カープ日記


4月15日

逆転また逆転、広島粘り勝ち

 対ヤクルト戦、広島は初回にヤクルト先発入来投手を攻め、 東出選手の右前打と森笠選手の犠打が失策を呼んで無死一三塁とし、木村拓選手の右前適時打で先制した。 3回裏には東出選手が右中間へ1号ソロ。4回表に先発ラドウィック投手が2連続四球の後、 ラミレス選手の左前適時打で1点を失った。その裏、浅井選手が右中間へ1号ソロ。 左前打の新井選手を犠打と外飛で三塁へ進め、東出選手の中前適時打で1点を追加。 しかしラドウィック投手はピリッとせず、5回表に宮本選手の安打の後、稲葉選手に2号2ランを打たれて1点差。 ペタジーニ選手の二塁打と古田選手への四球で一死一二塁のピンチを残してKOされた。 代わった山崎投手は二死後、岩村選手への四球で二死満塁とし、暴投で同点。 さらに土橋選手に左翼線へ適時打を浴びて2点を勝ち越された。 粘る広島は7回裏二死から代打廣瀬選手が四球を選んだ後、木村拓選手がバックスクリーンへ1号2ランを放って同点。 8回裏も二死から新井選手の四球と瀬戸選手の右前打で二死一三塁のチャンス。 ここで代打町田選手が左前適時打を放って勝ち越した。 投げては中盤以降、ヤクルト打線を広池・小林・玉木・菊地原・シュールストロム投手で抑えて逃げ切った。 7対6で勝利。シュールストロム投手は移籍初セーブ。

 試合結果

 開幕以来わずか1安打だった町田選手が8回裏に代打で決勝打。よく打ってくれました。 相手の先発が左投手の時も浅井選手がスタメンで出場するようになって影が薄くなっていましたが、 今日のような活躍を続ければ出番も増えて行くでしょう。
 山本監督は打順を大幅に入れ替えました。東出・森笠・木村拓・金本・ロペス・浅井の順。 これまでは木村拓・東出・浅井・金本・ロペスの順で、 山本監督は東出選手から左が3人続くところを何とかしたいと思ったそうです。 私はこの打順を見た時、好調の木村拓選手を3番に入れることで チャンスメーカーとポイントゲッター両方の役割をさせたいのかなと思いました。
 で、この試合では1番東出選手と3番木村拓選手がうまく機能しました。 東出選手は先制のホームインとなる安打、今季初本塁打、中押しの適時打の計3安打。 打率を3割に乗せました。守備でも6回表無死三塁で宮本選手のライナーをダイビングキャッチする美技。 小学生の頃から1番打者が定位置だったそうで、水を得た魚のような活躍でした。
 木村拓選手は先制の適時打と同点2ラン。打順は3番になりましたが、特に意識することもなく、好調を維持しています。 29歳の誕生日を自ら祝うような活躍でした。
 打線では金本・ロペス選手の不調が気がかり。ことごとくブレーキになっていました。 金本選手は開幕以来好調だったのですが、そろそろ調子が落ちてくる時期なのでしょう。 ロペス選手は巨人戦から横浜戦にかけて3試合で12打点を挙げて復調したかと思っていたのですが…。
 先発ラドウィック投手。とにかく制球が悪く、四球が多すぎましたね。 ファールで粘られる場面も多く、決め球に問題がありそうです。5回途中で100球以上投げる羽目になっていました。 このままローテ投手の座を守れるかどうかは次回の登板にかかってきそうです。
 救援投手は山崎投手が打たれてしまいましたが、以降の投手はヤクルトの拙攻にも助けられて踏ん張りました。 シュールストロム投手は移籍初セーブ。おめでとうございます。
 これで今節は3勝2敗1分で勝ち越し。この調子で地道に借金を返済しましょう。

森笠、嶋に代わり出場選手登録

 嶋選手が出場選手登録を抹消され、森笠選手が出場選手登録された。

 森笠選手。登録抹消後、10日での再登録。「待ってました」と言わんばかりの再登録です。 2番中堅手でスタメン出場。1安打しましたが、初回の送りバントはあわや三飛併殺。 6回表には拙い守備もありましたので、今後もスタメン起用が続くかどうかはわかりません。

ウエスタン情報

 試合結果

 3番手林投手が乱れて大敗。田村彰選手がウエスタン初スタメン初安打。

4月14日

新井、高津から起死回生同点2ラン!

 対ヤクルト戦、先発高橋投手は2回表に古田・ラミレス選手の連続ソロアーチで2点を先制された。 4回表には岩村選手の適時二塁打と前田投手の2点適時打で3点を失ってKOされた。 ヤクルト先発前田投手の前に拙攻を繰り返していた広島打線は、 6回裏に新井選手の2号ソロで反撃開始。7回裏に五十嵐投手から倉・木村拓選手の長短打で一死一三塁とし、 代わった山本投手から東出・浅井選手が連続適時打して2点差とした。 9回裏は石井弘投手から浅井選手が内野安打。 二死後、新井選手が高津投手から右翼席へ起死回生の3号2ランを突き刺して同点。 延長は玉木・山内投手で乗り切ってそのまま5対5で引き分け。

