カープ日記


10月15日

祝!嶋の首位打者が確定

 嶋選手の首位打者が事実上確定した(打率.337)。 この日、横浜の佐伯選手は3打数無安打で打率.324とした。 残り1試合で9打数9安打しても嶋選手を逆転できない。広島からの首位打者は、 森永勝也選手、山本浩二選手、水谷実雄選手、正田耕三選手(2回)に続く5人目、 1988年の正田耕三選手以来16年ぶり。
 なお横浜が勝ったため、広島は最下位に転落した。 明日のセ・リーグ最終戦で横浜が勝つか引き分けると、広島の11年ぶりの最下位が決定する。

 嶋選手、おめでとうございます。 春先の爆発は一時的なものかとも思っていたのですが、本物でした。 今年は嶋選手に楽しませてもらいました。来季以降も期待しています。
 先日、イチロー選手が今季の自分の打撃フォームについて語っていたのですが、 オープンスタンスで構えてバットが寝かせ気味になったと話していました。 実は嶋選手のフォームもそうなんですよね。似ているとは思っていなかったので、 ちょっとびっくりしました。

来季外国人補強方針

 松田オーナーが来季外国人の補強方針を明らかにした。 まず、ラロッカ選手とベイル投手の残留を最優先にし、シーツ選手のついては11月から交渉する。 先発と抑えの新外国人投手のリストアップを終えており、11月から交渉に入る。

 投手の即戦力補強は新外国人頼みになりそうですね。 抑え投手が獲れれば、大竹・小山田投手ともに先発で行けます。 ただし新外国人選手の場合、シーズンが始まってしばらくたたないと本当に戦力になるかどうかわかりませんから、 ある程度替えがきく先発投手と違い、 抑えをその新外国人投手だけで臨んだ場合リスクが高すぎるような気はします (当然、抑え候補は複数で、新外国人投手だけってことはないでしょうが)。 今年だって投手陣の故障者続出もそうですが、 開幕当初抑えだった永川投手が戦力にならなかったことも投手起用を大きく狂わせていますから。
 シーツ選手についてはダメモトで交渉するみたいな雰囲気がぷんぷんしてます。 今年は守備に安定感がありませんでしたし、打撃も去年ほどのインパクトはありませんでしたが、 遊撃手ってなかなかいないと思うんですよ。 個人的には現状維持でOKならばシーツ選手と契約してもらいたいですが、 次の遊撃手も育てないといけないですからね。数年前の東出選手と同じような状態を覚悟するならば、 尾形選手で行ってもいいとは思うんですけど。

山本監督がオーナー報告

 山本監督ら一軍スタッフが球団事務所を訪ね、松田オーナーにシーズン終了の報告をした。 最大の敗因に投手陣の崩壊を上げ、来季は投手力を含めた守りを重視する方針を打ち出した。

 今年は打力重視のスタメンだったと思います。 来季は思い切って守備重視のスタメンにするというのもいいかもしれませんね。
 ベテランと若手を融合した起用を進めるそうですが、 例えば、前田・緒方選手を左翼で併用して中堅のポジションに若手選手を起用するとか、 試合中盤まではベテラン選手で終盤は若手選手とか、 ベテラン選手を積極的に休ませてスタメン試合数を2/3程度にするとか、 いろいろ手はあるでしょう。山本監督がどこまでベテラン選手をベンチに置いておくことができるか注目です。

10月14日

2004年全日程終了

 広島は今季最終戦を横浜と戦い、0対4で敗戦。 138試合60勝77敗1分勝率.438、首位中日と20ゲーム差で全日程を終了した。

 選手をはじめカープ関係者のみなさん、ファンのみなさん、1年間お疲れさまでした。 今季は開幕4連敗があってそのまま低迷したかのようなイメージもありますが、 実はその直後に連勝して一時は首位に立ったんですよね。その時は今年はやってくれるぞと思ったものですが…。 打線は嶋・ラロッカ選手を中心にかなりの破壊力を発揮したのですが、 やはり投手力を中心とした守りがダメでしたね。充実した先発投手陣だったはずが、 故障者や不調者が続出してしまって…。
 オフもストーブリーグ、球界再編、広島新球場問題などでいろいろ話題がありそうですが、 のんびりやらせてもらいますので、ご了承ください。

福地、9回二死から吉見のノーヒットノーラン阻止

 今季最終戦、対横浜最終戦、先発小山田投手は2回表に佐伯選手への四球、 多村・村田選手への連続死球で無死満塁とされ、田中一選手の二ゴロの間に1点を先制された。 田中一・相川選手の盗塁などで二死二三塁となった後、吉見投手へも四球を与えて満塁。 石井選手に2点適時打を浴びた。
 5回表には北川選手の遊撃内野安打から二死二塁とされ、多村選手の適時二塁打で4点差とされた。 小山田投手は6回4失点。
 広島打線は横浜先発吉見投手の緩急をつけた投球に翻弄され、 8回裏までわずか1四球のノーヒットノーランに抑えられた。 9回裏も代打浅井選手と代打西山選手が倒れて二死となったが、 福地選手が左中間へ二塁打を放って今季2度目のノーヒットノーランを阻止した。 しかし尾形選手が倒れて完封負け。
 0対4で敗戦。広島の連勝は3でストップ。横浜との対戦成績は13勝13敗に終わり、 今季5位を確定させることはできなかった。

