カープ日記


4月15日

総力戦、鯉13回に力尽きる

 対ヤクルト戦、広島は4回表にヤクルト先発石井一投手を攻め、前田選手の四球と金本選手の安打で一死一三塁とし、 新井選手の右犠飛で1点を先制した。連投の先発玉木重投手は5回を3安打無失点の好投。 しかし6回裏に登板したウルソー投手が、東出選手の失策とボークなどで一死三塁とされた後、 ペタジーニ選手に適時二塁打を浴びて同点。その後は両軍とも拙攻続きで延長戦に突入。 13回裏に小林幹投手が内野安打の稲葉選手を牽制悪送球で三塁へ進め、 無死一三塁とした後に宮本選手に中犠飛を打たれてサヨナラ負け。1対2で敗戦。

 試合結果

 選手の皆さん、お疲れ様でした。 ヤクルトの先発がエース石井一投手で、カープの先発がローテの谷間で玉木重投手だったことを考えると、 よく善戦したと言えるかも知れません。特に投手陣はよく踏ん張ったと言えるでしょう。 しかし、バント失敗・走塁ミス・失策・ボークと、 反省材料がたくさん出た試合でした。きっちりした野球ができていれば勝てていた試合でしょう。
 前日左太ももを痛めた前田選手はスタメン出場。おまけに緒方選手のスタメン落ちで中堅を守りました。 5回裏には池山選手の大きな中飛を好捕する美技。ひと安心です。 しかしながらバットの方は湿りがちになってきています。
 先発は昨日も投げた玉木重投手。田中投手の前例があるのでそれほど驚きはしませんでしたが…。 首脳陣からは「5回で3失点ならばOK」と言われていたそうですが、その期待を上回る5回無失点の好投。 5回で降板しましたが、連投であることやそれほど長い回を投げた経験がないことを考えると仕方ないでしょう。
 ウルソー投手はまたボークをやってしまいました。ただで走者を進塁させるのはもったいないので、 ちゃんと修正してもらいたいですね。
 佐竹投手は6回裏一死一二塁のピンチで救援。四球で一死満塁にしましたが、後続を断ちました。 佐竹投手には荷が重い場面かなと思いましたが、よく抑えてくれたと思います。
 苫米地投手は9回裏から11回裏まで投げました。毎回のようにサヨナラのピンチを迎えながらも、 踏ん張り切りました。達川監督は楽な場面で登板させて経験を積ませると言っていましたが、 他に投手がいなくて厳しい場面での登板。苫米地投手には荷が重い場面かなと思いましたが、 よく抑えてくれたと思います。これからは競った場面での登板が増えるかも。
 田中投手も救援登板してしまいましたし、明日の先発投手は誰なのでしょうか?

緒方が右足首痛で欠場

 緒方選手は右足首の状態が思わしくなく大事を取って欠場した。

 ベンチ入りしていたので、チャンスの場面で代打出場するかと思ったのですが、それもなし。 完全休養日だったのでしょうね。

山田、出場選手登録

 山田選手が出場選手登録された。

 9回表二死一二塁のチャンスで登場しましたが、空振り三振でした。

嶋、腰痛で出場選手登録抹消

 嶋選手が出場選手登録を抹消された。 13日の中日戦の試合前の打撃練習で腰を痛めたため。

 嶋選手は一軍に上がってきて好結果を出したところだったのですが…。残念。

故障者は今

 RCCテレビ「スポ天!!」から。12日。由宇練習場。澤崎投手は110球の投げ込み。 大野練習場。山内投手は30球の投げ込み。山崎健投手も投球練習。横山投手は他の選手とともに投内連係。 ディアス選手は打撃練習。

 野球解説者の外木場氏の練習を見ての所見によると、山内投手は5月中、ディアス選手は来週中にも復帰できそうとのこと。 澤崎投手も110球も投げているということは、近々ウエスタンで投げるかも知れませんね。 横山投手が今どういう状態なのか判然としませんでした。 「ビュンビュン投球練習をしていて近々復帰」という状態でないのは確かなようです。

