カープ日記


このページでは、 「中国新聞」 やテレビのスポーツニュース・広島のローカルニュース、 あるいはテレビ・ ラジオの野球中継、 さらには私が直接球場で見た試合を元に カープ情報をお伝えし、私の個人的な感想を述べていきます。 カープが勝った後は明るく、負けた後は暗く愚痴っぽくなると思いますが、 御容赦下さい。 さらに、私は野球に関しては、 草野球・草ソフトボールしか経験したことのない素人ですので、 おかしなことを書くかもしれませんが、これも御容赦下さい。 また、いわゆるWhat's Newとしても使います。

4月30日

取っても取っても

 対巨人戦、広島は初回に巨人先発斎藤雅投手を攻め、東出選手の右中間二塁打と木村拓選手の犠打の後、 浅井選手の左犠飛で先制。四球の金本選手が盗塁を決め、ロペス選手の左前適時打で2点目。 先発山内投手は2回裏に四球と2安打で無死満塁とされ、二岡選手に押し出し死球。阿部選手の左犠飛で同点とされた。 3回表に木村拓選手が右越えへ2号ソロを放って勝ち越したものの、 4回裏に高橋由選手の6号ソロで同点。山内投手はこの回でマウンドを降りた。 5回表に東出選手が右越えへ2号ソロを放って勝ち越したものの、 5回裏に小林投手が江藤選手の9号ソロで同点。 7回表に木村投手から木村拓選手が左中間へ3号ソロ、続く浅井選手が右越えへ3号ソロを放って2点を勝ち越した。 しかし8回裏に河野投手が四球と安打で無死一二塁とされ、川相選手の投前送りバントを河野投手が内野安打としてしまい、 無死満塁のピンチ。代打清原選手に右中間へ2点適時二塁打を浴びて同点とされた。 さらに代わった玉木投手が一死後、江藤選手に中前へ2点適時打を浴びて勝ち越された。 粘る広島は9回表に岡島投手を攻め、四球と安打で二死一二塁とし、金本選手の右前適時打で1点差。 さらに四球で二死満塁としたが、兵動選手が空振り三振に倒れた。7対8で敗戦。 3月4月の成績は10勝12敗。

 試合結果

 取って取られての面白い試合でした。最終回は岡島投手をあと一歩まで追い詰めた惜しい攻撃でしたが、 守備固めに入った後に逆転されたために、攻撃のコマが足りなくなっていたのが痛かったです。
 6回裏と7回裏に好投を見せた今季初登板の河野投手が8回裏に乱れたのは誤算でした。 8回表一死一二塁のチャンスで西山選手が併殺打。次の打者が河野投手だったので、 河野投手に打席が回っていれば代打が出ていたと思います。 あの時点では、好投していた河野投手が8回裏も続投できて、 西山選手の併殺打もかえって良かったかなと思っていたのですが…。
 打線は良く打ちました。特に今季初の2番に入った木村拓選手は2度の勝ち越し本塁打を含む3安打猛打賞。 1試合2本塁打はプロ入り初だそうです。野村選手は4月3日以来のスタメン。2安打を放ちました。 金本選手やロペス選手も適時打を打っていますし、先発野手は全員安打。打線は調子が上向いてきたようです。 惜しむらくは4本塁打全てがソロだったことでしょうか。
 山内投手は4回3失点で降板。今日は珍しく早めの継投になりましたが、調子が悪かったので仕方ないでしょう。 ローテ投手としてやってもらわなければ困る投手なので、しっかりしてもらいたいですね。
 小林投手は江藤選手にソロアーチを浴びた1失点だけでしたが、相変わらず綱渡りの投球。 直球とカーブしか投げていませんね。直球には伸びがあるのですが、カーブの制球が良くないので、 苦しい投球になっています。
 河野投手。今季初登板。直球のMAXは139キロぐらいでしたでしょうか。 球の切れはあって、松井選手を三振に取った球は良い球でした。スライダーもまずまず。 8回裏は先頭の後藤選手への四球と川相選手のバント処理をミスしたのが痛かったです。 川相選手のバントは西山捕手が一塁への送球を指示しているにもかかわらず、三塁方向を見てしまい、 一塁への送球が遅れてしまいましたね。大歓声で指示が聞こえなかったのでしょうか。 あれをアウトにしていれば逆転までは行かなかったと思います。
 ま、3本柱以外の投手が先発する試合は今日のような試合になっても仕方ないでしょう。 気を取りなおして明日からの連戦も頑張って下さい。

