カープ日記


8月15日

代打河野投手、あわや逆転サヨナラ3ラン

 対中日戦、広島は2回裏に中日先発小笠原投手を攻め、金本選手の中前打と前田選手の四球で無死一二塁とし、 新井選手の中前適時打で1点を先制。ロペス選手の三塁線を破る適時二塁打で2点目。早々と小笠原投手をKOした。 さらに代わった山井投手から西山選手の中前適時打で3点目。 3回裏には緒方選手の右中間二塁打などで一死三塁とし、前田選手の右前適時打で4点目。
 広島の先発は中5日の高橋投手は上々の立ち上がりを見せたが、3回表に大西選手の遊撃内野安打の後、 蔵本選手の三塁前へのセーフティバントを新井選手が一塁へ悪送球して1点を返された。 さらに4回表には福留・谷繁選手の安打で一死一三塁とし、 渡辺選手の遊ゴロを処理した東出選手の送球が逸れてディアス選手が落球(記録は適時内野安打)。 大西選手への四球で満塁とされ、蔵本選手の二ゴロをディアス選手が適時失策して同点とされた。 さらに代打神野選手に左前適時打されて2点を勝ち越された。
 広島打線は5回裏に遠藤投手を攻め、金本選手の右中間三塁打の後、前田選手の中前適時打で1点差と迫ったが、 続く一死満塁のチャンスで野村選手が山北投手から投ゴロ併殺。 8回裏にも岩瀬投手を攻めて一死一三塁としたが、中日の好守備に阻まれるなどして同点ならず。
 投げては天野・広池・小林投手が踏ん張っていたが、9回表に玉木投手がつかまり、 井端・立浪選手に適時打を浴びて3点差とされた。
 粘る広島は9回裏にギャラード投手を攻め、金本・新井選手の短長打で一死二三塁とし、 木村一選手の三ゴロの間に2点差とした。福地選手が敬遠されて二死一二塁のチャンス。 しかしベンチ入り野手全員を使い果たしていたたため、代打は河野投手。 河野投手は左翼ポール際へあわやサヨナラ3ランかという大ファールを放ったが、二ゴロに倒れた。 6対8で敗戦。広島は今季初の8連敗で借金は今季ワーストの7。

 試合結果

 9回裏が始まる時にはベンチ入り野手全員を使い切っていたことには気づいていて、 もし玉木投手に打順が回ったら広島ベンチがどうするか興味津々でしたので、玉木投手に打順が回らないかなあと思っていました。 そして登場したのは河野投手。先発登板していた頃はよく打っていたという印象があったので、納得できる人選です。 河野投手が登場した時にはあちこちから笑い声が起きたような気がしましたが、すぐに大声援に変わりました。 その声援に乗ってあわやサヨナラ3ランという飛球を打ちましたが、打球は左翼ポール左に切れてしまいました。 惜しかったです。
 投手を代打に送らなければならない羽目になったのは5回裏と8回裏に代打代走を次々に起用して広島ベンチが勝負に出ていたからです。 この2イニングにせめて同点に追いついておかなければいけませんでしたね。
 その8回裏。一死二塁で走者は福地選手。ディアス選手に左前打が出たのですが、三塁ストップでした。 三遊間へのゴロの安打でしたので、福地選手は一瞬スタートを切るのが遅れたように見えました。 左翼手は好守の大西選手でしたから、本塁へ突っ込んでいたら多分アウトだったのではないでしょうか。 結局あの回は点が入っていないので、イチかバチか本塁を狙って欲しかったといえばそれは結果論でしょうね。
 4回表に渡辺選手の遊ゴロが一度はアウトと判定された後に覆ってセーフになりました。 ディアス選手が落球していたんですね。私は明らかなミスジャッジを訂正することは良いことだと思っています。 判定が覆って山本監督がそれに対して抗議することも当然でしょう。ただし、抗議時間が長すぎたような気がします。 あれで高橋投手のリズムが狂ってしまったように感じました。たぶん気のせいでしょうけど。
 9回表にも微妙な判定がありました。無死二塁から関川選手が送りバント。玉木投手が三塁へ送球してセーフの判定。 送球が少し高くてタッチが遅れたように見えました。で、この時の木村一捕手。 本塁付近から脱兎のごとく三塁付近へ駆けて来て三塁塁審へ猛抗議。 見かけによらず熱い人だなと思いました。
 天野投手が6回表から登板。1点差の緊迫した場面での登板でした。 好結果が続いているので信頼を得始めているのでしょうね。1回2/3を無安打1四球無失点でした。
 敗因はいろいろあると思いますが、守備力の差が大きかったように思います。 中日側では5回裏の新井選手の右飛に追いついた福留選手、8回裏の緒方選手のあわや同点打という中飛に追いついた関川選手。 8回裏の福地選手の三塁ストップにしても左翼手が守備力の低い選手だったら本塁へ突入できていたかも知れません。 広島側では新井選手の悪送球。 ディアス選手の2つのミス(1つは東出選手の送球も悪かったですし、もうひとつは難しいゴロだったとは思います)。 そしてディアス選手の適時失策の時、緒方選手が打者走者の動きに気がつかず、間に合わない三塁へ投げて二三塁にしてしまったこと。 ため息が出ました。

