カープ日記


3月15日

新垣を5回に一気攻略

 対ダイエーオープン戦、先発高橋投手は初回に井口選手にソロアーチを浴びて先制を許した。 2回表にもネルソン選手の安打と新井選手の失策で一死二三塁とされ、 吉本選手に左越え適時二塁打を浴びて2失点。4回表には松中選手にソロアーチを浴びて4点差とされた。 高橋投手は4回を5安打4失点。
 広島打線はダイエー先発のルーキー新垣投手に3回までパーフェクトに抑えられていたが、 4回裏に反撃開始。東出選手のセーフティバントが新垣投手の失策を誘い、城島選手の捕逸で一死二塁とし、 緒方選手が右前適時打を放って1点。
 5回裏には木村拓選手の右前打と浅井・東出選手の連続四球で一死満塁とし、福地選手が押し出し死球。 さらに朝山選手が中前適時打を放って同点。重盗で二死二三塁とした後、 森笠選手が左中間へ適時三塁打を放って2点を勝ち越し。7回裏にも篠原投手から1点を追加。
 投げては5回表からオープン戦初登板の佐々岡投手が2回を無安打無失点の好投。 以後を澤崎・玉木投手とつなぎ、9回表に小山田投手が田口選手にソロアーチを浴びたが逃げ切った。
 7対5で勝利。広島は2連勝。

 試合結果

 ダイエーの先発は話題の新人新垣投手。3回までは手も足も出ない感じでしたが、 4回裏5回裏で攻略。足を使って揺さぶったのが大きかったですね。 新垣投手が制球を乱す原因になったと思います。
 先発の高橋投手。4回4失点で、そのうち2回表の2失点は新井選手の拙守絡みでしたが、 あまりよくなかったです。寒かったこともありますが、直球が走っていませんでしたね。 次回はピリッとした投球を見せてもらいたいです。
 オープン戦初登板の佐々岡投手は上々の投球。球を内外角に散らして2回を無安打無失点。 あとは長い回を投げてどうなるかというところでしょう。

3月14日

苫米地が右手親指関節症

 13日の巨人戦の投球中に右手親指に痛みを感じて降板した苫米地投手。 広島市内の病院で検査した結果「右母指変形性MP関節関節症」と診断された。 右手親指の第二関節付近に軟骨ができた状態という。18日に精密検査を受ける予定。

 やっぱり右手の親指だったんですね。今年は飛躍の年と期待されていただけに、 長引かなければいいですけど。

3月13日

6投手で巨人打線を完封

 対巨人オープン戦、広島は2回裏に巨人先発桑田投手を攻め、 前田選手の右翼線二塁打とハースト選手の遊撃内野安打で一三塁とし、 石原選手の四球で一死満塁のチャンス。ここで西山選手が中前適時打を放って1点を先制した。
 5回裏にはシーツ・緒方選手の連打で一二塁とし、新井選手の中前適時打で1点を追加。 さらに朝山選手左犠飛で3点をリードした。
 先発ニューマン投手は5回表こそ二死二三塁のピンチを作ったが、 安定感のある投球で5回までを3安打無失点。
 6回表には鶴田投手が二死から満塁のピンチを作ったが切り抜け、7回表は西川投手が抑えた。 8回表には苫米地投手が2四球と牽制悪送球でで無死一二塁のピンチを作ったが、 林投手が好救援で抑えた。
 9回表は永川投手が3人でピシャリ。3対0で勝利。

 試合結果

 6投手で巨人打線を完封。昨日と比べると阿部選手までスタメンから外れ、 飛車角落ちという感じの巨人打線ではありましたけど。
 ニューマン投手は5回を無失点。ローテ入りに前進ですね。
 心配なのは苫米地投手。抜けた球が多く、四球、牽制悪送球、四球。 オープン戦では珍しくイニングの途中で降板。 NHK解説の広瀬氏と大野氏はキャンプの時の右親指違和感が治っていないのではと指摘していました (実際はどうなのかわかりませんが)。開幕ローテ入りはおろか、開幕一軍入りも赤信号だと思います。
 林投手。苫米地投手が残した無死一二塁のピンチで、二ゴロ、遊ゴロ併殺と好救援。 中継ぎとして結果を出し続けており、開幕一軍入りへ視界良好です。
 打線では前田選手が右翼線二塁打と中前打。さすがの打撃を見せました。 シーツ選手は中前打2本。シーズンに入っても打率は稼いでくれそうですね。

