カープ日記


9月30日

今季初先発横山6回2安打1失点も…

 対阪神最終戦、広島は初回に阪神先発川尻投手を攻め、浅井選手の四球と金本選手の中前打で二死一二塁とし、 ロペス・新井選手の連続適時打で2点を先制した。 今季初先発の横山投手は直球とフォークのコンビネーションが良く、5回までを1安打無失点の好投。 6回裏に四球の上坂選手を盗塁と暴投で三塁へ進め、新庄選手に適時打を浴びて1点差とされた。 川尻投手に2回以降完璧に抑えられていた広島打線は、 7回表に左前打の新井選手を一塁に置いて、ディアス選手が左越えへ7号2ランを放って3点差とした。 しかし7回裏に高橋投手がタラスコ選手への四球と矢野選手の右前打で無死一三塁のピンチ。 代わった玉木重投手は一死後、広澤選手の内野ゴロの間に1点。上坂選手に適時打を浴びて1点差とされた。 8回裏には山崎健投手が新庄・大豊選手の連打で一死一三塁とされ、タラスコ選手の二塁強襲適時内野安打で同点とされた。 二死後、吉田剛選手に左前適時打を浴びて1点を勝ち越された。 粘る広島は9回表に福原投手を攻め、ロペス選手の右前打と新井選手の死球、捕逸で一死一三塁のチャンス。 ここで途中出場の朝山選手が左前適時打を放ち、同点とした。 9回裏は紀藤投手が一死から坪井選手に四球。ハートキー選手の右前打で一死一三塁となるかに思われたが、 右翼手朝山選手の好返球で一塁走者坪井選手を三塁タッチアウト。二死一塁としたが、 新庄選手に右中間へ28号2ランを浴びてサヨナラ負け。5対7で敗戦。広島は2連敗。

 試合結果

 9回表に同点適時打を放った朝山選手が9回裏に好返球でピンチの芽をつんだかに思えました。 「流れが広島に来たな」とホッと一息ついたところで、 新庄選手にまさかまさかのサヨナラ本塁打を打たれてしまいました。
 先発は佐々岡投手ではなく、意外にも横山投手。 横山投手は好投でした。直球とフォークのコンビネーションが良く、フォークで面白いように空振りが取れていました。 良い当たりが野手の正面を突くという幸運な面もありましたが、これぐらい投げてくれれば来季に期待が持てます。 直球の球速は全盛期に比べるといまひとつですが、高めの球を詰まらせる場面が多々ありましたし、 伸びはあったと思います。あとはカーブの切れと制球が戻れば鬼に金棒です。 今季初勝利を挙げられなかったのは残念です。6回での交代については、 ルースショルダーのことを考えると仕方ないでしょう。
 救援投手陣(高橋・玉木重・山崎健・紀藤投手)は軒並み悪かったですね。 来年も同じようなメンバーでやることになるのでしょうから、しっかりとしてもらいたいですね。
 打線。天敵川尻投手から初回にいきなり2得点。川尻投手は立ち上がりが悪いことがあるので、 それをうまく突きました。その後は全く打てなくなり、7回表にようやくディアス選手の2ランで追加点。 7回で4得点はこれまで打てなかったことを考えるとまずまずですが、 結局負け投手にすることができませんでしたし、中盤を完璧に抑えられているので、 川尻投手の「広島打線はカモ」という意識は変わらないでしょう。
 金本選手。盗塁と本塁打ともになし。

河野・兵動、ラドウィック・広池に代わり出場選手登録

 ラドウィック投手と広池投手が出場選手登録を抹消され、河野投手と兵動選手が出場選手登録された。

 河野投手は登録を抹消されていないのに登録とは何か変ですね。
 兵動選手は今季初の一軍入り。二軍では打率.194、0本塁打とパッとした成績を残していませんが、 成長した姿を見せて欲しいですね。

広瀬(法大)の逆指名獲得目指す

 29日と30日にスカウト会議が開かれ、野手中心の補強をすることが確認され、 ドラフト2位で法大の広瀬純外野手の逆指名獲得を目指すことが決まった。 広瀬外野手は181cm85kg右投右打。シドニー五輪日本代表。 昨年の東京六大学春季リーグで三冠王を獲得している。1位候補には高校生野手約20人をリストアップしている。

 広瀬選手といえばおヒゲがプリティな彼ですね。 シドニー五輪では米国戦での左翼への大ファールぐらいしか印象がありませんが、パンチ力もありそうですし、 獲得できると嬉しいですね。阿南球団部長や野村選手と同じ佐伯鶴城高校出身、 新監督に内定している山本浩二氏と同じ法大出身というのも広島には有利に働きそうです。
 今いる若手投手の成長が期待できるということで、野手中心の補強だそうですが、 ここ数年若手投手の伸び悩みが続いていますから、ちょっと不安。

9月28日

金本29盗塁!伊与田プロ初安打が初本塁打!4年連続年間負け越し

 対横浜最終戦、先発ミンチー投手は初回に石井琢選手の先頭打者本塁打で先制された。 広島はプロ入り初先発の横浜神田投手から決定打が出ず、 ようやく4回裏に浅井選手が中堅右へ13号ソロアーチを放って同点。 粘投していたミンチー投手は7回表二死三塁から金城選手に適時打、 鈴木尚選手に19号2ランを浴びて3点のリードを許した。 8回表にはラドウィック・広池投手が6安打を集中されて4失点。 8回裏二死から伊与田選手がプロ入り初安打となるプロ入り初本塁打を森中投手から左翼席へ運び、6点差とした。 9回裏には木塚投手を攻め、中前打の金本選手が二盗を決めて30盗塁へあと1つに迫った。 さらに三盗を狙ったがタッチアウト。2対8で敗戦。広島は今季の負け越しが決まった。4年連続のシーズン負け越し。 対横浜戦の4年連続負け越しも決まった。

