カープ日記


4月30日

悪夢の5回裏

 対巨人戦、広島は初回に巨人プロ初先発の三浦投手からディアス選手の左越え7号ソロで先制。 三浦投手は緒方選手への頭部死球で危険球退場。 2回表には新井選手が酒井投手から左中間へ7号ソロアーチ。 4回表には木村拓選手が左越え適時二塁打。 5回表には金本選手が前田投手から右翼線適時二塁打で4点をリードした。
 先発苫米地投手は4回まで変化球を主体に好投していたが、5回裏につかまった。 斉藤選手の1号2ラン、高橋由選手の適時二塁打で1点差とされると、2つの四球で二死満塁のピンチ。 代わった玉木投手がクレスポ選手への押し出し四球で同点とされると、元木選手に適時打を浴びて2点を勝ち越された。 さらに酒井投手が7回裏にクレスポ選手に1号ソロ、8回裏にも江藤選手の犠飛とクレスポ選手の2号3ランで追加点を許した。
 広島打線は6回以降巨人中継ぎ投手陣にチャンスは作るものの得点はできなかった。4対11で敗戦。 広島は2連敗。3〜4月を13勝11敗1分の成績で終了。

 試合結果

 5回表まで4対0でリード。投げているのがそれまで好投していたとはいえ、実績があまりない苫米地投手だったので、 このまま済むとは思っていませんでしたが、一挙6失点には参りました。 6回裏からは酒井・ベルトラン・玉木・小山田投手の継投で何とかなるかなと思っていたので、 5回裏さえ苫米地投手がリードしたまま切り抜けてくれていれば…。
 5回裏に踏ん張り切れなかった要因としては、まず勝利投手の権利がかかっていたこと、 斉藤投手に一発を浴びて2点差に迫られたこと、 西山選手が新井選手と交錯した際の左足首の負傷を治療していた間に時間が開いてしまったこと、など挙げられます。 悪い条件が重なったかなという感じですね。
 打線は5回までにコツコツと4得点。大量得点になりそうなところで、今日はロペス選手がブレーキでしたかね。 中盤以降もチャンスを作るんですが、あと1本が出ませんでした。
 打率急下降の東出選手。左肘を痛めていたそうです。20日ぐらいから痛みはなくなっているそうですが。

緒方、頭部死球で途中交代

 緒方選手は1回表に三浦投手から左後頭部に死球を受け、浅井選手と交代した。 慶応病院で検査を受けた結果、骨に異常はなく「後頭部打撲」と診断された。 1日の試合には出場できる見込み。

 大事ではなかったようでひと安心です。投球への恐怖感が残らなければ良いですけれど。

西山、左足首痛める

 西山選手は5回裏の守備でファールフライを追った際、新井選手と交錯して左足首を痛めて途中交代した。 都内の病院で検査した結果、「左足関節靭帯損傷」と診断された。1日以降の試合への出場は様子を見て決める。

 登録を抹消しなくてはならないほどの怪我ではないようですが、スタメンは難しいかも知れませんね。

4月29日

工藤に沈黙、連勝止まる

 対巨人戦、先発長谷川投手は3回裏に元木選手への四球と阿部選手の安打、工藤選手の犠打で一死ニ三塁のピンチ。 二死後、二岡選手の投手返しが長谷川投手の左足に当たる強襲適時打となって2点を先制された。 6回裏には高橋由選手への四球と松井選手の安打、江藤選手のバント安打で無死満塁のピンチ。 後藤選手を併殺にして二死としたものの、元木選手に中前へ2点適時打を浴びた。長谷川投手は6回KO。 7回裏には今季初登板の佐竹投手が清水選手に3号ソロを浴びて5点差とされた。
 広島打線は巨人先発工藤投手を攻めあぐね、初回の二死二塁、5回表の一死一二塁、7回表の二死一二塁のチャンスを潰し、 6安打で完封された。0対5で敗戦。広島の連勝は3で止まり、3位に後退。

