カープ日記


2月28日

ブロック投手を獲得

 広島球団は元オリオールズのクリス・ブロック投手の獲得を発表した。 推定年俸は50万ドル(約5940万円)プラス出来高。3月2日に来日する予定。

 5人目の新外国人選手。 例年以上に外国人選手の働きがチームの浮沈を左右しそうな感じですね。

一軍が練習を再開

 カープナインは午前10時30分から広島市民球場で約4時間の練習を行った。

 夕方、広島市民球場の前を電車で通ったのですが、 明日の前売入場券発売で並んでいる人たちのテントがたくさん並んでいました。

2月26日

山本監督がキャンプを総括

 山本監督がキャンプを総括した。
「ほとんど雨なしでね、スケジュール通り行ったというのは、 現役時代からの経験でも雨なしっていうのは初めてじゃないかと思うんですよね。 それほどチームの状態というのは予定通りにキャンプを終えるんじゃないかなという気がしますね。 欲を言ったらきりがないんで、 この2月のキャンプはオープン戦の前の調整では本当良い形で来たんじゃないかなと思います。
 (伸びた選手は?) 全体はレベルアップしてると思うんですよね、コンバートも含めて。 若手選手はチームメンバーに入るために一生懸命やってますし、その中で若手で言えば末永・朝山、 こういった選手がかなり伸びてきてますね。
 (ベテラン組は?)去年よりか数段良いですね。あとは実戦のオープン戦のゲームに出る時期なんですが、 これがいつごろになるかですよね。別メニューでやっていてもすぐに本隊に帰ってやってますんでね、 紅白戦も含めて予定通りにベテランも来ているんじゃないかと思いますね。
 (今シーズンに向けて?)点を1点でも与えないということから入りたいと思ってます。 それから守備、当然ながら投手陣もですけど。
 (新しいカープの手応えは?)新外国人、これから実戦でどういう形になるか見極める時ですからね。 そういう意味でも守備の方はかなり締まってきたなと。 あとは打線がどういった形になるかこれからですね。セカンドの東出にしても、コンバートですね、 レフトの前田、地元でのゲームではスタメンからそういった形、 オーダーを組もうという気持ちでおりますんでね。 いろんな意味で去年と違った野球をお見せしたいという気持ちでいます」。

 シーツ選手の加入とコンバートで守備力の向上に山本監督は自信を見せているように感じます。 このキャンプで守備力がどれだけ向上したか、オープン戦を楽しみにします。

日南キャンプ打ち上げ

 日南キャンプ最終日。練習は半日。練習の最後に選手全員がグラウンドに集合。 監督賞は河内・末永・朝山選手。 山本監督は「これからまた実戦に入っていくけど、ひとつだけもう1回言っておく。 次の塁を狙う走塁、これ1年通してやっていくよ。足のある人遅い人関係ない。 次の塁を狙っていくっていうそういう気持ちを持っていこう。 Rising Heart、高ぶる気持ちを持ってオープン戦でもプレーしていこう。 それだけ。ご苦労さん」と挨拶。西山選手会長の手締めでキャンプ終了。
 永川投手は「キャンプは身体を作るという意味で、完全にできたので、 紅白戦でも結果が出ているので、このまま行きたいなと思います」。
 末永選手は「結果もちょこっとですけど、出た。オープン戦で結果を出して残りたいです」。
 栗原選手は「(キャンプを採点すると)半分ぐらいじゃないですか。50ぐらいです。 これから、オープン戦もあるんで頑張りたいです」。
 長谷川投手は「ピッチングができてないんで。怪我しないでこれだけ残れたので50点。」。
 黒田投手は「60点。これからオープン戦に入って、 またもうちょい調子を上げていかないとというのもありますし」。
 新井選手は「今の時点では100%、来てます」。
 カープナインは夜に帰広した。