 試合結果

 時間の問題だったシーズン負け越しが決まってしまいました。 対横浜戦の勝ち越し、今季初の同一カード3連勝も夢と消えました。 これで3タテを狙えるチャンスは10月7日からの中日3連戦のみになりました。
 相手の先発がプロ初先発の神田投手ということで、楽に攻略できるかなと思ったのですが、 結局5回で浅井選手の本塁打による1得点のみ。 横浜打線が淡白な攻撃をしていたので(5回表はわずか4球でチェンジ)、 一昨日昨日と同じパターンの試合になるかなと思っていましたが、 ミンチー投手が耐え切れず、7回表につかまってしまいました。
 ミンチー投手はハーラートップタイに並ぶ13勝目を挙げることができませんでした。 しかしあと2試合は先発のチャンスがありそうですので、まだ諦めるのは早いです。
 救援投手陣ではラドウィック投手が不調でした。全体的に球が高く、試合が決まってしまいました。 小林幹投手は1回を1安打3奪三振。復調の兆しが見えると言いたいところですが、 これまでに何度も裏切られているので…。
 明るい話題が2つ。伊与田選手がプロ入り初本塁打を放ちました。これがプロ入り初安打でもあります。 左翼席前列に落ちたもので飛距離はそれほど出ていませんが、高々と上がって放物線を描いたアーチは、 ホームランアーチスト誕生を予感させます(って、1本打っただけなのに誉め過ぎでしょうか)。 おめでとうございます。
 そして金本選手が29盗塁目を決めました。6点差の9回裏で、常識的には盗塁する場面ではありませんでしたが、 30盗塁という記録がかかっていますし、勝負は決まっていましたし、あれで良かったのではないでしょうか。 私も「走れ!走れ!」と思いながら見ていました。 30盗塁まであと1個。

五輪代表河野が帰国

 河野投手が他のシドニー五輪野球代表プロ選手とともに豪州から帰国した。 河野投手は「メダルは取れなかったけど、チームの雰囲気がよく、いい経験ができました」と話した。

 緊迫した場面での登板はありませんでしたが、 ああいった試合にどういう形でも参加できたことは良い経験になったと思います。

セ、順位決定に勝利数を最優先

 セ・リーグは来季から引き分け再試合なしの延長12回制を導入するが、 順位決定は勝利数を最優先することを理事会で合意した。

 例えば、75勝50敗15分勝率6割よりも80勝60敗勝率5割7分1厘の方が順位が上になるわけですね。 要するに引き分けは負けと同じです。 勝利数が同じ場合に負け数が少ない方の順位を上にするという規定ができれば(たぶんできると思いますが)、 引き分けにも意味が出てきます。

9月27日

今夜は黒田だ!連夜の完投劇

 対横浜戦、広島は初回に横浜先発川村投手を攻め、浅井・金本選手の短長打で1点を先制した。 先発黒田投手は序盤からピンチの連続。3回表に二死一二塁から佐伯選手の適時二塁打で同点とされた。 しかし広島打線は6回裏に爆発。東出・浅井選手の長短打、金本選手の四球で無死満塁とし、 ロペス選手が左前へしぶとく適時打を落として2点を勝ち越した。一死後、ディアス選手が中越えの適時打を放ち、 3点をリードした。黒田投手は4回以降、変化球主体の投球で立ち直り、横浜の淡白な攻めにも助けられて完投した。 4対1で勝利。広島は2試合連続の完投勝利で2連勝。

 試合結果

 黒田投手が好投しました。3回まではあと一打出ればKOされていてもおかしくない投球でした。 それが4回以降はわずか2安打でピンチは7回表の二死一二塁だけでした。 どうやらフォークやスライダーなど変化球主体の投球に横浜打線が面食らったようですね。 久々にスタメンマスクをかぶった木村一捕手の好リードもあったのではないでしょうか。 これで黒田投手は前回の巨人戦に続き、2試合連続の完投勝利。 7勝は新人の年の6勝を越えるシーズン自己最多勝利です。 成績が尻すぼみになる投手が多い中、少しずつでも成長していると言えるのではないでしょうか。
 6回裏はロペス選手が勝ち越し打を放ち、勝負強さを見せてくれました。 これで85打点。もし開幕時からいてくれれば、今ごろ巨人の松井選手の上を行く打点王だったことでしょう。
 金本選手。本塁打と盗塁は足踏み。しかし初回に先制の適時二塁打。浅井選手の中前打で東出選手が本塁アウトになって、 先制機を逸したかと思えた直後だったので、嫌なムードを振りはらう一撃となりました。
 東出選手。26打席ぶりの安打が出ました。勝ち越しにつながる二塁打になりましたね。 走塁死や併殺打などあって手放しでは喜べませんが、とにかくヒットが1本出て良かったです。
 これで横浜との対戦成績は13勝13敗の五分になりました。明日は今季初の同一カード3連勝、 今季横浜戦勝ち越しをかけての大事な一戦になります。

9選手が自由契約に

 広島球団は山崎慎太郎投手・吉年滝徳投手・小林敦司投手・谷内聖樹投手・山田潤内野手・若林隆信内野手・ 玉木朋孝内野手・岩崎智史内野手・青木智史外野手を自由契約にすると発表した。

 山崎慎投手。序盤は頑張ってくれて、復活したと思っていたのですが。 吉年投手。高校時代の球威・カーブの切れが戻らなかったように思います。 小林敦投手。数年前の足の怪我が痛かったですね。その後よく復帰したのですが。谷内投手。今年テスト入団しましたが、 二軍での登板もありませんでした。故障だったのでしょうか。 山田選手。右の大砲ということで期待していたのですが。若林選手。打者と投手を行ったり来たり。 こんなことになるならば投手で行けば良かったのにと思ったりします。 玉木朋選手。守備はまずまずだったので、打撃さえ一皮むければというところでした。 岩崎選手。将来大砲になるかと期待していました。青木選手。少しずつでも成長はしているように思っていました。
 それぞれの選手に次の活躍場所が見つかることをお祈りします。

ウルソーが28日に帰国

 ウルソー投手が28日に米国へ帰国する。来季の契約については未定。

 春先は毎試合のように登板して活躍しました。打者に慣れられたのかその後は通用しなくなってしまいましたね。 来季の契約は難しいかも知れません。

日本、韓国に敗れて4位

 シドニー五輪野球3位決定戦、日本は韓国に1対3で敗戦。4位に終わった。優勝はキューバを4対0で破った米国。
 日本先発松坂投手は7回まで韓国打線を抑え込んだが、 8回裏二死ニ三塁からイ・スンヨプ選手とキム・ドンジュ選手に適時長短打を浴びて3失点。 日本打線は韓国先発グ・デソン投手からようやく9回表に田中投手の適時打で1点を返したが、及ばなかった。
 河野投手の登板機会はなかった。

 前回の登板で160球程度投げた松坂投手が中3日で先発。打線の援護なく、8回裏に力尽きました。
 プロアマの協力についてですが、今回程度の協力でもメダルは狙えるのではないかと思いました。 ただし金メダルを狙おうとすると、レギュラー野手は全員プロ、 投手はプロのエース級を少なくとも3人は揃えないとダメでしょうね。

9月26日

どっか〜ん!新井場外弾!