 試合結果

 新井選手がやってくれました。9回裏、2点差で二死一塁。 ヤクルトの守護神高津投手の低めのボール気味の球を見事に右翼席へ運びました。 ほとんど負けていた試合を引き分けに持ち込みました。6回裏にも反撃のノロシとなる一発を放っており、 1試合2発の活躍でした。「初回の満塁のチャンスに打ってくれていれば」なんて野暮なことは言いっこなしにしましょう。 これで乗ってくれると良いですね。
 打線。チャンスは山のようにあったのですが、なかなか決定打が出ませんね。残塁に併殺、バント失敗。 課題は山積です。
 引き分けに持ち込めたもうひとつの要因は中継ぎ投手陣の好投。 5回表から12回表までヤクルト打線を零封しました。中でも菊地原投手は3回を無安打無失点。 低めへの制球が良いようです。
 先発ローテに入っていた山内投手が11回表から登板しました。 日程を見ると、4月28日からの9連戦が始まるまでは先発投手は5人で充分なのです (「SATOの無責任先発予想」によると次回の山内投手の先発は5月2日です(^^;)。 そういうことで中継ぎ経験豊富な山内投手が救援に回ったのではないかと思います。
 先発の高橋投手は4回5失点でKO。球威はありましたが、制球が悪く、甘かったですね。 今日のところはたまにはこういうこともあるということで…。 負け投手にならなかったわけですから、運がありますよ。次回の好投を期待します。

広池、河内に代わり出場選手登録

 河内投手が出場選手登録を抹消され、広池投手が出場選手登録された。

 広池投手はウエスタンで3試合1勝防御率0.71の好成績を挙げています。 左の中継ぎとして期待します。
 河内投手には球の切れを磨いて一軍に戻ってきて欲しいと思います。

ウエスタン情報

 試合結果

 先発長谷川投手は5回を10安打5失点と打ち込まれるも、7安打9四球で大量8得点を挙げて逆転勝ち。

4月13日

黒田、好投もまた勝てず

 対ヤクルト戦、先発黒田投手は2回表にラミレス選手の4号ソロアーチで先制を許した。 4回表には稲葉選手の安打とペタジーニ選手への四球、重盗で無死ニ三塁とされ、古田選手の犠飛で1点を追加された。 ヤクルト先発ニューマン投手に対して淡白な攻撃を繰り返していたが、 6回裏に黒田投手が四球で出塁した後、木村拓選手の左中間適時二塁打で1点差とした。 しかし8回表に稲葉・ペタジーニ選手に連続ソロアーチを浴びて突き放された。 1対4で敗戦。

 試合結果

 黒田投手は8回を8安打4失点。一発攻勢と足技にやられてしまいました。 7回までは2失点と好投していたのですが、我慢し切れませんでした。
 黒田投手が投げると打線が打ちませんね。ニューマン投手が良かったこともありますが、 野手陣はこれまで黒田投手を見殺しにしてきたことから、何とかしてあげなければと意識しすぎているのかも知れません。 打てない。見殺しにする。何とかしなければと意識する。打てない…。打線の援護のない試合が続く。 いわゆる悪循環ってやつです。とにかく黒田投手はどんな形でも良いですからひとつ勝つことです。 そうすれば流れが変わると思います。

4月12日

抑え不安露呈、ヒヤヒヤのカード勝ち越し

 対横浜戦、広島は初回に横浜先発小宮山投手を攻め、木村拓・東出選手の長短打で無死一三塁とし、 浅井選手の併殺打の間に1点を先制した。先発佐々岡投手はその裏、安打の石井琢選手を犠打で二塁へ送られ、 金城選手の右前適時打で同点とされた。2回表、新井選手の振り逃げと西山選手の左前打で一死一三塁とし、 佐々岡投手の内野ゴロの間に1点を勝ち越した。2回以降立ち直った佐々岡投手だったが、 6回裏に谷繁選手に左中間へ1号同点弾を運ばれた。広島は8回表に横浜救援投手陣を攻め、 浅井・ロペス選手の四球と代打野村選手の中前打で一死満塁のチャンス。 ここで新井選手が木塚投手から押し出し四球を選んで勝ち越し。二死後、 代打嶋選手の平凡な一飛がズーバー選手と小川選手のお見合いで2点適時内野安打となった。 さらに木村拓選手が中越えへ2点適時二塁打を放ち、この回一挙5点を勝ち越し。 勝負あったかに見えた。しかし8回裏に小林投手が金城・谷繁選手の安打で二死一二塁とされ、 佐伯選手の右前適時打でまず1点。代打波留選手の左前打で満塁とされた後、石井義選手に押し出し四球を与えてKO。 続くピンチは菊地原投手が石井琢選手を三振に抑えた。 9回裏にもシュールストロム投手が小川選手への四球、鈴木尚選手の中前打、 谷繁選手への頭部死球で二死満塁のピンチを残して危険球退場。 急遽登板した玉木投手が佐伯選手の左前への2点適時打で1点差とされた。さらに暴投で二死ニ三塁、 サヨナラのピンチを招いたが中根選手を三振に抑えて逃げ切った。7対6で辛勝。 広島は今季初の同一カード勝ち越し。佐々岡投手は今季初勝利。

