カープ日記


3月31日

連日の1点差勝利!開幕2連勝!

 対横浜戦、先発黒田投手は初回に石井琢選手への四球をきっかけに二死三塁とされ、グラン選手に先制適時打を浴びた。 2回表にもロドリゲス選手に1号2ランを浴びて3点差とされた。 広島打線は3回裏に横浜先発208cmのターマン投手を攻め、黒田投手の四球と東出選手のバント安打で二死一二塁とし、 ディアス選手が左翼ポール際へ1号3ランを打ち込んで同点とした。 しかし黒田投手は立ち直れず、5回表に石井琢・金城選手の短長打で1点を勝ち越された。結局、黒田投手は6回を8安打4失点。 5回裏、中前打の黒田投手を一塁に置いて緒方選手がバックスクリーンへ1号逆転2ランを運び、ターマン投手をKOした。 さらに代わった谷口投手から東出選手の中前打と盗塁などで一死三塁とし、代わった森中投手から金本選手が四球。 前田選手の三ゴロで二死一二塁となった後、ロペス選手が右前適時打を放って2点差とした。 6回裏には細見投手を攻め、代打浅井選手の四球と緒方選手の左前打で一死一三塁とし、東出選手の左犠飛で3点をリードした。 7回表には菊地原投手が金城選手の左前打と鈴木尚選手への四球で一死一二塁のピンチを招いた。 救援した小林投手が二死にこぎつけたものの、暴投で二三塁とし、佐伯選手に左前へ2点適時打を浴びて1点差とされた。 しかし以降を酒井・玉木・小山田投手を投入して逃げ切った。7対6で勝利。広島は開幕2連勝。

 試合結果

 連日の接戦。昨日の投手戦から一転、今日は打撃戦という感じでした。ともに1点差をものにできたのは大きかったですね。 玉木・小山田投手が昨日に続いて良い仕事をしてくれました。玉木投手は故障明けの不安があったとはいえ、 実績通りの働き。小山田投手は2試合連続のパーフェクト救援で2セーブ目。 抑えとしての自信を膨らませて行って欲しいと思います。
 横浜の先発は新外国人のターマン投手。立ち上がりは、長身で打ちにくそうな感じだなと思いながら見ていました。 ただし時々失投があるようで、それを逃さずディアス選手と緒方選手がとらえてくれました。 東出選手がセーフティバントで揺さぶってくれたのも良かったと思います。 黒田投手も投げる方では良くなかったですが、打では大きく貢献しています。
 6回裏の攻撃も見事でした。走者一塁で緒方選手のランエンドヒットが左前打となって一死一三塁。 左前打ですから走者がスタートを切っていなければ一二塁止まり。次の東出選手の左飛では得点できていなかったでしょう。
 先発の黒田投手は良くなかったですね。球はそこそこ走っていたと思いますが、球が全体的に高く甘かったようです。 オープン戦後半からこんな調子が続いています。ただ、打線の援護のお陰で1勝目を挙げることができましたので、 気分的には少し楽になったでしょう。次回はスカッと好投してもらいたいですね。
 打線は野村選手がスタメンから外れ、新井選手がスタメン入り。 野村選手は試合前の守備練習にも参加していましたし、9回表には守備につきましたので、 故障というわけではないでしょう。昨日の新井選手の活躍で山本監督がスタメン起用する気になったか、 横浜の先発を左の野村投手と読み違えたからではないでしょうか(と思ってましたが、 実際は足の状態に大事を取ったということらしいです)。 新井選手としてはこのチャンスで大暴れしたいところでしたが無安打でした(2打席目の左直は強烈な当たりでしたが)。
 幸先よく開幕2連勝。この勢いでスタートダッシュをかけてもらいたいですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 栗原選手のサヨナラ3ランでチームは今季初勝利を挙げました。
 天谷選手がウエスタン初出場初スタメン初盗塁。石原選手がウエスタン初スタメンマスク。
 投げては筒井投手が9回表にウエスタン初登板で無安打無失点。ウエスタン初勝利を挙げました。おめでとうございます。 河野投手が先発で6回を投げられるまでに回復しているのも明るい話題ですね。

3月30日

やった!逆転で開幕勝利!

