カープ日記


6月30日

佐々岡3回途中KO、佐竹プロ初黒星

 対巨人戦、広島は初回に初対決となる巨人先発鄭投手を攻め、ロペス選手の適時打と前田選手の13号3ランで4点を先制。 先発佐々岡投手は2回表に内野ゴロ併殺崩れの間に1点を返されたが、その裏に西山選手が3号ソロを放ち、鄭投手をKO。 しかし3回表に佐々岡投手が仁志・清水選手の連続二塁打で1点を失った後、松井選手に右翼場外へ22号2ラン、 続くマルティネス選手に左中間へ17号ソロアーチを浴びて同点。KOされた。 4回表には二死から佐竹投手が仁志・清水・江藤選手の連打で1点を勝ち越された。 5回表には玉木重投手が安打の高橋由選手をボークで二塁へ進め、村田善選手の左前適時打で2点差とされた。 7回表には今季初登板のレイノソ投手が6安打2四球で6失点。 広島打線は2回裏途中から柏田・河本・桑田投手に抑えられていたが、 8回裏に1安打2四球で無死満塁とし、嶋・野々垣選手の内野ゴロの間に2点。 9回裏にも2安打と死球で二死満塁とした後、ディアス選手の適時打で2点を返したが焼け石に水。 9対13で敗戦。佐竹投手はプロ初黒星。広島は6月を11勝8敗で終えた。

 試合結果

 ロペス選手の先制打、前田選手の3ランでいきなり初回に4得点。久々の大量得点。先発はエースの佐々岡投手。 首位攻防戦初戦はいただきだと思ったのですが…。 佐々岡投手が巨人の一発攻勢に沈み、4点のリードを守れず3回途中でKOされました。がっくり。
 打線も2回までの勢いはどこへやらで3回以降沈黙。柏田投手に勢いを止められたのが痛かったです。 8回裏と9回裏に得点しましたが、 不調の桑田投手を巨人が代えなかったために取れた得点で、明日につながる得点という感じではありませんでした。
 7回表からは今季初登板のレイノソ投手。負けている場面だったので強い投手を起用するわけにはいかなかったのでしょう。 心配された四球連発はありませんでしたし、球速は150キロ程度出ていたのですが、 甘いところに入った球をことごとく打たれて火だるまに。 直球の勢いだけで抑えることができるほど巨人打線は甘くないということですね。

前田、自打球で左膝を痛めて途中退場

 前田選手が4回裏の打席で左膝の皿に自打球を当てて、ディアス選手と交代した。

 第1打席で3ランを打ったのですけどね。かなり痛そうだったので心配です。

6月29日

金本全打点「ですね」!2位浮上

 対ヤクルト戦、広島は初回にヤクルト先発石井一投手を攻め、 2つの四球で一死一二塁とした後、金本選手が右翼線へ適時二塁打して1点を先制した。 3回表には金本選手が右中間へ10号ソロアーチを放ち、2点をリード。 先発ミンチー投手はピンチは作るものの、粘投で6回まで無失点。 7回裏一死から古田・高橋智選手に連打されて一三塁とされたところで、 高橋投手が救援。四球を許して二死満塁としたが切り抜けた。 8回裏は二死から佐藤・ペタジーニ選手に短長打され、古田選手を敬遠して満塁。 ここで代田選手に押し出し四球を出して1点差。 このピンチは抑えの切り札河野投手が馬場選手を三振に抑えた。 9回裏は先頭宮本選手に中前打された後、犠打と敬遠で一死一二塁のピンチ。 しかしこのピンチも河野投手は切り抜けた。2対1で辛勝。広島は2位浮上。