8月14日

河内メロメロ、反撃遅く7連敗

 対中日戦、先発河内投手が初回に大乱調。二死から福留・立浪選手の連打と谷繁選手への四球で満塁とされ、 渡辺選手の時に暴投で1点を先制された。渡辺選手への四球で再び満塁とされ、大西選手に右翼線へ2点適時二塁打、 蔵本選手に遊撃内野安打、川上投手に右中間へ2点適時二塁打を浴びた。初回大量6失点。 河内投手は3回でマウンドを降りた。
 広島打線は3回裏に中日先発川上投手から町田・ディアス選手の長短打で無死一三塁とし、 東出選手の中犠飛で1点を返した。
 河野・小林・広池投手が中日打線を零封して迎えた9回裏に広島打線がようやく反撃。 金本・新井・野村選手の安打で二死満塁とし、木村拓選手の中前適時打で3点差として川上投手をKOした。 一発で同点の場面だったが、ギャラード投手にディアス選手が抑えられた。 3対6で敗戦。広島は今季初の7連敗で借金は今季ワーストの6。

 試合結果

 河内投手がメロメロでしたね。先頭打者を出塁させたものの併殺で二死無走者。 ここから6失点もしてしまうとは思いませんでした。 先に点をやってはいけないというプレッシャーがあったようで、ストライクとボールがはっきりしていましたね。 おまけに暴投で先制されて頭が真っ白になってしまったそうです。 まだ若いので無理でしょうが、将来的には調子が悪い時にもそれなりの投球をできるようになって欲しいですね。
 打線はディアス選手を1番に、新井選手を6番に置く新オーダー。 ディアス選手は3安打ということで一応成功したと言えるかも知れませんね。 最終回には昨日に続いて一発で同点という場面を作り、夢を見せてくれました。 そろそろ夢を現実にしてもらいたいですね。

8月13日

連敗が止まらない

 対中日戦、先発黒田投手は4回表に荒木選手の中前打と福留選手への四球で無死一二塁とされ、 立浪選手に左前適時打されて先制を許した。しかし与えた点はこの1点のみ。 8回を5安打1失点に抑えた。
 広島打線は中日先発バルガス投手を打ち崩せず、6回まで前田選手の1安打のみ。 7回8回を中日中継ぎ投手陣の抑えられ、9回表に玉木投手が谷繁・渡辺選手に連続ソロアーチを浴びて3点差とされた。 9回裏にはギャラード投手からロペス・前田選手の連打で一死一二塁のチャンスを作ったが後続がなかった。
 0対3で敗戦。広島は今季初の6連敗で借金は今季ワーストの5。5位に後退した。

 試合結果

 黒田投手は8回5安打1失点の好投でした。今日も試合終盤で150キロを出していました。 打線の援護があれば完投できた内容でしょう。もし最低でも同点だったら8回裏の代打はなかったと思います。
 打線はまたもバルガス投手を打てませんでした。バルガス投手は今のところカープ以外の球団相手には通用していないんですけど、 カープ戦だけたまたま調子が良いのでしょうか?ほとんど良いところがないカープ打線でしたが、 9回裏は本塁打が出れば同点という場面を作り、少しだけ夢を見ることができました。
 8回裏に先頭打者の黒田投手に代打の浅井選手を送りましたが、岩瀬投手が出てきて浅井選手は代打を出されました。 あの場面、左打者が来れば岩瀬投手が出てくるのは当然です。木村拓選手あたりを起用した方が良かったと思いました。 9回裏にもうひとヤマ来たので、浅井選手を捨て駒にしてしまったのはもったいなかったなと思いました。 広島ベンチの意図を想像すると、わざわざ浅井選手を起用したのは岩瀬投手を引っ張り出すためだったとしか思えません。 明日明後日のことを考えて岩瀬投手にひとりでも多く投げさせたかったのでしょうか? それとも岩瀬投手と次打者だった緒方選手の相性が抜群に良いとか?