 プロ野球が開幕。広島は広島市民球場で横浜と対戦。 開幕投手佐々岡投手と横浜の開幕投手三浦投手の投手戦で5回まで両軍無得点。 6回表に石井琢選手の一ゴロをロペス選手が失策。金城選手の送りバントは佐々岡投手とロペス選手の間を抜けて内野安打に。 鈴木尚選手の二ゴロで一死一三塁となった後、グラン選手の右犠飛で1点を先制された。 広島打線は7回表に緒方選手の四球と前田選手の右前打で一死一三塁とし、ロペス選手が中犠飛を上げて試合を振り出しに戻した。 さらに8回裏には二死無走者から緒方選手の右前打と盗塁、金本選手の敬遠四球で二死一二塁のチャンス。 ここで代打新井選手が左前へ適時打を放って勝ち越した。 投げては8回表を玉木投手、9回表を菊地原・小山田投手がピシャリと抑え、2対1で勝利。 広島は開幕を白星で飾った。

 試合結果

 打線がなかなか点火せず、どうなることかと思いました。 6回裏一死一三塁のチャンスを潰した時はこのまま押し切られるかと思いましたけど、 好投の三浦投手を終盤に攻略して開幕戦を勝利しました。
 決勝打は新井選手。オープン戦好調だったにもかかわらず開幕スタメンからは外れました。 こういう選手が控えにいると強いですよ。試合後のヒーローインタビューでは言ってませんでしたが、 「試合に出られない鬱憤をボールにぶつけた」とのこと。とにかく結果を出し続けて、 来るべきレギュラー獲りのチャンスに備えて欲しいです。
 この試合で最も印象に残ったのが緒方選手の走塁でした。7回裏に一塁走者。前田選手の右前打で三塁まで進みました。 一二塁間への打球を避けるために一瞬スタートが遅れたかに見えたのですが、楽々三塁を陥れました。 8回裏には盗塁を決め、新井選手の左前打で二塁からホームイン。全盛期に近い走りだったように思います。
 2得点で勝てたわけですから、投手陣の踏ん張りも大きかったですね。 開幕投手は大方の予想通り佐々岡投手。さすがの貫禄、丁寧な投球で好投しました。 攻撃の関係で途中降板となりましたが、見事開幕投手の役割を果たしました。 救援投手陣も玉木・菊地原・小山田投手がパーフェクト救援。勝利の方程式となりそうですね。 ちなみに勝ち投手は玉木投手。セーブが小山田投手でした。
 気になる点もいくつか。失点がミス絡みだったこと。これはもう、ある程度仕方ないと諦めるしかないですかね。
 野村選手。ボール球を振り回し過ぎ。走塁ミスやライナーの落球もありましたしね。 平凡な二ゴロをヘッドスライディングで内野安打にしたのは野村選手らしくて良かったですけど。 ちょっと入れ込み過ぎという印象でした。
 金本選手。3打数無安打2三振。オープン戦からエンジンがかからないままという感じ。 一発出ると安心するんですが…。

 ピンク色のスラィリーがいましたが、以前からいましたっけ? (その後、中国新聞の夕刊に出ていましたが「ハッピースラィリー」という名前だそうです)

ウエスタンも開幕

 ウエスタンリーグが開幕した。 今季は18回戦制で全90試合を戦う。 広島は由宇球場で中日と対戦し、2対2で引き分けた。

 試合結果

 鶴田投手が先発。一軍先発までに登板間隔が開くので調整登板と思われますが、 回の途中(3回表)で降板しているのがちょっと気になります。
 石原選手が代打でウエスタン初出場。