 試合結果

 金本選手。先制適時二塁打と10号ソロアーチで2打点。7年連続2ケタ本塁打。石井一投手から初本塁打。 文句なしの打のヒーローでした。ヒーローインタビューでは口癖の「ですね」を連発。
 しかし打線はその2得点のみと今日も湿りがちでした。相手投手が石井一投手だったとはいえ、 立ち上がりは制球が無茶苦茶でしたから、 ストライクとボールの見極めさえできていればもう少し点が取れていたように思います。 特に1回表と5回表のチャンスでロペス選手と野村選手が凡退したのが痛かったですね。 2選手ともその後代打を出されており、達川監督の「調子の良い者を使う」発言が裏付けられました。 ロペス選手は9試合連続打点がかかっていたのですが…。
 先発のミンチー投手は調子が良かったようですね。4回裏無死一二塁の大ピンチはペタジーニ選手を二ゴロ併殺。 味方が5回表に無死満塁の大チャンスを逃した直後の5回裏をピシャリと抑えたのも、 試合の流れを渡さなかったという意味で大きかったと思います。8勝目。
 高橋投手は7回裏一死一三塁という大ピンチを切り抜けてくれました。 しかし8回裏に二死から崩れたのは今後に不安を残しました。
 河野投手は8回裏二死満塁という大ピンチを切り抜けてくれました。 最終回も逆転のピンチがありましたが、これも切り抜けてくれました。 高橋投手の救援に出てくるぐらいですから、抑えの切り札の地位は確立したように思えます。7セーブ目。
 達川監督は8回裏と9回裏に敬遠策を使っています。敬遠で出した走者はいずれも逆転の走者。 セオリーから言うとちょっと外れた作戦です。イチがバチかの勝負をかけた作戦なわけですが、 それを成功させる勝負強さが選手やチームに付いてきているのが嬉しいですね。

五輪プロテクト選手名簿提出

 広島は既に35名の五輪プロテクト選手名簿をセ・リーグに提出したことを明らかにした。 松田オーナー代行は「チーム力を落とすことなく、五輪に協力できるのを基本線に、 18〜23歳の投手をプロテクトから外した」。 プロテクト選手には佐々岡・高橋・黒田投手や野村・金本・前田・東出選手らが入っており、 河野・河内・苫米地投手らが外れた。

 その他のプロテクト外と思われる投手は、長谷川・吉年・佐竹・林・矢野・酒井投手。 実績から考えると、河野投手が最有力ですね。

日程追加

 9月24日(日) ヤクルト−広島 18:20(神宮)

6月28日

ヤクルト戦、雨天中止

 神宮球場で行われる予定だったヤクルト戦は雨のため中止となった。

 3試合連続中止。試合勘が鈍りそうですね。

6月27日

ヤクルト戦、雨天中止

 静岡草薙球場で行われる予定だったヤクルト戦は試合開始予定時刻の18時を過ぎた後、雨天のため中止となった。

 試合結果

 打線のテコ入れとして打順を組替えました。3番金本選手、4番ロペス選手、5番前田選手。 6番には久々スタメンの新井選手を入れました。どの程度の効果があるか見てみたかったですね。 右投手相手でもこのクリーンアップで行くのでしょうか。
 先発は黒田投手でした。

ウエスタン情報

 試合結果

 スカイAで中継がありました。
 先発の菊地原投手は3回を4失点。左のエイバット選手に2安打されたのは、一軍での役割を考えると拙かったですね。 MAX136キロ。
 2番手は山崎健投手。思ったより球速も出ていてMAX139キロ。 もちろん球場によってスピードガンの数字はマチマチなので絶対的評価にはならないのですが、 少なくとも菊地原投手よりは速かったことになります。スライダーも外角低め付近に行っていました。 鷹野選手に一発を浴びましたが、真ん中に入った失投でした。故障明けにしては、まとまっている感じでした。
 3番手は矢野投手。とにかく直球が速く、相手打者を力でねじ伏せる感じ。抜群の出来でした。MAX148キロ。
 打線は12安打で3点だけ。近鉄の中継プレーが良かったりもしたのですが、全体的には拙攻の連続という感じでした。 玉木朋選手が3安打しています。

6月26日

ラドウィックが入団会見

 エリック・ラドウィック投手が広島市民球場で入団会見を行った。 会見でラドウィック投手は「身長が高いので高い角度から投げられる。 得意な球は直球とカーブ。違ったタイプの速球を投げ分けることができる。 抑えの経験もあるので、先発でも抑えでも言われたところで頑張りたい。 自分ができることを全てやって勝利に貢献できるよう頑張りたい」などと話した。 背番号は「42」に決まった。またこの日、支配下選手登録された。

 異国の地で緊張していたのでしょうか、表情が硬かったです。早く日本に慣れて欲しいですね。

五輪へ若手投手派遣へ

 広島は9月に行われるシドニー五輪に一軍経験のある若手投手を派遣する方針。 松田オーナー代行は「国際舞台を経験することで、 将来チームの中心選手として活躍が期待できる投手を出したい」。