 試合結果

 最後はヒヤヒヤもんでしたね。8回表が終わったところで5点差もあって負けたのではシャレになりません。 開幕前から言われていたように救援投手陣が弱いことがこうなった原因なのですが…。 小林投手に直球の威力がかなり戻ってきているのは確かなのですが、フォークがあまり落ちないのが痛いですね。 楽な場面で自信を深めるための登板だったと思いますが、 これで僅差の場面では起用できなくなってしまったように思います。
 救援投手全員が駄目だったわけではなく、8回裏満塁のピンチを抑えた菊地原投手。そして、 9回裏に佐伯選手に適時打を打たれたものの最後は踏ん張った玉木投手。よく投げてくれたと思います。
 今日の佐々岡投手の交代のタイミングは悪くないと思いました。 前の2試合の登板では終盤に失点が多くなっていましたから。 ただまあ、こんな試合を見せられると、先発投手は引っ張れるだけ引っ張れと思ってしまいますよね。
 佐々岡投手は今季初勝利。ラドウィック投手を予想していたのでちょっと意外な先発でした。 立ち上がりこそ不安定で、前の2試合のようになってしまうかと思いましたが、2回以降は好投しました。 内容が悪く出遅れていた佐々岡投手に白星が付いて、安定感のある3本柱がようやく出揃ったかなという感じです。
 打線。嶋選手の飛球をお見合いした横浜の守備に助けられましたね。あれで大量得点になったわけですから。 あの後、木村拓選手が適時二塁打で畳み掛けたのも良かったと思います。
 佐々岡投手が中5日で先発ということは、黒田・高橋投手も中5日で行く可能性が高いですね。 山本監督は3本柱を中5日でフル回転させるつもりかも知れません。 となると、明日からのヤクルト3連戦の先発は黒田・高橋・ラドウィック投手の順でしょうか。 2カード連続勝ち越しと行きたいですね。

シュールストロムが危険球退場

 シュールストロム投手は9回裏に谷繁選手の頭部に死球を与え、危険球退場となった。

 シュールストロム投手。3点差もあったんですから、真ん中付近を狙ってもっと大胆に投げれば良かったんですけどね。 抑えをやれるんじゃないかなと思っていたんですが…。移籍初セーブがフイになりました。

ウエスタン情報

 試合結果

 3投手で完封リレー。先発広池投手は2試合連続の好投です。 末永選手は決勝2ランとなるウエスタン初本塁打を含む3安打の活躍。

4月11日

山内乗れず

 対横浜戦、先発山内投手は2回裏にドスター選手の二塁打と石井琢選手への四球で二死一三塁とし、 小川選手に左中間へ1号アーチを運ばれ、3点を先制された。4回裏にもドスター選手に1号ソロ。 4回4失点でKOされた。2番手河内投手は5回裏にズーバー選手の左中間適時三塁打、 6回裏に金城選手の左前適時打で2失点。横浜先発福盛投手に6回までわずか1安打の広島打線は、 7回表に浅井・金本選手の連打の後、ロペス選手が左翼席上段へ2号3ランを放ち、3点差とした。 しかし山崎投手が8回裏に金城選手の一塁強襲適時打で4点差とされ万事休す。 8回表と9回表は木塚・斎藤投手に抑えられ、3対7で敗戦。広島の連勝は2で止まった。

 試合結果

 前回の好投で期待が膨らんだ山内投手ですが、今日は4回であっさりKO。 2発に沈んだ形です。制球が悪く、ストライクとボールがはっきりしていました。 好投を続けてこそ信頼感が得られるのですが…。 できれば3試合投げれば2試合は好投してもらいたいです。
 2番手の河内投手もあまり良くなかったですね。140キロ台の直球は1球もなかったと思います。 投げた後にバランスを崩しているように思うのですが、あれはあれで良いのでしょうか?
 打線は7回表にロペス選手の一発で、完封ペースで投げていた福盛投手に一矢報いました。 あの一発の後に追い打ちが出ると試合は面白くなったと思うのですが…。 ロペス選手はここ3試合で12打点という爆発ぶりです。

朝山が左膝を手術

 朝山選手が島根医科大学病院で左膝の手術を受けた。1〜2か月で練習を再開できる見込み。

 お大事に。

ウエスタン情報

 試合結果

 矢野投手は6回11安打6失点。

4月10日

ロペス満塁弾!鶴田移籍初勝利!

 対横浜戦、広島は3回表に横浜先発野村投手を攻め、内野安打の瀬戸選手を鶴田投手がバントで送った後、 木村拓選手の右中間適時三塁打で先制した。東出選手の幸運な内野安打で一三塁とした後、 浅井選手の右前適時打でさらに1点。金本選手の死球で満塁とし、ロペス選手が左翼席へ1号満塁弾を叩き込み、 この回一挙6点。先発鶴田投手は縦に割れるカーブを武器に6回まで2安打無失点。 7回裏にドスター選手の適時打で1点を失ったものの、7回1失点の好投。 4回以降追加点を奪えなかった広島は、9回表に森中投手を攻め、東出・金本選手の連打で一死ニ三塁とし、 ロペス選手の中直が金城選手の悪送球を呼んで1点を追加。続く新井選手が左翼席へ1号2ランを運んでトドメを刺した。 9回裏に、8回裏から救援した玉木投手が谷繁選手の適時二塁打で1点を失ったが、大勢に影響はなかった。 9対3で勝利。広島は今季初の連勝。鶴田投手は1999年10月3日以来の勝ち星で移籍初勝利。