4月29日

高橋、4安打3失点完投勝利

 対巨人戦、先発高橋投手は2回裏に清原・高橋由選手への連続四球などで一死一三塁とされ、 村田真選手に左翼線へ適時二塁打を浴びて2点を先制された。 広島打線は5回表に反撃。巨人先発メイ投手を攻め、東出選手の右越え三塁打と暴投で1点を返した後、 町田選手が左翼席へ2号ソロを突き刺して同点。 7回表には三浦投手を攻め、町田選手が中前打。代走福地選手を木村拓選手が犠打で二塁へ送り、 金本選手が左前へ勝ち越し適時打。二死後、新井選手が四球で歩いて一二塁とした後、 代わった平松投手から浅井選手が中前適時打して2点差とした。 8回表には小野仁投手を攻め、二死無走者から木村拓選手の内野安打、金本選手の死球、 ロペス選手の四球で満塁とし、新井選手が押し出し四球。浅井選手が左前へ2点適時打して駄目を押した。 高橋投手は制球を乱す場面もあったが、3回以降7回まで無失点。 8回裏に清原選手に5号ソロを浴びたものの、4安打で完投した。 7対3で勝利。高橋投手は今季2度目の完投勝利。広島の連敗を2で止めた。

 試合結果

 2回裏に2点を先制され、2回表と3回表には拙攻で無得点。 嫌な流れでしたが、打線が奮起。5回表は長打攻勢で同点。7回表には打線がつながって勝ち越し。 8回表は相手投手の自滅で駄目押し。高橋無敗、日曜日無敗を継続しました。
 先発高橋投手は今季2度目の完投勝利。2度とも巨人戦なので「巨人キラー」と言いたいような気もしますが、 間違いなく巨人以外にも通用するので、そう言うのはやめときます。 最終的に巨人が4安打と聞いて意外な感じがしたのですが、それは7四球も出していたからで、 無茶苦茶好投という感じはしませんでした。荒れ球に巨人打線が打ちあぐねたといったところですかね。 走者を出しながらも要所要所は抑えてくれました。
 明日も勝って4月は勝率5割で締めくくりたいですね。

4月28日

竜頭蛇尾

 対巨人戦、広島は2回表に巨人先発高橋尚投手から新井選手が7号ソロを右翼席へ叩き込んで先制。 5回表には右前打の東出選手をディアス選手が犠打で送り、木村拓選手の左中間適時二塁打で1点を追加。 さらにロペス選手が中堅右へ5号2ランを運んで4点をリードした。 先発黒田投手は4回まで無失点の好投をしていたが、 5回裏に江藤選手に8号ソロ、6回裏に清水選手に3号ソロ、7回裏に仁志選手に4号2ランを浴び、 同点とされてKO。 8回裏には玉木投手が松井選手の安打と清原選手への四球などで一死一二塁のピンチ。 代打吉永選手の併殺コースの二ゴロでピンチを切り抜けたかに見えたが、 東出選手が一塁へ悪送球。決勝点を奪われた。広島打線は6回以降、巨人の救援投手陣を崩せず。 4対5で敗戦。広島は2連敗。

 試合結果

 先発が黒田投手で4点のリード。こりゃ勝ったなと思ったんですけどね。 黒田投手は中盤以降、制球が悪く、甘くなってしまっていました。 特に江藤・清水選手の一発はカウントを悪くした後、 四球を嫌がってストライクを取りに行ったところを打たれた感じでした。調子は下降線でしょうか。

