カープ日記
2月28日
村上氏がスカウト部長に就任
村上孝雄スカウト(66)が1日付けでスカウト部長に就任する。備前スカウト部長はこの日退団した。
敏腕スカウトとして有名な村上氏。スカウト全員を統括する立場になられるわけですが、
これまでと同様、一匹狼的というか職人的というかそんな感じで選手獲得に辣腕を振るわれることになるのではないでしょうか。
ラミーレスの入団が内定
ドミニカカープアカデミーからの練習生ラモン・ラミーレス投手の入団が内定した。
この日、球団首脳が明らかにした。
計算外の投手が活躍してくれるとV確率が上がります。秘密兵器になってくれると良いですね。
2月27日
山本監督がキャンプを総括
日南キャンプ最終日、山本監督がキャンプを総括した。
「非常に順調というか、この段階までは良い形で来ていますね。これで良いんだということはないですから、
これからオープン戦、遠征も続きますしね、そういった調整も含めてチームプレー、ゲームの中での課題は当然でてきますから、
そういった課題があった方が良いんじゃないかと思いますから、それまでの段階としては順調に来たということですね。
この日南に来て、ベテランは『らしく』ね、調整をうまくやってきてるなと。
若い選手もそれぞれ、誰が良くなったとかいうのはないんですが、全体が良くなっているというのは言えると思うんですよね。
(投手陣は)非常に順調でしょう。投げ込みもそれぞれやりましたしね、気合いの入ったブルペンというのが、
この連中(佐々岡・黒田・高橋投手)が引っ張って行くというか、ブルペンを盛り上げていますよね。
率先して自分のノルマを達成していくその姿が良い方向に行っているんじゃないですかね、
若い選手にもそれは励みになりますしね。
(ベテラン3人について)ランニングは前田がまだ6〜7割くらいですかね。
緒方・野村っていうのはそれぞれランニングを見てますとね、非常に良い動きですね。
8〜9割方の動きをしてますのでね、打撃は反対にこの3人の方が良いんじゃないかというぐらいので。
これだけキャンプで守備の練習もやってますしね、ミスをとにかく少なくするということが一つの課題でしたから、
これが実戦でどれだけ出るか。
(キャンプは合格点か?)合格っていうのは順調に来ているということでね、
まだまだいっぱいありますから、やるべきことは…。だけどここまでは良い形で来ているということですね。
ペナントに向けてもう1か月ですよね。その中で、抑え、守り、先発ローテーション、打順も含めてね、
これからがみんな勝負だという気持ちで選手がいてくれると思いますので、
その良い形でまたレベルアップしてペナントに臨みたいと思います」。
全体的に順調なキャンプだったようですね。抑え投手など一部チームの形がはっきりしない部分もありますが、
きっとオープン戦でいろいろ試してみるのでしょう。ここからどういうチームに仕上げてくれるのか、
山本監督のお手並み拝見というところですね。
日南キャンプ打ち上げ
朝の挨拶は菊地原投手。「最終日ということで挨拶の歌を歌わせていただきます。皆さんもよければついてきてください。
コ〜ケココッコ、コケコッコ…おっ?すいません」。
内外野のノックに野村・緒方・前田選手が参加。
午前中で練習は終了。監督賞はMVPに矢野投手と新井選手、準MVPに筒井投手と石原選手。
最後に山本監督が選手の輪の中で「目的はひとつ!OK?」と挨拶。
佐々岡選手会長も「1ヶ月間ご苦労さまでした。良いキャンプができたと思います。
目的はひとつ。優勝目指して1年間頑張りましょう」。
佐々岡選手会長が一本締めの音頭を取ってキャンプ終了。
カープナインは広島に戻った。
1ヶ月間お疲れ様でした。オープン戦は一軍へのサバイバルレースになることでしょう。
2月26日
キャンプ情報
長谷川投手が315球の投げ込み。66球目に前回と同様にマメが潰れたが、テーピングをして投げ続けた。
「集中力がちょっとなくなって乱れたところがあったんですけど、