3月29日

いよいよ開幕

 30日のプロ野球開幕を前に、阿南球団部長、山本監督、選手ら41名が広島市中区の広島護国神社で必勝祈願を行った。 佐々岡選手会長は「優勝しかありませんので、優勝目指して頑張りますということを願って。 開幕の前日は毎年一緒なんですけど、選手全員が昨年以上に盛り上がっていると思いますし、 そういう気がします」。
 その後、投手陣は広島市民球場で、野手陣は大野屋内練習場で最終調整を行った。 開幕投手が予想される佐々岡・黒田投手は常に行動を共にしていた。
 山本監督は「明日から開幕ですから、ここまでやってきたことを信じて、選手を信頼して、明日の開幕を迎えたいですね。 選手はもちろん昂ぶりはありますし、僕もあります。(投手陣について)大きな故障者もいないということもありましたし、 6人の先発がある程度計算できる、それから中継ぎ、抑えと、シュールストロムはちょっと出遅れましたけど、 欲を言ったらきりがないんですから、これだけの投手がそれぞれの調整をしてここまで来ましたから、 万全という気持ちで行きたいですね。 (ベテラン野手陣について)オープン戦の後半から人工芝でも前田と緒方も出ましたので、 本人達も自信が出てきたんじゃないかと思うんですよね。ですからオープン戦後半のオーダーで入るということになりますね。 一戦一戦の戦いですから結果はどうあろうとうちの野球、 選手を信頼して毎試合毎試合を戦うということが一番いいんじゃないかと思います」。

 いよいよ開幕ですね。明日明後日と広島市民球場で観戦してきます。先発は佐々岡・黒田投手の順でしょうか。 両エースで開幕連勝といきたいですね。

3月28日

開幕一軍登録メンバー発表:酒井・岡上が初

 広島の開幕一軍登録メンバーが28名が発表された。酒井投手と岡上選手は初。開幕一軍メンバーは以下の通り:
投手
菊地原、黒田、佐々岡、高橋、横山、小林、玉木、小山田、スタニファー、ベルトラン、酒井
捕手
木村一、瀬戸、西山
内野手
東出、野村、新井、ロペス、岡上、福地、ディアス
外野手
木村拓、前田、町田、浅井、緒方、金本、森笠

 先発6人の中では鶴田・長谷川投手が外れていますが、先発時に登録されるものと思われます。 となると、この一軍メンバーの誰かが登録抹消されるわけで、特に中継ぎ投手陣のサバイバルレースは続いているということです。

金本・町田・瀬戸、今季FA権取得へ

 広島で今季FA権を取得する可能性のある選手は金本・町田・瀬戸選手。 一軍登録日数が金本選手は51日、町田選手は10日、瀬戸選手は15日でFA権を取得する。

 起用法の面から考えると、最もFA権を行使しそうなのは町田選手でしょうか。 他球団ならレギュラーの可能性もあると言われていますからね。

3月25日

オープン戦借金1で終了

 対西武オープン戦、先発長谷川投手は初回に四球と自らの野選などで二死満塁のピンチを作ったが切り抜けた。 2回以降は立ち直り、4回を無安打無失点。主力選手がごっそりと抜けた広島打線は西武投手陣を打ちあぐねていたが、 7回表に青木投手を攻め、森笠選手の敵失の後、木村一選手の左中間適時二塁打で1点を先制した。 しかし8回裏に酒井投手が赤田選手の二塁打と浅井選手の野選で無死一三塁とされ、 代わった広池投手が代打犬伏選手の二ゴロの間に同点とされた。続く無死一二塁のピンチは玉木・菊地原投手が切り抜けた。 1対1で引き分け。広島はオープン戦全日程を7勝8敗2分の成績で終了した。