 試合結果

 長谷川投手。本人もコメントしていますが、失点した回はいずれも先頭打者を四球で出塁させています。これが痛かったですね。 そして二死までは何とかこぎつけているのですが、そこでもうひと踏ん張り粘れなかったのが惜しかったです。 3回裏に二岡選手の打球を左くるぶし付近に当てましたが、大事に至らなかったのは不幸中の幸いでした。
 打線は工藤投手を打てませんでしたね。チャンスは何度かあったのですが…。 まず初回に二塁走者ディアス選手が金本選手の二塁左への内野安打で本塁を狙った判断ミス。 二塁走者が福地・岡上・木村拓・東出選手あたりであのプレーならわかるのですが、 ディアス選手の足ではちょっと無理だったでしょう。 そして5回表一死一二塁からの長谷川投手の送りバント失敗。打球を殺したかなり良いバントのように見えましたが、 ロペス選手の足が遅過ぎました。こればっかりは言っても仕方ないですけどね。

ウエスタン情報

 試合結果

 打線が4安打1得点と振るわず連勝ストップ。
 大島投手がウエスタン初登板初先発。2回3安打自責点1で敗戦投手に。

4月28日

好継投!中日3タテで今季最多貯金4

 対中日戦、初回に先頭木村拓選手の投直が中日先発朝倉投手の右膝を直撃して朝倉投手は降板(木村拓選手は二塁でアウト)。 急遽登板の山北投手から東出選手の四球とディアス選手の二塁打で一死ニ三塁とし、金本選手の左犠飛で1点を先制。 先発鶴田投手は3回裏に谷繁選手の6号ソロアーチで同点とされた。 しかし5回表に新井選手が6号ソロを左中間へ突き刺して勝ち越し。
 鶴田投手は6回裏一死まで5四球を出しながらも1失点と粘った。 以降をベルトラン・酒井・玉木・小山田投手が1点リードを守り切った。2対1で勝利。 広島は3連勝で今季最多の貯金4。

 試合結果

 初回に意外な形で朝倉投手がマウンドから姿を消し、いきなり1点を先制した時は今日もひょっとして楽勝かと思いました。 しかし2回表にロペス・新井選手の連続二塁打で得点できないという拙攻。 ここで山北投手を立ち直らせ、流れをつかみ切れなかったのが苦戦の原因になったように感じました。
 打のヒーローは今日も新井選手。6号弾が決勝弾となりました。そろそろ内角に厳しい球も来始めているのですが、 今の調子を維持して30発は打ってもらいたいですね。
 鶴田投手。3回裏の投球を見ていると打者から逃げている感じがあって、こりゃ駄目かなと思いましたが、 何とか粘ってくれました。中13日と調整が難しい中、5回1/3を1失点はまずまずでしょう。2勝目です。
 救援投手陣もよく投げました。リードが1点しかない厳しい状況で、出てきた投手全員が良い仕事をしてくれました。 勝因ですね。
 これで貯金は今季最多の4。明日は今季初の4連勝と行きたいですね。

佐竹、広池に代わり出場選手登録

 広池投手が出場選手登録を抹消され、佐竹投手が出場選手登録された。

 佐竹投手はウエスタンで5回を2安打自責点0の好成績です。

ウエスタン情報

 試合結果

 終盤に逆転して6連勝。小林投手が抑えで1回を無安打無失点。

4月27日

完勝!

 対中日戦、初回に中日先発山本昌投手を攻め、 木村拓選手の右前打をきっかけにディアス・金本選手の連続適時二塁打で2点を先制。 3回表にもディアス・緒方選手の適時打とロペス選手の適時二塁打で3点を追加。山本昌投手をKOした。 5回表にはロペス選手が山北投手から1号3ラン。7回表にも岡本投手から緒方選手の2点適時二塁打、 新井選手の適時二塁打、西山選手の適時打で4点を追加。8回表にはディアス選手の6号ソロ、 9回表には遠藤投手から浅井選手の1号ソロで追加点。今季最多14得点の猛攻を見せた。
 投げては先発高橋投手が初回の三者連続三振の立ち上がりで波に乗り、 大量点を背に9回を4安打で完封した。14対0で完勝。広島は2連勝で貯金3。高橋投手は1年ぶりの完封勝利。