 試合結果

 いやー、今季2度目のノーヒットノーランをやられたかと思いましたよ。 あとひとりというところで福地選手がよく打ってくれました。 負けたんですけど、何か勝ったかのような錯覚に陥っています。 今日のヒーローは福地選手で決まり。
 小山田投手。今日は2回表が全てでしたね。 4四死球を集中するという、最近の安定感からは信じられない光景でした。 佐伯選手への四球がきっかけということで、 嶋選手の首位打者のために打たせてはいけないという思いがリズムを崩したのでしょうかね。
 嶋選手は9回表守備のみの出場でした。結局189安打のままでセ年間最多安打記録へは届きませんでした。 首位打者については、投手陣が佐伯選手を3打数1安打に抑えましたので、 残り2試合で9打数8安打以上されない限り逆転されません。ほぼ確定でしょう。

お疲れさま、町田・瀬戸・西山選手

 西山・町田・瀬戸選手が出場選手登録され、それぞれ出場した。 町田選手は7回裏二死から代打で登場し、いい当たりの左直に倒れた。 瀬戸選手は9回表一死一塁の場面からマスクを被り、捕逸を含め二死満塁まで攻められたが無失点に切り抜けた。 西山選手は9回裏一死から代打で登場し、遊ゴロに倒れた。 試合終了後の最終戦セレモニーの後、3選手がナインに胴上げされた。

 町田選手、会心の当たりだったんですけど左翼正面でした。 西山選手には土壇場でノーヒットノーランを阻止する一打を期待したのですが、凡退でした。 瀬戸選手は実戦から遠ざかっているせいかポロポロやっていましたし、 捕逸もやってしまいました。この捕逸っていうのが瀬戸選手らしくて思わず微笑んでしまいました。
 瀬戸選手、ぜひいい捕手を育ててください。西山・町田選手、カープ戦以外では応援します。 お疲れさまでした。

主催試合観客動員数98万6000人

 今季の広島の主催試合の観客動員数は98万6000人で、2年連続100万人割れとなった。

 途中まではいいペースだったんですが、チームの低迷で終盤に客足が完全に止まってしまいました。

湯布院リハビリキャンプメンバー発表

 17日から大分県湯布院町で行われるリハビリキャンプの参加メンバーが発表された。
投手
澤崎、黒田、大竹、佐々岡、高橋、河内、玉木、小山田
捕手
石原
内野手
野村、新井、嶋
外野手
前田、浅井、森笠

 あれ?緒方選手が不参加ですね。

よさこい情報

 試合結果

 今季ウエスタン無安打の白濱選手がプロ初安打となる本塁打。 おめでとうございます。

10月13日

SATOの無責任先発予想

 14日に広島で今季最終戦となる横浜戦。
 広島の先発は小山田投手と予想します。 横浜の先発は加藤投手でしょうか。 勝って5位を確定させてもらいたいですね。
 嶋選手については、 広島が全日程を終了した後に横浜が2試合残していて、 佐伯選手の動向が読めませんので、守備だけの出場になるかも知れませんね。 例えば、嶋選手は2打数無安打ならば打率.3357。 これを佐伯選手が抜くには3試合で12打数あるとすれば9安打が必要。 可能性は0ではないですが、3試合連続猛打賞が必要な数字ですから、ほぼ無理でしょう (ちなみに12の9だと、欠場して今の打率をキープしても抜かれます)。 ですから嶋選手はとりあえずスタメン1番で出場して2打数は立つと。 どちらかで安打が出ればさらに打席に立つという風にして、 安打が重なれば打席を増やしていくようにすればどうでしょうか? うまくすれば5打数3安打できるかも知れません。
 代打で出場させるぐらいならばスタメンで起用して1打席凡退した時点で交代させる方が良いと思います。 上述したように、もし安打が出れば2打席目も立つと。 1安打すれば3打席まで立っても、2安打すれば6打席目まで立っても、 代打で凡退した場合より打率は上がることになりますから。 嶋選手の体調次第ですが、代打出場は得策とは思えません。 腰の状態が問題ないならばぜひスタメンで行って欲しいです。
 主催試合観客動員100万人へはあと2万4000人ということで、 消化試合・平日の横浜戦ということを考えると絶望的な数字ですが、 瀬戸・西山・町田選手のお別れゲームとなりますし、 ぜひたくさんのカープファンに球場に来てもらいたいですね。
 これにて今年の「SATOの無責任先発予想」は終了です。また来年!

浅井FA熟考

 浅井選手は今季取得したFA権について、残留を前提としながらも、 行使するかどうか熟考することを明らかにした。 この日、鈴木球団副部長と会談し、来季の残留を要請された。 また宣言後残留を認めるよう球団に要望した。

 宣言後残留を認めるが、再契約金は0、 他球団との競合による年俸釣り上げ合戦には参加しないとかすればいいような気がするんですが。 他球団の条件を聞くとカープに残る気がなくなる可能性が高くなるという思いがカープ球団にあるのでしょうね。