3月12日

河内6回5失点、連勝止まる

 対巨人オープン戦、先発河内投手は初回に清水・仁志・江藤選手の安打で一死満塁とされ、 阿部選手の内野ゴロに間に1点を失った後、原選手に右翼線へポトリと落ちる2点適時二塁打を浴びた。 広島打線は巨人先発木佐貫投手から2回表に朝山選手の犠飛で1点を返すと、 5回表に新井選手が右越えへ2号2ランを運んで同点。
 しかし2回以降立ち直っていた河内投手が6回裏に黒田・原選手に連続適時二塁打を浴びて2点を勝ち越された。 7回裏にはランドクィスト投手が四球をきっかけにピンチを作り、仁志選手の適時打で1失点。 8回裏にはオープン戦初登板の小山田投手が3四死球で満塁とされ、川相選手の内野ゴロの間に1失点。
 広島打線も7回表に真田投手から東出選手の適時打、8回表に栗原選手の2号ソロアーチで1点ずつを返し、 9回表も久保投手を二死満塁まで追い詰めたがあと1本が出なかった。
 5対7で敗戦。広島の連勝は4で止まった。

 試合結果

 得点経過とニュース映像を見ただけなので、あまりコメントできません。 河内投手は初回に乱れた後は立ち直っていたようなのですが、 6回裏の2失点がもったいなかったですね。
 首痛で出遅れていた小山田投手はいきなりの3四死球。 今年は安心して見ていられる投球をして欲しいのですが…。 ま、初登板なので、次回以降に期待。
 岡上選手が一軍に上がってきていますね。

3月9日

浅井逆転打!黒田3回無失点!4連勝!

 対ダイエーオープン戦、先発長谷川投手は上々の立ち上がりだったが、 3回裏に松田選手に3号ソロアーチを浴びて先制を許した。 その後も制球に苦しんだが福地選手の美技などで切り抜け、5回を3安打4四球1失点。
 広島打線はダイエー先発ナイト投手に3回まで手も足も出ずパーフェクトに抑えられていたが、 4回表に攻略。シーツ選手の左中間二塁打と緒方選手の内野安打、新井選手の四球で一死満塁のチャンス。 ここで浅井選手が左前へ2点適時打を放って逆転。ハースト選手の右前適時打で2点をリードした。
 6回裏からはオープン戦初登板の黒田投手が3回を2安打1四球無失点。 9回裏は玉木投手が二死から2連打されたが抑え切った。
 3対1で勝利。広島は4連勝。

 試合結果

 長谷川投手は直球はまずまずだったと思いますが、相変わらず変化球の制球が悪かったです。 前回の登板からの内容の改善が見られませんでした。それでも5回を1失点ですから、 粘れているということなのでしょうね。
 3回裏に崩れかけた長谷川投手を助けたのは福地選手の美技。一死満塁で大量失点のピンチでしたが、 城島選手の二塁頭上への痛烈なライナーをジャンプして好捕。併殺に仕留めました。 二塁レギュラー獲りへ大きなアピールになったと思います。
 オープン戦初登板の黒田投手。登板直後に連打を浴びてピンチを作りましたが、3回を無失点。 直球のMAXは149キロ。変化球の制球もまずまずで、まとまった投球だったと思います。 キャンプ終盤で不調を伝えられていましたが、この調子だったら心配ないのではないでしょうか。
 打線は4回表に集中打。 全く打てそうになかったナイト投手からシーツ選手が左中間二塁打で反撃の口火を切ると、 緒方選手が投手前へ幸運な内野安打。新井選手が四球で続き、浅井選手が逆転打を左前へ。 勝負強さを見せました。そして昨日同様、ハースト選手が一二塁間を破る右前適時打。 このようにチャンスで連打が出るのは良いことなのですが、 ヒットはこの回以外では8回表に福地選手が右翼線へ落ちる二塁打を打っただけ。 相手投手が良かったこともあるのでしょうが、打線は全体的に湿り気味ですね。
 これで4連勝。今のところ、投手力で勝っているという印象。 この投手力が本物ならば嬉しいんですけど。