 試合結果

 先発した長谷川投手。守備でのミスやサインプレーでのミス、立ち上がりの悪さなど課題は残りましたが、 全体的には好投でした。直球のMAXは147キロでカーブも切れていました。 気分良く開幕を迎えられるのではないでしょうか。
 中継ぎ投手では玉木投手と菊地原投手が好救援を見せました。玉木投手はフォークとスライダーが切れていました。 菊地原投手もスライダーが良かったです。両投手とも開幕滑り込みセーフという感じでしょうか。
 野手陣。西武投手陣の前にわずか4安打で1得点。 金本・緒方・前田・ロペス選手ら主力選手が前日のうちに広島に戻って出場しませんでしたので、 この結果は仕方ないかなという感じがしますが、こういう時こそ目立つ選手が出てきて欲しかったような気がします。 森笠・岡上選手の外野守備が目立ったぐらいですかね。
 これでオープン戦は終了。終盤の4連敗がたたってオープン戦勝ち越しはなりませんでしたが、 まずは順調な仕上がりだったのでは。それなりに結果を出した選手が多く、一軍選手の絞り込みに難渋しそうな感じです。

新井、オープン戦打点王

 新井選手はオープン戦で16打点を叩き出し、12球団単独トップの打点王となった。

 なんと!

3月24日

佐々岡・黒田、不安一掃

 対ロッテオープン戦、先発佐々岡投手は4回を1安打無失点の好投。 2番手黒田投手は6回裏に里崎選手にソロアーチ、7回裏に大塚選手に適時三塁打を浴びて2失点したものの、 直球のMAXは151キロ。ともに前回の登板時の不出来の不安を一掃した。 ミンチー・清水直投手に8回まで抑えられていた広島打線は9回表に小林雅投手を攻め、金本選手の中前適時打で1点差。 さらにロペス選手の三ゴロで三塁走者岡上選手が本塁を陥れる好走塁で同点。 しかし9回裏に抑えの小山田投手が福浦・ボーリック選手に連続二塁打を浴びてサヨナラ負け。 2対3で敗戦。広島は4連敗。

 試合結果

 またも佐々岡投手と黒田投手がそろって登板しました。前回は散々な出来だった両投手ですが、 きっちり修正してきたようです。開幕投手がどちらになるか楽しみですが、私は実績と経験で佐々岡投手かなという気がしています。 今年勝ち星で黒田投手が佐々岡投手を上回った時、来年は黒田投手が開幕投手かなと。
 小山田投手が打たれてしまいましたが、たまに救援に失敗するのは仕方ないでしょう。 完璧な抑え投手になってもらいたいとは思いますけど、いきなりは無理でしょう。

3月23日

高橋、開幕に不安

 対ヤクルトオープン戦、広島は2回表にヤクルト先発藤井投手を攻め、ロペス選手の安打を挟む2つの四球で一死満塁とし、 新井選手の右犠飛で1点を先制した。しかしその裏、先発鶴田投手はロペス選手の失策で無死二塁とされ、 一死後、小野選手に左中間へ同点適時二塁打を浴びた。 4回表に前田・ロペス選手の長短打で一死一三塁とし、ディアス選手の中犠飛で1点を勝ち越した。 しかしその裏、ラミレス選手への四球と岩村選手の右前打で無死一三塁とされ、副島選手の右前適時打で同点。 一死後、浜名選手の遊ゴロの間に1点を勝ち越された。6回裏には高橋投手が池山選手に右中間へ2ランを浴びて突き放された。 試合は7回表途中で雹のため、コールドゲームとなった。2対5で敗戦。広島は3連敗。