河野が出場選手登録

 河野投手が出場選手登録された。

 河野投手が中継ぎに入って、中継ぎの誰かが谷間で先発すると思います。

緒方・朝山が退院

 右膝を痛めている緒方選手、左膝を痛めている朝山選手が島根医大病院を退院した。 29日から大野練習場でリハビリトレーニングを開始する。

 戦列復帰を待っています。

ウエスタン情報

 試合結果

 広島テレビで中継がありました。
 先発長谷川投手。直球はほぼ常時140キロ台を記録。MAXは146キロ。 四球連発というわけでもないですが、ストライクが思い通り取れない感じ。 解説の小林聖始さんによると「1つ1つの投球につながりがなく、投球の組み立てができていない」とのこと。
 2番手は林投手。サイドスローになっていました。一度モーションを止める、いわゆる二段モーションですね。 去年から変えたそうですが、前回テレビ中継で見たときはまだオーバースローで、 その時の私の印象は何の特徴もない投手というものでした。 その時と比べると直球・変化球ともにかなり良い感じになったように思います。直球は130キロ台中盤でした。 鶴田投手の穴埋めに二軍から推薦されたのは、河野投手とこの林投手だそうで、評価がかなり上がっているようです。
 横山投手は投球練習。小林さんによると、7割程度の出来。カーブも投げているが2〜3割程度の力とのこと。 本人は「球が指にかかっていない」とのこと。
 澤崎投手は投球練習。木下監督によると「澤崎本人は完璧主義だから納得できていないようだが、 周りからは順調に見える」。
 ドラ1横松投手も投球練習。実戦登板にはまだ少し時間がかかりそう。
 河内投手はフォームを矯正中。試合中にランニングをしていました。 苫米地投手はユニフォームを着てバックネット裏で観戦していました。

4月27日

SATOの無責任先発予想

 28日から東京ドームで巨人3連戦。 続いて甲子園で阪神3連戦。続いて広島でヤクルト3連戦。計9連戦。
 鶴田投手の戦線離脱で先発ローテが苦しくなりました。 先発陣は佐々岡・黒田・高橋・ラドウィック・山内投手の5人でしょう。 9連戦ですので中5日で回しても1日は谷間ができる計算です。
 この9連戦の先発は、 黒田・高橋・山内・佐々岡・ラドウィック・谷間・黒田・高橋・山内投手と予想します。 谷間とラドウィック投手は逆でも可です。 谷間の先発には中継ぎ陣から誰かがまわると予想します。 玉木・菊地原投手は中継ぎでフル回転していますので、 中継ぎから外せないでしょう。山崎投手あたりでしょうかねえ?
 巨人の先発は高橋尚・メイ・斎藤雅投手でしょうか。 巨人の独走を許さないためにも、巨人3連戦はぜひ勝ち越したいですね。

鶴田、出場選手登録抹消

 左脇腹を痛めた鶴田投手が出場選手登録を抹消された。

 お大事に。なるべく早く戻ってきて下さい。

河野が一軍合流

 河野投手が一軍に合流した。

 二軍では救援ばかり8試合、11回を7安打自責点1の好成績を挙げています。 140キロはまだ出ないそうですが、中継ぎで活躍してくれるでしょう。

瀬戸選手の父、亡くなる

 瀬戸選手の父・信季さんが亡くなった。60歳。

 ご冥福をお祈りします。

ウエスタン情報

 試合結果

 3投手がスミ1に抑えるも、打線が振るわず完封負け。  

4月26日

四球は恐いよ

 対横浜戦、先発ラドウィック投手は初回に石井琢選手の二塁打と犠打で一死三塁とされた後、 暴投で1点を先制された。広島は2回裏に横浜先発福盛投手から金本選手が14試合ぶりの3号ソロを放ち同点。 ロペス選手が四球で歩いた後、新井選手が6号勝ち越し2ラン。 ラドウィック投手は2回以降無失点に抑えていたが、 6回表に鈴木尚選手の振り逃げと新井選手の失策で無死一二塁とされたところで右足に痙攣を起こして降板。 代わった玉木投手が一死ニ三塁から小川選手の犠打で1点差とされた。 8回表には7回表に二死満塁で好救援を見せた菊地原投手が2四球と内野安打で二死満塁のピンチを作った。 ここで救援した山内投手が種田選手に中前へ2点適時打を浴びて逆転を許した。さらに金城選手に2点適時打、 中根選手に四球を与えてKO。代わった広池投手も佐伯選手に四球を与えた後、谷繁選手に2点適時打、 万永選手に適時打を浴び、この回大量7失点。3対9で敗戦。広島は再び借金1。