ラミーレスがヤンキースと契約

 昨年度まで広島に在籍し、ポスティングシステムでヤンキースに落札された ラモン・ラミーレス投手がヤンキースとマイナー契約を結んだ。

 おめでとうございます。

3月8日

緒方・前田・野村が先発出場、3連勝

 対西武オープン戦、先発高橋投手は初回に松井選手に中堅右へ先頭打者本塁打を浴びた。 その裏、広島は西武先発三井投手を攻め、福地選手の四球と盗塁、 シーツ選手の四球で無死一二塁とし、二死後、前田選手の中前適時打で同点とした。 さらにハースト選手がオープン戦初安打となる適時打を右前へ転がして1点を勝ち越した。
 その後、広島打線は3回裏無死二塁、7回裏二死一二塁、8回裏一死満塁のチャンスを潰して得点できず。 しかし2回以降西武打線を高橋・ランドクィスト・澤崎・西川・林・永川投手のリレーで零封した。
 2対1で勝利。広島は3連勝。

 試合結果

 とにかく広島市民球場は寒かったです。あまりに寒かったので、 出場予告がされていた野村・緒方・前田選手はひょっとしたら出てこないかも知れないと思いましたが、 3選手とも先発出場でした。前田選手は詰まり気味の打球でしたが、同点適時打。 緒方選手はチャンスで2度凡退。状態が良いと伝えられていたので、ちょっとがっかり。 野村選手も2打数無安打で1失策。ま、チーム全体でも5安打と低調でしたからね。 結果は二の次で、この時期に試合に出場できる状態まで来ていることを喜ぶべきでしょう。
 ハースト選手がオープン戦初安打。詰まった打球が一二塁間をゴロゴロと抜けていきました。 打撃の内容は良くないので手放しでは喜べませんが、 1本ヒットが出たことで精神的に楽になってくれれば良いなと思います。
 投手陣は相変わらず結果を出し続けています。 オープン戦初登板の先発高橋投手はいきなり松井選手に一発を浴びるなど、 あまり調子が良いようには見えませんでしたが、3回を4安打1失点にまとめました。 MAX143キロでした。
 永川投手は2セーブ目。9回表を3人でピシャリ。 MAX145キロ。フォークが相変わらず冴えていて、安心して見ていられました。 抑えもやれるのではないかと思えてきました。

3月6日

朝山2発!4投手で青波を完封

 対オリックスオープン戦、広島は初回にオリックス先発小倉投手を攻め、 福地選手の右前打と盗塁などで一死三塁とし、シーツ選手が中犠飛を上げて1点を先制した。
 さらに2回表には朝山選手が左中間へ2号ソロアーチ。 4回表にも朝山選手が萩原投手から左中間へ2打席連続の3号ソロアーチを放ち、3点をリードした。
 投げては先発ニューマン投手が3回を1安打無失点の好投。 以降も鶴田・西川・玉木投手がオリックス打線を零封。
 3対1で勝利。広島は2連勝。

 試合結果

 朝山選手が2打席連続本塁打の活躍。相変わらずハースト選手に打つ気配がありませんので、 右翼レギュラー最右翼になってきたように思います。
 1番に入った福地選手が3安打2盗塁の活躍。とにかく塁に出られさえすればやりたい放題やれますね。 この調子でアピールを続けてもらいたいです。
 シーツ選手は犠飛で初打点。2回裏には山崎選手の遊撃左へのゴロをダイビングキャッチ。 その後、すぐに立ち上がって一塁へノーバウンド送球。 並みの遊撃手ならばあそこは一塁へはワンバウンド送球でしょう。 華麗な守備の一端を見ることができました。
 東出選手はスタメン落ち。「お仕置き」だそうです。途中出場で1安打。
 投手陣は4投手がオリックス打線を4安打完封。ニューマン投手はくせ球で打ちにくそうな感じ。 先発でやれるかどうかはともかく戦力にはなりそう。
 キャンプ中にあまり話題のなかった鶴田投手は3回を1安打無失点。 低めに丁寧に投げていたように思います。シーズン中にいつの間にかローテに入ってたりするのでは。
 ハースト選手は4タコ。昨日も書きましたが、 ランドクィスト投手に続いてニューマン投手も結果を出しましたので、 ブロック投手次第では一軍枠からはみ出すかも知れません。 オープン戦の間は起用され続けるでしょうから、その間に何らかの結果を出さないといけないでしょうね。

3月5日

シーツ初安打!永川初セーブ!