よさこい情報

 試合結果

 2番手玉山投手が打ち込まれて初黒星。

10月12日

瀬戸・西山・町田が最終戦に出場

 瀬戸・西山・町田選手が14日の今季最終戦に出場する。 瀬戸選手は今季限りで現役を引退。西山・町田選手は他球団への移籍が確実視されている。

 3選手とお別れの機会が持てることになりました。球場がファンでいっぱいになるといいですね。

高橋FA熟考

 高橋投手は今季取得したFA権を行使するかどうか熟考することを明らかにした。 この日、鈴木球団副部長と会談し、来季の残留を要請された。

 今季こそ故障などで低迷しましたが、完調ならば大きな戦力。ぜひ残留してもらいたいですね。

よさこい情報

 試合結果

 大島投手が6失点で完投勝利。

10月11日

永川・甲斐・大島が出場選手登録抹消

 永川・大島投手と甲斐選手が出場選手登録を抹消された。

 大島投手は登板機会がないまま抹消ですか。残念。

よさこい情報

 高知県でよさこいリーグが開幕。広島は近鉄に9対2で快勝。

 試合結果

西武がパ・リーグ優勝

 パ・リーグプレーオフセカンドステージで レギュラーシーズン2位の西武がレギュラーシーズン1位のダイエーを3勝2敗で下し、 パ・リーグ優勝を決めた。

 西武ファンの皆さん、おめでとうございます。
 シーズン終盤の盛り上がりを考えると、プレーオフ導入は成功だったと言えるのではないでしょうか。 レギュラーシーズン1位のダイエー側の気持ちを考えると釈然としない思いもないではないですが、 そういうルールでシーズンを始めているわけですからね。

10月10日

永川・広池・玉木・佐竹・大竹が新井先制弾を守り切る

 対横浜戦、2回表に新井選手が横浜先発セドリック投手から左翼ポール際へ10号ソロを突き刺して先制。
 先発永川投手は粘り強い投球で5回を3安打無失点に抑えた。 6回裏は広池投手が抑え、7回裏から玉木投手が救援。 8回裏に一死二塁のピンチを作ったが、佐竹投手が救援。 二死一二塁から古木選手の右翼への大飛球を森笠選手が好捕した。 9回裏は大竹投手が3人でピシャリ。
 1対0で勝利。広島は3連勝で借金16。5位をキープし、横浜に1ゲーム差をつけた。

 試合結果

 5投手が完封リレー。新井選手の一発による虎の子の1点を守り切りました。
 大島投手のプロ初先発があるかと思っていたのですが、 先発は永川投手でした。長い回を投げる中でいろいろ試してもらいたいという首脳陣の考えがあるそうです。 今日は直球がまずまず走っていてフォークがいいところへ落ちていました。 来季はどういう役割になるかわかりませんが、今日の好投をつなげてもらいたいですね。
 救援した4投手もそれぞれ良い仕事をしてくれました。 6回からの継投だったので、ちょっと厳しいかなと思いましたが、 最近失敗が目立っていた玉木投手がしっかり抑えてくれたので、うまくつながりました。
 守備が良かったことも完封につながりました。 8回裏二死一二塁で古木選手が大きな右飛。 バックホームに備えて前進守備をしていた森笠選手が背走に背走を重ねてフェンス際で好捕。 抜けていれば当然逆転されていたでしょう。 その他では3回裏無死一塁で種田投手のバントを捕ゴロにした石原選手の判断の良さ、 5回裏一死一塁からセドリック投手のバントを投ゴロ併殺にした永川投手の好守備もありました。
 決勝弾は新井選手。カープの天敵セドリック投手のカーブを左翼ポール際へ弾丸ライナーで突き刺しました。 あの時点ではまさかあれが決勝弾になるとは思いませんでした。これで5年連続2ケタ本塁打。
 嶋選手は今季初の欠場。 広島投手陣は首位打者への嶋選手のライバル佐伯選手を3打数無安打1四球に抑え、 打率を.325に下げました。敬遠攻めの心配は杞憂だったようです。

長谷川が出場選手登録抹消

 長谷川投手が出場選手登録を抹消された。

 来年は頼みますよ。

10月9日

若鯉、若巨人倒し最下位脱出

 対巨人最終戦、3回裏に巨人先発内海投手を攻め、一死から倉選手が中前打した後、 長谷川投手の犠打で二死二塁のチャンス。尾形選手が左翼線へ適時二塁打を放って1点を先制した。
 先発長谷川投手はバックに足を引っ張られながらも要所を抑える投球で6回まで3安打無失点。 しかし7回表に矢野選手の二塁打と川中選手の左前打で一死一三塁とされ、 仁志選手に遊撃適時内野安打を打たれて同点とされた。長谷川投手は7回1失点。
 広島打線は直後の7回裏に鴨志田投手を攻め、 一死から森笠・松本奉選手の連打と東出選手の四球で満塁のチャンス。 ここで代打浅井選手が右前適時打を放って1点を勝ち越した。 8回裏にも南投手を攻め、尾形選手の二塁内野安打と福地選手の犠打で一死二塁とし、 朝山選手が右中間へ適時三塁打を放って1点を追加。新井選手が中前適時打を放って3点をリードした。
 投げては8回表を広池投手が、9回表を大竹投手が無失点に抑えて逃げ切った。
 4対1で勝利。広島は2連勝で横浜とゲーム差無しながら勝率で上回り5位浮上。