 試合結果

 今季一番の完勝でしたね。
 打線は14安打で14得点。実に効率の良い攻めでした。 特に1回表と3回表の「木村拓選手が出塁して東出選手が犠打で送り、ディアス選手の適時打で得点する」 という攻撃は理想的なパターンだと思いました。攻撃に良い流れがあったと思います。
 高橋投手。前回の登板と違って球に切れがありました。今日は良い方の高橋投手でしたね。 これだけの大量リードがあると、逆に気が緩んで投げにくいらしいですが、最後まで気を抜かずにひとりで投げ切ってくれました。 7回裏に打球を足に当てた時はこれで降板かと一瞬ヒヤリとしましたが、大事ではなかったようです。 次回の登板でもこの調子を持続してもらいたいと思います。
 これでビジター3連戦では今季初の勝ち越しが決まりました。明日は朝倉投手を叩いて3連勝と行きたいですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 矢野投手ら4投手の好継投で5連勝。
 新人山本芳選手が代打でウエスタン初出場初安打。おめでとうございます。

4月26日

佐々岡熱投159球!新井が決勝打!

 対中日戦、先発佐々岡投手は初回二死から福留選手の二塁打とゴメス選手への四球で一二塁とされ、 立浪選手の適時二塁打で1点を先制された。広島は3回表に中日先発川上投手から新井選手が左越えへ5号ソロを放ち同点。 5回裏に二死無走者から川上・井端・荒木選手に3連打されて1点を勝ち越された。 しかし7回表に緒方選手の中越え二塁打の後、一軍復帰したロペス選手が右前適時打を放ち同点。 佐々岡投手は7回裏一死満塁、9回裏二死一二塁のピンチを切り抜けるなど9回159球を投げ切った。
 そして延長11回表、ディアス選手の投手強襲のゴロが正津投手の悪送球を誘い、無死二塁のチャンス。 山北・岡本投手に後続が抑えられて二死三塁となり、ロペス選手が敬遠されて一三塁。 ここで新井選手が右前適時打を放ってついに均衡を破った。 その裏を小山田投手が3人でピシャリ。3対2で勝利。広島は連敗を2で止め、2位に浮上。

 試合結果

 こういう接戦を勝てるというのはチームが強いのかなとも思いますが、 一方で送りバントができなかったり、併殺打が多かったりと弱いチームの特徴も出ているんですよね。 本当は強いのか弱いのか、よくわからんチームです。
 打のヒーローは新井選手。3回表には川上投手の甘いカーブを左翼席へ運ぶ同点弾。 11回表のチャンスでは初球を積極的に打って出て決勝の右前適時打。 目の前でロペス選手が敬遠されて燃えていたのでしょう。わたしゃあの場面、 中日は新井選手も敬遠で満塁策を取るかと思いましたが…。 あの一打で佐々岡投手の熱投が無駄にならずに済みました。 去年はチャンスに弱いと散々言われていましたが、今年は本当にいい場面で打ってくれています。
 佐々岡投手は9回を2失点。159球の熱投でした。特に7回裏の一死満塁で連続三振を取った場面は痺れました。 中継ぎ投手の負担軽減のため、よく9回を投げ切ってくれたと思います。 2失点がいずれも二死無走者からだったのがちょっともったいなかったですけど。
 小山田投手は7セーブ目。抑えとしての貫禄が出てきたのではないでしょうか。

ロペス、出場選手登録

 ロペス選手が出場選手登録された。チーム、前田選手と話をし、前田選手とはいい話合いができたという。 早速6番一塁手でスタメン出場。7回表の右前適時打など2安打した。

 チャンスでの勝負強さを見せたかと思えば、あっさり併殺打打ったり、個性が出ましたね。 これからも活躍を期待します。

野村、右太もも痛で出場選手登録抹消

 野村選手は「右太もも裏側筋損傷」の治療に専念するために出場選手登録を抹消された。

 抹消されるほどの状態だったんですね。しっかり治して戻ってきて下さい。

4月25日

天敵アリアス誕生

 対阪神戦、先発横山投手は2回表にホワイト選手の5号ソロで先制されたが、 3回裏に阪神先発谷中投手を攻め、金本・浅井・新井選手の適時打で3点を取って逆転。谷中投手をKOした。 しかし4回裏にアリアス選手の6号3ランで逆転され、 さらに6回裏にはアリアス選手の適時二塁打で2点差とされた。 6回裏に伊藤投手から東出選手の右越え適時二塁打で1点差に迫ったが、 8回表にアリアス選手の7号ソロで2点差とされた。 8回裏に新井選手が敵失で三塁へ進み、バルデス投手から前田選手が内野ゴロを打って1点差とした。 しかし9回表にベルトラン投手が一死満塁とすると、救援した玉木投手が濱中選手の犠飛、 アリアス選手の8号3ランで4点を失った。5対10で敗戦。広島は2連敗で貯金は1に減った。