 試合結果

 鶴田投手、移籍初勝利おめでとうございます。前回も立ち上がり以外はまずまずの投球だったので、 そこそこやってくれるのではないかと期待していましたが、7回4安打1失点とは失礼ながら予想以上の好投でした。 本人も言っていましたが、カーブが有効だったようです。 3回表に味方が大量6点をリードしたことと、先頭打者を出塁させたのが2回裏だけだったのが、 投球に余裕を生んだのではないでしょうか。最後はかなりお疲れだったようで、7回での降板は仕方ありませんでした。
 瀬戸選手が今季初スタメンマスク。鶴田投手を好リードで支えました。 今後、鶴田・瀬戸コンビが定番になるかも知れません。
 打線の調子は上向きのようです。木村拓選手は3安打猛打賞。右中間へ先制の適時三塁打。右前打。右翼線二塁打。 あと本塁打が出ればサイクル安打でした。浅井選手は追い打ちの右前適時打。左の野村投手が先発だったにもかかわらず、 スタメン起用されて見事その期待に応えました。ロペス選手は試合の行方をほぼ決定付ける1号満塁本塁打。 これで8日の巨人戦と合わせると9打点の荒稼ぎです。 新井選手も大きな中飛を放った後、右越えの二塁打、そして、今季1号を左翼席へ運びました。 廣瀬選手は2試合続けてのスタメン起用で中前打。プロ初打点かと思われましたが、二塁走者新井選手が本塁憤死。 みなさん、明日からもこの調子で打ってください。

ウエスタン情報

 試合結果

 「スカイA」で中継がありました。
 田中投手は味方の守備に足を引っ張られる不運な面もありましたが、 藤川投手に2安打されるなど不用意な投球をしていると言われても仕方ない内容だったと思います。 4回投げて、1つの敬遠を含め5四球というのもちょっと…。直球のスピードは130キロ台中盤くらいでした。
 遠藤投手。走者がいない時は足の上げ方が2段モーションになっています。前からあんな足の上げ方でしたっけ? 直球のMAXは137キロだったと思います。
 佐竹投手はサイドスロー。直球は130キロ台前半ですね。
 打者で目立ったのはブリトー選手。中越えの適時二塁打、中前適時打、右前へのポテンヒット。3安打2打点でした。
 ここまで好調の新人甲斐選手。長距離打者風の大きな構えをしています。しかし、 変化球はまだちょっと打てないかなという感じでした。
 新人の田村彰選手がウエスタン初打席。空振り三振でした。

栗原が左肩を手術

 春季キャンプ中に左肩の違和感を訴えた栗原選手が広島市内の病院で左肩を手術した。 脱臼癖を治すためのもので、2〜4週間の入院後、練習を再開できる見込み。

 お大事に。

4月9日

SATOの無責任先発予想

 10日から横浜スタジアムで横浜3連戦。続いて広島でヤクルト3連戦。 計6連戦。
 広島の先発は、鶴田・山内・ラドウィック・佐々岡・黒田・高橋投手と予想します。 前節そのままのローテです。 一方の横浜の先発は野村・福盛・小宮山投手ってところでしょうか。 広島は打線に復調の兆しが見えていますので、 投手陣がこれまでのような調子を維持してくれれば、 今節は勝ち越しが狙えると思います。

4月8日

ロペス復活5打点!高橋3安打完投勝利!

 対巨人戦、広島は3回裏に巨人先発斎藤雅投手を攻め、高橋投手のプロ初本塁打で1点を先制。 さらに浅井選手の三塁打と金本選手四球・盗塁で二死ニ三塁とし、ロペス選手が開幕戦以来の適時打を中前に運び、 3点をリードした。5回裏には東出選手の内野安打と浅井選手の四球で二死一三塁とし、 ロペス選手が中越えへ2点適時二塁打。7回裏には小野投手を攻め、二岡選手の失策と金本選手の左前打で無死一二塁とし、 ロペス選手が右前適時打。新井選手の併殺打の間にさらに1点。 投げては高橋投手が5回まで無安打無失点の好投。6回表に村田真選手に1号ソロアーチ、 8回表には仁志選手の適時打と木村拓選手の適時失策で失点したが、わずか3安打で完投した。 7対3で快勝。広島は連敗を3で止めた。

 試合結果

 高橋投手が快投。わずか3安打で今季チーム初の完投勝利を飾りました。 直球の走りが抜群でしたね。8回表の2失点が余計だったような気はしますが、 巨人打線に「高橋手強し」を印象づけたことは確かでしょう。 これで先の中日戦に続き、連敗ストッパーとなってくれました。左腕エースの誕生と言って良さそうです。
 眠っていた打点王が目覚めました。ロペス選手が3回裏に左前へ2点適時打。5回裏にも中越えの2点適時二塁打。 7回裏には右前適時打。計5打点。昨日までの不振が嘘のような活躍でした。
 さらに、不調だった浅井選手も2安打1四球の活躍。ロペス・浅井選手の復調が本物ならば、 この試合のように打線につながりができます。 投手陣は比較的好調ですから、早い時期に勝率を5割に戻せるかもしれません。