ウエスタン情報

 試合結果

 末永選手がサヨナラ打を打ったようです。嶋選手が3安打。 先発苫米地投手は7回を2安打1失点の好投。2ヶ月ぶりに登板の酒井投手が2回を無安打無失点。

巨人にマジック34が点灯

 巨人がヤクルトに勝ったため、巨人の優勝へのマジックナンバー34が点灯した。

 もう点いてしまいましたか。

8月12日

SATOの無責任先発予想

 13日から広島で中日3連戦、続いて16日から横浜で横浜3連戦。計6連戦。 下位2チームとの6連戦となります。中日とは0.5ゲーム差ということで4位攻防戦ですね。
 広島の先発はローテ通り、黒田・河内・鶴田・高橋・長谷川・佐々岡投手と予想します。 一方の中日は小笠原・バルガス・川上投手でしょうか。 中5日でバルガス・川上・朝倉投手かも知れません。 中日の次の対戦カードは巨人なので、あるいは川上投手を巨人戦に回す可能性があるかも知れませんね。

8月11日

小山田誤算、5連敗

 対巨人戦、3回表に巨人先発真田投手から緒方選手が左越えに17号先制2ラン。 球の切れ、制球とも抜群の先発佐々岡投手は4回までを無失点に抑えたが、 5回裏に先頭斉藤選手に二塁打を浴び、二死後、川中選手に適時二塁打を浴びた。 さらに真田投手に中前適時打を浴びて同点。
 しかし6回表に前田・ディアス選手の短長打で無死二三塁とし、 新井選手の右前適時打で1点を勝ち越した。8回表には河本投手を攻め、 前田選手の四球の後、代走福地選手の盗塁と阿部選手の悪送球で一死三塁とし、 ディアス選手の右前適時打でリードを2点とした。
 佐々岡投手は7回までを抑え、8回裏を玉木投手でつないだで迎えた9回裏に悪夢が待っていた。 抑えの小山田投手が阿部・松井選手に短長打を浴びて無死二三塁のピンチ。 斉藤投手を敬遠して満塁策を採った後、江藤選手の遊ゴロ併殺の間に1点差。 二死三塁から後藤選手に適時二塁打を浴びて同点とされた。 さらに10回裏、小林投手が二死から阿部選手に10号サヨナラソロアーチを浴びた。
 4対5で敗戦。広島は5連敗で借金は今季ワーストタイの4。

 試合結果

 良い形で9回裏を迎えたのですが、小山田投手が誤算でしたね。先頭の阿部選手さえ打ち取れば、 松井選手に本塁打されてもまだ1点のリードがあるので逃げ切れると思ったのですが、 いきなり阿部選手に打たれてしまったので嫌な予感がしました。 いつものように直球で押しまくったわけですが、 球威が少し落ちたり制球が甘くなったりすると今日のようなことになることもありますね。 やはり何か頼りになる変化球が必要だなという気がしました。今後の課題ですね。
 無死二三塁からの敬遠策にはびっくりしました。逆転サヨナラの走者をタダで出塁させるわけですからね。 広島ベンチとしては同点にされるのも嫌だという勝負に出た采配でした。 江藤選手を併殺に打ち取って、この作戦は大成功だったのですが、小山田投手が踏ん張り切れませんでした。
 佐々岡投手は好投でした。球の切れも制球も良かったです。 5回裏の2本の二塁打は厳しい球をうまく打たれたものですので仕方ないでしょう。 惜しむらくは真田投手の適時打。カーブが真ん中に入ってしまった失投でした。 7回2失点でエースの意地を見せたんですけどね。

ウエスタン情報

 試合結果

 横松投手が7回5安打1失点の好投。

8月10日

 また雷が落ちて停電したようです。サーバが落ちていました。

4連敗

 対巨人戦、3回表に巨人先発上原投手を攻め、野村選手の3号ソロと緒方選手の16号2ランで3点を先制。
 3回まで要所を抑えていた先発長谷川投手は、4回裏に江藤・元木選手の連打で無死一三塁とされ、 川中・清水選手の適時打で1点差とされた。さらに一死一三塁から二岡選手の三ゴロの間に同点とされた。 5回裏には二死無走者から江藤選手の二塁打と元木選手への四球の後、川中選手の適時打で勝ち越された。 さらに一三塁から川中選手の盗塁の時に倉捕手が二塁へ悪送球して2点差とされた。 6回裏には清水選手の安打と盗塁で二死二塁とされ、松井選手の適時二塁打、斉藤選手の適時打で2点を追加された。
 広島打線は4回以降上原投手からわずか2安打。3対7で敗戦。広島は4連敗で借金3。