 試合結果

 神宮球場の人工芝がヒョウの粒でみるみる白くなりました。寒い中で試合をやっていたんですね。
 先発の鶴田投手は4回を4安打3失点。内1失点は失策絡みでしたし、まずまずの投球だったと思います。 唯一拙いと思ったのが4回裏に先頭のラミレス選手に許した四球。あっさり2−0と追い込んだ後に許したものでした。 あれがなければ4回裏の失点はなかったと思います。
 一方で不安が残ったのが高橋投手。池山選手の2ランなど3安打で2回を2失点。 直球のMAXは142キロで、ヤクルトの藤井投手を含めてこの試合で投げた投手の中では最もスピードは出ていましたが、 球の切れが今ひとつのように見えました。去年の好調時を考えるとまだまだでしょうね。 当然ローテ入りする投手ですから、たとえ調子が悪くても粘り強い投球をしてくれることを期待します。
 野手では左肩痛が報じられた西山選手がスタメン出場。とりあえず開幕には間に合ったようです。

カープV1試合ラジオ実況再放送

 RCCラジオでカープがV1を決めた試合の実況放送が再放送されましたので、 いつもの感じで試合結果を載せておきます。今年の秋にはぜひV7をお伝えしたいですね。

 試合結果

3月22日

野村左足太もも違和感、シュールストロム発熱

 21日の阪神戦で左太ももに違和感を訴えた野村選手。広島市内の病院で診察を受けた結果、 「左長内転筋筋膜炎」と診断された。またシュールストロム投手は発熱と下痢で3日間ため、 東京都内の病院で安静が必要と診断された。両選手ともオープン戦残り3試合を欠場する。

 野村選手は大事を取っての欠場のようですが、今まで散々痛めてきた足だけに心配ですね。 シュールストロム投手は風邪でしょうか。去年は金本選手が開幕直前の風邪で出遅れましたし、 たかが風邪と侮れません。

3月21日

横山5回2失点

 対阪神オープン戦、広島は初回に阪神先発藪投手を攻め、野村選手の中前打と緒方選手の内野安打などで一死一三塁とし、 金本選手の右犠飛で1点を先制した。4回まで要所を締めて好投していた横山投手は、 5回表に藤本・矢野選手の連打などで一死ニ三塁のピンチ。ここで赤星選手に左前へ逆転の2点適時打を浴びた。 7回表には玉木投手が二死無走者としながら、今岡選手に2号2ラン。 代わった菊地原投手もアリアス選手に1号2ランを浴びて突き放された。 広島打線の8回裏に伊藤投手から東出選手の適時打で1点、 9回裏にバルデス投手から森笠選手の三塁打と暴投で1点を返したが及ばなかった。3対6で敗戦。

 試合結果

 先発した横山投手は5回を6安打2失点。直球の伸びは全盛期ほどではありませんが、 カーブの切れがかなり戻ってきているようでした。先発ローテ入りはほぼ確実でしょう。
 一方で心配なのは故障で出遅れた玉木・菊地原投手。制球が甘く、それぞれ2ランを浴びてしまいました。 オープン戦は残り少ないですし、ペナント開幕後に登板しながら調子を上げていくという感じになるかも知れませんね。
 野手。前田選手が今年初めて右翼守備につきました。難しい打球は飛びませんでしたので何とも言えませんが、 無難にこなしていました。
 新井選手。一塁手で先発出場して瀬戸選手の送球を落球。三塁に回ってからは一塁へ悪送球。 ま、失点にはつながらなかったので、あまり気にせず頑張ってもらいましょう。

HRガール決まる

 2002年カープホームランガール3人が決まった。 広島市安佐南区在住の大学2年玉井和美さん(19)、南区の家事手伝い山本紀子さん(20)、 西区の家事手伝い伊達昌代さん(22)。