 試合結果

 アリアス選手に3発8打点。打たれた球はいずれも甘い球。 甘い球を見逃さずに打ったアリアス選手が凄いと言えば凄いのですが、 同じ打者にこれだけ続けて打たれるとは投手は何を考えて投げているんだと言いたくもなります。 次回までにキッチリ対策を練るように。

ロペス、26日に一軍合流

 ロペス選手が26日から一軍に合流する。

 スタメンがあるとすれば、ドーム球場での連戦であることを考えて、前田選手の代わりに入ることになりますかね。 好調の木村拓選手はスタメンから外せませんし、新井選手の打撃も安定してますから。 やはりまずは代打からですかね?イマイチ波に乗れないチームの起爆剤になってもらいたいと思います。

4月24日

奇襲苫米地先発も5回につかまる

 対阪神戦、広島は2回裏に阪神先発藪投手から緒方選手の5号2ランで先制。 しかし今季初登板の先発苫米地投手は4回表にアリアス選手に5号同点2ランを浴びた。 5回表には桧山・濱中選手の適時打で2点を勝ち越された。 7回表にはスタニファー投手がホワイト・桧山選手の短長打で1点を失った後、ディアス選手の適時失策で3点差とされた。 広島打線は、8回裏に一死一二塁のチャンスを作り、ようやく藪投手をマウンドから引き摺り下ろした。 代わったバルデス投手から金本選手の敵失で一死満塁としたが、前田選手が三ゴロ併殺に抑えられた。3対6で敗戦。 広島は3位に後退。

 試合結果

 先発投手を聞いてビックリしました。苫米地投手は先日ウエスタンで完封勝利を挙げていますから、 去年ぐらいまでだとそろそろ一軍昇格かなと思うところですが、今年は現在黒田投手が抹消されているとはいえ、 一応6人先発投手が揃っているわけですからね。思い切った選手起用だと思いました。
 その苫米地投手はまずまずの投球。5回を4失点でした。直球も常時ではないですが140キロ台が出るようになっていますし、 スライダーやフォークもまずまずだと思いました。山本監督も「中継ぎなら行けるのでは」ということなので、 中継ぎや谷間の先発でこのまま一軍に定着するかも知れません。
 攻撃。緒方選手の2試合連続弾で2点を先制したところまでは良かったのですが、 藪投手を捕らえ切れませんでしたね。5回裏のチャンスでもう一押しがなかったのと、 8回裏のチャンスを潰したのが痛かったです。 特に8回裏は前田選手の逆転満塁本塁打が見たかったです。

小林、苫米地に代わり出場選手登録抹消

 小林投手が出場選手登録を抹消され、苫米地投手が出場選手登録された。

 小林投手。まずまずの投球をしていたと思うんですけどね。

ウエスタン情報

 試合結果

 今季ウエスタン初登板の先発河内投手は2回を3安打3失点。山内投手も今季ウエスタン初登板。 試合は細切れ投手リレーで阪神打線を抑え、逆転勝ち。

4月23日

虎の猛追に冷や汗

 対阪神戦、広島は2回裏に阪神先発安藤投手を攻め、金本選手の四球と前田選手の右前打で無死一三塁とし、 新井選手の遊ゴロが藤本選手の本塁悪送球を誘って1点を先制。二死三塁となった後、木村一選手が右中間へ適時二塁打して2点目。 長谷川投手が中前適時打して3点目。さらに木村拓選手が右越えへ1号2ランを運び、5点をリードした。 3回裏にも二死から前田選手の四球と新井選手の死球の後、緒方選手が左越えへ4号3ランを放ち、大量8点をリード。 4回まで好投していた先発長谷川投手は5回表に四球をきっかけに二死一三塁とされ、 藤本選手に左中間へ2点適時二塁打を浴びた。さらに6回表には桧山選手の通算100号となる2ラン。 アリアス選手の二塁打と新井選手の失策で無死一三塁とされ、山田選手の遊ゴロ併殺の間に3点差とされた。 長谷川投手はこの回でマウンドを降りた。 7回裏、川尻投手を攻め、前田・緒方選手の長短打で4点差とした。 8回表には7回表二死満塁のピンチを切り抜けた酒井投手が濱中・松田選手に短長打を浴びて無死ニ三塁とされ、 2つの内野ゴロの間に2点を失い、2点差とされた。 しかし8回裏にこの試合4安打目を放った木村拓選手を二塁に置いて、ディアス選手が伊達投手から左越えへ5号2ランを放ち、 駄目を押した。11対7で勝利。広島は今季初の2ケタ得点で貯金3。