 スポニチによると、候補選手として河野・河内投手の名前が挙がっているとか。 チームから抜けられて困る選手でないと五輪に協力したことになりませんし、苦しいところですね。

SATOの無責任先発予想

 27日からヤクルト3連戦。草薙で1試合、神宮で2試合。 続いて広島で巨人3連戦。 混セにとどまるためにも最低でも五分では戦いたいところ。
 広島の先発ですが、すいません、今週もよくわかりません。 一応、澤崎・黒田・ミンチー・佐々岡・谷間・高橋投手と予想します。 ほぼ決まりと思われるのはヤクルトとの3戦目のミンチー投手と 巨人との初戦の佐々岡投手ぐらい。 達川監督は高橋投手を中継ぎに回すと言っているので、 1試合ぐらいは中継ぎ登板があるのでは。 完投がありえない澤崎投手の先発時に高橋投手を後ろで起用し、 中4日で巨人戦の先発というパターンかなと思いました。
 谷間の先発はこれまた全然わかりませんね。 有力視されていた河内投手は、フォームを矯正中とかで、 前半戦は一軍には上がってこないという報道が先週ありました。 これが達川監督のハッタリである可能性は否定できませんが、 二軍でも全く登板していないので、登録即先発はなさそうです。 その他二軍から上げてくるとなると、紀藤投手か菊地原投手か。 今一軍にいる投手だと、 レイノソ投手や苫米地投手など博打のような投手起用になってしまいますね。 それよりは黒田投手か高橋投手のヤクルト初戦、 巨人第3戦中4日起用の方が現実的でしょうか。 う〜ん、わかりません。
 ヤクルトの先発は石井一・レモン・ハッカミー投手でしょうか。

6月25日

ラドウィックが来日

 ラドウィック投手が来日、広島入りした。 達川監督は「ファームで1〜2試合先発させて適性を見たい」とのこと。

 できれば7月4日からの6連戦に間に合って欲しいです。

中日戦、雨天中止

 広島市民球場で行われる予定だった中日戦は、雨によるグラウンドコンディション不良のため中止となった。

 午後からはほとんど雨は降りませんでした(晴れ間さえ出ていた)ので、天候的には試合はできていたと思います。 天気予報も「曇り」でした。 昨日からの雨、午前中にも一雨来たのでグラウンド状態が悪かった上に、 中日側から「練習ができなければ試合に臨めない」という要望があったそうです。 一昨日のノーゲームのことがあったので、試合を強行できなかったのでしょう。 観戦予定だったファンの人は「どうしてこの天気で中止なの?」と思ったことでしょう。大変お気の毒です。
 これで約1か月ぶりのカード負け越しです。

ウエスタン情報

 試合結果

 アキレス腱痛だった山内投手が先発し、5回を7安打2失点。小林幹投手は1回を完璧。

6月24日

ロペス本塁打神話崩壊

 対中日戦、広島は2回裏にロペス選手が中日先発川上投手から左越えへ5号ソロアーチを放って先制。 しかし直後の3回表に先発ミンチー投手が井上選手に中越えへ5号同点弾。 4回表にはゴメス選手に中越えへ10号ソロアーチを運ばれて勝ち越された。 広島は5回裏に前田・瀬戸選手の安打とミンチー投手の犠打が野選を誘って一死満塁のチャンス。 二死後、東出選手が中前適時打を放ち同点。 しかし直後の6回表に東出選手の失策と福留選手への四球で二死一二塁とされた後、 立浪選手に右翼線へ適時二塁打されて1点を勝ち越された。 広島打線は川上を崩せず、8回は岩瀬投手、9回はギャラード投手に零封。2対3で敗戦。広島は4位に後退。