4月14日

浅井2発で快勝も…

 対ヤクルト戦、広島は2回表にヤクルト先発レモン投手を攻め、金本選手の中前打の後、 浅井選手が中堅右へ1号先制2ラン。4回表には敵失で出塁の浅井選手と松本選手の間にエンドランが決まり、 一死一三塁。佐々岡投手の三ゴロの間に1点を追加。 5回表には二死無走者から前田選手の振り逃げと金本選手の右中間二塁打の後、 浅井選手が右翼席中段へ2号3ラン。 6回表には高橋一投手から佐々岡・木村拓選手が連打し、東出選手の犠打で一死二三塁のチャンスを作り、 緒方選手が左前へ適時打して2点を追加。 先発佐々岡投手は5回裏に高橋智選手に右越え適時三塁打を浴びて1点を失ったが、 走者を許しながらも要所を締める投球。しかし7回裏に真中選手の打球を左足に受けて降板。 広島は玉木重・ウルソー・プロ初登板の佐竹・小林幹投手とつなぎ、 小林幹投手が9回裏に度会・真中選手の連続適時二塁打で2点を失ったが、大勢に影響なし。 8対3で快勝。広島の14安打は今季チーム最多。

 試合結果

 浅井選手の2アーチで快勝しました。がしかし、前田選手と佐々岡投手が負傷退場してしまいましたので、 何か素直に喜べない勝利になってしまいました。明日、前田選手の元気な姿を見て、 来週、佐々岡投手の元気な姿を見ることができれば、その時に「ああ、良かった」と思えるでしょう。
 浅井選手。今季初スタメン(正確にはスタメンは偵察要員の黒田投手)で2本塁打5打点の見事な活躍。 町田選手も好調ですし、浅井選手が完全復調ということになると打線の厚みが増してきます。
 先発の佐々岡投手。ピンチはありましたが、ヤクルト打線が前日の長時間試合でお疲れのせいか、 それほど危ないと思える場面はありませんでした。3回裏は内野陣の2つの失策で無死一二塁。 並みの投手ならば慌てるところですが、そこはエース佐々岡投手。後続をしっかり抑えました。 完投ペースだったのですが、あんなアクシデントに遭ってしまって。 それでもハーラーダービートップに並ぶ3勝目。
 佐々岡投手のアクシデントで急遽登板となった玉木重投手は完璧な救援でした。
 敗戦処理ならぬ勝戦処理のような場面で登板した小林幹投手。 3本の安打を浴びて2失点。これではいつまで経っても競った試合で起用できませんね。困りました。
 わずか2日で天国と地獄を味わった山崎慎投手。ベンチ入りから外れて休養日でした。

前田、左太ももを痛めて途中退場

 前田選手は5回表の打席で三振した際、左太もものお尻付近を痛めた。 その時の投球が暴投となって振り逃げで一塁へ出塁。 続く金本選手の二塁打で三塁へ進塁したが、痛みがひどくなり途中退場。 ベンチ裏でアイシングの治療を受けた。

 『足を上げることはでき、大事を取っての交代』ということですが、相当痛そうにしていました。 心配ですね。前田選手はこの試合無安打で、ついに開幕以来の連続試合安打は12で止まりました。

佐々岡、左足に打球を受けて降板

 佐々岡投手は7回裏一死二塁で真中選手のライナーを左足のすねとふくらはぎの間に当てて降板した。

 お肉の付いている部分ですし、おそらく中6日あれば回復しているでしょう。大事になっていないことを祈ります。

佐竹、プロ初登板

 新人佐竹投手がプロ入り初登板。9回裏無死でワンポイント登板し、稲葉選手を空振り三振に抑えた。

 初登板、おめでとうございます。大量点差で精神的に楽な場面ではありましたが、上々のデビューになりました。

レモンにイニング最多三振喫す

 広島は5回表にレモン投手から東出・緒方・前田・松本選手が三振を奪われた。 1イニング4三振はプロ野球最多タイ記録。レモン投手の記録達成は6人目。
 この回は3点取ったので全然悔しくありませんでした。 プロ野球公式記録集を見ると、広島は1959年にも大洋の幸田優投手から1イニング4三振を喫しています。

4月13日

あ〜あ逆転サヨナラ負け、高橋好投報われず

 対中日戦、先発高橋投手と中日先発バンチ投手との投手戦。 広島は6回表に緒方選手が左前打で出塁した後、前田選手の右中間適時二塁打で均衡を破った。 高橋投手は8回裏二死まで5安打無失点の好投。 9回表は二死から四球で出塁した西山選手が盗塁して中村捕手の悪送球を誘い、一気にホームイン。 2点差とした。しかし9回裏に、8回から救援した小山田投手が渡辺・山崎選手に短長打されて無死ニ三塁のピンチ。 救援した山崎慎投手がディンゴ選手に中堅右に適時二塁打されて同点。 その後、犠打野選と四球で無死満塁とされ、関川選手に中前へサヨナラ打を浴びた。2対3で敗戦。 広島の連勝は3でストップ。