 試合結果

 今季最終戦は仕事の都合がありますので行けそうにありません。 おそらく今日の試合が今季最後の球場観戦になると思います。
 今日は嶋選手の今季初のスタメン落ち、甲斐選手のプロ初スタメンということで、 一昨日の試合よりもさらに若手主体(というよりも若手のみ)のスタメンでした。 これで勝てるのかと思いましたが、巨人の方も途中からは仁志・二岡選手を除いて若手選手のみになりました。 両軍とも将来を見据えた選手起用で、さながら若鯉対若巨人。 巨人の主力選手がオーダーにいた前半を長谷川投手がしっかり抑えてくれたため、 終盤に勝負強いベテラン選手(浅井選手)を残していた広島が勝ったという形ですかね。
 長谷川投手。倉捕手との名コンビも復活。7回1失点の好投でした。 来季につながる良い締めくくりができたのではないでしょうか。
 これで久々の最下位脱出。残り横浜との2試合に連勝すれば自力で5位を確定させることができます。

嶋、守備のみの出場

 腰痛の嶋選手は今季初のスタメン落ち。9回表の右翼守備のみの出場だった。

 体調不良、首位打者死守のためですね。仕方ないとは思いますが、 セ年間最多安打記録への挑戦断念は残念です。来季は最初からクリーンアップを打つでしょうから、 それほど打数が増えず、安打数は今年ほど行かないような気がします。
 横浜戦が2試合残っていますが、 広島の投手陣が佐伯選手を敬遠攻めにするのは見苦しいので勘弁してもらいたいです。 佐伯選手を抑えて打率を下げ、最終戦では嶋選手を4〜5打席立たせられるようにしてもらいたいです。

甲斐がプロ初出場初スタメン

 甲斐選手が二塁手でプロ初出場初スタメン。2打席凡退し、6回表の守備から東出選手と交代した。

 プロ初出場おめでとうございます。悪送球もありましたが、良い経験になったのではないでしょうか。

福地が緒方に代わり出場選手登録

 緒方選手が出場選手登録を抹消され、福地選手が出場選手登録された。

 福地選手はスタメン。内野ゴロを転がして一塁きわどくアウトという場面が2度ありました。 持ち味は出せていたのではないでしょうか。

中日がファーム日本一

 ファーム日本選手権が行われ、 ウエスタン覇者の中日がイースタン覇者の日本ハムを4対3の逆転サヨナラで下した。

 おめでとうございます。

10月8日

SATOの無責任先発予想

 9日に広島で巨人戦、10日に横浜で横浜戦。9日の巨人戦が中止の場合、 11日に巨人戦。
 広島の先発は大島・長谷川投手と予想します。 ローテから言えば長谷川投手が先だと思いますが、 最下位脱出へは横浜との直接対決を重視した方が良いという点、 嶋選手の首位打者へのライバルが横浜の佐伯選手である点を考えると、 経験豊富な長谷川投手を横浜戦にぶつけた方が得策であると考えました。
 大島投手。 ローテ投手たちが今季登板機会なしとして次々登録抹消されていっていますので、 一軍に残っている投手を見ると、これ以上二軍から上げてこないならば、 大島投手の先発起用が有力だと思われます。
 セ年間最多安打記録に挑戦中の嶋選手。腰あるいは背中の状態が悪いようで、 山本監督は休養も示唆しているようです。 首位打者も死守しなければなりませんので悩ましいところではありますが、 巨人戦の休養か、あるいは横浜遠征帯同取りやめで体調を整え、 残り試合に勝負を賭けるという手もあると思います。 残りわずかですから、何とか頑張ってもらいたいですね。

シーツが帰国

 シーツ選手が米国へ帰国した。

 お疲れさまでした。

小林氏、原氏が中日コーチに

 広島OBで野球評論家の小林聖始氏と原伸次氏が中日の二軍育成担当コーチに就任することが明らかになった。

 小林氏は広島テレビ、原氏はRCCの解説者です。 小林氏がいなくなると「スポーツ元気丸」がどうなるのか、ちょっと心配。 原氏は代打の切り札のイメージが強かったのですが、 解説を聞いてみると、捕手の視点での解説が理論的で良かったと思います。

10月7日

祝!小山田がプロ初完封勝利

 対中日最終戦、広島は4回裏に新井選手が中日先発山井投手から左中間へ9号ソロを運んで先制。
 6回裏には岡本投手から新井選手の右中間二塁打の後、 天谷選手がプロ初打点となる左中間適時三塁打で1点を追加。 一死後、石原選手の左前適時打で3点をリードした。
 先発小山田投手は序盤から安定した投球。ピンチらしいピンチは6回表二死三塁、 7回表二死一二塁のみ。9回を5安打無失点に抑えてプロ入り初完封勝利。
 3対0で勝利。広島の借金は18。

 試合結果

 小山田投手、プロ初完封勝利おめでとうございます。 小山田投手を先発投手として見出せたことは今季の大きな収穫ですね。 来季は故障に気をつけて開幕からこの調子でお願いします。
 打線は若手選手ばかり。ごく近い将来はこうなっているのかなという打線でしたね。 尾形選手は遊撃守備を無難こなしました。 東出選手は2安打1盗塁。新井選手は先制ソロと2点目に絡む二塁打。 天谷選手はプロ初打点となる適時三塁打。松本奉選手は今季初安打。石原選手は適時打を含む2安打。
 嶋選手は初めて4番に入りました。 今日の先発メンバーだと4番は嶋選手か新井選手になりますね。 嶋選手は安打を打つことにプレッシャーがかかっていますから、 そのプレッシャーで4番のプレッシャーは感じないだろうということでしょうかね。 結果は無安打。189安打のままでセ記録へは残り3試合で3安打となりました。 あと3安打なので1試合で一気に達成という可能性もあるのですが、 今の調子ですと最後の最後までヤキモキさせられそうな雲行きになってきました。 明日はお休みですので、しっかりリフレッシュしてもらいたいです。