 試合結果

 前半は点の取り合い。6回表に1点をリードされた時はそのうち追いつくだろうと思っていたのですが、 そのままあっさり押し切られました。前回の対戦では岩瀬・ギャラード投手から得点したのですが、 やはりこの2投手はそう簡単には崩せません。しかし、もう少し盛り上がる場面が欲しかったですね。
 これまでロペス選手が本塁打を打った4試合はいずれも勝ちました。この試合でも幸先良く先制弾。 ロペス選手が本塁打すると勝つという「ロペス神話」ができつつあったのですが、 この敗戦でその神話もあっさり崩れました。
 ミンチー投手は調子が悪かったそうです。本塁打を二発浴びましたし、あわやという当たりもありました。 それでもテンポの良い投球で、7回を3失点と悪いなりの投球で試合を作ってくれました。 決勝点は東出選手の失策がきっかけということで、不運な面もありました。
 打線が好調時ならば、5回裏に相手のミスが出たところで一気に畳み掛けていたのではないでしょうか。 打線の低調状態はまだ続いているようです。盗塁を仕掛けたり、工夫はしているのでしょうけど。 投手陣が大量失点になりそうなところを何とか踏ん張っているので、野手陣が投手陣を助けてあげて欲しいですね。

おまけ:
 デイリースポーツに達川監督のコメントとして「町田は右肩痛だった」と出ていましたが、 試合前の守備練習で町田選手は右翼を守っていました。

ウエスタン情報

 試合結果

 田中投手は5回途中4失点でKO。山崎健投手は今季初登板で2回2安打無失点。

6月23日

たぶんラッキーな降雨ノーゲーム

 対中日戦、先発佐々岡投手は初回に福留選手に先制2ランを浴びた。 中日先発山本昌投手に3回まで完璧に抑えられていた広島打線は、 4回裏に右前打の木村拓選手を東出選手が二塁へ送り、金本選手の右前適時打で1点差とした。 試合は5回表が終了した時点で雨がひどくなり、ノーゲームとなった。

 試合結果

 もっと派手に負けていれば、手放しで「ラッキー!」と喜べるノーゲームだったのでしょうが、 4回裏に1点差に追い上げていたのでちょっと微妙な気持ちです。試合を続けていれば逆転できたかも知れません。 でもまあ、5回裏終了降雨コールド負けよりはマシですし、 負けている場面でのノーゲームだったのでラッキーと言って良いでしょう。
 佐々岡投手。いきなり福留選手に一発を浴びました。内角高めのちょっと難しい球だったように思います。 その後はバックの守備に助けられながらの粘投という感じでした。調子はあまり良くなかったようです。
 木村拓選手は中堅手でスタメン。 2回表、山崎選手の左中間前方への飛球を金本選手と交錯しそうになりながらスライディングキャッチ。 4回表、立浪選手の中堅右後方への飛球を後退してフェンスにぶつかりながらジャンピングキャッチ。 4回裏は山本昌投手からチーム初安打してホームイン。大活躍でした。
 3番二塁手はディアス選手。こちらは2打数無安打といまいちでした。 3回表のゴメス選手の二ゴロはVTRで見るとセーフでしたね。ディアス選手の守備が拙かったわけではありませんが。

ラドウィック、25日に来日

 ラドウィック投手が25日に来日する。来日記者会見は26日。

 次節次々節は6連戦。いきなり先発があるかも?

6月22日

ウエスタン情報

 試合結果

 GAORAで中継がありました。
 先発紀藤投手は最高球速141キロ。3回までは良いリズムで無失点。 4回裏に5安打を集中されて4失点しましたが、打球が一塁ベースに当たったり、 玉木朋選手の判断が悪く一塁への送球が遅れたり、兵動選手が併殺コースのゴロを弾いて併殺できなかったりと、 不運なものでした。乱れたのはこの回だけ。調整は順調に進んでいるのではないでしょうか。
 2番手酒井投手は2回を1安打。星野修選手に一発を浴びました。 内角高めの直球がシュート回転して少し中に入ったようです。最高球速は144キロ。
 3番手小林幹投手は1回を完璧。最高球速は141キロ。球に伸びがあったように感じました。 フォークの制球は良くなかったですが、ちゃんと落ちていました。最近数試合結果が良いですが、 今日のような投球内容ならば、一軍復帰は近いかも知れません。
 打線は岡本投手の前にポップフライの連発で5回までパーフェクトに抑えられました。 球速は135キロ程度で140キロ台は出ていませんでしたが、球が手元で伸びていたようです。 最終回は意地を見せ、4点差を1点差に追い上げて同点のチャンスを作りましたが、同点はなりませんでした。
 打者で目立ったのは岩崎選手。4打数3安打猛打賞。凡打した1打席も良い当たりのニ直でした。
 外野手は怪我人続出だそうで、内野手の佐藤選手が右翼手をやっていました。