 試合結果

 魔の8回表でした。ここのところ好投を続けていた菊地原投手。 せっかく7回表二死満塁のピンチで好救援を見せたのですが、この回、2つの四球を与えたのが拙かったですね。 後を投げた投手が満塁の走者を一掃してしまってついに今季初失点。 その菊地原投手の後を投げたのは久々登板の山内投手。種田・金城選手に痛打を浴びました。 球威・制球力ともに今ひとつでした。 広池投手も久々に爆発したマシンガン打線の勢いを止めることができませんでした。 この回は「四球絡みで大量失点」という感じでした。
 こういう展開になってしまったのも、3点取った後に打線が中押しできなかったからでしょう。 そういう意味では、中押し駄目押しができなかった昨日もあまり良い勝ち方ではなかったということなんですよね。 勝っても、「本当に強い」という感じがしないので、快進撃の予感がしません。
 とりあえず金本選手に一発が出たのは明るい兆しです。 これからガンガン打ってくれることを期待しましょう。

鶴田、左脇腹挫傷で治療3週間

 この試合の先発投手として発表された鶴田投手。試合前の練習中に左脇腹を痛めて先発を回避した。 病院で診察の結果、「左外腹斜筋挫傷」で治療3週間と診断された。出場選手登録を抹消される。

 鶴田投手に先発投手としてのメドが立ったことで、安定したローテが組めると思っていたのですが…。 9連戦の前に痛すぎる戦線離脱です。

ラドウィック、右足けいれんで降板

 ラドウィック投手は6回表、三塁ベースカバーに走った際に右足ふくらはぎにけいれんを起こして降板した。

 鶴田投手の故障で急遽の先発となり、 立ち上がりは調子が今ひとつでしたが、中盤から徐々に調子を上げていただけに残念な降板でした。 去年もラドウィック投手は試合中に故障してしまったことがありましたね。 「足がつった」ということなので、ローテを外れるほどの故障ではないと思われますが、 もし戦線離脱ということになったら大変ですね。

4月25日

ついに勝率5割到達

 対横浜戦、先発佐々岡投手は初回に種田選手に1号ソロを浴びて先制を許した。 1回裏、広島は横浜先発野村投手を攻め、ディアス選手の左前打、木村拓選手のバント安打、 金本選手の四球で一死満塁のチャンス。ここでロペス選手が左中間へ今季2本目の満塁本塁打を運んで逆転。 浅井選手の安打と新井選手の四球で一死一二塁とし、野村投手をKO。 西山選手が代わった米投手から適時内野安打を放ち、4点差とした。 その後、広島打線は毎回の走者を生かせなかったが、 佐々岡投手がバックの好守にも助けられて好投。7回表に谷繁選手に3号ソロを浴びたものの、 7安打2失点で今季初完投。5対2で勝利。広島は今季初の勝率5割到達。

 試合結果

 開幕以来借金生活が続いていましたが、ついに借金を完済。勝率5割に到達しました。 打線の調子が今ひとつですが、安定した投手力でここのところ安定した戦いが続いています。 今後はこの調子で少しずつでも貯金を増やして行ってもらいたいですね。
 打のヒーローはロペス選手。1点を追う1回裏に野村投手から満塁弾。 満塁弾は今季2本目で、1本目も野村投手からでした。 今年はコンスタントな活躍ではないですが、ときどき大仕事をしてくれますね。
 投のヒーローは佐々岡投手(佐々岡投手しか投げていないって)。 7安打2失点で今季初完投勝利。2勝目です。初回にいきなり本塁打で失点した時はどうなることかと思いましたが、 味方の援護点に安心したか2回以降はスイスイ投げていましたね。 ピンチらしいピンチは5回表の一死一二塁だけでした。
 佐々岡投手がスイスイ投げられた一因に野手陣の好守備がありました。 4回表には木村拓選手が佐伯選手の左中間へのライナーをダイビングして好捕。 6回表にはディアス選手が種田選手の二塁左への内野安打コースの打球を強肩で見事に処理。 8回表には東出選手が種田選手の遊撃左への内野安打コースの打球を見事に処理。 守り勝ったという感じもありました。
 打線。2回以降チャンスを生かせなかったことが課題でしょう。 中押し、駄目押しがきっちりできるようになると、打線の調子も上向きと言えるのですけど。 浅井選手の4安打は明るい話題です。

ウエスタン情報

 試合結果

 田中投手は7回5安打2失点の好投。

4月24日

横浜戦、雨天中止

 広島市民球場で行われる予定だった横浜戦は雨のため中止となった。

 さて、ローテはどうなるでしょうか?