祝!天谷がプロ初打点

 天谷選手は6回裏無死二塁で左中間へ適時三塁打を放ち、プロ初打点を記録した。

 おめでとうございます。タイムリーを打ちながらも右打ちできなかったことを反省している点も、 野球に対する意識が高いと思います。

甲斐がシーツに代わり出場選手登録

 シーツ選手が出場選手登録を抹消され、甲斐選手が出場選手登録された。 甲斐選手はプロ初の一軍。

 シーツ選手、お疲れ様でした。来季も広島でプレーしてもらいたいです。
 甲斐選手、初の一軍入りおめでとうございます。 山本監督、どんな場面でもよいのでぜひ出場機会を。

9月月間MVP発表

 9月の月間MVPが発表された。セは巨人の上原投手とヤクルトのラミレス選手。 パは日本ハムのミラバル投手とSHINJO選手。

 おめでとうございます。
 今年はカープからひとりも月間MVPが出ませんでした。 4月の嶋選手は惜しかったです。

10月6日

あと1本が…最下位脱出ならず

 対横浜戦、広島は5回裏に横浜先発マレン投手を攻め、 石原・尾形選手の安打と好走塁で一死二三塁とし、朝山選手の左前適時打で2点を先制した。 さらに二死後、シーツ選手のエンドランが左翼左への適時二塁打となって3点目。
 先発河内投手は5回表まで走者を許しながら粘投していたが、6回表につかまった。 種田選手への四球と鈴木尚選手の二塁打で無死二三塁とされ、佐伯・多村選手に連続適時打を浴びて1点差。 一死一三塁のピンチを残して玉木投手と交代。玉木投手は村田選手への四球で満塁とされ、 相川選手に2点適時打を浴びて逆転された。 7回表には小林投手が二死から佐伯選手に四球を与えた後、多村選手に40号2ランを浴びて3点差とされた。
 粘る広島は7回裏に若田部投手を攻め、嶋選手の四球とシーツ選手の左翼線二塁打、 森笠選手の四球で一死満塁のチャンス。代打浅井選手の遊越え適時内野安打で2点差。 代わった木塚投手から石原選手の押し出し死球で1点差に迫った。続く一死満塁のチャンスは潰した。
 8回裏も門倉投手を攻めて二死一三塁、9回裏も一死二塁のチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。
 5対6で敗戦。広島の借金は19。

 試合結果

 河内投手。5回までは荒れ気味の投球で粘っていましたが、 3点をもらった直後の6回表に四球をきっかけに崩れました。 今季は8勝を挙げて半分くらい皮が剥けた感じですが、 もう一皮剥けてもらわないと安心してローテを任せられないですね。
 朝山選手。前の2試合でスタメンのチャンスをもらいながら結果を出せていませんでしたが、 今日もスタメン。5回裏に左前へ先制の2点適時打。 その後のシーツ選手の二塁打では一塁から激走でホームイン。 このまま勝っていれば打のヒーローになっていました。 逆転された直後の6回裏にも二死二三塁のチャンスで打席が回ってきましたが、 前田選手を代打に出されました。常識的な采配だとは思いますが、 朝山選手の勢いに賭けてもらいたかったような気もします。
 嶋選手は第1打席にいきなり右前打。マルチヒットの期待が高まりましたが、結局1安打のみ。 189安打でセ記録へは残り4試合で3安打となりました。 314塁打は山本監督が1980年に作った球団記録タイだそうです。

祝!天谷がプロ初盗塁

 天谷選手は6回裏一死一三塁で一塁走者緒方選手の代走として出場。 尾形選手が三振した際に二盗を決めてプロ入り初盗塁を記録した。

 おめでとうございます。

ベイルが出場選手登録抹消

 ベイル投手が出場選手登録を抹消された。

 1年間、お疲れ様でした。

ラロッカが帰国

 ラロッカ選手が米国へ帰国した。ベイル投手とワトソン投手は7日に帰国する予定。

 今季は嶋選手とともに楽しませてくれました。来年も広島に戻ってきてください。

10月5日

ベイル11勝!「来年はもっと勝ちます」

 対横浜戦、先発ベイル投手は初回に石井・種田選手の連打で無死一三塁とされ、 佐伯選手の二ゴロの間に1点を先制された。 しかし2回表一死一三塁のピンチをスクイズ失敗で切り抜けると、 7回まで2併殺を奪うなど無失点に抑えた。
 広島打線は横浜先発土肥投手に手を焼き、4回裏に嶋選手がようやく初安打。 6回までを3安打に抑えられた。
 そして7回裏。新井・野村選手の安打で一死一二塁のチャンス。 代わった川村投手から代打前田選手が四球を選んで満塁とし、代打浅井選手が左犠飛を放って同点。 なおも二死一二塁から尾形選手の右前打を金城選手が逸らして1点を勝ち越した。
 8回表を広池投手、9回表を大竹投手が抑えて逃げ切った。
 2対1で勝利。広島の借金は18。5位横浜へ0.5ゲーム差。