 試合結果

 初回の東出選手の盗塁、3回表の野村・緒方選手の一発、8回裏の緒方選手のダイビング、 9回表の前田選手の粘りなどを見ると、決して選手たちはやる気を失っているわけではないと思いました。
 倉選手が今季初スタメンマスク。山本監督によると昨年の長谷川投手との相性の良さを買っての起用だったそうです。 リードの良し悪しはわからないのでコメントできませんが、守備では二塁へ2度拙い送球をしてしまいました。 特に5回裏二死一三塁、川中選手の盗塁の時の悪送球は拙かったです。 あの場面、打者は上原投手で投手にしては打撃が良いですが、凡退する可能性は高かったわけで、 あの盗塁は二三塁にしたいというよりは広島がミスってくれて得点できればという巨人ベンチの意図の下に行われたもの。 見事に引っかかってしまったわけで本当に歯がゆかったです。
 長谷川投手は2試合連続KO。3回まではヒットを打たれながらも何とか粘っていたんですけどね。6回で7点は取られ過ぎ。 8勝で足踏みしていますが、そう簡単に2ケタ勝利はできないということでしょうか。次回は良い投球をしてもらいたいですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 ダイエー3投手に4安打完封負け。前の試合に欠場した栗原選手は4番三塁手でスタメン出場。 廣瀬選手はスタメン出場していますので、二軍落ちは怪我のためということではないようです。

8月9日

巨人にやられ放題、自力V消滅

 対巨人戦、広島は初回に巨人先発工藤投手を攻め、 東出・ディアス選手の連打で一死一三塁とし、二死後、ロペス選手の左前適時打で幸先よく先制した。
 しかしその裏、先発高橋投手が二岡選手の14号ソロ、松井選手の29号ソロで逆転された。 3回裏には二岡選手の適時打、松井選手の39号ソロで2点。 さらにチェンジと思われた江藤選手の遊ゴロを東出選手が失策し、 元木・川相・堀田選手に3連続適時二塁打を浴びた。高橋投手は4回7失点でKO。
 5回裏には河野投手が元木選手に5号ソロを浴びた。8回裏には広池投手が二岡選手の15号満塁弾、 元木選手の6号3ランで7失点。
 広島打線は工藤投手以下4投手に2回以降無安打で零封された。1対15で大敗。 広島は3連敗で借金2。自力優勝の可能性が消滅した。

 試合結果

 全くふがいない戦いぶり。昨日と同じような試合になってしまいましたね。先発投手が大量失点。 守乱が絡んでいるのも似ています。相手チームの戦力が飛車角落ちというのも似てるかな。 違っていたのは打線が全く反撃しなかったことと救援投手も打たれてしまったことですかね。
 高橋投手は最近球が走らなくなっているそうで、変化球頼みの投球になっているそうです。 夏バテでしょうか?
 ま、打ちまくった次の試合は打てないといいますし、 明日はきっと長谷川投手が巨人打線を抑えてくれるでしょう。

倉、廣瀬に代わり出場選手登録

 廣瀬選手が出場選手登録を抹消され、倉選手が出場選手登録された。

 捕手3人制になりましたので、捕手の交代がやりやすくなりました。 明日は久々に長谷川投手と倉捕手の名コンビが見られるかな?

8月8日

新人天野、2回無失点の好投

 対阪神戦、先発鶴田投手は初回に赤星・平下選手の連打で一死一二塁とされ、 濱中選手の三ゴロを新井選手が適時失策して先制された。さらに片岡選手の適時打で2点目。 2回表には矢野選手とムーア投手の連打の後、今岡選手に10号3ランを浴びてKOされた。 3回表にも広池投手が矢野選手に6号2ランを浴びた。5回表以降は天野投手の2回無失点を初め、 救援投手陣が阪神打線を無安打に抑えた。
 広島打線は初回に阪神先発ムーア投手から緒方選手の右前打をきっかけに二死二塁とし、 金本選手の中前適時打で1点。4回裏には新井選手が自己シーズン最多となる19号2ランを右中間へ運んだ。 7回裏には緒方選手が谷中投手から15号ソロアーチを放って3点差としたがそこまで。 4対7で敗戦。広島は2連敗で借金1。