 試合結果

 9回表に2点目を取った時は勝ったかなと思ったのですが、思わぬ落とし穴が9回裏にありました。 小山田投手が右打者2人に連打されたのが誤算でした。 救援投手陣が毎回昨日のように好投というわけにはさすがに行かないようですね。
 9回裏無死ニ三塁で左打者ディンゴ選手。当然ウルソー投手の出番だと思ったのですが、 登板したのは山崎慎投手。さてはその後の関川・立浪・福留選手と3人左打者が続くところに ウルソー投手を温存したのだなと思ったのですが、結局ウルソー投手は出てきませんでした。 ウルソー投手が何らかの理由で登板できない状態だったのか、 それとも登板数が多くなっているので完全休養日だったのか。 まあ、山崎慎投手への信頼が厚いということもあるのでしょうけどね。
 先発の高橋投手は好投でした。川端コーチによると前回に比べて球の切れが悪かったとのことでしたが、 スライダーをうまく使っていたようです。 前半は四球が多めでピンチが続きましたが、審判のストライクゾーンが狭めだったせいもあるようです。 8回二死まで無失点の好投だったのですが、報われませんでした。 前回はローズ選手に満塁弾を浴びましたが序盤はしっかり抑えていましたし、 今回の好投と合わせ、試合をしっかりと作る投球はしています。先発として充分やっていけると思います。 早く勝ち星が欲しいですね。
 高橋投手の交代については、結果的に負けてしまったので批判が出るかもしれませんが、 達川監督としては迷いのない思い切った継投だったと思います。 8回裏二死一塁で打者ゴメス選手。達川監督には 先の横浜戦で高橋投手がローズ選手に満塁弾を打たれた場面の印象が残っていて、 ゴメス選手に長打を浴びる場面が予知できてしまったのではないか、という気がします。 カープ側の2点目がもう少し早く入っていれば、ゴメス選手の長打を恐れずに済み、 高橋投手続投だったかもしれません(達川監督は試合後「高橋を続投させようか迷った」と言ってます。 さらに「山崎慎を9回頭から行けば」とも。自分が反省するのはよいと思いますが、 選手に指揮官の迷いが伝わるのは拙いと思います)。
 打線はノーヒッターバンチ投手に手こずりました。5回まで東出選手のわずか1安打のみ。 四球をたくさん選んでチャンスは結構ありましたけど。 6回表はそれまで2三振の前田選手が高めに入った失投を見逃さず、右中間へ先制適時二塁打。 さすがの打撃を見せました。緒方選手も一塁からよく本塁まで帰りました。 9回表は西山選手が盗塁し、これが中日側のミスを誘って1点。 広島らしいイヤらしい攻めを見せました。これで流れは完全に広島だと思ったんですけど…。
 東出選手。チーム4安打のうち半分の2安打を放ちました。何度か好守備もありました。

ウエスタン情報

 試合結果

 中日4投手の前に完封負け。山田選手がチーム4安打のうち3安打を放っています。 ブリトー選手がウエスタン初出場。

4月12日

終盤逆転!山崎慎が移籍初勝利

 対中日戦、先発ミンチー投手は初回に福留選手の適時二塁打とゴメス選手の適時打であっさり2点を先制された。 中日先発野口投手に要所を抑えられていた広島打線は、5回表にバント安打の木村拓選手を二塁に置いて、 前田選手が左翼線へ適時二塁打して1点差に迫った。 8回表に金本・町田選手の連打で野口投手をKOし、鈴木平投手がマウンドへ。 西山選手は併殺コースの投ゴロを打ったが、これを鈴木平投手が二塁へ悪送球して同点。 一死後、代打浅井選手が岩瀬投手から中越えへ勝ち越しの適時二塁打。 さらに木村拓選手が三塁線へ適時二塁打を放って2点をリード。 投げては4回裏から玉木重・ウルソー・小山田・山崎慎投手をつなぎ、中日打線を零封。 4対2で勝利。広島は3連勝。最後の2イニングを締めた山崎慎投手は移籍初勝利を挙げた。