高橋がプロ初本塁打

 高橋投手が3回裏に斎藤雅投手から右翼席へプロ入り初本塁打を放った。

 おめでとうございます。大学まで野手をやっていて打撃が良いと言われる高橋投手ですが、 意外にもこれがプロ入り初本塁打でした。カープ打線を目覚めさせる一発になりましたね。

祝!廣瀬がプロ初スタメン初安打

 廣瀬選手が7番中堅手としてプロ入り初スタメン。7回裏の第4打席で小野投手から中前へプロ入り初安打を放った。

 プロ入り初安打おめでとうございます。
 昨日の終盤のプレーを見て、山本監督にも感じるものがあったのでしょう。 廣瀬選手をスタメンで起用しました。得点に絡むところでの安打ではなかったので、 「ラッキーボーイになった」とか「スタメン起用がズバリ的中した」とは言えないのですが、 廣瀬選手本人には非常に意義深いスタメン起用になったと思います。

ウエスタン情報

 試合結果

 中日投手陣に完封リレー喫す。先発長谷川投手は7回まで無失点も8回表に善村選手の3ランに沈む。

4月7日

黒田悲運、2試合連続完投敗戦

 対巨人戦、広島は3回裏に巨人先発メイ投手を攻め、木村拓選手が安打した後、 盗塁と村田捕手の悪送球で一死三塁。町田選手の遊ゴロの間に1点を先制した。 先発黒田投手は5回まで3安打無失点の好投。しかし6回表に二岡選手の安打の後、 高橋由選手に2号2ランを浴びて逆転された。広島打線は相変わらずの拙攻で11残塁。 黒田投手を見殺しにして1対2で敗戦。広島は3連敗で借金4。

 試合結果

 またも快投を演じた黒田投手を野手陣が見殺しにしました。 これで2試合連続完投しながらも敗戦投手。 こんなことを続けていると黒田投手の勝ち運が逃げてしまいそうです。ちょうど去年春先の高橋投手がこんな感じでしたかね。 こういう時は勝てないことで気持ちが切れることが一番恐いですから、 気持ちを切らないためにも黒田投手には最優秀防御率投手を目指してもらいたいです。防御率は、自分さえ良い投球をすれば、 味方が打たないとか守備で足を引っ張るとか、そういったことには関係なく、良くしていくことができますから。
 相変わらず拙攻を続ける打線。打線を組み替えるかと思いましたが、 結局は相手左先発投手に対して浅井選手の代わりに町田選手を入れただけ。 しかし考えて見ると、今のメンバーではこの打線で精一杯のような気がします。 好調なのが木村拓・金本選手だけという現状では入れ替えようがないようです。 個々の選手が調子を上げるまで(あるいは前田選手が復帰するまで)、我慢を決め込むしかないのかも知れません。
 そんな中でキラリと光ったのが廣瀬選手。 8回表の右翼守備で高橋由選手の右翼線を抜ける当たりに対してクッションボールをうまく処理。 強肩とナイスコントロールで二塁を狙った高橋由選手を刺しました。 そして9回裏は岡島投手からあわや同点適時打という当たり。 チームの沈滞ムードを打ち破るためにスタメン起用をしてみると面白いかも。

ウエスタン情報

 試合結果

 今季チーム初勝利。広池投手が6回を2安打1失点の好投。佐竹投手がウエスタン初勝利。

4月6日

佐々岡、巨人打線抑え切れず

 対巨人戦、先発佐々岡投手は初回に松井選手の2号2ランで先制を許した。 広島は2回裏に巨人先発上原投手から金本・ディアス選手のソロアーチで同点。 3回裏には東出選手の適時打で勝ち越した。 しかし4回表に二死一二塁から上原投手に適時打を浴びて同点。 6回表には江藤選手の3号ソロで勝ち越された。 7回表には二死無走者から二岡選手の安打、高橋選手の適時二塁打、松井選手の適時三塁打、 清原選手の本塁打で4点を失って、佐々岡投手はKO。 9回表には山崎投手が松井選手に適時打を浴びて6点差とされた。 広島打線は4回以降得点がなく、上原投手に完投を許した。3対9で完敗。広島は2連敗で借金3。

 試合結果

 逆転したところまでは良かったのですがねえ。互角に戦えるじゃないかと思っていたんですけど。 今の広島打線では打ち合いになると不利。先発投手が踏ん張らないと勝てません。
 佐々岡投手は大量にヒットを打たれながらも何とか6回までは踏ん張っていたんですけどね。 エースですし、中継ぎ投手陣には不安がありますから、接戦の間は交代させられません。 したがって、 この試合のように佐々岡投手がマウンドを降りた時点で勝負がついてしまっているというケースが多くなってしまいますね。 ま、次回頑張って下さい。
 打線は3番と5番が打てないことでつながりを欠いています。 金本選手にしてもここのところ走者がいる時にはあまり打ちませんし。 山本監督は試合後、打線の組替えの可能性を示唆したそうです。 明日は何とか4点ぐらい取ってもらいたいですね。黒田投手が先発でしょうから、それぐらい取れば勝負になるでしょう。