故障者は今

 故障者の現状。
 野村選手。守備練習やベースランニングも行ない、スタメン復帰に意欲。
 前田選手。ランニングやティー打撃中心。足の状態が良かったり悪かったりで復帰メド立たず。
 緒方選手。術後、順調。5月上旬に退院し、練習を開始する予定。
 朝山選手。術後、順調。5月上旬に退院し、練習を開始する予定。
 横山投手。カーブを交えて投球練習。5月中にウエスタン登板予定。
 澤崎投手。投球練習開始。5月中にウエスタン登板予定。

 故障者の現状が中国新聞に載ってましたのでまとめておきました。 ほとんどの選手が良い方向へ向かっている中で、よくわからないのが前田選手。 開幕直後には5月には復帰するのではという雰囲気があったのですが…。

4月23日

SATOの無責任先発予想

 24日から広島で横浜3連戦。 1日開けた28日から東京ドームで巨人3連戦。 28日からはゴールデンウィーク9連戦になります。
 広島の先発は、横浜3連戦が佐々岡・黒田・鶴田投手、 巨人3連戦が高橋・ラドウィック・佐々岡投手と予想します。 順番通りならば、鶴田・佐々岡・黒田投手なのですが、 巨人戦からの9連戦を考えると、 横浜との初戦に投げる投手が中5日で30日、 続いて中5日で6日に投げなくてはならなくなりそうです。 鶴田投手の中5日は無理そうなので、 佐々岡投手に横浜との初戦に行ってもらうということです。
 横浜の先発は福盛・野村・三浦投手でしょうか。

4月22日

負けない高橋建

 対ヤクルト戦、先発高橋投手は走者を出しながら4回まで無失点に抑えていたが、 5回裏に石井一投手の安打をきっかけに二死三塁とされ、稲葉選手の左前適時打で先制された。 ヤクルト先発石井一投手の前に5回まで無安打の広島打線は、 6回表に東出選手が中前へ初安打。犠打と四球などで二死一三塁とした後、石井一投手の暴投で同点とした。 8回裏は先頭ペタジーニ選手に四球。古田選手の犠打を西山選手が二塁へ悪送球して無死一三塁。 内野ゴロで一死ニ三塁となった後、岩村選手に右前適時打されて2点をリードされた。 粘る広島は9回表に高津投手を攻め、浅井選手の内野安打と森笠選手の左翼線二塁打で一死ニ三塁のチャンス。 東出選手の犠飛で1点差とした後、ディアス選手の三ゴロを岩村選手が一塁へ悪送球。土壇場で同点に追いついた。 延長では菊地原投手の好投、稲葉選手の美技などあって決着が付かなかった。 延長12回、3対3で引き分け。

 試合結果

 8回を終わった時点では負けたと思われた試合ですから、9回表によく粘って引き分けたと言って良いと思います。 引き分け再試合がなくなって、引き分けは負けと同じと思っている人もいると思いますが、 最高勝率チームは最多勝利チームとプレーオフをすることができます。 「今年から最多勝利チームが優勝」とか言っておりますが、見方を変えれば、去年までと同様に最高勝率チームが優勝で、 最多勝利チームが最高勝率チームとプレーオフを戦うことができるようになったと考えることもできるわけです。 引き分けは負けと同じではないのです。
 8回裏は四球と守備のミスが痛かったですね。きっちりやっていれば失点しないで済んだのですが…。 6回表と9回表の得点はともにヤクルト側のミスによるものでしたから、痛み分けってところでしょう。
 高橋投手は前回KOされたことを考えるとまずまずの出来。粘投でした。 8回裏に決定的な2点を取られたにもかかわらず、またも負け投手を逃れることができました。 打線の援護さえあれば勝てていた内容でしたが、 負け投手にならなかったことを「ツイてる」と思っておけば良いのではないでしょうか。
 救援陣では菊地原投手が抜群の出来でした。2回2/3を4奪三振パーフェクト。 安心して見ていられました。直球とスライダーが切れており、 「抑え」もやれるんじゃないかというぐらいの投球でした。
 地元宮崎に凱旋した木村拓選手。二塁打1本と盗塁1つ。 宮崎のみなさんに活躍する姿を見せることができましたね。良かったと思います。