後半は監督が(打席に)立たれて集中して投げれたかなと」。これでキャンプ通算2000球オーバー。
横山投手は230球の投げ込み。
「若い投手もたくさん良い球を投げてましたし、
早くアピールしたかったというのがあったんで。矢野とか長谷川なんかも良い球を投げているんで、
僕も負けないように頑張りたいなと」。
玉木投手と菊地原投手は肩痛のために投げ込みが行えず調整が遅れている。
高橋投手は左ふくらはぎ痛のために練習を早退。
野村選手がランチタイム特打でサク越えを連発。「今日は気持ち良かったよ」。
右脇腹痛の金本選手は軽いメニューで練習を切り上げた。
400球投げるという噂があった長谷川投手ですが、さすがにそこまでは投げませんでした。
ただ数日前にも210球投げてますからね。タフです。
玉木投手と菊地原投手は心配ですね。中継ぎ投手陣の柱だけに開幕に間に合わないとなると大変です。
2月25日
キャンプ情報
練習は半日で終了。
山本監督がフリー打撃をファンと一緒にスタンドで見物。
順調に調整を続ける野村・緒方・前田選手。山本監督は16日ダイエー戦に3人揃ってスタメン起用する意向を明らかにした。
金本選手は右脇腹痛のため、大事を取って居残り特打を回避。
野手陣最後のメニューはロングティー。新井選手は何本かスタンドに放り込んでいた。
投手陣はノースロー。陸上競技場でスーパーランニング(走り込み)。
半日練習でリフレッシュし、残りのキャンプをラストスパートということらしいです。
金本選手の脇腹痛は風邪での出遅れを取り戻そうとペースを上げ過ぎたせいでしょうか。
2月24日
オープン戦始まる:矢野5回1失点
今季初のオープン戦、対ロッテ戦、先発矢野投手は初回に小坂選手への四球や盗塁などで一死三塁とされ、
福浦選手に右前適時打を浴びて先制された。しかし矢野投手はその後立ち直り、5回をこの1点に抑えた。
打線は4回裏にロッテ2番手山崎健投手を攻め、金本選手の四球と代走森笠選手の盗塁で二死二塁とし、
新井選手が左前適時打して同点とした。その後は投手の踏ん張りや好守備などで両軍無得点。
1対1で引き分けた。
試合結果
矢野投手。立ち上がりは調子が今ひとつだったようで、いきなり1点を失いましたが、その後はまずまずの投球を見せました。
今後もオープン戦でテストされていくでしょう。
ルーキー筒井投手は木村拓選手の好守備にも助けられて1回を無安打無失点。143キロ出ていました。
変化球ではスライダーが良さそうな感じ。
打線は低調。唯一の適時打を放った新井選手、安打に盗塁の東出・森笠選手ぐらいが目立ったぐらいでしょうか。
守備では途中から二塁に回った木村拓選手の回転レシーブ、三塁松本選手のダイビングキャッチと好プレーがありました。
全体的に見て、締まった試合だったのではないでしょうか。
2月23日
キャンプ情報
佐々岡投手が303球の投げ込み。最後の3球はキャンプを訪れた巨人前監督の長嶋茂雄氏を意識してのもの。
紅白戦。
白軍先発の鶴田投手。木村拓選手の安打をきっかけに守備の乱れも手伝って2回を2失点。
MAX134キロ。
紅軍先発の黒田投手は初回にいきなり福地選手に右中間へ三塁打を打たれた後、東出選手の右犠飛で失点。
3回をこの1点に抑えた。MAXは139キロ。
石原選手はベルトラン投手から中堅右へ本塁打。
二軍キャンプが打ち上げ。31選手が広島へ戻った。25日から由宇練習場で練習を再開する。
広島テレビで紅白戦の中継がありました。
黒田投手。140キロ出ていませんでしたが、この時期こんなものでしょうか。
フォークとスライダーは切れていました。鶴田投手はちょっと球が高めに浮いている感じでした。
問題はベルトラン投手で、直球のMAXは130キロと球威不足。
町田選手にモーションを盗まれて盗塁されました。このままの状態だと一軍入りは苦しいでしょうね。
打では木村拓選手と福地選手(の1打席目)の鋭いスイングが目を引きました。石原選手は意外とパンチ力があるんですね。