朝山「左膝半月板損傷」

 朝山選手は広島市内の病院で精密検査の結果、「左膝外側半月板損傷」と診断された。 9日に出雲市の島根医大病院に検査入院する。福永トレーナー部長によると手術する可能性が高いとのことで、 長期戦線離脱は必至の模様。出場選手登録を抹消された。
 また、島根医大病院に検査入院している緒方選手は内視鏡検査の結果、 「右膝内側側副靭帯損傷と右大腿骨外側顆骨軟骨損傷」と診断された。 手術の必要はないものの、安静加療2か月。

 朝山選手、今年は大ブレイクするかも知れないと期待していたんですけど。残念です。

兵動が出場選手登録

 兵動選手が出場選手登録された。

 今季ウエスタンでの成績は11打数1安打。オープン戦最後まで一軍帯同した経験を買われたといったところでしょうか。

4月5日

遅過ぎた反撃

 対阪神戦、先発ラドウィック投手は初回にクルーズ選手の2号2ランで先制を許した。 その裏、広島は阪神先発ハンセル投手を攻め、木村拓選手の安打と東出選手の敵失、浅井選手の四球で無死満塁のチャンス。 一死後、ロペス選手の死球で1点を返した。しかし5回表に坪井選手の2号ソロで2点差とされた。 6回表には木村拓選手の失策と檜山選手への四球、沖原選手への死球で一死満塁のピンチ。 代わった山崎投手が広澤選手の内野ゴロの間に1点を失った。 代わった菊地原投手が坪井選手に適時三塁打されて、この回3点。 7回表には河内投手がクルーズ選手に3号ソロアーチを浴びて6点差とされた。 広島はようやく9回裏に反撃。吉田豊投手を攻め、瀬戸・倉選手の連打と木村拓選手の四球で無死満塁。 暴投で1点を返し、東出選手の犠飛でさらに1点。遠山投手から二死後、金本選手が適時打して3点差としたが、 反撃もここまで。4対7で敗戦。

 試合結果

 初回無死満塁で1点しか取れなかったのは痛かったですね。 あとは5回裏の二死満塁でロペス選手のあわやポテンヒットかという打球が沖原選手の好守に阻まれたこと。 相変わらずの拙攻で残塁が多いですが、最終回に打線がつながって3点を取ったことに明日への希望を見出したいです。
 先発のラドウィック投手はまずまずの投球。2発浴びており、花火師っぽい感じがしないでもないですが…。 これで一応先発6人が揃いました。
 河内投手が救援で今季初登板。142キロ程度出ていましたが、 球が高く、低めへ制球できていないところが問題ですね。
 廣瀬選手。これまで代走、守備固めで出場していましたが、ついにプロ入り初打席。 結果は空振り三振でした。朝山選手が戦線離脱しそうな感じなので、 打撃の方で結果を出せばスタメン起用の可能性が広がるんですが…。
 これでこの阪神3連戦は1勝2敗で負け越し。2カード連続で負け越しです。 しかし、先発投手陣にはある程度メドが立ったので、打線の調子が上向きになればそこそこ戦えるように思えます。

朝山、左膝を負傷して退場

 朝山選手が1回表の守備でペレス選手の中越えの飛球を追ってジャンプして着地した際、 左膝を痛めた。2回裏の打席で交代。病院で検査した結果、左膝半月板損傷の疑いがあることがわかった。 出場選手登録を抹消される模様。

 以前、朝山選手が痛めたのは右膝の半月板。そして半月板除去の手術を受けました。 逆の足も同じように痛めてしまうとは…。大事ないことを祈ります。
 今年は選手層が厚くなったと思っていましたが、これほど怪我人が続くとさすがに厳しいです。

森笠が出場選手登録抹消

 森笠選手が出場選手登録を抹消され、ラドウィック投手が出場選手登録された。

 本来ならば森笠選手が朝山選手の代役候補なのですが、抹消のタイミングが最悪ですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 抑えのヤング投手が自らの失策絡みで1点差を守れず。先発矢野投手は6回を2安打無失点の好投。

4月4日

山内完全復活か?

 対阪神戦、広島は2回裏に阪神先発川尻投手を攻め、一死から西山選手が二重失策で二塁へ進み、 山内投手の安打で一死一三塁のチャンス。木村拓選手の二ゴロの間に1点を先制した。 3回裏には金本選手が今季チーム初本塁打を右翼席へ叩き込み、2点をリードした。 先発の山内投手は直球・スライダーに切れがあり、阪神打線を翻弄。 8回までわずか2安打、三塁を踏ませない快投を見せた。しかし8回裏のチャンスで代打を出されて降板。 9回表は抑えの小林投手が坪井・今岡選手の長短打で1点差とされたが、逃げ切った。 2対1で勝利。広島は今季地元初勝利。