ウエスタン情報

 試合結果

 12安打11得点と打線が爆発。特にブリトー選手は2発を含む3安打5打点の活躍。

4月21日

ヤクルト戦、雨天中止

 サンマリンスタジアム宮崎で行なわれる予定だったヤクルト戦は雨のため中止となった。

 明日は高橋投手のスライド先発でしょうか。

4月19日

打線爆発!黒田が今季初勝利

 対中日戦、広島は初回に中日先発バンチ投手を攻め、金本・ロペス選手の連続適時打で2点を先制。 2回裏にはディアス選手の2号2ランで追加点。5回裏には井本投手からロペス選手の3号2ラン、 新井選手の4号ソロで3点を追加。 7回裏には紀藤投手を攻め、浅井選手の2号2ラン、新井選手の5号ソロ、 さらに森笠・東出選手の連続二塁打で4点を挙げた。 先発黒田投手はいまひとつの調子ながら4回を無失点。5回表に四球を挟む2安打で一死満塁とされ、 関川選手の三ゴロの間に1点を返された。黒田投手は7回を6安打1失点。 8回9回は小林投手がピンチを招きながらも大量リードを背に逃げ切った。11対1で大勝。 14安打11得点はともに今季チーム最多。黒田投手は今季初勝利。

 試合結果

 黒田投手、今季初勝利おめでとうございます。 一昨日と昨日の試合が投手戦。こっちの先発が黒田投手で相手先発がバンチ投手だったので、 投手戦になるのは必至だと思っていたのですが、 意外にも打線が大爆発。これまで3試合に好投しながらも打線の援護がなく、 悲劇のヒーローになっていた黒田投手を強力に援護しました。
 黒田投手は今季で最も調子が悪かったそうです。 5回表には勝利投手の権利を意識したか少し乱れましたが、それでも結局7回をわずか1失点でした。 少し球数も多かったですし、大量点差になりましたので、 山本監督は次回の登板に備えて、あえて黒田投手に完投させなかったのでしょう。 初勝利を挙げたことで、ツキが向いてくるのではないでしょうか。
 不調の金本選手とロペス選手が初回にいきなり連続適時打。金本選手が適時打を打った後に盗塁を決め、 ロペス選手が適時打で続くというソツのない攻撃でした。初回のこの攻撃で打線に火がついたのでしょう。 2回裏には山本監督が日替わり2番に起用したディアス選手が中押し2ラン。 ディアス選手は初回にも安打を打って先制のホームを踏んでいます。昨日の町田選手の起用に続き、用兵が冴えていますね。 5回表に1点を返されると、その裏に2発で3点を取って中日を突き放し、試合の流れを渡しませんでした。 打線はみずものと言われますので、これで一安心とは言えませんが、 「やればできるじゃないか」と爽快な気分にさせてくれた試合でした。

ウエスタン情報

 試合結果

 先発遠藤投手が4回で11安打9失点と打ち込まれています。石橋選手がウエスタン初出場初安打。

4月18日

スミ1で5割復帰ならず

 対中日戦、広島は初回に町田選手が中日先発前田幸投手から1号ソロアーチを放ち、幸先よく先制した。 先発佐々岡投手は3回までピンチをしのいでいたが、4回表に大豊選手に1号ソロを浴びて同点。 その後、両投手の投手戦が続いたが、8回表に福留選手に三振振り逃げをされた後、 大豊選手に2号2ランを浴びて勝ち越された。広島打線も8回9回にチャンスを作ったが、 中日の継投に逃げ切られた。1対3で敗戦。広島の連勝は2で止まり、勝率5割復帰はならなかった。