 選手・スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

2月25日

キャンプ情報

 長谷川投手が303球の投げ込み。山本監督は「あいつはタフやな」。 長谷川投手は「だいぶ自分の中でイメージ通りの球が多くなってきたので、 その点に関しては順調に進んでいるかなという感じです。300球投げ込みするのを目標にやってきましたから、 順調にいったおかげで投げ込みできたと思います」。
 黒田投手が250球の投げ込み。球がバラついていて、山本監督は「ただ投げただけの感じかな」と厳しい評価。 黒田投手は「一番の目的が最後投げ込みというのが自分の目標だったので、 それができたというのは、それに関しては満足してますけど、 フォーム的とかそういう技術面ではまだまだなんで、これから広島に帰ってじっくりやっていきたいなと思います」。
 河内投手が224球の投げ込み。
 紅白戦
 高橋投手は2回を3安打2奪三振1失点。前田選手を中飛、緒方選手に中前適時打、町田選手を空振り三振など。 山本監督は「制球、切れともに良かった」。高橋投手は「今日はコースの投げ分けができた。あとは実戦ですよ」。
 ニューマン投手は2回を3安打1四球2失点。新井選手に右前打、ハースト選手に左翼線二塁打されて二三塁とし、 末永選手に犠飛を打たれた。
 永川投手は2回を1安打1奪三振無失点。MAXは140キロ。朝山選手を遊ゴロ、ハースト選手を空振り三振、瀬戸選手を遊ゴロなど。
 誕生日の玉木投手は1回を1安打1奪三振無失点。シーツ選手を右飛、新井選手を空振り三振など。 「打たれなくて良かったです」。
 西川投手は1回を無安打1四球無失点。廣瀬選手へ四球、前田選手を二飛。
 松本奉選手は高橋投手から左前打、鶴田投手から左前適時打。2安打1打点。

 ハースト選手がついに打ちましたね。ニューマン投手の愛の手かな?

2月24日

キャンプ情報

 朝の挨拶は朝山選手。「今日は半日ですが、元気を出して」。練習は半日で終了。
 栗原・末永選手は室内練習場で居残り特打。

 今日は半日練習ということもあって、あまりネタがなかったようですね。

2月23日

オープン戦初戦、河内4回パーフェクト

 今季初のオープン戦、対ロッテ戦、先発河内投手はMAX141キロの直球とスライダーで4回を無安打無失点。 広島は4回裏にロッテ2番手薮田投手を攻め、福地選手の右前打の後、 木村一選手のランエンドヒットが三塁線を破る適時二塁打となり、1点を先制。
 しかし7回表に澤崎投手のユニフォームを着た3番手玉山投手が福浦選手に適時打を浴びて同点。 9回表には河野投手が橋本選手にソロアーチを浴びて勝ち越された。
 9回裏一死、新井選手が黒木詢投手から右越えへ1号ソロアーチを放って同点。 さらに森笠選手が右中間二塁打でサヨナラのチャンスを作ったが後続がなかった。 2対2で引き分け。

 試合結果

 河内投手は4回をパーフェクト。 球速が140キロそこそこだったのはこの時期なので仕方ないでしょうね。 スライダーでしっかりストライクが取れていたのが良かったと思います。 河内投手本人は結果が出てホッとしていたようですし、 山本監督もストライク先行だったことをほめておりました。 この調子を続けて一軍ローテ入りをつかんで欲しいと思います。
 先制点は福地選手の足が生きました。ランエンドヒットの形でしたが、 単独盗塁のところで木村一選手が打ってしまったという感じでした。 福地選手は2安打1盗塁の活躍でした。
 新井選手は起死回生の同点本塁打。右方向へも大きい当たりが打てるのが新井選手の強みですが、それが出ました。 フリー打撃では場外弾打ったりと好調を伝えられていましたが、 練習試合や紅白戦では打っていなかったのでちょっと心配していたのですが、杞憂だったようです。

2月22日

キャンプ情報

 高橋投手が恒例の222球の投げ込み。「せっかく22という背番号をもらってますので、 何かないかなとやらしてもらってますけど」。
 黒田投手は150球の投げ込み。
 永川投手がシート打撃に登板。シーツ選手を投ゴロ、福地選手を遊飛。 ハースト選手には泳ぎながらあわや本塁打という中飛を打たれ「ハーストやばいですね、あの打球は」。 結局打者6人を1安打に抑えた。「まっすぐがあんまり行ってなかったので、浮くボールがあるので、 それを少なくしていこうかなと思ってます」。
 野村・緒方・前田選手が特守。
 二軍はキャンプを打ち上げた。