 試合結果

 ベイル投手は相変わらずの立ち上がりの悪さを見せましたが、 それ以降の粘りも相変わらずでした。味方打線の援護がない中、点差を広げられることなく7回を投げ切りました。 そしてその7回裏に味方が逆転。チーム最多の11勝目を挙げました。 ヒーローインタビューで「来年はもっと勝ちます」と嬉しいコメントをしてくれました。
 救援陣もきっちり仕事をしました。広池投手はセットアッパー、大竹投手は抑えでそれぞれ無安打無失点。 大竹投手は15セーブです。
 打線。山本監督は昨日ノーヒットノーランを食らった打線を全く変えませんでした。 昨日のショックをひきずっていたのか、3回まで無安打。 さすがにまさか2試合続けてやられるということはないだろうとは思っていましたが、 嶋選手にチーム初安打が出た時にはホッとしました。
 野村選手。7回裏にはチャンスを広げる右前打。2000本安打にはあと55本。 8回表の守備では一塁に悪送球をしましたが、 種田選手の三遊間を抜けそうなゴロをダイビングキャッチするファインプレーで帳消しにしました。 しかし9回表の守備から松本奉選手に交代しているのが気がかり。 6月19日に同じような守備で戦線離脱していますから、ちょっと心配です。
 嶋選手は1安打。チーム久しぶりの安打でした。188安打でセ記録へは残り5試合で4安打となりました。

天野が黒田に代わり出場選手登録

 黒田投手が出場選手登録を抹消され、天野投手が出場選手登録された。

 日程を見ると、黒田投手はもう1試合先発できそうなのですが、若手投手にチャンスを与えるのでしょう。 

よさこいリーグ参加メンバー発表

 11日から高知県で行われる「よさこいリーグ」への参加メンバーが発表された。
監督・コーチ
木下、岡、清川、長内、永田、熊澤
投手
菊地原、長谷川、永川、横山、小林、仁部、大島、玉山、国木、林、フェリシアーノ
捕手
白濱、山本翔
内野手
尾形、比嘉、松本高、栗原、甲斐、山本芳、井生、石橋
外野手
廣瀬、吉田、末永、田村、天谷

 捕手は2人だけで大丈夫なのでしょうか。

追加日程

11日(月) 広島−巨人予備日 18:20(広島)
14日(木) 広島−横浜 18:20(広島)

10月4日

がびーん!井川にノーヒットノーラン喫す

 対阪神戦、先発黒田投手は6回まで3安打無失点の好投。 7回表に金本選手の二塁打と桧山選手の左前打で無死一三塁のピンチ。 野口選手の三ゴロで三塁走者を挟殺、代打矢野選手を三振させて二死一二塁とした。 鳥谷選手も遊ゴロに抑えたが、シーツ選手が痛恨の適時失策。1点を先制された。
 広島打線は阪神先発井川投手に7回までパーフェクトに抑えられた。 8回裏一死から新井選手の一ゴロを関本選手が失策して初めて走者を出した。 代打前田選手の死球で一死一二塁とし、野村選手の二ゴロで二死一三塁としたが、 代打緒方選手が見逃し三振に倒れた。
 9回裏は先頭の代打木村一選手が四球で歩いたものの、 尾形・朝山・嶋選手が倒れて井川投手にノーヒットノーランを許した。
 0対1で敗戦。広島の借金は19。今季対阪神戦負け越し、5位以下が確定した。

 試合結果

 まさかシーズン最終盤でこんな悲劇が起きようとは。 井川投手にやられてしまいました。しかも黒田投手が9回自責点0、 決勝点がシーツ選手の適時失策というのも、黒田投手の好投報われずという意味で、二重の悲劇です。
 当然、嶋選手は無安打。最後の打者になってしまいました。 187安打のままでセ記録へは残り6試合で5安打。

来季投手コーチに安仁屋氏

 広島の来季一軍投手コーチに安仁屋宗八氏(60)が就任することが決まった。 広島球団の要請に安仁屋氏が受諾したもの。安仁屋氏は1964年から18年間広島と阪神でプレーし、 82年から広島の一二軍投手コーチ、94年から4年間二軍監督を務めた。

 安仁屋氏の解説はRCCラジオでよく聞くのですが、カープ愛溢れる情熱的な人という印象です。 解説では「投手はもっと内角を使え」と言うのが基本で、 「2−0のカウントから外角で外すのは意味がなく、 外すならば内角高めで外せ」というコメントを耳にタコができるぐらい聞かされました。 来季は思い切った内角攻めが見られるかも知れません。

ドミニカから練習生が来日

 秋季練習に参加するため、 ドミニカカープアカデミーからビクトル・マルテ投手(23歳187cm100kg右投右打)と エステリン・フランコ内野手(23歳185cm85kg右投右打)が来日した。

 戦力になってくれると良いのですが。

10月3日

新井決勝弾!広池好救援でプロ初セーブ!

 対阪神戦、先発長谷川投手は初回に赤星選手の内野安打と盗塁などで一死三塁とされ、 今岡選手の犠飛で1点を先制された。
 広島はその裏に阪神先発杉山投手を攻め、尾形選手の右中間二塁打の後、 プロ初スタメンの天谷選手が中前にプロ初安打を放ち、好走塁で無死二三塁のチャンス。 嶋選手が左越えへ適時二塁打を放って同点とした。 4回裏には森笠選手の四球と新井選手の右前打で一死一三塁とし、暴投で二三塁とした後、 野村選手が左犠飛を打ち上げて1点を勝ち越した。
 2回以降阪神打線を抑えていた長谷川投手は、6回表に今岡選手に28号ソロを浴びて同点。
 しかしその裏、新井選手が左中間へ8号ソロを運んで1点を勝ち越した。 7回裏には牧野投手を攻め、四球の尾形選手が二死後に盗塁を決め、シーツ選手の四球で一二塁とした後、 森笠選手が左前適時打を放って2点差とした。
 投げては広池投手が7回表からの3イニングを2安打無失点に抑える好投で逃げ切った。
 4対2で勝利。広島は引き分けを挟んで2連勝。借金は18。 広池投手はプロ入り初セーブ。