 対近鉄オープン戦、広島は初回に近鉄先発バーン投手を攻め、 東出選手の左前打とシーツ選手のオープン戦初安打となる右前打で無死一三塁のチャンスを作り、 浅井選手の三ゴロの間に1点を先制した。
 その裏、先発苫米地投手は大村選手の安打と2四球で一死満塁のピンチ。 吉岡選手を併殺コースの遊ゴロに打ち取ったが、 二塁ベースカバーの東出選手の一塁への送球が逸れて併殺崩れとなる間に同点とされた。
 その後は両軍投手が踏ん張った。苫米地投手は4回を2安打4四球1失点。 オープン戦初登板となるランドクィスト投手は2回を1安打無失点。林投手は2回を無安打1四球無失点。
 近鉄投手陣の前に沈黙していた広島打線は9回表にようやく点火。 松本投手を攻め、一死から町田・嶋選手の短長打で二三塁とし、福地選手の二ゴロの間に1点を勝ち越し。 さらに松本奉選手の左翼線適時二塁打、森笠選手の中前適時打で3点をリードした。
 9回裏は永川投手が3人でピシャリ。4対1で勝利した。永川投手はオープン戦初セーブ。

 試合結果

 広島打線が9回表に3得点して勝負を決めました。この回圧巻だったのは途中出場の嶋選手。 ファールで粘りまくった末に一塁線を破る二塁打。大きくチャンスを広げました。 嶋選手は7回表にも右前打を放っており、2打数2安打の活躍。 首脳陣にアピールできたのではないでしょうか。
 打ではシーツ選手がオープン戦初安打。一二塁間を破る右前打でした。第2打席でも二直を打っており、 右方向へ意識的に打っていたように思います。初安打が出てホッとしたことでしょう。 あとはハースト選手に初安打が出てくれると良いのですが。
 先発苫米地投手は4回を2安打1失点。失点は東出選手の拙い送球によるものでした。 ただしストライクとボールがはっきりしており、4四球も出してしまったのはいただけません。 河内投手のように「ローテ入りに前進」とは言えないでしょう。
 ランドクィスト投手が初登板。初めて投げているところを見ましたが、 想像していたよりも良いなと思いました。MAXは146キロ。 オーバースローでテイクバックが小さく、クイック気味に投げる感じ。 タイミングが取りづらそうなフォームなので、相手に慣れられるまでは通用しそう。 ブロック投手次第では外国人投手が3人とも一軍入りするなんてことがあるかも。
 永川投手は初セーブ。今日もフォークが多かったです。MAXは147キロでした。
 東出選手は今日も守備でミス。失策は記録されていませんが、余裕でアウトのタイミングで一塁へ悪送球。 やらずもがなの1失点。2回裏の守備から交代させられました。 さすがに守備のミスが3試合も連続したとなると、山本監督も腹に据えかねたみたいですね。 昨日は「心配することはないかも」と書きましたが、ちょっと心配になってきました。

3月4日

河内、ローテ入りへ前進

 対阪神オープン戦、先発河内投手は荒れ気味の投球で5回を2安打無失点の好投。 広島打線は6回表に阪神3番手中村泰投手を攻め、町田選手の右前打と新井選手の死球で一死一二塁とし、 木村拓選手の中前適時打で1点を先制した。
 しかしその裏、2番手澤崎投手がつかまり、四死球などで一死二三塁とピンチを広げ、 桧山・濱中・関本選手に3連打を浴びて3失点。逆転を許した。
 広島打線は阪神投手陣に4安打に抑えられ、反撃できなかった。1対3で敗戦。

 試合結果

 先発河内投手は5回を2安打無失点。制球はあまり良くなかったですが、 それが逆に功を奏して狙い球を絞らせなかった感じです。 直球はMAX140キロ出ていなかったようですが、球の伸びはまずまず。 これでオープン戦9イニングを無失点。ローテ入りに前進したと言って良いと思います。
 敗戦投手になった澤崎投手。変化球が思い通りのところに行っていませんでした。 とりあえず投げられたということで、あと数試合は様子見じゃないでしょうか。
 西川投手は味方の失策でピンチを作りましたが、1回を無失点。 赤星選手を空振り三振させたスライダーはなかなかの切れだったと思います。
 玉木投手は貫禄の投球で1回を3者凡退。全く問題なしです。
 打線は4安打。その中で良い当たりだったのは栗原選手の中前打と木村拓選手の中前打。 前のオリックス戦では猛打でしたが、 猛打になるか貧打になるか相手投手の出来次第といったところでしょうかね。
 東出選手が早くも2つめの失策。フライの落球なので、 プロとしては恥ずかしいプレーでしたが、 ゴロに対する失策ではないので、それほど心配することはないかも知れません。