ただし、相手が球威不足が明らかなベルトラン投手でしたから…。
2月22日
キャンプ情報
川島コミッショナーが日南を訪れてカープナインを激励。
高橋投手が222球の投げ込み。2月22日、背番号「22」にちなんでの球数。
長谷川投手が300球以上を目標に投げ込みを開始したが、200球で親指のマメが破れ、210球で投球を中止。
右肩違和感が伝えられた横山投手が投球練習。「投げることができて自分が一番安心した」。
東京ガスとの練習試合。先発のラミーレス投手は3回を2安打2失点4奪三振。
MAX147キロの直球と138キロのスライダー。試合は8対2で勝利した。
今日は2並び、高橋投手の日ですね。
横山投手は全力で投げているようでした。とりあえずひと安心。
ラミーレス投手の話題はテレビのニュースでは取り上げられていませんでした。
まだ寒いこの時期に147キロが出せたということは、暖かくなってくると150キロ出せるかも。
95年のチェコ投手の再来になってくれると良いですね。
備前スカウト部長が引退
備前(旧姓大田垣)喜夫スカウト部長(68)が28日付けで退団する。
備前氏は1952年に投手として広島に入団。11年間で115勝。二軍監督・コーチを14年。
1974年シーズン後にスカウトに就任した。
カープ一筋50年、お疲れ様でした。これからも球団の外からカープを見守ってください。
2月21日
キャンプ情報
練習は休み。いつものように数選手が休日練習。
河内投手はブルペンで投球練習。「体調も悪かったし全てが駄目だったんですけど、
今はもうやっと乗ってきたので、オープン戦で途中で(一軍に)上げてもらえるように頑張りたいです」。
22日の東京ガスとの練習試合で登板予定のラミーレス投手もブルペンで投球練習。
野手陣では松本・朝山選手らがバットを振った。
河内投手は少し肘を痛めていたようですが、今は大丈夫のようです。
左の先発候補なのでなるべく早く出てきて欲しいところです。
膝を痛めている朝山選手は打撃は問題ないそうですが、まだ走塁が駄目なようですね。
3月に全メニューをこなせることをメドにしているそうです。
2月20日
キャンプ情報
朝の挨拶は横山投手。「キャンプもあと1週間となりました。1つ1つのプレーを集中して怪我のないように注意して、
今日も1日頑張りましょう」。
金本選手が室内練習場で打ち込み。山本監督は「だいぶ下半身もできてきた」。
実戦バント練習が行われた。野手が守備につき投手陣がバント。
佐々岡投手がフリー打撃に登板。新井・東出選手に対して40〜50球を投げてヒット性の当たりは7本。
北別府コーチは「順調にきている」と評価。
佐々岡投手は「初めてだからフォームに気をつけて。投げる前はちょっと不安だったですけど、
投げて、あのぐらい投げれれば充分だと思います。これでやっと、もうちょっと下半身を使って投げるように、
というのは、次のクールで投げ込みしますから、それで最後の仕上げになると思いますけどね」。
新井選手は「やっぱ違いますよ、球が。ピッと来ました。刺し込まれていました」。
スタニファー投手とベルトラン投手もフリー打撃に初登板。
スタニファー投手は野村・倉・石原選手に対して直球・スライダー・チェンジアップを約60球。MAX140キロ。
北別府コーチは「意外と制球が良い」。
ベルトラン投手は緒方・前田・金本選手に対して約80球。制球に苦しみ、半分がボール球。
緒方・前田選手のバットを折る場面があったものの、MAXは130キロ。
佐々岡投手は順調なようです。一方、新外国人2投手はもう少し時間がかかりそうですね。
JR東日本に大敗
二軍がJR東日本と練習試合が行い、1対8で大敗した。
試合結果
松本選手が4打数3安打の活躍。
市民球場公式戦入場券3月1日に発売
広島市民球場で行われるセ・リーグ公式戦58試合の入場券が3月1日午前10時からに発売される。