オールスター第3戦、7月26日に変更

 7月25日に長崎ビッグNスタジアムで行われる予定だった サンヨーオールスター第3戦は、7月26日に変更された。 皇太后陛下の斂葬の儀が25日に行われるため。

 中2日開きますね。

6月21日

東出が地元で攻守にハツラツ!2位浮上

 対阪神戦、広島は初回に阪神先発の湯舟投手を攻め、木村拓選手の左前打、東出選手の幸運なバント安打、 町田選手の四球で満塁のチャンス。金本選手の押し出し四球、ロペス選手の中前適時打、前田選手の右前適時打、 野村選手の中犠飛でいきなり4点を先制した。先発澤崎投手が2回表に矢野選手の4号2ランで2点差とされたが、 その裏二死から東出選手の中前打と盗塁などで二死一三塁とし、金本選手の左前適時打で3点差とした。 澤崎投手は5回までを4安打2失点で降板。 救援した佐竹投手は7回表にタラスコ選手を自らの失策で二塁に生かし、一死後、 吉田剛選手と代打八木選手の連続適時三塁打で1点差とされた。 この回のピンチを好救援で切り抜けた河野投手は8回表に2安打されてピンチを作ったが逃げ切った。 5対4で勝利。広島は連敗を2で止め、2位浮上。

 試合結果

 終盤追い上げられながらも序盤のリードを守り切って勝ちました。 1点差に追い上げられた後に福原投手にピシャリと抑えられたので、試合の流れが阪神に行ったかなと思ったのですが、 逃げ切りました。
 地元福井県出身の東出選手。初回は送りバントが内野安打となって大量点を呼び込みました。 2回裏は中前打の後、盗塁。金本選手の適時打で5点目のホームイン。 そして守備でも8回裏一死一塁でハートキー選手の中前へ抜けそうなゴロを横っ飛びで好捕。 あれが抜けていれば、大変なことになっていたでしょう。 スタンドでカメラを構えていたお父さんの前での大活躍でした。
 打線は湯舟投手の不調につけ込んで序盤で5得点。しかしその後の投手をとらえ切れず、 駄目押し点を奪えなかったことが苦戦の原因になりました。ま、5点取っていますから、 それ以上取って欲しいというのは贅沢かな。
 先発の澤崎投手は、川端コーチと澤崎投手本人によると調子が悪かったそうですが、 まずまずの投球だったのではないでしょうか。5回を4安打2失点で2勝目。 完投はまだ無理なようですが、これでローテ入りは確定でしょう。
 佐竹投手。1イニング目はピシャリと抑えたのですが、2イニング目につかまりました。 タラスコ選手のセーフティバントに対する処理を誤ったのがケチのつけ始めでした。 吉田剛選手と八木選手の右中間三塁打はいずれも軽く合わされただけのように見えましたが、打球が伸びました。 球質が軽いのでしょうか?
 河野投手は2回1/3を投げて6セーブ目。8回表はヒヤヒヤでしたけどね。 抑えとしての貫禄が少し出てきたような気がしないでもないです。

ウエスタン情報

 試合結果

 長谷川投手が4回を6安打4失点でKO。玉木朋選手が3安打。

6月20日

緒方手術、今季ほぼ絶望

 緒方選手は島根医大付属病院で右膝の関節形成手術と右足首関節軟骨除去手術を受けた。 復帰までは約3か月かかり、今季中の復帰はほぼ絶望となった。

 今季絶望というのはショックですが、これで緒方選手が来季以降、元通りにプレーできるようになれば良いと思います。

打線スミ2、逆転で2連敗

 対阪神戦、広島は初回に阪神先発川尻投手を攻め、二塁内野安打の木村拓選手を東出選手が犠打で二塁へ進め、 地元富山出身の浅井選手が中前へ適時打して先制した。この打球を新庄選手が後逸して一死三塁。 金本選手が四球を選んだ後、ロペス選手が中前適時打。幸先よく2点を先制した。 先発高橋投手は制球が悪く、2回表に新庄選手の安打の後、2連続四球で無死満塁のピンチ。 矢野選手に右犠飛を打たれて1点差とされた。 その後、何とか踏ん張っていたが、6回表に八木選手の安打と暴投、2つの四球で二死満塁のピンチ。 代打和田選手に右前適時打され、逆転を許した。 さらに三ゴロを処理した野村選手の送球を木村拓選手が後逸する適時失策で2点をリードされた。 広島打線は2回以降、川尻・吉野・中込投手の前に高橋投手の右前打と東出選手のバント安打のみ。 2対4で敗戦。広島は2連敗。