 試合結果

 鶴田投手はそんなに調子が悪いようには見えなかったんですけどね。 多少イレギュラーしたとはいえ、新井選手の失策が痛かったですし、 今岡選手の本塁打は内角の厳しい球をうまく打たれたという感じでした。
 投手陣では天野投手の好投が収穫。2回を無安打無失点でした。 新井選手の2ランが出た直後で、味方が反撃体制になった時の救援でしたので、 敗戦処理だった昨日よりも重要な場面での登板でした。 徐々に良い場面での登板にステップアップしていきそうな感じです。
 9回表に3点差で負けている場面で玉木投手が登板。まだ河野投手が残っていたのですが、昨日の投球内容ですと、 はっきりとした敗戦処理の場面以外での起用はできない感じでしたから、玉木投手の起用は仕方ないと思いました。 先発投手が早々に降板するとこういうことになってしまいますね。
 打線。中盤でもう少し点を取れていれば勝負になったんですけどね。 ディアス選手がブレーキでしたか。チャンスで3度打席が回ってきましたが、いずれも凡退。 3回裏の三重殺には唖然としました。

8月7日

河内、7回に力尽きる

 対阪神戦、先発河内投手は上々の立ち上がりだったが、4回表に広澤選手に1号先制ソロアーチを被弾。 5回表にも今岡選手に9号ソロアーチを浴びた。 さらに7回表には一死後、矢野選手のイレギュラー安打と川尻投手の四球で一二塁とされ、今岡選手に適時二塁打を浴びた。 沖原選手にも四球を与え、満塁のピンチを残して降板。救援した小林投手は二死にこぎつけたものの、 濱中選手に17号満塁アーチを被弾。勝負が決まった。
 広島打線は阪神先発川尻投手の緩急をつけてコーナーを突く投球に手を焼いて6回まで無得点。 ようやく7回裏に前田選手の13号ソロアーチで1点を返した。8回裏には福原投手を攻め、 緒方・東出選手の長短打で無死一三塁とし、ディアス選手の二ゴロ併殺の間に1点を返した。
 9回表には河野投手が2つの四球の後に3安打を浴びて2失点。2対9で敗戦。 広島の連勝は2でストップ。貯金を0とし、4位に後退。

 試合結果

 河内投手は上々の出来だったと思います。初回についに150キロを出しました。 前回3発浴びたのに続き、今回も2発浴びましたが、 こすったような当たりが風に乗って右翼席へ飛び込んだという感じでしたから、 それほど気にすることはないでしょう。数年前の黒田投手のように、 被本塁打は速球派投手の宿命みたいなところもありますし…。
 ただし7回表の投球は拙かったですね。一死一塁からバントしようとしていた川尻投手に四球を出したのが致命的でした。 あの場面は素直にバントさせておけばあれほどの大量失点にはならなかったでしょう。 河内投手を「1点もやれない」という気持ちにさせた広島打線にも問題がありますけど。
 打線は川尻投手を打てませんでした。横から観戦していたのでコーナーワークはよくわかりませんでしたが、 緩急をつけていたのはわかりました。球が遅すぎてスピードガンの掲示が出ないこともしばしばありました。 河内投手の球の速さと好対照でした。「天敵復活」とならなければ良いですが…。
 チャンスは6回裏ぐらいですか。東出選手と緒方選手のエンドランで打球はライナーで左前へ。 これをホワイト選手がスライディングでワンバウンドで捕球(肉眼ではノーバウンドで捕ったかワンバウンドで捕ったかわかりませんでした)。 緒方選手が三塁へ向かったのですがタッチアウトでした。暴走好走紙一重のタイミングでしたね。 結果から見ると暴走ということになるでしょうね。
 打線は金本選手待ちかなと昨日書いたのですが、今日は良い内容の打撃でした。 1安打2四球。凡退した打席も右翼へ強烈なライナーでした。調子は上向きではないでしょうか。

天野がプロ入り初登板

 ルーキー天野投手が8回表にプロ入り初登板。いきなり初球を上坂選手に中前打されたものの、 矢野・平下選手から連続三振を奪うなど後続を3人で抑えた。直球のMAXは141キロ。

 プロ入り初登板おめでとうございます。先頭打者にいきなり打たれたのでどうなることかと思いましたが、 落ち着いたマウンドさばきでした。首脳陣の評価も上々だったようです。今後の活躍を期待します。

8月6日

黒田、虎の子1点を守り切る

 対阪神戦、広島は阪神先発藤田投手を攻めあぐねていたが、 5回裏に西山選手の右前打と黒田投手の犠打、東出選手の四球などで二死一三塁とし、 ディアス選手の三ゴロが片岡選手の敵失を誘って1点を先制した。
 先発黒田投手は力のある速球と切れのある変化球で好投。 3回以降は毎回走者を許したが、要所を締めて阪神打線を完封した。 1対0で勝利。黒田投手は今季2度目の完封勝利。広島は2連勝で貯金1。3位に浮上。

