裏の栗原選手の犠飛、7回裏の前田選手の中前適時打、1点ずつでしたが、 試合運びを楽にする貴重な追加点でした。
 救援投手陣は好調が続いています。9月になって失点しているのはフェルナンデス投手だけです。

廣瀬が左足首捻挫で抹消、鞘師が出場選手登録

 廣瀬選手が練習中に左足首を痛めた。広島市内の病院で検査した結果、 「左足関節捻挫で全治2週間」の診断を受け、出場選手登録を抹消された。 代わって鞘師選手が出場選手登録された。

 再々怪我に泣かされますね。お大事に。

ウエスタン情報

 試合結果

 8連敗。小島投手は6回途中4安打自責点3。
 緒方選手が3番中堅手で復帰。今季中の復帰はないと思っていたので、 びっくりです。

9月6日

ヤクルト戦、台風で中止

 神宮球場で行われる予定だったヤクルト戦は台風接近のため中止となった。

 仕方ないですね。

9月5日

青木高10敗目、打線追い上げ切れず最下位転落

 対ヤクルト戦、初回にアレックス選手がヤクルト先発石井一投手から 左翼ポール際へ7号ソロを放って先制した。
 しかし3回裏、先発青木高投手が川本・青木選手の安打などで一死二三塁とされ、 田中浩選手の投手適時内野安打で同点。ラミレス選手の三ゴロ併殺崩れの間に1点を勝ち越された。 5回裏には宮出選手に9号2ランを浴びて3点をリードされた。青木高投手は5回4失点で降板。
 6回表、代打尾形選手の死球、梵選手の中前打、東出選手の四球で無死満塁のチャンス。 しかしアレックス選手は空振り三振。新井選手の三ゴロ併殺崩れで1点を返したものの、 栗原選手は遊ゴロに倒れた。
 直後の6回裏にフェルナンデス投手が川本選手に4号ソロを浴びて3点差とされた。
 粘る広島は9回表に木田投手を攻め、 一死から新井選手の四球と栗原選手の左中間二塁打で二三塁のチャンス。 館山投手から代打前田選手の二ゴロの間に2点差。代打森笠選手の四球で二死一三塁、 一発で逆転の場面を作ったが、代打嶋選手が空振り三振に倒れた。
 3対5で敗戦。広島は2連敗で借金は今季最多タイ21。最下位転落。

 試合結果

 6回表無死満塁でクリーンアップ。あそこで大量点が欲しかったですね。 その後はあっさり引き下がるかに見えましたが、 最終回にもう一度反撃して同点を期待できるチャンスを作りましたが…。 明日につながる反撃だったと信じましょう。

ウエスタン情報

 試合結果

 連敗止まらず。小山田投手は6回を7安打2失点。

8月月間MVP発表

 8月の月間MVPが発表された。セは中日の朝倉投手とヤクルトのラミレス選手。 パは日本ハムのダルビッシュ投手と楽天のフェルナンデス選手。

 おめでとうございます。

9月4日

長谷川好投実らずグライシンガーに完封負け

 対ヤクルト戦、この日出場選手登録された先発長谷川投手は 2回裏に宮出選手に8号ソロを浴びて先制を許した。 その後は好投し、7回を3安打1失点で降板。
 広島打線はヤクルト先発グライシンガー投手にお手上げ。 2回表に新井・栗原選手の連打で無死一二塁としたが、後続が凡退。 4回表には新井選手の中前打と捕逸で二死二塁としたが、廣瀬選手が凡退。 5回表以降は無走者で完封された。
 0対1で敗戦。広島の連勝は2で止まり借金は20。

 試合結果

 右膝痛から復帰の長谷川投手が先発。まだ完治はしていないそうですが、 そんなことを感じさせない好投でした。グライシンガー投手の好投にぶつかってしまい、 7回1失点で負け投手とはお気の毒としか言いようがないです。 好投しても勝てない不運が続いています。
 打線はグライシンガー投手に3安打完封負け。 前田選手は休養日だったのでしょう、スタメン落ちでした(代打で出場)。 あとから思えば2回表無死一二塁が最大のチャンスでしたね。 こんなことになるなら廣瀬選手には送りバントだったなあ。 あの時はまだまだチャンスはあるだろうと思っていたのですが。