 試合結果

 広池投手。プロ入り初セーブ、おめでとうございます。 中継ぎ投手の中では最近最も安定していて、7回表から中継ぎ1番手で登板。 8回裏に打席が回らなかったこと、大竹投手が連投になることもあって、 9回表も続投でした。見事に期待に応えてくれましたね。 この安定感が本物ならば来年は大きな戦力になってくれるでしょう。
 長谷川投手は今季初勝利。首脳陣からは内容が良くないとの評価でしたが、 6回2失点ですから基本的にはオッケーでしょう。 でも本人がそう思ってしまうと拙いので、首脳陣は釘を刺しているのではないでしょうか。
 打線。尾形・天谷選手の1・2番コンビには可能性を感じました。 足を使えますから、攻撃に幅が出せそうです。初回はこの1・2番コンビがチャンスを作ってくれました。
 そして新井選手。6回裏の一発が決勝弾になりました。 打撃のこの安定感を来年は開幕から維持してもらいたいですね。
 嶋選手は1安打。初回に左翼後方へライナー気味の飛球を打ち上げたのですが、 金本選手が妙な追い方をして追いつかず、同点の適時二塁打になりました。 これで187安打。セ記録へは残り7試合で5安打となりました。 セ新記録の193安打は何とか行けそうですが、200安打はかなり苦しくなりましたね。 3〜4安打の固め打ちが必要でしょう。

祝!天谷プロ初スタメン初安打

 天谷選手が出場選手登録された。2番中堅手でプロ入り初の先発出場。 1回裏に杉山投手から中前打を放ち、プロ入り初安打を記録した。

 プロ入り初安打、おめでとうございます。安打の後に二塁へ進塁した走塁も見事でした。 嶋選手の左越え打で本塁に還れなかったのはちょっと拙かったのではとは思いましたが。 7回裏には逆風でさえなければ本塁打という打球も打ちました。

大島が佐々岡に代わり出場選手登録

 佐々岡投手が出場選手登録を抹消され、大島投手が出場選手登録された。

 佐々岡投手は今季は登板機会がないということでしょう。 大島投手は初の一軍入り。どういう起用法になるのか注目です。

栗原が出場選手登録抹消

 栗原選手が出場選手登録を抹消された。

 昨日のボーンヘッドが理由でしょうね。 選手を温かく見守ることも大事ですが、このように厳しさを見せることも必要でしょう。

西武がプレーオフ第2ステージへ

 パ・リーグプレーオフ第1ステージ、西武が日本ハムを2勝1敗で下し、 第2ステージへ進出した。

 日本ハムは下克上へあと一歩でしたね。

10月2日

尾形が前田が起死回生同点弾!今季初ドロー

 対阪神戦、先発佐々岡投手は6回までわずか1安打の好投。 7回表に赤星・関本選手の連打と今岡選手の犠打を佐々岡投手が失策して無死満塁のピンチ。 金本選手の二邪飛で赤星選手が本塁を突いたが、尾形選手の好返球でタッチアウト。ピンチを脱した。
 広島打線はプロ初先発の阪神江草投手をとらえきれず6回まで無得点。 7回裏一死から栗原・尾形選手の連打と暴投で二死二三塁とし、 代打木村一選手が左前適時打して1点を先制した。
 9回表、8回から登板した広池投手が赤星選手に二塁内野安打されて無死一塁。 救援した大竹投手が関本選手の犠打で一死二塁とされた後、今岡選手に27号逆転2ランを浴びた。
 粘る広島は9回裏、尾形選手がウィリアムス投手から右越えへ起死回生の4号ソロを放って同点。 10回裏には久保田投手を攻め、一死から嶋選手の四球とシーツ選手の四球と盗塁などで二死二三塁、 サヨナラのチャンス。ここで栗原選手が2−3からハーフスイングで空振り三振したものの、 矢野捕手が大きく弾く暴投。サヨナラ振り逃げかと思われたが、 栗原選手が一塁への走塁を怠るボーンヘッドでアウト。
 11回表、永川投手が一死後、久慈選手に四球を与えた後、 金本選手に34号2ランを浴びて勝ち越された。
 粘る広島は11回裏、尾形選手が二ゴロ失で出塁した後、 代打前田選手が中堅右へ21号2ランを突き刺して同点。 12回裏は安藤投手を攻め、嶋選手がこの試合2本目の安打を中前に運んだ後、 シーツ選手が右前打して無死一二塁。緒方選手の中飛で一死一三塁としたが、 栗原・尾形選手が凡退した。
 4対4で今季初の引き分け。広島の借金は19のまま。