 試合結果

 2回裏に5点を取った後は「雨でノーゲームになりませんように」とそれだけを思っていました。 攻撃中はさっさと打って早く5回表を終了させろと思ってました。 しかし、点は取れる時に取っておかないといけませんね。最初の5点だけだったら逆転されていたわけですから。 6回表に3点差にされた時には勢いは完全に阪神にありました。 ペシミスティックな私は、こりゃやられるかな、8点リードをひっくり返されたらタマランなと思っていました。
 その阪神の勢いを止めたのが7回表二死満塁でアリアス選手を三振に仕留めた酒井投手。 こりゃあ今日のヒーローだなと思ったのですが、8回表の2失点でヒーロー扱いしにくくなってしまったのは残念。 でもあの場面、よく抑えてくれました。
 打線。緒方選手が3ランと貴重な中押し適時打で4打点の活躍。そろそろ調子を上げてもらいたいですね。 1番に入った木村拓選手が1号2ランを含む4安打と大暴れ。しばらくは1番に定着でしょうか。 ディアス選手の5号2ランも阪神の息の根を止める貴重な一発でした。
 長谷川投手。6回5失点で今季初勝利。4回までは好投だったんですけどね。まあ、 これまでは好投しても勝ち星がつかなかったんで、逆にこういうことがあっても良いんじゃないでしょうか。 次回の好投を期待します。

4月22日

SATOの無責任先発予想

 23日から阪神3連戦。広島で2試合、倉敷で1試合。 続いて中日とナゴヤドームで3連戦。さらに東京ドームで巨人3連戦。 計9連戦。今季初の9連戦ということで序盤最大の山かも知れません。
 広島の先発は長谷川・横山・佐々岡・高橋・鶴田・黒田・長谷川・横山・佐々岡投手と予想します。 救援投手陣の負担を考えると、 先発投手の中6日を守るために先発投手を7人登録するような余裕はないはず。 この9連戦は先発投手を中5日で回すと予想します。 一軍に合流した黒田投手と21日に先発予定だったと思われる鶴田投手を どこで先発させるかがポイントでしょうか。 黒田投手を阪神との初戦に持ってくるのが理想的なローテですが、 まだ状態が万全ではなさそうなので、なるべく後にしてみました。 黒田投手が阪神との初戦に投げられない状態ならば、 もし鶴田投手が21日に登板していたとすると、 最初予定されていたローテでは阪神戦は長谷川・横山・佐々岡投手だったはず。 投球内容が安定しない鶴田投手は飛ばして、最初予定のローテ通りということで、 こういった順番にしてみました。
 一方、阪神の先発はローテ通りならば、藪・谷中・星野投手。 3戦目は21日の登板を雨で流した新人安藤投手が来るかも知れません。 藪・谷中投手には前回完璧にやられてしまったので、リベンジしたいですね。 広島打線は不調気味なのでロペス選手の一軍復帰を期待したいです。