 対横浜戦、先発山内投手は初回に石井琢・ローズ選手の長短打で1点を先制された。 しかし2回裏に横浜先発福盛投手から金本選手が12試合振りに28号ソロアーチを左中間に突き刺して同点。 4回裏には浅井・金本選手の連打に中根選手の失策が絡んで無死二三塁のチャンス。 一死後、新井選手が遊撃へ適時内野安打。これが石井琢選手の悪送球を誘って2点を勝ち越した。 さらに西山選手の中前適時打で1点を追加。6回裏には新井選手が岡田投手から左翼場外へ14号ソロアーチ。 4点をリードした。山内投手は5回表二死満塁のピンチを切り抜けると、以降を散発2安打に抑えて完投。 5対1で勝利。山内投手は今季2度目の完投勝利で2勝目。

 試合結果

 山内投手が好投しました。初回にいきなり1点を取られた時はどうなることかと思いましたが、その後は無失点。 変化球が多めで特にフォークを多投していました。 最大のピンチは3点を勝ち越した直後の5回表。二死満塁のピンチでしたが、金城選手を投ゴロに打ち取りました。 これまでは勝利投手の権利を持ったまま降板して救援投手が逆転されるという不運がかなりありましたが、 完投すればそんな心配はありませんね。来年は開幕からバリバリ投げて欲しいですね。
 新井選手。4回裏に勝ち越しの適時内野安打。そして6回裏には左翼場外へ消える本塁打。 金本選手や巨人の松井選手並みの驚異的なパワーですね。何とか来年はレギュラーを獲ってもらいたいです。 というか、レギュラーで使え。
 金本選手は12試合ぶりに本塁打。これで30本塁打まであと2本ですね。 3安打猛打賞で打率も3割1分台まで上げました。
 前回の横浜戦で盗塁されまくった西山選手。 この試合では金城・石井琢選手の盗塁を刺して、きっちりお返しをしました。
 東出選手は2打席凡退で、ついに代打を出されて途中交代。セーフティバントをする工夫は見せたのですけどね。 疲れているのでしょうが、シーズン終了までもうひと踏ん張りです。

ドミニカ3選手が27日に来日

 カープドミニカアカデミーから3選手が27日に来日し、29日から由宇練習場で行なわれる秋季練習に参加する。 ラファエル・ロサリオ投手は23歳183cm80kg右投右打。 ファン・モロベル投手は23歳185cm90kg左投右打。 ヘルマン・デ・レオン内野手は19歳178cm85kg右投右打。

 3選手の中に即戦力選手がいると良いですけど。

日本、キューバに敗れて3位決定戦へ

 シドニー五輪野球準決勝、日本はキューバに0対3で完封負け。27日の3位決定戦で韓国と対戦し、 銅メダルに挑戦する。
 日本先発の黒木投手は3回まで1安打の好投。しかし4回裏にキンデラン選手に適時打を浴びて1点を先制された。 さらに6回裏にもキンデラン選手に2点適時打を浴びて3点をリードされた。 日本打線は、キューバ先発のコントレラス投手からチャンスは作るものの決定打が出ず、完封された。
 河野投手の登板機会はなかった。

 負けてしまいましたね。試合の印象は予選リーグ初戦の米国戦と同じ。 黒木投手はよく投げたのですが、打線がつながらず、黒木投手を援護できませんでした。
 韓国とは予選リーグで接戦をやっていますし、勝機は充分あります。銅メダル目指して頑張って下さい。

9月25日

SATOの無責任先発予想

 26日から広島で横浜3連戦。1日開けて甲子園で阪神戦。 今節は4試合のみ。
 シーズン負け越しへあと1敗。奇跡の10連勝でシーズン勝ち越しを目指せ!
 広島の先発は山内・黒田・ミンチー・佐々岡投手と予想します。 横浜の先発は小宮山・福盛・川村投手でしょうか。 横浜を3タテすれば横浜には今季勝ち越しとなります。

9月24日

横山復活か?1回3奪三振

 対ヤクルト戦、広島はヤクルト先発高木投手を攻め、二死から町田・金本・ロペス選手の3連打で1点を先制。 3回表には藤井投手から金本選手が中堅フェンス直撃の二塁打。代わった本間投手からロペス選手の中前打で一死一三塁とし、 新井・ディアス選手の長短打で2点を追加した。さらに4回表には木村拓選手が右前打の後、盗塁と暴投で三塁へ。 金本選手の四球で二死一三塁とし、金本選手が盗塁を試み、一二塁間で挟殺される間に木村拓選手がホームイン。 4点をリードした。先発佐々岡投手は低めを丁寧に突く投球でパーフェクト投球。 しかし4回裏二死から稲葉選手に9号ソロアーチを浴びた。ペタジーニ選手の安打と古田選手への四球、 副島選手の内野安打で二死満塁のピンチ。 岩村選手の中前への飛球を木村拓選手が追いつけずバンザイして3点適時二塁打。同点となった。 5回裏には度会選手への四球、真中選手の中前打、土橋選手の犠打で一死ニ三塁のピンチ。 稲葉選手に左前適時打されて1点を勝ち越された。佐々岡投手はKO。 その後は両軍の救援陣が踏ん張って両軍無得点。4対5で敗戦。 8回裏に今季初登板した横山投手は宮本選手に中前打されたものの、3奪三振で無失点。

 試合結果

 4回までに4得点。いつもは立ち上がりが悪い佐々岡投手が3回までパーフェクト投球。 これは楽勝かなと思いましたが、4回裏に落とし穴が開いていました。 佐々岡投手が二死無走者から一挙4失点。不運な打球もありましたが、エースらしくない投球でした。 調子自体は初回から悪かったそうですが…。 試合日程を考えると佐々岡投手の先発登板はあと2試合。現在最多勝のバンチ投手は13勝していますので、 現在10勝の佐々岡投手の最多勝はほぼ絶望になりました。
 東出選手が不調ですね。4試合連続無安打。東出選手が好調ならば、 9回表無死一塁で木村拓選手に送りバントという作戦があったかも知れません。
 今季初登板の横山投手。最高球速は145キロ。フォークの切れは良かったです。 カーブについては投げ方を忘れてしまったそうで、縦に落ちるカーブではなく、 横に曲がるカーブになってしまっているそうです。投球内容は良かったように見えたので、ひと安心しました。