 試合結果

 2発の起死回生本塁打で何とか同点に持ち込みました。 1発目は9回裏の尾形選手。ウィリアムス投手の初球を右翼席中段へ運びました。 左打者が打ちにくいウィリアムス投手からよく打ってくれたと思います。 尾形選手はこの試合4安打の活躍でした。
 2発目は11回裏の前田選手。久保田投手から弾丸ライナーで中堅右へ運びました。 あの打席の前田選手は腰が座ったしっかりしたスイングをしていたので、打ってくれそうな気がしていました。 まさか本塁打とは思いませんでしたが。
 佐々岡投手は前回に続き好投でした。最大のピンチは7回表の無死満塁。 金本選手の二邪飛で赤星選手が強引に本塁に突入しましたが、 やはりあれは金本選手に打点を稼がせたいという意図だったのでしょうか。 尾形選手の捕球位置、体勢を見るとセーフになるのは無理なタイミングでしたので、助かりました。
 先制打は木村一選手。好投の佐々岡投手の代打だったので、責任重大な場面でした。 よく打ってくれたと思います。
 嶋選手は2安打。186安打で、セ記録へは残り8試合で6安打となりました。 この試合は勝っていた試合とも負けていた試合とも言えるわけですが、 嶋選手が延長12回に1安打追加できたので、試合が続いて良かったと思うことにします。

ラロッカ、右太もも裏痛で登録抹消

 1日の試合で右太もも裏を痛めたラロッカ選手が出場選手登録を抹消された。 このまま帰国する予定。

 打点王に届かず残念ですが、本当に良く活躍してくれました。来年もお願いします。

栗原が出場選手登録

 栗原選手が出場選手登録された。

 2安打したのですが、10回裏のプレーは印象が悪過ぎます。 本当はあれでサヨナラ勝ちだったのですけど。スイングしておらず四球だと思ったのか、 三振という自覚はあったけれど暴投になっていたのに気がつかなかったのか。 前者だとしても一塁へは行かなければいけないわけですからねえ (実際のところは「ファールだと思った」らしいですが)。 12回裏にも汚名返上のチャンスが回ってきたのですが。

10月1日

緒方決勝満塁弾!セ優勝決定の中日下す

 対中日戦、中日のセ・リーグ優勝マジック1で試合が始まった。 先発小山田投手は初回に荒木選手の中前打の後、井端選手の左中間適時二塁打であっさり1点を先制された。
 しかし2回表にラロッカ選手が中日先発ドミンゴ投手から左越えへ40号ソロを放って同点とした。
 小山田投手は2回以降調子を上げ、5回裏二死三塁、8回裏二死一三塁、 9回裏一死一二塁などピンチもあったが、9回までを無失点に抑えた。 一方広島打線もドミンゴ・落合・岡本・岩瀬投手に抑えられて延長戦に入った。
 10回表には岩瀬投手を攻め、野村選手の右前打と石原選手の犠打野選で無死一二塁としたが、 朝山選手がバントを失敗。二死後、シーツ選手が四球を選んで満塁としたが、嶋選手が三振に倒れた。 11回表にも平井投手を攻め、先頭東出選手が四球を選んだが、緒方選手のバントが投ゴロ併殺。 新井選手の右中間フェンス直撃二塁打と野村選手の敬遠四球で二死一二塁とし、 代打前田選手が中前打を放ったが、新井選手がアレックス選手の本塁への好返球で憤死した。
 10回裏から登板した大竹投手は二死二三塁のピンチを切り抜け、 11回裏も無死一塁のピンチを切り抜けた。 11回裏終了時点でヤクルトが負けたため、中日のセ・リーグ優勝が決まった。
 そして12回表。バルデス投手を攻め、一死から森笠選手の四球と盗塁、シーツ選手の四球で一二塁のチャンス。 代わった久本投手から浅井選手が遊撃内野安打して一死満塁。 二死後、緒方選手が左中間へ26号満塁弾を放って4点を勝ち越した。
 12回裏は玉木投手が荒木・井端選手の連打でピンチを作ったが、 アレックス選手の犠飛で1点を返されるのみに抑えた。
 5対2で勝利。広島の借金は19。

 試合結果

 まずは中日ファンのみなさん、優勝おめでとうございます。 敗戦後の胴上げということでちょっとバツの悪い思いをさせてしまったかも知れませんが、 これが広島カープの意地ですよ。
 中日の優勝がかかった試合で、緊迫した好ゲームになりました。 好投の小山田投手を援護できなかったり、 延長に入ってからの2度のバント失敗など手放しでは喜べない点もありましたが、 最後に緒方選手が吹き飛ばしてくれました。
 12回表は一死満塁のチャンスで松本奉選手が2−3からボール球に手を出して空振り三振。 この回も得点できないかと嫌な感じだったのですが、緒方選手が見事に満塁アーチ。 緒方選手は6回表二死二塁から中堅へ大飛球を放ったものの、アレックス選手の好捕にあっていました。 そして多分12回表の打席で頭にあったのは11回表のバント失敗でしょう。 あの後に連打が出ただけにきっちりバントを決めておけば得点できていたはずでした。 汚名返上の一打になりましたね。
 小山田投手の好投も光りました。初回にわずか2人で1点を失いましたが、その後は好投。 ヒットを打たれても散発ということで9回までをわずか1失点。 この調子だと来年あたりはエースになっているかも知れませんね。
 嶋選手は5打数無安打。3回表二死二塁、10回表二死満塁のチャンスを潰すなど、 今日はブレーキでした。

ラロッカ40本塁打達成も途中交代

 ラロッカ選手は1回裏に荒木選手の飛球を追った際、右太もも裏を痛めた。 2回表の打席で40号本塁打を放ったものの、2回裏の守備から交代した。

 区切りの40本塁打到達おめでとうございます。痛んだ足でよく打ってくれました。 あとは打点王に挑戦できると良いのですが。