3月3日

ブロック投手入団会見

 クリス・ブロック投手の入団会見が広島市民球場の球団会議室で行われた。
 ブロック投手は「カープのために一生懸命がんばりたい。 (日本のプロ野球について)基本に忠実なプレーをする選手が多い印象。 イチロー、新庄と対戦したことがある。イチローはとても良い選手で、球数が増えて四球を出してしまった。 (準備はできているか?)オーランドでレッドソックスの友人らとトレーニングをしていた。 (セールスポイントは)いつでもストライクを取れること。 (持ち球は)直球、カーブ、チェンジアップ、スライダー。 (一番自信があるボールは)直球。 チームが投げろと言えばいつでも投げ、勝利に貢献したい」。
 なお、背番号は「42」に決まった。

 速球派投手で、球団は先発として考えているそうですが、 どんな投球をしてくれるかオープン戦を楽しみにします。

新井がカープV預金

 新井選手が中区胡町の広島総合銀行本店と中区紙屋町のせとうち銀行広島支店を訪れて 「カープV預金2003」に預金した。 この定期預金はカープの順位によって利率がアップするもの。 新井選手は「金利が高くなるよう優勝に貢献したい」。

 今年は新井選手ですか。チームの顔になりましたね。

3月2日

永川上々デビュー!一発攻勢で逆転勝ち

 対オリックスオープン戦、 先発長谷川投手は4回表二死無走者からシェルドン選手・進藤選手の連打で1点を先制された後、 竜太郎選手に2ランを浴びて3点のリードを許した。
 5回表からは永川投手がオープン戦初登板。2イニングで2安打を許してピンチを招いたが、 フォークを主体にした投球で4三振を奪って無失点に切り抜けた。
 打線は一発攻勢。5回裏に朝山選手がオリックス2番手土井投手から中堅左へ1号ソロアーチ。 7回裏には佐野投手から浅井選手が右翼席へ1号ソロアーチ。 さらに朝山選手が死球を受けた後、栗原選手が左翼席へ弾丸ライナーで1号2ランを突き刺して逆転した。 8回裏にも岩下投手を攻め、松本奉・新井選手の安打などで一死満塁とし、 代打木村一選手が左翼ポール際へ1号満塁弾を運んで勝負を決めた。
 8対3で勝利。広島は今季オープン戦初勝利。

 試合結果

 オープン戦初登板の永川投手。直球のMAXは146キロでした。 2イニングともピンチがあったせいか、直球は少なくてフォークばかり投げていたという印象。 空振りを取るのですが、これを石原捕手がポロリポロリとやっていてピンチを広げていました。 永川投手は「捕手泣かせ」かも知れません。走者が三塁へ行っても平気でフォークを投げていたので、 フォークに相当自信があるのでしょうね。まずは上々の試運転でした。
 先発の長谷川投手。立ち上がりはまずまずだったのですが、 3回表ぐらいから変化球の制球がおかしくなって、4回表には直球にもかなり抜ける球がありました。 3回表、4回表とも二死無走者からのピンチだったのでもったいなかったです。 直球は143キロまで出ていました。
 打線は全得点を4本の本塁打で取りました。観ていてこういった豪快な点の取り方は爽快です。 中でも栗原選手は右前打と本塁打。本塁打は本当に目の覚めるような当たりで、 低い弾道でアッという間に左翼席へ突き刺さりました。 実戦に入って結果が出ていなかったので心配していたのですが、これで一安心でしょうか。
 5人の捕手が一軍入りを争っているわけですが、一人は今日本塁打を打った木村一選手で決まりでしょう。 オープン戦2試合で木村一選手は一度もマスクをかぶっていませんが、 捕手としての起用がなくても代打の切り札で行けますからね。 何でも内野手へのコンバート案も浮上しているとか。
 シーツ選手とハースト選手が初登場。 残念ながらシーツ選手のところには打球が飛ばなかったので華麗な守備を見ることはできませんでした。 試合前のシートノックではやさしく投げるような感じの送球が印象に残りました。 力を入れて投げているように見えないんですよね。打では2三振で交代。 球をじっくり見ていたような感じに見えました。
 一方のハースト選手ですが、どうでもいいことなんですが、足が長いというのが第一印象。 守備は肩は強いのではないでしょうか。打ではこちらも2三振で交代となりました。 もう少し打席を見てみたかったです。

3月1日

公式戦前売入場券発売

 広島市民球場でのセ・リーグ公式戦59試合の前売入場券が発売された。

 既に夏休み土曜日の巨人戦指定席券の残りが少なくなっているようです。