 右肘の張りが伝えられた永川投手ですが、問題ないようですね。

2月21日

キャンプ情報

 一軍は練習休み。佐々岡投手が遠投など約1時間の休日練習。 明日がキャンプ打ち上げの二軍は今日も練習。
 鞘師・吉田・松本高選手は別メニュー。
 岡上選手は元気にノックを受けていた。 「(虫垂炎は)そこまで炎症が激しくなかったので、注射で散らしました。 (動きは)問題ないです。キャンプ前半にリタイアしたのと、それから10日間開いているから、 みんなよりまだ全然動けないですけど」。
 広池投手はセットポジションで沈み込むフォームへ改造。「重心を低くというフォームに今日からするので、 それができるかどうかですね、まず。重心を低くして少しでもボールを前で離せるように。 粘りのあるフォームで投げて、バッターに打ちづらい、切れのある球を投げるのが目的なんで」。
 横山投手は変化球を交えて力のこもった投球練習。「体は本当にだいぶいいんで、肩も足首も。 力いっぱい投げられたんで良いんじゃないかと思いますけど。 早く実戦でアピールしたいので、なるべく早く仕上げてアピールしたいなと思います」。
 北別府投手コーチによると、既に山本監督は開幕投手を決めているとのこと。

 二軍はもう明日で打ち上げなんですね。二軍の中の何人ぐらいが日南に居残れるでしょうか。

2月20日

キャンプ情報

 永川投手が右肘に張りを感じて投球練習を行わなかった。
 紅白戦
 末永選手が黒田投手から変化球を叩き、右翼ポール際へ2ラン。練習試合と紅白戦通算3号。
 嶋選手が天野投手から右中間へ本塁打。続く廣瀬選手も左越えへ本塁打。
 黒田投手は2回を3安打2四死球2失点。初回は朝山選手に死球を与えるなどして一死一二塁のピンチを招いたが、 新井選手を二ゴロ併殺。2回には末永選手に2ランを浴びた。 「(寒くて)あんまり投げたくなかったんですけど、投げれたというだけで良かったんじゃないですか」。
 長谷川投手は前田選手に右前打されたが、ハースト選手を遊ゴロ併殺。結局2回を2安打無失点。 「あんま良くないです。良いとか言えないですね」。
 林投手は2回を無失点。町田選手などから3奪三振。
 小山田投手は1回を無安打無失点。「しっかり指に引っかかっているボールだし、 左打者のインコースにもしっかり投げれたし、変化球でもストライクを取れたので、まあ合格という感じです」。
 21日は練習休み。

 末永・廣瀬・嶋選手。外野手の開幕一軍争いが激化してますね。こりゃハースト選手の尻に火がつきますね。

2月19日

キャンプ情報

 山本監督、木下二軍監督、西山選手会長が鵜戸神宮で必勝祈願。
 山本監督が二軍を視察。横山投手が切れの良い球を投げていた。 横山投手は「2日ノースローしていたので、イマイチちょっと指にかからない感じだったんですけど、 何とかアピールできたんじゃないかなと思います」。
 JR東日本との二軍練習試合は5対3で勝利。 井生選手が先制2ラン。末永選手が3打数2安打1本塁打の活躍。
 佐々岡投手がフリー打撃に登板し、シーツ選手らと対した。 佐々岡投手は「6〜7分ぐらいの力で、確かめるという感覚だったので。 納得いくゆう、まだそういう段階じゃないですね」。
 高橋投手がフリー打撃に登板。力のある球でハースト選手のバットを折る場面もあった。 高橋投手は「初めてバッターと対戦してこれだけ投げれれば、良かったです。順調です」。
 練習の締めくくりは6箇所ノック。山本監督もノックを行った。
 練習後、西山・浅井・黒田・新井選手が宮崎県立日南農林高校野球部を訪問。 硬式ボールと激励メッセージの本を贈呈した。 21世紀未勝利チームを励まそうというプロ野球選手会の企画。 黒田投手は「甲子園だけが野球じゃないんで、 3年間一生懸命やれば何か得られるものがあるんじゃないかなと思うんで」とメッセージを送った。

 横山投手がえらく元気そうですよ。彼が開幕一軍に入れるような状態だと投手陣が充実してきますね。

2月18日

キャンプ情報

 苫米地投手が右手親指に力が入らなくなり投球練習を途中で中止。明日以降の練習は様子を見て決める。
 永川投手の投球を受けた西山捕手は「今年入って受けた中では一番速かったんじゃないかな。 (フォークは)恐いっすよね。捕れるか心配や、ほんまに。切れがええみたいやし」。
 ニューマン投手がフリー打撃に登板。新井・木村拓・福地選手に対し、 48スイングでヒット性の当たりを6本に抑え、首脳陣の評価も上々。
 長谷川投手がシート打撃に登板。打者10人を2安打に抑えた。
 小山田投手もシート打撃に登板。打者6人を1安打。
 シーツ選手はその長谷川・小山田投手から1安打ずつ計2安打。
 ハースト選手は長谷川投手から一ゴロ、小山田投手から見逃し三振。 日米のストライクゾーンの違いに悩まされている。
 シート打撃で送りバントを失敗した石原選手は罰走。