 おめでとうございます。1年間頑張って下さい。

3月19日

長谷川に復調の兆し

 対巨人オープン戦、4回まで無失点の先発長谷川投手は5回表につかまった。 元木・村田選手の連打などで二死ニ三塁とされ、仁志選手に右中間へ適時二塁打を浴びて2点を先制された。 その裏、広島は巨人先発入来投手を攻め、新井選手の三塁線を破る二塁打をきっかけに二死三塁とし、 野村選手が中越えへ適時二塁打を放って1点差とした。 しかし6回表に清原選手への四球と江藤選手の中前打などで二死一三塁とされ、元木選手に右中間へ2点適時二塁打を浴びた。 その裏、緒方選手の四球と前田選手の右前打などで二死一三塁とし、新井選手が左翼線へ適時二塁打を放って2点差とした。 9回表、酒井投手が福井選手の中前打とボークなどで一死三塁とされ、鈴木選手の中犠飛で3点差とされた。 粘る広島はその裏、岡島投手を攻め、新井・町田・木村拓選手の3連打で無死満塁。 ディアス選手の左犠飛で2点差としてなおも一死ニ三塁、一打同点のチャンス。しかし東出・瀬戸選手が凡退し万事窮す。 3対5で敗戦。

 試合結果

 最終回は惜しかったです。ディアス選手の左犠飛で一塁走者と二塁走者が進塁する好走塁。 ワンヒットで同点のチャンスまで行ったのですが…。
 先発長谷川投手は6回を4失点。結果だけ見ると良くなかったように見えますが、 直球はほとんどが140キロ以上出ており、MAXは147キロ。球速が戻ってきました。 勝負所で甘い球を投げてしまって失点してしまった感じでしたが、調子は上がってきているのではないでしょうか。
 野手では新井選手が3安打。この試合では右翼手としてスタメンに入りました。 前田選手が開幕までに守備につける状態にならない場合、新井選手の開幕右翼手スタメンも充分ありうるかなという気がします。 というか、新井選手の開幕スタメンがあるとしたら、右翼手以外にないのではないかという気がしています。

3月18日

西山左肩痛

 西山選手は左肩痛のため欠場が続いている。

 左肩痛だったんですね。瀬戸・木村一・倉選手がいますからとりあえずは何とかなりそうな感じはありますが、 長いシーズンを考えると西山選手の力は絶対必要でしょう。

矢野・石原が二軍落ち

 矢野投手が右肩違和感のため、石原選手は打力不足のため、二軍落ちした。

 矢野投手。投手陣に最初のへばりがくる梅雨時期あたりに救世主として登場してくれれば。
 石原選手。新人ですし、二軍で試合に出場して経験を積んで欲しいと思います。

3月17日

菊地原・玉木が初登板

 対ダイエーオープン戦、広島は2回裏にダイエー先発倉野投手を攻め、 木村拓選手の右翼線二塁打などで二死ニ三塁とし、野村選手が中前適時打して2点を先制。 5回裏には東出選手が吉武投手から右越えへ2号2ラン。6回裏には前田選手の内野安打の後、 養父投手の牽制悪送球で無死三塁とし、ロペス選手の左犠飛で1点を追加。 7回裏には新井選手が左翼場外へ5号ソロを放った。 投げては先発鶴田投手が4回を小久保選手のソロアーチのみに抑えた。 オープン戦初登板の菊地原・玉木投手が5回から7回を、以降をスタニファー・小山田投手が抑えた。 6対1で快勝。

 試合結果

 前回散々な出来だった鶴田投手ですが、この試合では4回を4安打1失点とまずまずの出来。 しっかりと内外角を投げ分けていたようです。ちなみにリードしたのは瀬戸捕手でした。
 故障で出遅れていた菊地原投手と玉木投手が初登板。 両投手とも今ひとつ球が切れていないように見えました。開幕まで2週間足らずですが、 この時期登板できたということで何とか間に合うんじゃないでしょうか。
 打線では東出選手と新井選手が本塁打。東出選手はオープン戦首位打者、 新井選手は本塁打と打点の二冠王だとか。
 最近登板のない矢野投手ですが、RCCラジオからの情報では肩の調子が悪いそうです。 ローテ入りするかという勢いだったのですが…。