 試合結果

 黒田投手がやってくれましたね。前回の完封も1対0。今回も1対0。 1点もやれない厳しい状況でしたが、最後まで踏ん張って虎の子の1点を守り切ってくれました。 今日は変化球もまずまずでしたが、試合終盤になっても150キロ台を出すなど直球が走っていました。 最終回は勝ちを意識したのか力みが見えて制球がおかしくなっていましたが、牽制球で自らを助けました。
 打線は不発。6安打で相手にもらった1点のみ。 金本選手が打ってくれると打線がつながるように思いますので、金本選手待ちでしょうか。 本塁打性の惜しいファールが1本あったのですが…。

天野が出場選手登録

 天野投手が出場選手登録された。天野投手はプロ入り初の一軍入り。

 初の一軍入り、おめでとうございます。最初は敗戦処理的な起用になると思いますが、 好結果を出して良い場面で起用してもらえるようになって欲しいです。

7月月間MVP発表

 7月の月間MVPが発表された。セは巨人の松井選手と上原投手。 パはオリックスのシェルドン選手とロッテの小林雅投手。

 おめでとうございます。

8月5日

お知らせ

 落雷のために大学のネットワークの調子がおかしくなったようで、 4日からこのサーバにアクセスできなくなっていました。 サイトを閉鎖したわけではありませんので御安心を。

SATOの無責任先発予想

 6日から阪神3連戦、倉敷で1試合、広島で2試合。9日から東京ドームで巨人3連戦。 計6連戦。
 広島の先発はローテ通り、 黒田・河内・鶴田・高橋・長谷川・佐々岡投手と予想します。 阪神の先発は初戦がわかりませんが、2戦目3戦目は川尻・ムーア投手でしょうか。 巨人の先発は前回と同じで工藤・上原・真田投手だと思われます。
 打線に復調の気配が見えてきたので、今節は6連勝(前節と合わせると7連勝) と行きたいですね。

シュールストロムが出場選手登録抹消

 4日の試合中に右肩違和感で降板したシュールストロム投手が出場選手登録を抹消された。 病院へは行かず、しばらく様子を見る。

 早期に復帰できるようだと良いんですけど。

8月4日

スラッガー西山2発!猛打で巨人粉砕

 対巨人戦、先発佐々岡投手は初回に川中・阿部選手の長短打で一死一三塁とされ、 松井選手の遊撃適時内野安打で1点を先制された。
 広島打線は初対決となる巨人先発真田投手に2回裏に襲いかかった。 前田・浅井選手の連打と新井選手の死球で一死満塁とし、西山選手が左越えへ2号逆転満塁弾。 4回裏にも新井選手の左前打の後、西山選手が左中間へ2打席連続の3号2ラン。
 6回裏にも河本投手を攻め、西山選手の安打などで二死満塁とし、東出選手の2点適時打、 ディアス選手の適時二塁打で3点を追加。 8回裏にも武田投手からディアス・木村拓・新井選手の適時打で3点を追加。  佐々岡投手は5回表に清水選手の11号ソロなどで2点を失ったが、6回を3点に抑えた。 7回以降は中継ぎ投手陣が巨人打線を零封。12対3で大勝。 広島は今季最多の17安打で連敗を2で止め、勝率を5割に戻した。

 試合結果

 初対決の真田投手。比較的初モノに弱い広島打線ですから不安もあったのですが、 蓋を開けてみると4回KO。最終的には先発全員安打、今季最多のチーム17安打。 見事な圧勝で溜飲を下げましたね。
 どうしちゃったんでしょうか、西山選手。逆転満塁本塁打にもびっくりしましたが、 2打席連続本塁打にもびっくりしました。6回裏にも見事エンドランを決めて右前打。 3安打猛打賞。打線爆発の導火線になりましたね。文句なしのヒーローです。
 佐々岡投手はまずまずの好投でしたね。味方にかなり足を引っ張られましたが、 要所を抑えて大崩れしませんでした。6月27日以来の勝利で5勝目。
 猛打で目立たなくなってしまいましたが、拙い守備がかなりありましたね。 反省してしっかり修正してもらいたいと思います。

シュールストロムが右肩痛で途中降板

 9回表に登板したシュールストロム投手は打者3人と対して二死二塁としたが、 4人目の松井選手へ1球投げた時に右肩に違和感を感じて降板した。

 シュールストロム投手は良い投球をしていて、 中継ぎ投手陣が充実してきたなと思っていた矢先だけに痛いですね。 かなり心配です。

ウエスタン情報

 試合結果

 澤崎投手が復帰登板。2回を3安打1失点。2番手ベルトラン投手は6回を5安打1失点の好投。 打では松本選手の3安打など13安打5得点と活発。栗原選手が今季初の欠場。 試合前の練習中に怪我をしたようですね。ちょっと心配。