日本予選4位で準決勝はキューバ

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本はキューバに2対6で敗戦。4勝3敗。 予選リーグ4位となり、予選リーグ1位のキューバと準決勝で対戦する。
 日本は2回表にカストロ選手の適時打、3回表にキンデラン選手の適時打で2点をリードされた。 4回裏に敵失と梶山選手の犠飛で2点を挙げて同点としたが、5回表にキンデラン選手の3ランで勝ち越された。 6回表にもマンリケ選手の適時打で1点を追加された。
 河野投手は8回表と9回表の2回を2安打1四球無失点。

 既に決勝トーナメント進出が決まっているとあって、ある意味消化試合のような扱いでしたね。 録画中継もダイジェスト版で、河野投手の投球はカット。見ることができませんでした。

巨人、セ・リーグ優勝

 マジック1の巨人は9回裏に江藤選手の満塁弾と二岡選手のサヨナラ弾で中日に5対4で逆転勝ち。 セ・リーグ優勝を決めた。

 おめでとうございます。カネで優勝が買えることが常識とならないように、 巨人以外のセ5球団は来年以降頑張りましょう。

9月23日

達川監督の退団を正式発表

 広島球団は達川監督が今季限りで退団することを正式に発表した。 達川監督は「話し合いの結果、今シーズン限りで退団することになりました。 シーズン中ですし、残り試合もありますので、全力で頑張りたいと思います。 ご声援を頂いたファンの皆様に深く感謝します」とコメントを発表した。

 こういうコメントが出てくると、「本当なんだな」と達川監督の退団を実感します。

山本浩二氏に監督就任を正式要請

 広島球団の阿南準郎球団部長は山本浩二氏に来季の監督就任を正式に要請した。 山本氏は「前向きに考えると伝えた」と話した。

 山本新監督の誕生は確実ですね。

ヤクルト戦、雨天中止

 神宮球場で行なわれる予定だったヤクルト戦は雨のため中止になった。

 同一カード3連勝のチャンスがひとつ消えてしまいました。 今日または明日はローテの谷間なので、誰が先発するか楽しみだったのですが…。

日本、韓国に敗れるも決勝トーナメント進出決定

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本は韓国に延長10回の末、6対7で敗戦。4勝2敗。 しかし大会規定により、日本の決勝トーナメント進出が決まった。
 日本先発松坂投手は1回表にキム・ドンジュ選手の2点適時二塁打とイ・スンヨプ選手の2点本塁打でいきなり4失点。 その裏に日本は沖原選手の先頭打者本塁打と中村選手の投手強襲適時内野安打で2点を返した。 5回裏には飯塚選手の犠飛で1点差としたが、7回表にパク・ジンマン選手の右前適時打で再び2点差に。 しかし7回裏に満塁から田口選手が2点適時打を放ち、同点とした。 9回裏にサヨナラのチャンスを逃した日本は、10回表に登板した2番手土井投手が一死満塁とされた後、 中村選手の適時失策などで2点を勝ち越された。その裏、田中選手の適時打で1点差としたが届かなかった。
 河野投手の登板機会はなかった。

 日本はよく粘ったと思います。惜しかったのは松坂投手の立ち上がりですね。 いきなりの4失点は痛かったです。その後は良く投げてくれましたが…。 韓国に負けてしまったのは残念ですが、決勝トーナメント進出は嬉しいです。おめでとうございます。
 順位の決定はまず勝敗数。勝敗数が同じ場合は、同じ勝ち星を挙げたチーム同士の直接対決の勝敗数。 それも同じ場合はそれらのチーム同士の対戦での総失点数。 日本が4勝3敗で並ぶ可能性のあるチームは、オランダが南アフリカに負けたために、 夜の試合が行なわれる前の時点で、韓国と豪州に絞られました。日本は豪州に勝ち、豪州は韓国に勝ち、 韓国は日本に勝ったため、直接対決の勝敗数はどのチームも1勝1敗。次に総失点は、 日本7−3豪州、日本6−7韓国、韓国3−5豪州、ということで、日本と豪州が10点、韓国が11点となり、 日本と豪州が決勝トーナメント進出となります。 もちろん豪州は米国とイタリアに連勝しなければ4勝に届きませんので、 豪州の決勝トーナメント進出が決まったわけではありません。こう考えてくると、 日本が10回裏に取った1点というのが非常に大きな意味を持っていたことになりますね。
 夜の試合で豪州がイタリアに負けました。これで明日韓国が南アに負けても、 3勝で並ぶ可能性のあるチーム同士の勝敗数・総失点数による順位決定法で韓国の決勝トーナメント進出が決まりました。 いろいろと番狂わせもあった予選リーグですが、 結局は日本・キューバ・米国・韓国が決勝トーナメント進出という順当な結果に落ち着きました。

9月22日

達川監督が辞任に同意

 達川監督と松田元オーナー代行がこの日のヤクルト戦後に会談し、 達川監督は辞任することに同意した。 松田オーナー代行は後任監督について「球団OBを軸に早急に決めたい」と述べたが、 前回も候補に挙がった元監督の「ミスター赤ヘル」山本浩二氏(53)の就任が濃厚。

 主力選手の戦線離脱。「スタッフも選手も育てる野球」から「勝つ野球」への球団の方針転換。 育てられるはずだった達川監督には気の毒な状況でした。 結果的にこの2年で「選手を育てる野球」はある程度できたと思います。

7回表集中打で逆転!ミンチー最多勝へGO!