4月21日

横浜戦、雨天中止

 横浜スタジアムで行われる予定だった横浜戦は雨のため中止となった。

 横浜は先発ローテの谷間っぽかったのですが…。

黒田、22日から一軍練習に合流

 調整と腰痛のために三軍にいる黒田投手が22日から一軍の練習に合流する。

 一軍の練習に合流するといっても、状態はまだ万全ではないようです。 23日からの9連戦では先発投手が足りないので、何とか投げて欲しいところなのですが…。

4月20日

遅過ぎた反撃

 対横浜戦、先発高橋投手は初回に石井琢選手の右前打と犠打で一死二塁とされ、鈴木尚選手の適時打で1点を先制された。 2回裏にも種田・中村選手の連打で一三塁とされ、一死後、石井琢選手の二ゴロ併殺崩れの間に1点を追加された。 5回裏には鈴木尚・石井浩選手の連打とロドリゲスへの四球で一死満塁とされ、小川選手の中犠飛で3点差とされた。 6回裏には東出選手の失策と石井琢選手の左前打で一死一二塁とされ、 金城選手に金本選手の美技崩れの左越え適時二塁打で4点差にされた。さらに暴投で5点差とされた。 高橋投手は6回途中でKO。横浜先発山田投手に7回までわずか4安打に抑えられていた広島打線はようやく8回表に反撃。 木村一・野村選手の短長打で一死ニ三塁とし、東出選手の遊ゴロの間に1点を返した。 9回表には新井選手が3番手木塚投手から左越えへ4号2ランを放ち、2点差としたがそこまで。 3対5で敗戦。

 試合結果

 高橋投手の調子が悪かったですし、守備でもミスが出ました。打線も山田投手に沈黙。 終盤に反撃しましたがちょっと遅過ぎましたね。最終的には2点差でしたが、今日は完敗です。
 東出選手。打率が急下降していますし、一昨日ぐらいから守備が乱れ始めているのも気になります。 最初の疲れが来ているのでしょうか。
 金本選手は今季初の3安打猛打賞。結果だけでなく、ライナー性の打球が多く、内容が良かったのは明るい兆しでしょう。

野村、右太もも痛で途中交代

 野村選手は8回表に二塁打を打った際、右ふとももがつった感じになったため、大事を取って交代した。

 「大事を取って」ということなので、それほど重傷ではないようですが、明日のスタメンは苦しいかも知れませんね。

ウエスタン情報

 試合結果

 横松投手が4安打でウエスタン初完封勝利。おめでとうございます。
 ロペス選手は2安打。

4月19日

岡上快走同点ホームイン!小山田サヨナラ許さず!

 対横浜戦、先発佐々岡投手は4回裏にロドリゲス・小川選手の長短打で1点を先制された。 広島打線は横浜先発バワーズ投手が3回にアクシデント降板したものの、ターマン・木塚投手に抑えられ、 7回までわずか1安打。8回表二死から代打浅井選手が右翼右へ二塁打。 代打前田選手は遊ゴロだったが、送球を受けた一塁手石井浩選手が落球する間に代走岡上選手が好走塁で同点のホームイン。 延長11回表に中野渡投手を攻め、代打町田選手の四球、代走福地選手の盗塁、緒方選手の犠打で一死三塁のチャンス。 しかし代わった稲嶺投手から東出選手が3バントスクイズをファールして三振。ディアス選手敬遠後、 金本選手も捕邪飛に倒れ勝ち越しならず。 その裏、小林投手が一死ニ三塁の大ピンチを招き、小山田投手が救援。中根選手を敬遠して一死満塁とした後、 小川・種田選手を抑えてピンチを切り抜けた。12回裏には二死から石井琢選手に二塁打されたが、 後続を抑えた。1対1で引き分け。広島は今季初の引き分け。

 試合結果

 上々の立ち上がりを見せたバワーズ投手がアクシデントで降板した時は広島有利かと思いました。 しかし横浜救援投手陣が打てず、横浜の守護神斎藤投手登場まであと一死まで追い詰められました。 そこから代打浅井選手の二塁打。前田選手の遊ゴロが一塁手石井浩選手の落球を誘いました。 前田選手が一塁へ必死に走ってきわどいタイミングだったからこそ起きたプレーでしょう。 そして代走の二塁走者岡上選手は当然のように本塁を陥れました。 相手のミスと足で演出した同点劇。いわゆる「広島らしい」と言われる点の取り方でしたね。
 11回表も町田選手が四球を選んだ後、代走福地選手が当然のように二盗を決めました。 緒方選手は3バントで送りバントを決めました。東出選手は2−2からスクイズ。しかし外角へ外れるスライダー。 ファールになりましたが、よくバットに当てたと思います。三塁走者が死なずに済みました。 続くディアス選手は敬遠。目の前の打者が敬遠されて燃える金本選手。 「金本、意地の決勝打」という見出しが頭に浮かんだのですが、プライドだけでは現在の不調はカバーできなかったようです。 この悔しさを明日の試合にぶつけて欲しいですね。
 投手陣はよく投げてくれました。先発佐々岡投手は8安打されながらも粘りの投球で7回を1失点。 玉木投手は2回をパーフェクト。酒井投手は1回を1安打無失点。小林投手はピンチを広げてしまい、唯一の誤算。 サヨナラを覚悟しましたが、救援した小山田投手が大ピンチを切り抜けてくれました。
 前田選手がスタメン落ち。怪我ではなく1試合限定の休養だそうです。 積極的休養は長いシーズンを戦っていく上で大事だと思います。
 代わってスタメンに入ったのは野村選手。開幕戦以来のスタメンでした。打つ方はさっぱりでしたが、 守りではなかなか軽快な動きでした。既に足は回復しているのでしょうか。
 ま、今日の試合は負けなくて良かったということで。