広島市民球場三塁側前売券売り場、カルピオ、JR西日本みどりの窓口、中国新聞各販売所などで。
また3月3日西武戦、16日ダイエー戦の前売は2月25日午前10時から一塁側2番ゲートで発売される。
今年は土曜日開幕の上、カープの前評判も高いので、開幕戦の入場券は早めに入手しておいた方が良いかも知れません。
あと、早く押さえておいた方が良いのは週末の巨人戦ですね。
2月19日
キャンプ情報
朝の挨拶は矢野投手。「今日はキャンプ2度目の紅白戦があります。積極的なプレーが出せるようにアップ、
練習の時に元気を出して頑張って行きましょう」。
紅白戦。
紅軍先発長谷川投手は3回を2失点。ロペス選手見逃し三振、瀬戸選手に右中間適時二塁打など。MAXは143キロ。
白軍先発矢野投手は3回を1安打2奪三振無失点。嶋選手左飛、金本選手見逃し三振、町田選手のバットを折って遊ゴロなど。
MAXは138キロ。「変化球で切り抜けたみたいな感じだったんで、自分の持ち味である、
若手なりにガンガン押して行くピッチングができなかったんで」。
小林投手は2回を無安打無失点。東出選手二ゴロ、福地選手空振り三振など。
北別府コーチは「力みがなく、球の切れ・スピード感がある。今日の投手の中で一番良かった」。
シュールストロム投手は1回を1安打無失点。松本選手右中間二塁打、石原選手空振り三振など。
小山田投手は新井選手をフォークで空振り三振に仕留めたが、1回を5安打5失点。
「打たれたらしょうがないですね。もっとまっすぐが走ってきて良くなってきたら打たれないようになると思います」。
瀬戸選手は岡上・森笠選手の盗塁を刺して矢野投手を助けた。打っては長谷川投手からの右中間先制適時二塁打、
小山田投手からの右前適時打など3安打3打点の活躍。
倉選手は3打数2安打。うち左翼線へ二塁打1本。
木村一選手は3打数1安打1盗塁。安打は中前打。
町田選手は酒井投手から左翼ポール際へチーム第1号本塁打。
新井選手は2安打1打点。
ディアス選手は死球を受けた。
試合は白軍が10対3で勝利。
佐々岡投手はノースロー調整。20日にフリー打撃に登板する予定。
前回の紅白戦とは一転、打撃戦になったようですね。抑え候補の小山田投手が打たれ過ぎたのがちょっと残念。
2月18日
キャンプ情報
山本監督・木下ニ軍監督・佐々岡選手会長が鵜戸神宮へ必勝祈願。佐々岡投手は運玉を命中させた。
黒田投手が山本監督・佐々岡投手らが見守る中、343球の投げ込み。「投げる体力をつけるのが目的。
1試合完投しても300球も投げることはないんで、限界を知っていれば安心かなということで。
監督さんにも打席に立ってもらったんでなかなか力を抜けずにどんどん行ってしまいました。
最後は気持ちだけで投げてるような感じで、シーズンに入ってもそういう苦しい時は来るので、
今苦しい思いをしていれば切り抜けていけるんじゃないかなと」。
ディアス選手がランチタイム特打。「去年は良い成績を残せて良いシーズンだった。
今年の目標は3割30本90打点以上」。
343球。すごいですね。
2月17日
キャンプ情報
雨のため、予定されていた紅白戦は中止。次の紅白戦は19日の予定。
横山投手が右肩違和感のためノースロー。
長谷川投手は105球の投げ込み。
苫米地投手は約100球。フォームを変えたという。
矢野投手は205球の投げ込み。
15日に投球練習を中止した高橋投手は投球練習を再開。
スローボールを投げるバッティングマシンが登場。下半身でためて打つ練習が目的。
横山投手の右肩違和感は広島テレビの「元気丸」でさらりと伝えられましたが、どの程度のものなのか心配ですね。
実際は大したことがなくても本人にルースショルダーの恐怖感が蘇れば調整が遅れてしまうのは必至ですから。
2月16日
キャンプ情報
練習は休み。新井選手ら若手選手は休日練習。東北福祉大の卒業試験でチームを離れていた石原選手も休日練習に合流。
石原選手。試験の出来はどうだったのでしょうね。