 対ヤクルト戦、先発ミンチー投手は2回裏に二死から高橋智選手に安打された後、岩村選手の16号2ランで先制された。 広島は3回表にヤクルト先発レモン投手を攻め、左前打のディアス選手が盗塁などで三塁へ進み、 ミンチー投手の右前適時打で1点差とした。 広島は6回までレモン・本間投手に9安打を浴びせながら攻め切れなかったが、 7回表に打線がつながった。山本投手に対し、木村拓選手が左前打。東出選手が送りバントを失敗したものの、 町田選手の遊ゴロと暴投で二死三塁とし、金本選手が左前へ同点適時打。ボークで二塁へ進んだ後、 ロペス選手が中前へ勝ち越し適時打を放った。さらに新井選手が左翼左へ適時二塁打して2点をリードした。 ミンチー投手は走者を許しながらも丁寧な投球で7回までを抑えたが、 8回裏にペタジーニ・古田選手の連打と代打池山選手への四球で一死満塁とされてマウンドを降りた。 このピンチを高橋・紀藤投手が好救援で切り抜け、9回裏は紀藤投手が走者を許したが抑え切った。 4対2で勝利。ミンチー投手はハーラートップタイの12勝目。

 試合結果

 リードされてはいましたが、広島優勢で試合が進んでいました。 なぜかミンチー投手の打席にチャンスが回り、3回表はそのミンチー投手が適時打を放って1点を返したものの、 そう何回もヒットを打てるはずもなく、残塁の山が増えて行きました。 「広島拙攻で2連敗」という見出しが頭に浮かんだ7回表に打線がつながりました。 普通ならば東出選手が送りバントを失敗した時点で攻撃は尻すぼみになってしまうものなのですが、 金本・ロペス・新井選手が3連打して見事逆転しました。
 ミンチー投手は要所を抑えるいつもの投球。チャンスに打席が回ってきて、交代させられそうなピンチがありましたが、 達川監督がグッと我慢してくれたおかげで8回途中まで投げました。味方が逆転するまで我慢して12勝目を挙げました。 あと3試合ぐらいは登板がありそうなので、最多勝に望みが出てきましたね。
 8回裏一死満塁のピンチ。高橋投手がワンポイントで岩村選手を抑える好救援。 二死となって、紀藤投手は宮本選手を抑える好救援。両投手、見事な火消しでした。
 新井選手は3安打でプロ初の猛打賞。過去にもあるかと思いましたが、初めてとは意外でした。
 これでヤクルトとの対戦成績は12勝12敗。4位ヤクルトとのゲーム差は1.5。 ヤクルト戦のシーズン勝ち越しと4位浮上を目指して、明日明後日頑張って下さい。

横山、今季初の一軍入り

 横山投手が出場選手登録された。横山投手は右ルースショルダーに悩まされ、これが今季初の一軍入り。

 ようやく一軍入りとなりました。無理は禁物ですが、来年につながる投球を期待します。

澤崎が出場選手登録抹消

 澤崎投手が出場選手登録を抹消された。

 先発投手は足りていますし、序盤KOが続いていますから、仕方ないでしょう。

日本、南アを下し4連勝

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本は南アフリカを8対0で下し、4連勝。4勝1敗。 日本は初回に田口・阿部・田中選手の適時打で3点を先制。5回表には中村選手の2ラン。 終盤にも3点を追加した。
 河野投手は7回裏を投げ、遊ゴロ、遊ゴロ、見逃し三振の三者凡退に抑えた。

 5勝挙げる可能性が残っているチームは、既に5勝を挙げている米国、 現在4勝の日本とキューバ、計3チームです。すなわち5勝を挙げれば予選突破決定。 日本が韓国とキューバに連敗して4勝のままだと予選突破は微妙です。 現在2勝3敗のオランダは残りがイタリアと南アですから4勝しそう。 現在2勝3敗の韓国は日本と南アを残しており、日本に勝てばたぶん4勝します。 現在2勝3敗の豪州の残りは米国とイタリアで、もし米国に勝てば4勝するでしょう。 米国・キューバが5勝以上、日本・オランダ・韓国・豪州が4勝で並ぶ可能性があります。 その場合、4勝した4チームのうち、2チームしか決勝トーナメントに進めません。 要するに何を言いたいかといいますと、 日本は韓国かキューバどちらかに勝たないと予選を突破できない可能性があるということで、 明日の韓国戦は大一番になるということです。
 河野投手はまたも厳しい場面での登板ではありませんでした。抑えの切り札を任されるのかなと期待していたのですが、 どうもそうではないようですね。韓国戦とキューバ戦でそのあたりははっきりするでしょう。

9月21日

巨人を3タテならず

 対巨人最終戦、先発澤崎投手は3回表に杉山選手の安打と仁志選手への四球の後、 清水選手に11号3ランを浴びて先制を許した。高橋由選手に二塁打されてKO。 代わった玉木重投手が清原選手に適時打を浴びた。 連投で先発の巨人三沢投手から4回裏にロペス選手が左中間へ19号ソロ。 5回裏には柏田投手から朝山選手の右翼フェンス直撃の三塁打の後、木村拓選手が右犠飛を上げて2点差とした。 しかし6回表に山崎健投手が江藤・二岡選手に連打され、一死一三塁から後藤選手の内野ゴロ併殺崩れの間に1点。 仁志選手に安打されて一三塁とされて、山崎健投手はKO。代わった広池投手は清水選手に適時打されて再び4点差とした。 7回裏に木村投手を攻め、右前打のディアス選手が暴投と内野ゴロで三塁へ進み、朝山選手の内野ゴロの間にホームイン。 8回裏には金本選手が平松投手から中前打。代わった南投手からディアス選手が遊ゴロ敵失で生き、 一死一三塁。新井選手の右前適時打で2点差と迫ったが、なおも続くチャンスで後続がなかった。 4対6で敗戦。広島の連勝は3で止まった。中日が勝ったため、巨人の胴上げはなかった。