前田が広島県民栄誉賞受賞

 通算2000本安打を達成した前田智徳選手が広島県民栄誉賞を受賞することが決まった。 「度重なる怪我を克服し、カープ一筋で18年間活躍を続け、 今年史上31人目の通算1000打点も達成するなど、 その姿は青少年をはじめ多くの県民に感動と希望を与えた」というのが受賞理由。
 前田選手は「大変光栄に思います。 自分の野球に対する気持ちやプレーを評価して頂いたのだとしたら、 とてもうれしいです。過去に受賞されているカープの偉大な先輩方と同じような評価をして頂いたことに 感謝したいです。これからも多くの皆様に感動と夢と希望を与えられるよう精一杯頑張りたいと思います」。

 おめでとうございます。

五洋建設・増岡組・鴻治組が新球場建設を落札

 広島新球場の建設を五洋建設・増岡組・鴻治組の共同企業体が58億4955万円で落札し、 広島市と仮契約を結んだ。五洋建設は千葉マリンスタジアムの建設に参加した経験を持っており、 増岡組は広島市民球場を建設した経験を持っている。

 着々と進んでいますね。落札額と予定価格があまりに近いので、 驚いていたのですが、予定価格は事前に公表してるんですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 前田健投手が5回を7安打4失点で8敗目。

9月3日

SATOの無責任先発予想

 4日から神宮でヤクルト3連戦、続いて広島で横浜3連戦、計6連戦。
 広島の先発は長谷川・青木高・黒田・宮崎・高橋・大竹投手と予想します。
 ヤクルトの先発はグライシンガー・石井一・石川投手でしょうか。
 最下位ヤクルトとの対戦ということで、 この3連戦で5位をがっちり固めたいですね。

梅津が出場選手登録抹消

 梅津投手が出場選手登録を抹消された。

 それほど悪い投球が続いているわけでもないのですが…。 長谷川投手を登録するためではないでしょうか。

9月2日

前田偉業達成御礼猛打賞5打点

 対中日戦、初回に中日先発中田投手を攻め、東出選手の左前打と新井選手の四球で二死一二塁とし、 前田選手の中前適時打で1点を先制した。 3回裏には東出・アレックス選手の連打と敵失で一死二三塁とし、二死後、 前田選手が右中間へ13号3ランを放って4点をリードした。
 先発大竹投手はリズムよく4回までを1安打無失点。しかし5回表、 李選手の右前打と梵選手の失策、暴投で一死二三塁とされ、 谷繁選手の二ゴロの間に1点。中田投手の打席で暴投して2点差に迫られた。 6回表は2者連続三振の後、中村紀・ウッズ・森野選手に3連続四球を与えて二死満塁のピンチ。 大竹投手はここで降板。救援した佐竹投手が李選手を空振り三振に抑えた。
 追加点の欲しい広島は7回裏に梵選手が右中間に13号ソロを放って3点差に。 東出選手の四球の後、代わった鈴木投手から東出選手の盗塁などで一死三塁のチャンス。 二死後、代わった菊地投手から前田選手がこの試合5打点目となる中前適時打を放って4点をリードした。
 投げては佐竹投手の後を横山・青木勇・永川投手が完璧に抑えて逃げ切った。
 6対2で勝利。広島は2連勝で借金は19。

 試合結果

 昨日2000本安打を達成した前田選手。昨晩はいろんなスポーツ番組や特番に出演。 さぞお疲れだろうし、今日のスタメンはないかなと思っていましたが、5番左翼手でスタメン。 初回に先制の中前適時打。3回裏には試合の流れを大きく引き寄せる右中間への3ラン。 7回裏にはダメ押しの中前適時打。3安打5打点の大活躍でした。
 大竹投手は4回までは素晴らしい投球。 しかし5回表に梵選手の失策でリズムを崩してからは自滅の内容でした。 7勝目は挙げましたが、もったいない投球でした。
 6回表の大ピンチを救ってくれたのは佐竹投手。下手すれば試合をひっくり返されかねない場面でしたから、 よく抑えてくれました。
 楽勝の試合に緊迫感を持たせる失策をしてしまった梵選手は汚名返上とばかり13号ソロアーチ。 貴重な追加点となりました。