 試合結果

 先発の高橋投手は制球が悪かったですね。四死球が7個。前回の登板ではストライクを揃えすぎて打たれたので、 ちょっとぐらい荒れた方が好投できるのかなと思いました。6回表は置いておくとして、 5回1失点は悪いなりに良く投げたとは言えるでしょうね。 しかし四球を出し過ぎでしたね。6回表は1失点を嫌がって出した2つの四球が3失点につながりました。 達川監督は試合後「最近の高橋は四球が非常に多い。ファームに落としてもいい内容。当分は中継ぎでやってもらう」 とコメント。今日の試合を除いて6月に入って先発した2試合では9回2/3で1四球しか出しておらず、 打たれてのKOだったので、ちょっと外したコメントという感じです。今日の試合の印象が強すぎたということかな。
 2番手は黒田投手。明日の先発かと思っていたので、少しビックリ。四球を出しながら要所を抑えました。 チェンジアップは全く使えなくなっていますが、直球の走りは良かったです。
 打線は幸先良く2点を取って、今日は何点取ってくれるかなと思ったのですが、後がいけませんでしたね。 味方投手が四死球を多く出したために攻撃のリズムが作れなかったのでしょうか。 前節後半から打線の調子が下降気味なのが気になります。 達川監督は試合後「1、2番以外はバットが振れとらん。今がどん底。去年の二の舞にはなりたくない。 ベテランも疲れとるし、明日からは調子のいいものを使っていく」とのことで、 スタメンの顔ぶれが少し変わりそうです。
 チーム5安打なので全体的に打っていないのですが、 ポイントでは前田選手がブレーキになりましたね。 初回は一死一二塁、一気に川尻投手を潰せるチャンスで三振併殺。 逆転された直後の6回裏一死一二塁、試合の流れを引き戻せるチャンスで二ゴロ併殺。 いずれも試合の流れを左右する場面での凡退でした。
 富山出身の御当地選手、浅井選手は右の川尻投手が先発ということで、偵察要員の後に入って3番右翼手。 初回に見事先制の中前適時打を放って故郷に錦を飾りました。
 これで地方球場での連勝記録がストップ。カード初戦連勝もストップです。

ウエスタン情報

 試合結果

 菊地原投手は7回を6安打1失点の好投。小林幹投手は2回を6人で抑えています。 鈴衛・ブリトー選手が3安打するもわずか1点で、延長10回サヨナラ負け。

両リーグ、来季から140試合

 プロ野球開発協議会が開かれ、セ・パ両リーグが来季から公式戦を140試合行うことで合意した。 選手会の合意が得られれば、7月17日の実行委員会で正式決定される。

 消化試合が増えただけなんてことにならないようにしないといけませんね。

近鉄エルビラが無安打無得点試合

 近鉄のエルビラ投手が西武戦で無安打無得点試合を達成した。

 おめでとうございます。正直なところ、「エルビラって誰?」って感じでした(^^;

6月19日

SATOの無責任先発予想

 20日から富山と福井で阪神2連戦。1日開けて広島で中日3連戦。 富山は浅井選手の地元、福井は東出選手の地元。御当地選手の活躍に期待します。
 先の土曜日に高橋投手が先発予定を雨で流してしまったこと(たぶん)、 達川監督は澤崎投手を間隔を開けて起用すると言っていることなどから、 相変わらず先発予想はしにくい状態です。 とりあえず、高橋・黒田・佐々岡・ミンチー・澤崎投手と予想します。
 阪神の先発は星野伸・湯舟投手でしょうか。 いずれも左投手なので、浅井選手のスタメン出場は難しいかも知れません。 達川監督の配慮はあるでしょうか。
 巨人が混セから抜け出しそうな雰囲気なので、何とかついていって欲しいですね。