 試合結果

 巨人のマジックは2。広島と中日が負けると巨人の優勝が決まってしまう試合でした。 広島は負けたものの、中日が勝ったために、目の前で巨人の胴上げを見る羽目にはなりませんでした。 今季初の同一カード3連勝できれば言うことなしだったのですが、ま、2勝1敗と勝ち越して、 最後の意地は見せたと言えるのではないでしょうか。
 巨人の先発は工藤投手ではなくて三沢投手でした。三沢投手は昨日も救援登板しているので、 ちょっとビックリしました。三沢投手には悪いのですが、 工藤投手に中5日先発の無理をさせず、東京ドームでの胴上げを狙って、この試合を捨て試合にするのかと思いました。 実際のところは先発予定の工藤投手が足を痛めたのが理由でした。 こりゃ行けると思ったのですが、この三沢投手から4回で1得点しかできませんでした。
 先発澤崎投手は前の2試合では序盤KO。この試合でも3回途中でKOされました。 慎重になり過ぎているのか、四球が多いですね。26歳の誕生日を祝えませんでした。 体調が万全でないのか球が走っていませんし、試合日程がとびとびになるので、 今季の先発登板はもうないかも知れません。
 澤崎投手の4失点は痛かったのですが、2点差に迫った直後の6回表に取られた2点も痛かったです。 あの回は巨人のエンドラン攻撃にやられた感じですね。
 打線は4点差をよく追いかけたのですが、追い切れませんでした。 特に8回裏は一打同点のチャンスまで攻めただけに惜しかったです。
 投手陣はブリブリ振り回してくる巨人打線から12奪三振。特に7回表はラドウィック投手が3者連続、 8回表は小林幹投手が2者連続、9回表は高橋投手が2者連続でした。 3者連続三振を奪ったラドウィック投手は8回表も投げる予定でしたが、左目にゴミが入って降板しました。 もう少し見てみたかったですね。
 巨人との今季の最終対戦成績は12勝15敗。巨人が優勝チームであることを考えると、 まずまず健闘したと言えるのではないでしょうか。

レイノソが退団へ

 レイノソ投手が22日にドミニカ共和国へ帰国する。球団は来季の契約を行なわない方針で、 このまま退団する見込み。

 球威はあるのですが、制球が最後まで課題でした。 今季は一軍で6月30日に1試合だけ登板。二軍での最後の登板は7月19日でした。  

9月20日

ディアス満塁弾!黒田完投!V目前Gに連勝!

 対巨人戦、先発黒田投手は2回表に清原選手の中越え16号ソロ、村田善選手の左前適時打で2点を先制された。 広島は2回裏に巨人先発高橋尚投手を攻め、新井選手が左中間席へ豪快に13号ソロアーチ。 ディアス・西山選手の短長打で同点とした。3回表に高橋由選手に27号ソロを浴びて1点を勝ち越されたものの、 3回裏に反撃。町田選手の左前打と金本選手の内野安打で一死一二塁とし、 ロペス選手の遊ゴロが元木選手の適時失策を誘って同点。新井選手が四球で歩いて満塁とし、高橋尚投手をKO。 ディアス選手は三沢投手から左越えへ6号満塁弾を放ち、4点をリードした。 4回裏には木村拓選手が中越えへ10号ソロアーチ。黒田投手は中盤以降立ち直り、 5回以降を無安打に抑えて完投した。8対3で快勝。広島は3連勝。

 試合結果

 ホームラン合戦に勝ちました。巨人2発に対して広島3発。 中でも効果的だったのはディアス選手の満塁弾。一振り4点は大きいです。 一方の巨人は2発がいずれもソロアーチ。この差は大きかったです。
 黒田投手は序盤は相変わらずの一発病という感じでしたが、走者を出していなかったので大怪我にはなりませんでした。 連打されたのは2回だけで、5回以降は四球でひとり走者を出しただけ。結局、6安打3失点で今季3度目の完投勝利でした。 この試合ではチェンジアップを多めに使っていました。すっぽ抜けることも多かったですが、 巨人打線を迷わせるのに役立ったようです。
 ディアス選手。3回裏に勝ち越しの満塁弾。2回裏にも中前打で出塁した後に盗塁を決め、 西山選手の適時二塁打でホームイン。打のヒーローです。
 新井選手。左中間へ大きな13号ソロアーチ。守りでは、黒田投手に助けられた拙い守備があったものの、 三遊間の難しめのゴロをさばいたり、三塁線へのライナーを好捕したり、良い守備を見せてくれました。 首脳陣に言わせると、かなり守備は上達しているとのこと。
 金本選手。28個目の盗塁を決めました。タイミングはアウトのようでしたが、仁志選手が落球してくれました。 30盗塁まであと2つなので、これは一気にクリアしてくれそうです。 しかし9月6日の27号以来足踏みしている本塁打の方が心配になってきました。 打率の方は4打数2安打で少し上げました。 3回裏の内野安打は二塁手仁志選手のベースカバーが遅れてラッキーでしたね。
 中日が負けたために巨人のマジックは2になりました。 明日中日が負けて広島が負けると、広島市民球場で巨人が胴上げをしてしまいます。 せっかくここまで意地を見せたので、あとひと踏ん張りして、眼前の胴上げを阻止して欲しいですね。

日本、イタリアに勝って3連勝

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本はイタリアに6対1で勝利した。3勝1敗。 日本は初回にイタリアの重盗で1点を先制されたが、 2回表に田中選手のソロアーチで同点とした。 4回表に鈴木選手の適時二塁打で1点を勝ち越し、 5回表には中村選手の2点適時二塁打で3点をリード。 8回表には内野ゴロ併殺崩れの間に1点、 9回表にも平馬選手の適時打が出てリードを5点と広げた。 日本先発の山田投手はいまひとつの出来で3回でマウンドを降りたが、 渡辺・石川・土井投手が踏ん張った。
 河野投手の登板機会はなかった。

 6対1という結果だけ見れば楽勝のように思えますが、 8回裏には一死満塁まで攻められたり、かなりの苦戦でした。 これまで不調だった田中選手に当りが出てきたのは好材料です。

9月19日

神様、仏様、ロペス様

 対巨人戦、先発山内投手は4回表に高橋由選手に26号ソロを浴びて先制された。 広島は4回裏に巨人先発メイ投手を攻め、木村拓選手の右前打と町田・金本選手の四球で一死満塁とし、 ロペス選手の左前適時打で逆転した。 しかし6回表にそれまで好投していた山内投手が、仁志・清水選手の安打と松井選手への四球で二死満塁とされ、 清原選手に左中間へ15号逆転満塁弾を浴びた。 粘る広島は8回裏に町田・金本選手の連打で無死一三塁としてメイ投手をKO。 ロペス選手が木村投手から左翼席へ17号3ランを放って同点。 しかし9回表に山崎健投手が二岡選手の安打と村田真選手への死球で一死一二塁とされ、 代打後藤選手に右翼線へ適時二塁打を打たれて2点を勝ち越された。 9回裏は岡島投手の前に二死無走者。しかしここから広島は奇跡的な粘りを見せる。 代打朝山選手が右前打。金本選手が中前打して一三塁。岡島投手の暴投で1点差として同点走者を二塁に進めた。 ここでロペス選手が左翼席中段へ18号サヨナラ2ラン。8対7で勝利。広島は2試合連続の、本塁打によるサヨナラ勝ち。