 試合結果

 山内投手が素晴らしい投球をしてくれました。ピンチらしいピンチは4回表の二死一二塁ぐらいでした。 とりあえずこれで先発ローテ5人目も確定ですね。お立ち台では「たまたま(の好投)」とか言っていましたが、 去年までの山内投手の投球を見ていると、冗談抜きでその可能性もあるわけで、 次回の登板でも今日のようなしっかりした投球をしてもらいたいと思います。
 完封ペースだった山内投手を山本監督は8回裏のチャンスで思い切って交代させました。 あの場面は一死一二塁で、山内投手に送りバントでもいいかなと思いました。 ただ、代打に出た野村選手には回の頭から「行くぞ」と告げていたわけで、 状況によって代打を出したり出さなかったりというわけには行かなかったのでしょう。 「攻めの采配」は山本監督らしいなと思いました。個人的には山内投手の続投の方が良いかなと思いましたけど。
 その場面で代打に出た野村選手。好投の山内投手の代打だったので、どうしても打たなければならない場面でした。 見事期待に応えて投手強襲の内野安打。一塁へ走って行く時、少し足を引きずっているようにも見えました。 そして一塁へヘッドスライディング。熱い男です。この試合ではスタメンから外れましたが、 オープン戦時とは違う個所の足の違和感があるそうです。
 抑えの小林投手。1点を失いましたが、直球の威力はかなり戻ってきているように思います。 しばらくはハラハラしながら最終回の小林投手に付き合うことになりそうです。
 金本選手。今季チーム初本塁打。初盗塁も決めて、史上初の2年連続3割30本3盗塁への一歩を踏み出しました。
 攻撃では4盗塁と足を使った攻めを見せ、苦手川尻投手を毎回のように攻めたてました。 しかし、どうして2点しか入らないの、という拙攻でしたね。 投手陣ががんばっているので、打線さえしっかり点を取れば勝ち星を積み上げられそうな感じなんですけどね。

山内・河内、苫米地・ヤングに代わって出場選手登録

 苫米地投手とヤング投手が出場選手登録を抹消され、山内・河内投手が出場選手登録された。

 ヤング投手は開幕戦1試合しか投げていませんが、その時の投球と3日のシュールストロム投手の投球を比べると、 シュールストロム投手の投球に軍配が上がるでしょう。
 苫米地投手は1試合も登板がないまま抹消。 よっぽどブルペンで調子が悪かったのでしょうか。

ウエスタン情報

 試合結果

田中投手は8回3安打自責点0。5失策に足を引っ張られたようです。

4月3日

井川にお手上げ、地元開幕飾れず

 地元開幕戦となった阪神戦。先発の移籍初登板鶴田投手は初回に坪井選手にいきなり先頭打者本塁打。 さらに安打と四球などで一死一三塁とされ、ペレス選手に中前適時打された。 2回表には山田選手の内野安打と野村選手の悪送球などで二死三塁とされ、 赤星選手のイレギュラー適時内野安打で1点を追加された。 阪神先発井川投手に7回まで3安打に抑えられていた広島打線は8回裏に反撃。 ディアス選手の四球、木村拓・東出選手の連打で一死満塁のチャンス。 浅井選手の一ゴロの間に1点を返し、なおも二死ニ三塁、一打同点のチャンスだったが、 金本選手が空振り三振。9回裏は成本投手に逃げ切られた。1対3で敗戦。地元開幕戦を飾れなかった。

 試合結果

 今季公式戦初観戦に行ってきました。大変寒かったです。 明日も今日なみの天候だとすると、真冬の服装をして行くことをおすすめします。 ちなみに、オープン戦を含めると、これで観戦3連敗です(; ;)。
 敗因は井川投手を打てなかったことですが、井川投手が良過ぎました。 直球は常に140キロ台。球に力があり、高めのボール気味の球にポップフライという場面が目立ちました。 井川投手にいつも今日並みの投球をされるようだと厄介なことになりますね。
 それでも8回裏は一死満塁の大チャンス。浅井選手か金本選手に一本出ていれば良かったのですが…。 試合の途中では完封されることを覚悟したので、8回裏に見せ場があったことだけでも良かったと思うことにします。 9回裏にも新井選手の同点ホームランが出ることを夢見てたりして、そういう意味では終盤は楽しめました。
 スタメンのことですが、あの寒い中、あえて野村選手を起用したということは、 山本監督は右投手が先発と読んでいたのでしょうか。 それとも浅井選手も野村選手も左投手をあまり苦にしないので、 右左関係なく今日のオーダーで行くつもりなのでしょうか。 先発がはっきりしない場合は偵察要員を使うという手もあるので、 先発の読み違いということがあったとすると、ちょっと気になりますね。
 先発したのは移籍初登板の鶴田投手でした。立ち上がりを除けばまずまずの投球。5回を5安打3失点。 2回表の失点は不運なものだったので、実質2失点ですね。 試合を作る投球はできるようなので、とりあえずローテ入りはするでしょう。
 中継ぎ投手陣は無安打無失点。中でも良かったのはシュールストロム投手。 MAXは142キロぐらいだったと思いますが、球質が重いような感じに見えました。 ラドウィック投手の登録時に抹消してしまうのは惜しいような気がします(ヤング投手が抹消されるかも)。
 野村選手。2回表の守備でニ遊間のゴロを捕って一塁へ投げる際にとんでもない悪送球をしました。 あのプレーは、打球を捕った後、体を180度回転させて投げなくてはならない二塁手独特の動きだと思います。 下半身にも相当の負担がかかるプレーでしょう、きっと。 ああいったプレーをきっちりこなせるようになると、「野村選手も元気になったな」と安心できるんですけどね。 4回裏の打席で代打を出されましたが、寒かったので無理させたくなかったのだと想像します。
 その他。始球式は秋葉広島市長。試合開始前に流されるアニメが「カープぼうや」主役のものから 「スライリー」主役のものに変わっていました。 5回裏が終わった時にスライリーが客席にプレゼントを撃ち込んでいましたが、 去年までの巨大パチンコに代わって空気銃のようなものを使っていました。ハイテクになったなと感心しました。