故障者は今

 故障者の現況は以下の通り:
 中国新聞に故障者の現況が載っていたので、まとめておきました。 山内投手はウエスタンで好投したので、いつ一軍入りするかと思っていたのですが、故障していたのですね。 小山田投手も故障での一軍登録抹消だったのですね。 横山投手はオールスター後に抑えとして起用する構想があるという記事が以前出ていましたが、 今のところアテにはできないような気がします。完璧な状態で戻ってきてくれれば、鬼に金棒なんですけど。

日程追加

 9月8日(金) 横浜−広島 18:00(横浜)

6月18日

継投失敗、ミンチー好投報われず

 対横浜戦、先発ミンチー投手は3回裏二死から金城・鈴木尚選手の長短打で1点を先制された。 広島は横浜先発三浦投手を打ちあぐね、4回表一死満塁、5回表二死二塁のチャンスを潰した。 6回表二死から四球の金本選手が盗塁を決め、ロペス選手の左翼線適時二塁打でようやく同点とした。 ミンチー投手は好投を続けていたが、8回裏に先頭金城選手に四球を許したところで降板。 救援の佐竹投手が鈴木尚選手に右越えへ適時二塁打されて、1点を勝ち越された。 ローズ選手を敬遠、佐伯選手の一ゴロで二三塁となったところで河野投手に交代。 中根選手を敬遠して満塁とした後、代打井上選手に中前適時打されて2点をリードされた。 広島は9回表に福盛投手から一死後、浅井選手が右前打したが、後続がなかった。 1対3で敗戦。広島の連勝は2で止まった。

 試合結果

 ミンチー投手は好投でした。特に左打者の内角に食い込むちょっとスライドする直球が抜群でした。7回0/3を2失点。 敗戦投手にはなりましたが、横浜キラーは安泰。金城選手ひとりにやられた感じです。
 ミンチー投手の交代時期ですが、中4日で投げている以上、100球程度での交代は仕方ないのではないでしょうか。 私は7回表一死二塁のチャンスでミンチー投手に代打を出すかと思いました。代走に切り札福地選手を送っていましたし、 ベンチ入りメンバーに高橋投手の名前がありましたから、これまでの達川監督の采配から勝負に出ると見たのですが。 7回裏から河野投手を出して、 リードしていればその後を高橋投手という継投かなと想像しました。が、違いましたね。
 同点の8回裏無死一塁で登板したのは佐竹投手。最近の安定感を見ると当然の人選でしょう。 鈴木尚選手に打たれたカーブは高めの甘い球でした。制球が甘くなると打たれてしまいますね。 良い勉強になったでしょう。
 その後、出てきたのは河野投手。負けているとはいえ1点差。中2日開いていますし。 井上選手に打たれた初球は制球ミスで高めの甘いところへ行きました。
 投手陣は8回を3失点ですから責められません。今日は打線が湿っていましたね。 前の2試合は打順がひとまわりしたところで、相手先発投手に集中打を浴びせて勝ちました。 今日の試合でも4回表に一死満塁のチャンスがありました。 ここでロペス・前田選手が凡退したのが痛かったです。このチャンスで2〜3点取っていれば、 前の2試合と同じような感じで勝てていたと思います。 ロペス選手は6回表に同点打を放ち、4回表の汚名を返上しているので責められないと思いますが。
 5回表二死二塁。二塁走者瀬戸選手。木村拓選手が左前打。 三塁ベースコーチの阿部コーチは三塁ストップの指示をしていたように見えましたが、 瀬戸選手が三塁をオーバーランして三本間で挟殺されました。痛い走塁ミスでした。 どうも阿部コーチのジェスチャーが小さかったように思います。 両手を大きく広げるようなジェスチャーはできなかったのでしょうか?
 6回裏一死一塁。一塁走者金城選手。ローズ選手が左中間二塁打。金城選手が一気にホームを突きましたが、 森笠・東出・瀬戸選手と球が渡ってタッチアウト。見事な中継プレーでした。
 このカードは1勝1敗で終了。負け越さないのは良いですが、 大きな連勝ができず、貯金が中々増えないのがもどかしいです。

ウエスタン情報

 試合結果

 ウルソー投手が先発して6回8安打4失点で負け投手。 調整法として長い回を投げてみるというのはいいかもしれません。 今後、一軍で先発として起用しようという意図ではないと思います。