 試合結果

 9回裏二死無走者。もう負けたと諦めていましたが、最後の最後で劇的なドラマがありました。 執念ですね。つないだ朝山選手と金本選手も見事。そしてロペス選手。 前の打席で起死回生の同点3ランを放っていましたが、 またも打ってくれるとは。こんなことがあるんですね。ちょ〜ナイスなサヨナラ弾でした。 審判の判定(下記参照)で気分がモヤモヤする試合だったので、最後に溜飲を下げました。
 ロペス選手。4回裏に満塁から逆転の2点適時打。8回裏には同点3ラン。9回裏にはサヨナラ2ラン。 なんと7打点の大大大活躍でした。
 山内投手は5回まで好投していましたが、6回表に清原選手の一発に沈みました。 満塁本塁打は痛過ぎました。中軸の前の1・2番を塁に出すといけませんね。
 金本選手は27個目の盗塁。盗塁数が本塁打数に並びました。3打数2安打で打率も上げました。
 町田選手が久しぶりにスタメン出場しました。足はもう大丈夫なようですね。
 この調子で明日明後日も頑張って、巨人の優勝を先延ばしにしてやりましょう。

達川監督の猛抗議で7分間中断

 達川監督は9回表に山崎健投手の村田真選手への死球の判定をめぐって審判に猛抗議を行った。 選手をベンチへ引き上げさせ、中断は7分間続いた。

 あのプレーはテレビ中継終了後だったので、ニュースで映像を見ましたが、 村田真選手はバントをしに行ってますよね。バットを引いていませんから死球ではありません。 当然、文句のひとつやふたつやみっつやよっつやいつつやむっつやななつは言いたくなるでしょう。
 結果的にはあの抗議で中断が長くなったことが山崎健投手のリズムを崩したような気もするのですが、 9回裏の執念の攻撃につながったような気もするので…。

前田が再渡米

 前田選手がリハビリトレーニングのために再渡米した。

 患部を悪化させないように、適度なトレーニングをしてくださいね。

日本、豪州に快勝

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本はオーストラリアに7対3で快勝した。2勝1敗。 日本は初回に田口選手の適時内野安打で1点を先制。 3回裏に日本先発黒木投手がニルソン選手に逆転3ランを浴びたものの、 5回表に沖原選手の適時二塁打と田口選手の犠飛で同点とした。6回表には鈴木選手の適時打で勝ち越し、 沖原選手の3ランで4点をリードした。 黒木投手は8回までを投げ、最後は石川投手が締めた。
 河野投手の登板機会はなかった。

 5強の一角を破ったのは大きいですね。イタリアと南アフリカは力がかなり落ちるようですから、 4勝は確実にできそうです。

9月18日

河野が五輪デビュー:日本、オランダに大勝

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本はオランダに10対2で大勝した。1勝1敗。 日本は初回に田口選手と中村選手の連続二塁打で先制。2回表に同点とされたものの、 2回裏に鈴木選手の2点適時打などで3点を勝ち越した。4回裏には中村・松中選手の2者連続本塁打で3点を追加。 終盤にも加点した。投げても吉見・土井・河野投手がオランダ打線を4安打2失点に抑えた。
 河野投手は9回表に五輪初登板。一ゴロ、中飛、見逃し三振と3人で抑えた。

 五強と言われていたオーストラリアに勝ったオランダが相手でしたから、苦戦するかと思いましたが、大勝しました。 打順の組替えがうまくいったのか、オランダの投手がよくなかったのかわかりませんが、打線が爆発しました。 これで19日のオーストラリアに勝てば予選突破へ大きく視界が開けます。
 河野投手は五輪初登板。8点差あったので、楽に投げられたと思います。 ならし運転、調整登板といった感じですね。直球主体の投球で、調子は普通だったと思います。 緊迫した場面でどれだけ力が出せるか、今後に注目です。

SATOの無責任先発予想

 19日から広島で巨人3連戦。続いて神宮でヤクルト3連戦。 今季最後の6連戦。
 巨人は優勝マジック3。マジック対象の中日が横浜に3連敗した場合、 マジック対象が横浜に移ります。 つまり、広島が巨人に3タテを食らわせれば、 たとえ中日が横浜に3連敗したとしても、 広島市民球場での胴上げを阻止することができます。 意地を見せて欲しいですね。
 広島の先発は巨人戦が山内・澤崎・黒田投手。 この3投手は登板間隔が開いていますので、どの順番でも行けます。 ヤクルト戦はミンチー・谷間・佐々岡投手か。 谷間の先発にはラドウィック投手が行きそうな気がします。
 巨人の先発はメイ・高橋尚・工藤投手でしょうか。

9月17日

浅井サヨナラ2ラン!5位を死守

 対阪神戦、先発佐々岡投手は初回に和田選手への四球と盗塁で二死二塁とされ、 新庄選手に左前適時打されて先制を許した。しかしその裏、木村拓選手が阪神先発井川投手から左翼席中段へ9号同点弾。 2回裏には新井選手がバックスクリーンへ12号ソロアーチを架けて勝ち越し。 3回裏には右前打のディアス選手が暴投で二塁へ進んだ後、ロペス選手の二塁強襲適時打で2点差とした。 4回表にタラスコ選手の内野安打と東出選手の失策で無死一三塁。山田選手の左前適時打で1点差とされた。 走者を許しながらも粘り強く投げていた佐々岡投手は、 7回表に吉田剛選手の内野安打と東出選手の失策などで二死一三塁とされ、 ハートキー選手に中前適時打を浴びて同点とされた。 広島は9回裏に葛西投手を攻め、ロペス選手の左前打で無死一塁。新井選手の送りバント失敗で一死となった後、 浅井選手が左翼席へ12号サヨナラ2ラン。5対3で勝利。9回表を抑えた紀藤投手が3勝目。 広島は日曜日の連敗を12で止め、5位を死守した。