瀬戸、右手打撲で全治10日間

 瀬戸選手が9回裏の守備で石井浩選手のファールを右手に当てて木村一選手と交代した。 横浜市内の病院で検査した結果、「右手打撲で全治10日間」の診断を受けた。

 骨折でなかったのは幸いでしたが、すぐにプレーできるのでしょうか。心配です。

ウエスタン情報

 試合結果

 謹慎明けのロペス選手が5番一塁手で先発出場。4打数2安打と貫禄を示しました。 山本監督からは「しっかり準備して早く一軍に上がれるように」と言われているそうなので、 退団という最悪の事態にはならないのではないでしょうか。
 栗原選手が決勝逆転3ラン。これだけ好調だと一軍から声がかかっても良さそうですが、 一軍に上がったらそうそう試合には出られませんし、今はしっかりと二軍で試合経験を積んでいる段階なのでしょう。
 嶋選手が今季ウエスタン初出場。

4月18日

両軍ミス続出も前田駄目押し打で決着

 対巨人戦、先発横山投手は初回に木村拓選手と二塁塁審がぶつかるという清水選手の不運な安打で走者を許すと、 松井選手の左中間適時二塁打で先制された。2回表には元木・阿部選手の連打で無死一三塁とされ、 二岡選手の遊ゴロ併殺の間に1点を追加された。 広島は2回裏に巨人先発ワズディン投手を攻め、金本選手の中前打の後、 前田選手の三塁内野安打が元木選手の悪送球を誘って無死ニ三塁とし、新井選手の左前適時打で1点差。 二死後、横山投手の中前適時打で同点とした。 3回裏にはディアス選手の遊撃内野安打と金本選手の二ゴロ敵失で一死一二塁とすると、 前田選手の投ゴロをワズディン投手が一塁へ悪送球して2点を勝ち越した。新井選手が左前打でつないだ後、 木村拓選手が中前適時打を放ち、3点差とした。 4回表に江藤・後藤・二岡選手の安打で一死満塁とされ、 代打福井選手の遊ゴロが東出選手の拙い守備で併殺崩れとなる間に1点を返された。 しかし6回裏に高橋尚投手を攻め、緒方選手の中前打とディアス選手の死球などで二死一二塁とし、 前田選手が中越えへ2点適時二塁打を放って4点差に突き放した。 8回表にベルトラン投手が江藤選手の安打とボークの後、二岡選手に右中間適時二塁打を浴びて3点差とされた。 9回表には小山田投手が木村拓選手の失策で二塁へ走者を許すと、高橋由選手の中前適時打で2点差とされた。 一発で同点とされる場面だったが、松井・江藤選手を抑えて逃げ切った。7対5で勝利。 7回途中を3失点に抑えた横山投手が今季初勝利。

 試合結果

 防寒対策はしていったのですが広島市民球場は寒かったです。 早く終わらないかなと思いつつ観ていましたが、結局3時間40分程度かかりましたかね。 今季は3時間を切る試合が多いので余計長く感じました。
 試合の方も寒いプレーが多かったですね。後から考えると、 初回先頭清水選手の飛球で木村拓選手と二塁塁審の小林毅氏がぶつかったのはその予兆だったのでしょうか? 3回裏なんて完全に巨人の自滅でした。 広島側にも結構ミスが出て、勝ったから良いようなものの、しっかりとふんどしを締め直してもらいたいです。
 横山投手。本人はヒーローインタビューで調子が悪かったと言っていますが、まずまずだったのではないでしょうか。 初回は不運な安打がきっかけの失点でしたし、4回表は併殺で無失点で終わっていたはずでした。実質は1失点ですよ。 6回表には3者連続三振を取っていますし。今季初勝利ということでこれから乗ってもらいたいですね。
 ベルトラン投手。8回表に失点はしましたが、7回表の厳しい場面を抑えてくれました。
 小山田投手。9回表は一発で同点という場面で松井・江藤選手を迎えました。嫌な予感がしたのですが、 杞憂に終わりました。1失点も自責点はなし。6セーブ目です。
 打線で気になったのは緒方選手。金本選手の不調の影に隠れていますが、かなり調子が悪そうです。 タイミングが合っておらず、泳ぐようなスイングが目立ちました。唯一の安打もバットの先っぽでしたしね。