8月3日

前田2発!新井あわやサイクル!でも借金は1に

 対巨人戦、先発長谷川投手は初回に清水選手の中前打をきっかけに二死三塁とされ、 暴投で先制された。さらに松井選手に28号ソロアーチ。 2回表には江藤選手に12号ソロ。4回表にも4連打を浴びて2点を失った後、清水選手に10号2ラン。 4回7失点KO。5回表には広池投手が阿部選手の適時打などで2失点。
 広島打線もよく追いかけた。初回に巨人先発上原投手から緒方・木村拓選手の連打などで二死二三塁とし、 前田選手の一ゴロが敵失を誘って1点。4回裏には前田選手が中越えへ11号ソロを打ち込んだ後、 浅井・新井選手の連続二塁打で追加点。6回裏には新井選手が左越えへ3試合連続の18号ソロ。 7回裏には東出・緒方・ディアス選手の安打で一死満塁とし、金本選手の二ゴロの間に1点。 救援した前田投手から前田選手が右翼線へ適時二塁打して3点差とした。 9回裏には河原投手から二死後、前田選手の12号ソロで2点差としたがそこまで。 7対9で敗戦。広島は借金1。

 試合結果

 投打の歯車が噛み合いませんね。投手が抑えたら野手が打てず、野手が打ったら投手が抑えられず。 再び借金生活に逆戻りとなりました。
 試合内容は打ち合いで面白い試合でした。前半は巨人の一方的なペース。5回終了時点で6点差。 しかし4回裏の2得点で打撃戦になる気配はありました。後半は広島がほぼ一方的に攻めまくりました。 あきらめずよく追いかけたと思います。
 中でも2本塁打と適時二塁打の前田選手と、 適時二塁打、本塁打、三塁打とあわやサイクル安打の新井選手は特筆ものの活躍でした。 最終回、あとひとり出塁すれば新井選手に打席が回るところだったんですけどね。
 逆に2度の大きなチャンスでいずれも凡退した金本選手は4番の役割を果たせませんでした。 ほぼノーガードの打ち合いの試合で無安打というのは痛かったですね。
 といっても最大の誤算は長谷川投手。いつもの粘り強さがありませんでしたね。 普通ならば4回途中で交代させたいところだったと思いますが、 延長戦続きで中継ぎ投手のやりくりも苦しいですから、我慢せざるをえなかったのでしょう。

ウエスタン情報

 試合結果

 延長の末に勝利。スタニファー投手がウエスタン初勝利。先発山内投手は5回を1安打自責点0。 打では嶋選手が3安打。朝山選手が2試合連続弾。

8月2日

お疲れさま、連夜の延長12回引き分け

 対巨人戦、初回に巨人先発工藤投手から木村拓選手が左越えへ4号先制ソロアーチ。 先発高橋投手は直後の2回表に松井選手に27号ソロを浴びて同点。 元木・阿部選手の短長打で一死二三塁とされ、黒田選手に中前適時打されて1点を勝ち越された。 高橋投手はその後もピンチの連続だったが粘投して8回までを抑えた。
   工藤投手に抑えられていた広島打線は、 ようやく7回裏に新井選手が右越えへ2試合連続の17号ソロアーチを放って同点。 9回裏からは巨人救援投手陣を攻め続けて毎回サヨナラのチャンスを作ったがあと1本が出なかった。 2対2で引き分け。

 試合結果

 9回裏二死一二塁。10回裏二死一二塁。11回裏一死一二塁。12回裏一死一二塁、二死二三塁。 これだけサヨナラのチャンスがあったわけですが、恒例の適時打欠乏症でした。 最後の打者になった東出選手は試合後にベンチの中で泣いていたそうです。 首位巨人相手に互角の戦いをしたことは喜ぶべきことかも知れませんが、 1敗が、1分けが、優勝への望みを確実に消していくわけですから、私も泣きたい気分です。