 試合結果

 両軍ともに失策や送りバント失敗とミスを連発。最下位争いにふさわしい、締まりのないだらだらと長い試合でした。
 そんな試合を最後は浅井選手が締めてくれました。9回裏は先頭ロペス選手が左前打で出塁。代走に福地選手。 新井選手が送りバントを投飛としてしまって一死一塁。福地選手が盗塁を狙う場面。 阪神バッテリーは盗塁を防ぐために直球主体の組み立てでくるだろうということで、 浅井選手はおそらく直球を狙っていたのでしょうね。 RCCラジオで解説していた三村敏之氏はこのサヨナラ本塁打を「浅井選手と福地選手の合作」と表現しておりました。
 この一発で最下位転落を免れました。日曜日に勝ったのは6月4日以来。日曜日は12連敗中でした。 嫌なジンクスは早めに破るに越したことはありませんね。
 先発の佐々岡投手は立ち上がりが悪かったです。やはりデーゲームはダメなのかなと思いましたが、 何とか立ち直ってくれました。味方が守備でミスを多くしましたが、切れずに8回を3点に抑えてくれました。
 3割30本30盗塁を目指す金本選手は4三振。 8回裏二死一二塁で2−3から内角低めのきわどい球で見逃し三振をした時は井野主審に猛抗議をしました。 チャンスだったこともありますし、三振と四球では打率に響きますからね。 金本選手の打率はついに3割1厘まで下がりました。

シドニー五輪、日本が米国に延長でサヨナラ負け

 シドニー五輪野球予選リーグ、日本は米国に延長13回、2対4でサヨナラ負けを喫した。1敗。 日本先発松坂投手と米国先発シーツ投手の投手戦だったが、 7回裏に松坂投手が3安打を集中され、米国走者の好走塁などもあって2点を先制された。 日本も粘り、8回表に田口選手の三塁打の後、沖原選手の内野ゴロの間に1点を返した。 9回表には中村選手の左前打と広瀬選手の三塁内野安打で二死一二塁とし、 平馬選手の三塁前へのボテボテのゴロがキンケイド選手の悪送球を誘って土壇場で同点とした。 しかし13回裏に11回裏から登板した杉内投手がニール選手にサヨナラ2ランを浴びた。
 河野投手の登板機会はなかった。

 緊迫した好ゲームでしたが、負けたのは残念でした。
 打線につながりがなかったのが痛かったです。 松中選手と中村選手が抜けた延長戦では点が取れそうな感じがしませんでした。 9回表に中村選手に代走を出したのは当然ですが、松中選手を8回裏から交代させたのは不可解でした。 右足かかとを痛めているそうですが、得点力が落ちてしまいました。
 松坂投手はさすがですね。ペナントレースでの最近数試合は不調のようでしたが、好投を見せました。 惜しかったのは7回裏の守備ですね。1点を取られた後、無死一三塁から投ゴロ。 三塁走者を牽制した後、併殺狙いで二塁へ投げましたが、その間に三塁走者にホームインされてしまいました。 あの回は何とか1点で終わらせたかったです。
 延長になって河野投手が出てくるかなと思いましたが、登板機会はありませんでした。 おそらく先発投手だけでなく、救援投手も投げる試合は最初から決まっているのでしょうね。

9月16日

阪神にも負け越し、最下位転落の危機

 対阪神戦、先発ミンチー投手は2回表に新庄選手の内野安打とタラスコ選手への四球などで一死ニ三塁とされ、 矢野選手の中前適時打で1点を先制された。 広島は4回裏に阪神先発の天敵川尻投手を攻め、金本選手の死球と盗塁で無死二塁とし、 ロペス選手が右越えへ16号逆転2ラン。 先発ミンチー投手は走者を許しながらも要所を抑え、6回を投げ切って降板。 7回から救援した山崎健投手は8回表にハートキー選手の二塁打の後、 新庄選手にバックスクリーンへ特大の25号逆転2ラン。 広島打線は川尻・西川・福原投手にわずか4安打のみ。2対3で敗戦。4年連続阪神戦の負け越しが決まった。 最下位阪神とのゲーム差はわずか1となった。

 試合結果

 1点を争う試合。好守備も随所に出ましたし、好ゲームでした。
 敗因は打線。ロペス選手の2ランだけでは勝てません。 これまでに川尻投手には何度もやられていますが、立ち上がりに攻めて得点したことは何度かあったと記憶しています。 その意味では初回二死満塁のチャンスを逃したことが痛かったです。 もうひとつは6回裏のチャンスですね。一死二塁で、 それまで阪神打線をうまく抑えていたミンチー投手と倉捕手のバッテリーを交代させてまで取りに行った追加点。 それを取れなかったことが痛かったです。とにかく今おるメンバーでは川尻投手は打てないということなのでしょう。 チームのレベルアップを図って、来季は何とかして下さい。
 ミンチー投手は打たれながらも要所で抑えるいつもの投球。 最多勝に並ぶ12勝目の権利を持ってマウンドを降りましたが、山崎健投手が打たれて残念な結果になりました。 ミンチー投手は少なくともあと1回程度は投げることができたと思いますが、 追加点を取るチャンスが来たことで交代させました。 後ろに山崎健・紀藤投手というある程度信頼できる投手がいることも、ベンチの決断の理由のひとつでしょう。
 これで巨人に続き、阪神にも負け越し。最下位まで1ゲーム差。明日負けると、今季初の単独最下位です。 しかも明日は12連敗中の日曜日。最下位転落阻止と日曜日連敗ストップを何とかお願いします。

今日のポンちゃん(今川通訳):先発がミンチー投手、救援にラドウィック投手が出てきたとあって、 出番が多かったです。いつのまにかズボンがこれまでの紺のジャージではなく、チームユニフォームになっていました。

伊与田、プロ初出場

 伊与田選手が出場選手登録された。プロ入り初の一軍入り。 9回裏二死無走者で代打としてプロ初出場。福原投手と対して左直に倒れた。

 おめでとうございます。チャンスをたくさんもらえると良いですね。

ラドウィックと広池が出場選手登録

 ラドウィック投手と広池投手が出場選手登録された。

 広池投手はワンポイントで大豊選手を見事に抑えました。
 ラドウィック投手は1回を無失点に抑えましたが、福原投手への四球が余計でした。 残り試合は残留テストですね。

広島主催試合観客動員100万人突破

 この試合で広島主催試合の観客動員が100万4000人となり、100万人を突破した。 57試合目での達成。

 チーム成績の割にはよく入っているという感じです。次節には優勝目前の巨人戦がありますから、 最終的に110万人は行きそうですね。