3月16日

開幕投手候補がそろって炎上

 対ダイエーオープン戦、広島は2回裏にダイエー先発永井投手を攻め、 オープン戦初出場の前田選手の四球と緒方選手の左翼線二塁打で二死ニ三塁とし、 木村拓選手の右中間フェンス直撃の2点適時二塁打で先制した。 先発黒田投手は走者を許しながらもなんとか3回までを無失点に抑えていたが、 4回表に松中選手のソロアーチをきっかけにこの回5安打を集中されて3失点して逆転を許した。 5回表には佐々岡投手が炎上。3四球に6安打を集中されて大量7失点。 広島打線は5回裏に金本選手の右翼線適時二塁打、 8回裏に緒方選手が岡本投手から左越えへ1号ソロアーチを放ったが、反撃もそこまで。 4対10で完敗。

 試合結果

 前回の広島市民球場での試合に続き、拙い試合になってしまいました。 前回は守乱が敗戦の原因でしたが、今回は投手陣の不出来が原因。 しかも開幕投手を争っている黒田投手と佐々岡投手が炎上したとあっては気分もブルーになってしまいます。
 黒田投手。3回までも無失点には切り抜けていましたが、良い当たりを数多くされていましたので、 打ち込まれそうな予感はありました。MAXは146キロだったと思いますが、球が全体的に高かったですね。 投げるたびに内容が悪くなっていっているような気がしますが、 好調を維持するのは難しいでしょうから、ここら辺りで打たれて、 開幕へ向けて再び調子を上げて行ってくれれば良いと思います。
 佐々岡投手。MAXは140キロ。制球が悪かったですね。1イニングに3四球とは佐々岡投手らしくない投球でした。 前回の登板時とは全くの別人でしたね。2イニング目以降、何とか無失点に抑えてくれたのが救いです。 黒田投手と同様、これから上り調子にしてもらいたいです。
 シュールストロム投手は9回表を3者連続三振。MAXは143キロ。釣り球をうまく使っていたように思います。
 野手では前田選手がDHでオープン戦初出場。1打席目は四球。その後、緒方選手の左翼線二塁打で三塁へスライディング。 2打席目はうまく流して左前打。ここで町田選手と交代しました。試合前の守備練習にも参加していましたので、 守備につく日もそう遠くないのではないでしょうか。
 緒方選手はオープン戦初本塁打。左翼線二塁打と合わせて2安打。2打席目にも左翼線へいいライナーを飛ばしていました。 8回裏までの出場ということで、1試合乗り切るスタミナもついてきているのでは。
 東出選手は見事な走塁を見せてくれました。初回に中前打ともいえる中堅右へのライナーで一気に二塁を陥れました。 全く躊躇のない走塁でした。9回裏は一塁走者でディアス選手の中前へのポテンヒットで迷わず三塁へ。 走塁センスのない選手ならば一二塁間で飛球の行方を見ていてもおかしくないような状況だったと思います。 打球判断が的確ですね。
 試合開始前には新入団選手の紹介がありました。ドラフト9選手と新外国人2選手。 筒井選手と天谷選手は教育リーグ出場のために欠席でした。天谷選手は高卒ですが、もう試合に出場しているんですね。

新ユニフォームがファンにお披露目

 カープナインはこの試合から縦縞の新ユニフォームを着用した。 試合開始前にはユニフォームの歴史がVTRで流された。

 もっと派手なお披露目の演出があるかと思いましたが、歴代ユニフォームのVTRだけでした。
 球場に入ると、ダイエーが打撃練習中。ベンチの中には大竹投手ら数名の新人選手が新ユニフォームを着て座っていました。 試合前の守備練習はもちろん新ユニフォーム。で、試合前最後のグラウンド整備後、歴代ユニフォームのVTRに続き、 新入団選手の紹介でした。
 新ユニフォームの印象ですが、赤のストライプが入っているものの「白いな」というものです。 遠めに見るとそれほど縦縞が目立たない感じでした。誰が似合っているとか似合っていないとかはよくわかりませんでした。