緒方が入院

 右足を故障した緒方選手が出雲市の島根医科大病院に入院した。

ウエスタン情報

試合結果

 ダイエー倉野投手に6安打完封負け。長谷川投手が7回を4安打自責点1とまずまずか。 岡上選手がウエスタン初安打初盗塁。

4月2日

SATOの無責任先発予想

 3日から阪神と地元広島開幕3連戦。続いて巨人と3連戦、計6連戦。
 今日広島市民球場で行なわれた練習には一軍未登録のラドウィック・鶴田・山内投手も参加していました。 阪神戦はこの3人が先発するのではないでしょうか。 ラドウィック投手は病み上がりですし、31日にシュールストロム投手が一軍登録されていて、 いきなり抹消もないと思うので、ラドウィック投手は3戦目と予想します。 故障していた鶴田投手もなるべく後の方が良かろうということで2戦目。 山内・鶴田・ラドウィック投手の順と予想しておきます。 巨人戦は3本柱、佐々岡・黒田・高橋投手でしょうね。
 阪神3連戦は3本柱が投げない試合でどれだけ戦えるかが試される試合となります。 良い試合ができれば、今後に期待が膨らみます。

4月1日

投打がっちり、新生山本カープ初勝利

 対中日戦、広島は初回に中日先発武田投手を攻め、中前打の木村拓選手が盗塁で二塁へ進み、 二死後、金本選手の右前適時打で先制した。 3回表には東出・浅井選手の連打で無死一三塁とし、金本選手の中犠飛で1点を追加。 5回表にも中前打の東出選手が盗塁で二塁へ進み、二死後、金本選手の右翼フェンス直撃の適時三塁打で1点を追加した。 先発高橋投手は5回裏まで2安打無失点と好投していたが、 6回裏に代打李・関川選手の連打で無死一三塁とされ、井端選手の適時内野安打で1点を返された。 さらに福留選手への四球で無死満塁の大ピンチだったが、ティモンズ選手を投ゴロ併殺に打ち取るなどして切りぬけた。 直後の7回表、中日3番手井本投手を攻め、木村拓選手の安打と東出選手の四球で一死一二塁とし、 浅井が左前へ適時打。金本選手の四球で満塁とし、代わった小山投手から二死後、 今季初スタメンの野村選手が中越えへ3点適時二塁打を放った。 高橋投手は8回裏に福留選手の内野ゴロの間に1失点。最終回は小林投手が走者を出しながら逃げ切った。 7対2で勝利。広島は連敗を2で止め、今季初勝利。

 試合結果

 今季初勝利、おめでとうございます。昨日、嫌な感じの負け方だったので、 ここで止めておかないとズルズル行きそうな感じがしていたので、良かったと思います。 試合内容も、投げるべき人が投げ、走るべき人が走り、打つべき人が打った、しっかりした内容だったと思います。
 緒方選手の戦線離脱でどのようなスタメンになるか注目されました。 山本監督は野村選手を二塁に入れ、木村拓選手を中堅に入れました。 野村選手は7回表に試合を決める適時二塁打を放ち、見事期待に応えてくれました。 ただし、守備での動きは今一つで、「緒方戦線離脱」というチームの一大事に見切り発車をしたという感じもします。
 攻撃では木村拓・東出選手が安打して盗塁。金本選手が適時打や犠飛などで3打点。 それぞれがそれぞれの役割をきっちり果たした理想的な攻撃をしたと思います。
 高橋投手。8回を7安打2失点。3本柱のうちの2本で負けて、プレッシャーもあったと思いますが、 好投してくれました。特に6回裏、1点を取られた後の大ピンチはよく抑えてくれましたね。 終盤はちょっと疲れたみたいで、完投するにはスタミナが今後の課題でしょうか。 幸先よく1勝したので、今年は乗っていけるのではないでしょうか。
 新井選手はスタメン三塁手。打撃では無安打。守備でも山崎選手の何でもない三ゴロを内野安打にするなど精彩がなく、 6回裏から早めの守備固めでディアス選手と交代しました。
 この3連戦は1勝2敗で負け越し。 3本柱での負け越しは痛いですが、3本柱の実力が証明されたことに希望を持ちたいと思います。

緒方、前半戦絶望

 31日の試合で右膝を痛めた緒方選手。広島市内の病院で検査の結果、 「右膝内側側副靭帯損傷」に加え「右大腿骨外側か骨軟骨骨折」が見つかり、全治2か月と診断された。 前半戦の復帰はほぼ絶望。出場選手登録を抹消された。3日に島根医大に入院する予定。

 残念ながら重傷でした。復帰したばかりでこんなことになって、神も仏もないのかという感じですね。 オールスター後に復帰してくれることを期待します。

森笠が出場選手登録

 森笠選手が出場選手登録された。

 このチャンスを生かさないとね。

ウエスタン開幕

 31日のウエスタン開幕戦を雨で流した広島は藤井寺球場で近鉄と対戦した。

 試合結果

 河内投手が先発して4回を投げています。中3日で阪神戦の3戦目に登録即先発するかどうかは微妙ですね。
 甲斐選手がウエスタン初スタメンで初安打。岡上選手も初スタメン。