 苫米地投手はちょっと心配。調整が急ピッチでしたから反動が出たのかも。

2月17日

ブロック投手獲得へ

 広島球団は昨季米大リーグ・オリオールズでプレーしたクリス・ブロック投手の獲得を目指している。 既に条件面で大筋合意しており、大リーグコミッショナーに身分照会をしている。 ブロック投手は33歳183cm79kg右投右打。昨季は22試合2勝1敗防御率4.70。 大リーグ通算148試合18勝17敗防御率4.81。

 獲得できれば外国人投手3名野手2名となります。松田オーナーによるとさらに外国人選手を物色しているとか。 外国人枠4の争いが激化しそうですね。 腰痛で昨日練習を休んだこと以外全く話題のないランドクィスト投手が厳しい状況になるのでしょうか。

キャンプ情報

 練習は休み。岡上・井生・山本翔選手が休日練習。
 広島ホームテレビによる北別府投手コーチインタビューの要旨: 「先発陣について、佐々岡・黒田・高橋・長谷川にはやってもらわなければ困る。 あとは河内・苫米地・ニューマン。ニューマンの適性を見てみないといけないが、 先発に入れば右3左2〜3の理想的な布陣になる。 中継ぎは小林がオールスター後に出てこれるかどうかという状態なので、 昨年までの玉木・小林という2枚が1枚足りないので、その分を澤崎あたりでまかなえれば。 林あたりの若い選手がやってくれれば楽しみ。西川は球種が多彩なので左のワンポイントで期待している。 永川は後ろで。抑えの小山田が連投になった場合に抑えとして使うケースもあるだろうが、 セットアッパーになると思う」。

 先発陣は5人目6人目が問題。 河内・苫米地投手がそろそろブレークしてくれるのではという期待もありますが、まだまだ未知数。 ニューマン投手については、山本監督も阪神との練習試合の時に言っていましたが、 先発で使いたいみたいですね。てっきり左の中継ぎかと思っていましたが。 中継ぎ陣は小林投手の穴が痛いですが、 永川投手が勝ち試合限定のセットアッパーに定着できれば何とかなるかも知れません。

市民球場公式戦入場券3月1日に発売

 広島市民球場で行われるセ・リーグ公式戦59試合の入場券が3月1日午前10時からに発売される。 広島市民球場三塁側前売券売り場、カルピオ、JR西日本みどりの窓口で。この日のみ巨人戦1人100枚まで。 2日からは中国新聞各販売所、球団ホームページで予約を受け付ける。 また3月2日オリックス戦、8日西武戦、16日ダイエー戦の前売は2月24日から一塁側2番窓口で発売される。

 週末及び夏休みの巨人戦はお早めに。

2月16日

キャンプ情報:永川が好投

 紅白戦
 永川投手が3回からの2イニングを無安打無失点3奪三振。MAXは148キロ。 落差の大きいフォークも効果的だった。
 紅軍先発河内投手は2回を2安打無失点。白軍先発苫米地投手は2回を1安打1失点。 緒方選手に左中間へソロアーチを浴びた。
 末永選手は2回表に河内投手から初球を右前打すると、すかさず二盗に成功。 しかし守備では4回裏に廣瀬選手の左中間への飛球を落球。
 嶋選手が天野投手から右翼席へソロアーチ。前日から風邪で発熱しているが、 そんな中でのアピール弾となった。  

 テレビ新広島で中継がありました。永川投手は良かったですよ。 河内・苫米地投手あたりが140キロ出せない中 (中継中では河内投手が1球だけ140キロ)、 中継に映った中ではMAX146キロ。 フォークは110キロ台から120キロ台でストライクを取れる球でした。 クイックモーションもなかなか良くて、倉捕手とのコンビで東出選手の盗塁を刺していました。 即戦力の期待を大きく膨らませてくれる投球でした。