6月17日

 澤崎投手似の通訳さんは大前和貴さんという名前だそうです。広島ホームテレビの「カープDON!」から。

横浜戦、雨天中止

 横浜スタジアムで行われる予定だった横浜戦は雨のため中止となった。

 先発投手は、広島側は高橋・ミンチー投手、横浜側は三浦投手と谷間。試合をやりたかったですね。 達川監督は「西山・瀬戸捕手にはいい休養になる」といった意味のことを言っていたそうです。

元広島の長持栄吉さん亡くなる

 元広島の外野手、長持栄吉さんが心不全のため埼玉県大宮市の病院で亡くなった。82歳。 長持さんは1946年セネターズ入り。東急・大洋を経て1951年広島入り。7年間広島でプレーして引退した。 通算1196試合、打率.253、43本塁打、446打点。引退後は大宮市でコーチとして高校野球の指導にも当たった。

 ご冥福をお祈りします。

6月16日

祝!佐々岡が通算100勝を達成!

 対横浜戦、広島は3回表に横浜先発ベタンコート投手を攻め、 佐々岡投手の四球と木村選手の左前打などで一死一三塁とし、森笠選手の中前適時打で先制。 さらにロペス選手の左前適時打で2点目。7回表には二死から野村投手を攻め、木村拓選手の幸運な二塁打の後、 東出選手の左前適時打で1点を3点をリード。先発佐々岡投手は初回の二死一三塁のピンチを切り抜けると、 テンポの良い投球で横浜打線に付け入る隙を与えず。8回裏の一死一二塁のピンチも切り抜け、5安打で完封。 3対0で勝利。今季初完封の佐々岡投手はプロ野球115人目の通算100勝を達成した。

 試合結果

 佐々岡投手、通算100勝おめでとうございます。新人の年にいきなり大活躍。 2年目にエースとして優勝に貢献してMVP。その後、停滞していた時期もありましたが、 昨年からエースの座を不動のものにしました。この勝利で今季早くも9勝目。20勝してMVPを狙ってください。
 佐々岡投手はテンポの良い投球と抜群の制球で横浜打線を抑えました。 初回と8回裏以外は安心して見ていることができました。 制球が良いために横浜打線が早打ちしてくれたので助かりましたね。 1人で1試合投げ切ってくれたおかげで、救援投手陣がお休みすることができたのも大きいです。
 打線。2ケタ安打は7試合連続で止まりました。 最近の打線の調子からすると8安打3得点というのは物足りないような気がしますが、 そういう時に投手が好投してくれて、巡り合わせがすごく良いと思います。
 個々の選手を見ていくと、金本選手がブレーキになっていますね。 初対決のベタンコート投手にタイミングが合わなかったみたいです。ま、こういうこともあります。 木村拓選手は3安打猛打賞。3回表の先制点と7回表の追加点に絡みました。
 これで8カード連続で初戦を勝っています。初戦を取れるというのは安定した戦いぶりの源になっています。

新外国人ラドウィック投手を獲得

 広島球団は、米大リーグブリュワーズ傘下の3Aインディアナポリスのエリック・ラドウィック投手と 年俸25万ドル(約2600万円)プラス出来高で契約を結んだ。 ラドウィック投手は28歳195cm104kg右投右打。 メジャー通算31試合2勝10敗。今季は3Aで12試合6勝3敗防御率2.80。 昨オフに阪神の入団テストを不合格になっている。

 本格派の投手のようですね。抑えをできる投手だと良いですけど。阪神にリベンジしてくれるかも。

河内、出場選手登録抹消

 河内投手が出場選手登録を抹消された。

 ありゃりゃ。達川監督によると「故障ではなく、先発が5人おり、中継ぎが足りないから」とのこと。 河内投手はブルペンで球数をかなり投げないと肩ができないらしく、中継ぎには不向きらしいです。 次節は5試合しかありませんので、先発投手は足りています。 月末からの巨人戦あたりに出てくるのではないでしょうか。

レイノソ、出場選手登録

 レイノソ投手が出場選手登録された。

 ウエスタンでは10試合2勝3敗防御率5.58。課題の制球がどれだけ良くなっているか。 新外国人投手が来ますし、今のうちに一度テストをしておこうということでしょうか。

ウエスタン情報

 試合結果

 7回表に大量5点を取って逆転勝ち。玉木朋選手が3安打。