9月1日

おめでとう!前田2000本安打達成

 前田選手は中日17回戦の5打席目となる8回裏二死満塁の場面で、 久本投手から右前適時打を放ち、プロ通算2000本安打を達成した。 日本プロ野球史上36人目の快挙。カープ生え抜きの選手としては衣笠祥雄選手、山本浩二選手、 野村謙二郎選手に続いて4人目。初安打は1990年6月6日ヤクルト戦西村龍次投手から。
 達成後、2人の息子さんから花輪を、新井選手、中日の立浪選手から花束を受け取った。 試合終了後、前田選手2000本安打達成セレモニーが行われ、 VTR「前田智徳2000本の軌跡」がアストロビジョンに流された後、 「2000」の字の形をしたお立ち台の上でインタビューを受け、涙を見せた。 その後、一塁ベンチ前でブラウン監督やコーチ・選手たちと握手。 場内一周した後、ナインと記念撮影を行った。
 前田選手の言葉:「高校からプロの世界に入った時、スケールの違いにショックを受けた私が、 2000本安打を達成できたことを素直に嬉しく思います。万全でプレーできない苦しい時期もありましたが、 常に、ファンのみなさんの声援が励みでした。僕にとって重要な通過点である、 この記念の日を誇りに思うと共に、共有してくださったみなさん、ありがとうございます。 これからも精一杯頑張ります。ご声援よろしくお願いいたします。」 (2000本安打達成記念チケットホルダーより)

 前田選手、2000本安打達成おめでとうございます。選手生命を脅かしたアキレス腱の断裂から復活し、 ついにここまで来ましたね。これからもヒットを量産してください。
 しかし8回裏の攻撃は凄かったです。8回裏が始まる時は、 この回1点取って同点にして9回裏に前田選手に回ればいいな、 サヨナラヒットが2000本安打だったらいいなと思っていました。 ところが嶋選手が逆転3ラン。このままだと9回裏はないので前田選手の打席は見られないと思いました。 球団の営業的には明日に持ち越しになった方がいいし、私自身は明日のチケットも抑えてあるし、 「ま、いっか」と思っていました。しかしナインがつなぐつなぐ。梵選手が、東出選手が、新井選手が、 出塁してついに前田選手が登場。球場の興奮は最高潮。そしてついに記録達成。 ありえないことが起きてしまった感じでした。いやー、よかった。本当によかった。楽しかった。

嶋逆転3ラン!栗原2発!大逆転で前田祝う

 対中日戦、先発高橋投手は初回に森野選手の適時打で1点を先制された。 しかし1回裏、中日先発小笠原投手から梵選手が左中間へ12号ソロを放って同点。 新井選手が右越えへ24号2ランを放って勝ち越した。
 2回表、中村紀選手の16号ソロで1点差。 5回表に井上選手の適時打で同点とされ、ウッズ選手の32号2ランで勝ち越された。 高橋投手は5回5失点。
 6回表にはフェルナンデス投手が立浪選手に通算3500塁打達成となる2号2ランで 4点をリードされた。
 粘る広島は6回裏に栗原選手が平井投手から中堅右へ19号ソロ。 7回裏には高橋投手を攻め、梵・東出選手の短長打で無死二三塁とし、 アレックス選手が右前適時打。森野選手の適時失策が重なって1点差に迫った。
 そして8回裏。岡本投手を攻め、栗原選手の四球と代打森笠選手の左前打などで一死一三塁とし、 代打嶋選手が左越えへ10号逆転3ランを放った。梵選手が四球を選び、 代わった久本投手から東出選手の左前打と新井選手の四球などで二死満塁のチャンス。 ここで前田選手が右前へ2点適時打を放って4点をリード。 栗原選手が右越えへ自己最多タイ20号ダメ押し3ランを放った。
 14対7で勝利。広島は連敗を2で止めて借金は20。5位浮上。

 試合結果

 派手な打ち合いになりましたが、決着をつけたのは嶋選手。 左方向へ豪快な一発でした。前田選手の2000本安打がなければお立ち台だったでしょう。 最近影が薄かったですが、存在感を示しました。
 栗原選手は2発。自己最多の20号に並びました。残り試合は少なくなっていますが、 30発に少しでも近づけてほしいです。
 高橋投手は5回5失点。前田選手のフェンス際の魔術師ぶりや、 廣瀬選手のレーザービームに助けられていたのですが…。

青木勇が移籍初勝利

 青木勇投手は8回表二死一二塁の場面で救援し、井端選手を抑えた。 直後の8回裏に味方が逆転したため、移籍初勝利を挙げた。 青木勇投手は2002年以来5季ぶりの勝利。

 おめでとうございます。最近、好救援が続いていましたが、ついにですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 5連敗。先発カリダ投手は2回を2安打4失点。飯田・梅原投手が6月以来の登板。