 試合結果

 佐々岡投手は前半は走者をたくさん出しながら抑えるいつもの粘投。中盤以降はスイスイ投げていたのですが、 大豊選手の一発に沈みました。8回3失点ですからまずまずの好投。責められませんね。
 打線。偵察要員ラドウィック投手に代わって2番に入った町田選手が今季初本塁打で幸先良く先制。 山本監督の用兵がまたもズバリ決まったなと思っていたのですが…。 前田幸投手が良かったこともあるのでしょうが、結局その1点だけで終わりました。 金本選手とロペス選手に当たりが戻ってこないことには、得点力は上がりません。 ここ数試合は木村拓選手がチャンスで打って得点していましたが、いつもいつも打つというわけにもいかないでしょうし。 金本選手は開幕前にひいた風邪の影響で体調が今ひとつのようですね。 豪打復活を待っています。

4月17日

鶴田好投!木村拓決勝打!山内プロ初セーブ!

 対中日戦、先発鶴田投手と中日先発川上投手の息詰まる投手戦。 鶴田投手は古巣中日相手に抜群の制球力で8回4安打無失点の好投。 広島は7回まで川上投手に5安打に抑えられていたが、 8回裏に2番手落合投手を攻め、鶴田投手の代打野村選手が中前打。 東出選手が犠打を決めて一死二塁のチャンス。代打ディアス選手が倒れて二死となったものの、 代わった岩瀬投手から木村拓選手が左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放ち、均衡を破った。 9回表は菊地原投手が二者を抑えた後、立浪選手に四球を許して二死一塁。 代わった山内投手がティモンズ選手を抑えて逃げ切った。1対0で完封勝利。 広島は2連勝で借金を1まで減らした。山内投手はプロ入り初セーブ。

 試合結果

 手に汗握る投手戦でした。鶴田投手、川上投手とも素晴らしい投球でした。
 8回裏に山本監督は勝負に出ました。好投の鶴田投手の代打に野村選手。 この回に点を取らなければ好投の鶴田投手は勝ち投手になることができません。 野村選手は期待に応えて中前打。5割以上の高打率。その集中力はさすがとしか言いようがありません。 そして勝負を決めたのが絶好調の木村拓選手。あわや本塁打という先制の適時二塁打。 中日の連続無失点記録を37回で止めるとともに、鶴田投手に勝利投手の権利をプレゼントしました。
 9回表は左打者が3人続くところで防御率0点男の菊地原投手。 1点リードで緊迫した場面だったのですが、堂々とした投球で福留・大豊選手を仕留めました。 立浪選手を抑えればプロ入り初セーブというところだったのですが、 2−3から内角のきわどい球がボールになって四球。惜しかったです。
 ここで登板したのが山内投手。先のヤクルト戦で救援登板し、 今朝のスポーツ紙には「しばらくは抑えで」というような記事も出ていました。 山内投手は期待に応えてティモンズ選手を抑えました。 過去には救援をやっていた時期もあったので、既にセーブを挙げたことがあるのかと思っていましたが、 これがプロ入り初セーブでした。
 それにしても鶴田投手は好投でした。古巣中日に見事な恩返し。 これで2試合連続の好投。ローテ投手として確固たる自信を得たことでしょう。 故障に気をつけて、この調子で1年間働いてもらいたいですね。
 いつのまにか借金1。あまり勝っている気がしないのですが、大きな連敗がなかったのが良かったのでしょうね。

ウエスタン情報

 試合結果

 序盤の3失点を取り返せず。佐藤康投手が今季初登板。

4月16日

SATOの無責任先発予想

 17日から中日3連戦。広島で2試合、福山で1試合。 1日開けて宮崎でヤクルト2連戦。
 広島の先発は、中日3連戦が鶴田・佐々岡・黒田投手、 ヤクルト2連戦が高橋・ラドウィック投手と予想します。 今節は5試合しかないので、ローテ6人のうち、 誰がローテから離れるかを予想しなければなりません。 14日に山内投手が救援登板したことから、 ローテから離れるのは山内投手と予想しましたが、 15日のラドウィック投手の出来を見ると、 ラドウィック投手が離れる可能性もありますね。
 中日の先発はローテ通りならば、川上・前田幸・バンチ投手でしょうか。
 広島打線は東出・木村拓選手が当たっていますから、 金本・ロペス選手に当りが出てくれば打線がつながるでしょう。 好調な中日投手陣を何とか打ち崩してもらいたいですね。