8月1日

悔しい引き分け、鶴田好投も金本・新井アベック弾もフイ

 対ヤクルト戦、広島は3回表にヤクルト先発石川投手を攻め、 緒方・木村拓・ディアス選手の3連打で1点を先制した後、金本選手が右越えへ17号3ランを放った。 6回表には新井選手が左越えへ7月4日以来の16号ソロを放って大量5点をリード。
 先発鶴田投手は走者を許しながらも要所を締めて5回まで無失点。 6回裏一死一塁でマウンドを小林投手に譲った。しかしこの継投が誤算。 ペタジーニ選手に右前打された後、古田選手に4号3ランを浴びて2点差に。 7回裏にも浜名選手に二塁打され、玉木投手が救援したが、一死後、真中選手に中前適時打を浴びて1点差に。 宮本選手の犠打で二死二塁とされ、稲葉選手に三塁頭上を力なく越える不運な適時打を浴びて同点。
 8回表にニューマン投手を攻め、四球の金本選手が廣瀬選手の犠打で二塁へ進み、 前田選手の中前適時打で1点を勝ち越した。しかしその裏、岩村選手の右前打の後、 2つのバッテリーミスで一死三塁とされ、城石選手のスクイズで同点とされた。
 試合は延長に入ったが両軍ともに決め手を欠いて無得点。6対6で引き分け。

 試合結果

 6回表が終わって5点のリード。楽勝かなと思っていたら追いつかれてしまいましたね。 鶴田投手は好投していましたが、スタミナに問題があるというイメージがありますし、 ペタジーニ選手を苦手にしている風ですので、広島ベンチは継投策に出たのでしょうが、これが大失敗でした。 打たれたのがここのところ好投していた小林投手ですので、仕方ないかなという気はしますけど、 石橋を叩いて渡ろうとして叩き壊したって感じですかね。 前回も無失点の好投で勝利投手になれなかった鶴田投手、今回もお気の毒でした。
 8回裏のバッテリーミス連発を見ると、木村一捕手から西山捕手への交代も裏目に出た感じがしました。 小林投手とセットでの交代だったのですが、あの場面、 わざわざ試合の流れを変えるような交代をしなくても良かったのでは。 試合の流れが悪くてどうしようもないなら仕方ないですが、 2人捕手制ということもありますし、試合中盤での捕手交代は考えものだと思います。
 11回表一死二塁の場面で代打に浅井選手ではなくて東出選手を起用した采配について。 山本監督は左投手に対して左打者を代打に出すのをもったいないと考えたのではないでしょうか。 で、より打力が劣っている東出選手を起用した方がもったいなくないと。 左打者だから左投手は打てないという考えが基本で、 浅井選手と東出選手、どちらにヒットの出る確率が高いかなんてことは考えていなかったと想像します。 東出選手が進塁打でも打ってくれれば御の字で、 次打者の緒方選手勝負と考えていたのでしょう。
 金本選手は17号3ラン。東北福祉大での恩師伊藤監督がお亡くなりになったそうで、 喪章を付けて試合に臨んでいました。弔い弾になりましたね。
 新井選手は7月4日以来の本塁打。何でも大学時代にも石川投手から本塁打を打ったことがあるとか。 30発まで届きそうにない本塁打ペースになってきていますが、 これからガンガン打ちまくって欲しいですね。
 2試合連続で好投した鶴田投手とともにシュールストロム投手の好投は好材料。 制球に多少バラつきがあったものの球威は充分。セットアッパーとしても起用できそうな感じです。
 広池投手は雨の中で稲葉選手にファールで粘りまくられましたが、根負けせずに打ち取りました。 前回散々の出来だった小山田投手も3人でピシャリ。
 ま、5点差を追いつかれれば普通なら負けてしまう流れですが、何とか引き分けたわけですから、 気落ちせずに明日からの巨人戦がんばりましょう。優勝に望みをつなぐには3タテしないといかんでしょうな。

ウエスタン情報

 試合結果

 広島ホームテレビで録画中継がありました。
 ウエスタン初先発マテオ投手は7回までを無失点。 8回裏に自らのバント処理ミスでピンチを広げ、森谷選手に右中間へ適時三塁打を浴びて2点を先制されました。 結局8回を4安打2失点。7回まで沈黙していた広島打線は8回裏二死三塁から兵動選手の大きな右飛が敵失を誘って1点を返し、 9回裏に朝山選手の中堅左へのソロアーチで同点。 なおも二死から末永・石原選手の連打で一三塁でサヨナラのチャンスをつかみましたが、 森笠選手が凡退しました。2対2の引き分けでした。
 何といってもマテオ投手の好投が収穫。 直球のMAXは149キロで、変化球はスライダー・カーブ・フォークなどを投げていたようです。 解説の大下剛史氏も「この投手は伸びる」と絶賛していました。
 打ではいずれも引っ張って3安打の末永選手、同点弾の朝山選手が目立っていました。

中日川上がノーヒットノーラン

 中日の川上投手が巨人を相手にノーヒットノーランを達成した。

 川上投手、おめでとうございます。これが巨人失速のきっかけになれば良いですね。