19日からオールスターファン投票受付開始

 サンヨーオールスターゲームの開催要項が発表された。第1戦が7月12日に東京ドームで、 第2戦が13日に松山中央公園球場で行われる。試合開始は18時30分。
 ファン投票は19日に開始され、6月25日が締切。ファン投票結果発表は7月2日、監督推薦発表は7月3日。 インターネットでの受付はhttp://allstar.sanyo.co.jp

 今年はファン投票開始時期が早いですし、期間も長いですね。 今の時期だと活躍を考慮しての選手の選択がちょっとできませんから、 人気投票的な意味合いがより一層高まりそうです。

4月17日

野村同点打も4連勝ならず

 対巨人戦、先発長谷川投手は初回に清水選手の左前打と盗塁などで二死二塁とされ、松井選手の中前適時打で1点を先制された。 6回表には清水・高橋由選手のソロアーチで3点をリードされた。 巨人先発入来投手に抑えられていた広島打線は6回裏に反撃開始。 東出選手の二塁内野安打の後、ディアス選手が左越えへ4号2ラン。 7回裏には新井選手の左前打と木村拓選手の犠打が野選を誘って無死一二塁。 木村一選手の送りバント失敗の後、代打野村選手が前田投手から右前適時打を放って同点。 しかし8回表にベルトラン投手が四球をきっかけに二死二塁とされ、高橋由選手に左中間適時二塁打を浴びて勝ち越された。 9回表には玉木・広池投手が3安打1四球やスクイズなどで3失点。3対7で敗戦。広島の連勝は3で止まった。 ベルトラン投手は来日初黒星。

 試合結果

 好投を続けていた中継ぎ投手陣が打たれてしまいました。同点に追いついて「さあこれから」というところだったのですが…。
 打線は3点差をよく追いついたと思います。ただしその後がいけませんでした。 7回裏、8回裏は何点か取っとかないといけませんでしたね。 特に野村選手が適時打を打った後はチームがノリノリだったと思うので、あそこで勝ち越せなかったのが痛かったです。
 ディアス選手は3安打猛打賞。本塁打は早くも4本と、昨年の成績がフロックでないことを示してくれています。
 長谷川投手。6回を3失点なので一応先発投手の役割は果たしています。結果から見れば、 もう少し我慢していれば味方が点を取ってくれていたのにというところですね。ちょっと勝ち運から見放されているかな。

4月16日

巨人戦、雨天中止

 広島市民球場で行われる予定だった巨人戦は試合開始前に雨脚が強くなったために中止となった。 発表されていたスタメンは以下の通り:
巨人:左翼手清水、二塁手仁志、右翼手高橋由、中堅手松井、一塁手清原、三塁手江藤、 遊撃手元木、捕手阿部、投手入来
広島:中堅手緒方、遊撃手東出、三塁手ディアス、左翼手金本、右翼手前田、 一塁手新井、二塁手木村拓、捕手木村一、投手横山

 昨日の時点で中止だろうなと思っていたのですが、ひょっとしたら試合ができるかもというところまで天気がもったんですけど、 直前で中止になってしまいました。雨の中、球場にかけつけた方、残念でした。
 明日の先発は、今季これまでの投球への信頼性から見て、横山投手のスライド先発ではなく、 予定通り?長谷川投手だと思います。

ロペス、17日に二軍に合流

 謹慎が明けるロペス選手。17日に出場選手登録が可能となるが、 松原チーフコーチによると1週間程度ニ軍で調整させ、前田選手とも話をさせるという。

 ロペス・前田選手はもとより、チーム全体が気持ちよくプレーできるような環境にしてもらいたいですね。 首脳陣の腕の見せ所です。