 試合結果

 幸運な勝利でした。1点を追う8回表無死一二塁で西山選手の投ゴロを鈴木平投手が二塁へ悪送球。 あのミスがなかったら勝てていたかどうか。逆に言えば、ミスにつけ込んで勝ったと言えるかも。
 浅井選手は見事な逆転打。左の岩瀬投手が出てきたので、代打が送られるかと思ったのですが。 浅井選手も意気に感じたようですね。
 その他、打線で目立ったのは町田・金本・木村拓選手。町田選手は3安打。金本選手は1安打3四球。 逆転劇のお膳立て。木村拓選手は5回表にバント安打で出塁してホームイン。8回表には追い打ちの適時二塁打。
 山崎慎投手は抑えで登板。移籍初勝利、おめでとうございます。相手をねじ伏せるという感じではないので、 抑えとして大丈夫なのかなという気はするのですが、味のある投球で相手打者をうまくはぐらかしていますね。
 中継ぎ陣も踏ん張りました。玉木重・ウルソー・小山田投手はパーフェクトに中日打線を抑えました。 終盤の逆転劇は彼らの好投があってこそでしたね。
 先発ミンチー投手。いきなりあっさり2点を取られてしまいました。3回でマウンドを降りましたが、 4回表にチャンスで打席が回ってきていなかったら、もう少し続投していたと思います。 相手投手が中日のエース野口投手でしたから、達川監督は早めに勝負に出たわけですね。 あのチャンスを逃したことがこの試合の勝負の分かれ目になるだろうと思ったのですが、 終盤にもうひと山ありました。
 これで3連勝。達川カープ初の貯金3。この試合にも送りバント失敗といった反省点がありますが、 「カープ強い!」と舞い上がってしまいそうです。

おめでとう!木村一がプロ初安打

 木村一選手が6回表二死一塁で代打としてプロ入り初出場。 遊撃内野安打を放ち、プロ入り初安打を記録した。

 おめでとうございます。西山選手が好調なので今まで全く出番がありませんでしたが、 初めての打席で初安打。ファイト溢れるヘッドスライディングでした。

ウエスタン情報

 試合結果

 河野投手が8回を6安打1失点の好投。
 新人栗原選手がウエスタン初出場。代打の後に三塁を守りました。

4月11日

赤ヘル打線、つないでつないで13得点

 対中日戦、先発黒田投手は初回に福留選手に左越えへ2号ソロを浴びて先制を許した。 広島は2回表にすぐさま反撃。中日先発武田投手を攻め、前田選手の二塁打と金本選手の死球の後、 嶋選手の右翼線適時二塁打で同点。西山選手の2点適時打で勝ち越した。 さらに木村拓選手の適時二塁打が出て、この回一挙4点。6回表には中日救援投手陣を攻め、 緒方選手が中前への安打を好走塁で二塁打にしたのをきっかけに一死満塁とし、 西山選手の三ゴロがゴメス選手の悪送球を誘って2点を追加。 7回表にも2つの安打と四球で一死満塁とした後、金本選手の2点適時二塁打、西山選手の2点適時打、 玉木朋選手の適時二塁打で一挙5点。8回表には二死から2四球の後、金本選手と浅井選手の適時打で2点を追加。 黒田投手は2回以降毎回のように走者を許しながらも連打を許さず、 9回裏に渡辺選手の適時二塁打で1点を返されたのみで完投。13対2で大勝。 広島は今季初の2ケタ得点で2連勝。

 試合結果

 面白いように打線がつながりました。 こんなにうまく点が取れる試合は年に何試合もないのではないでしょうか。 12安打で13得点という効率の良さ。得点を取れなかった回には1人も走者が出ていません。
 緒方選手は6回表に抜け目ない走塁で短打を二塁打に。 7回表無死一二塁のチャンスではバントを決めました。打撃不振ですが、 後の打者につなごうという意識が良かったと思います。
 黒田投手は今季初勝利を完投で飾りました。この試合でもチェンジアップを効果的に使い、 「変身は本物」を印象付けました。155球も投げて最後はバテバテ。 味方の大量得点で集中力の持続が難しかったと思いますが、よく完投してくれたと思います。 大量点差で勝っている試合に、登板過多気味になっている救援投手陣をつぎ込みたくはないですからね。
 東出選手は5打数1安打。1安打はバント安打。投手正面へのたいしてうまくないバントでしたが、 なぜか内野安打になりました。久々に「足が速いなあ」と思いました。

玉木朋がプロ初打点

 この試合で途中出場した玉木朋選手が7回表二死一塁から三塁線を破る適時二塁打を放ち、 プロ入り初打点を記録した。

 おめでとうございます。守備は堅実なので、三塁の守備固めでの起用が増えています。 打撃でアピールできればスタメン起用もあるでしょうね。

佐竹、出場選手登録

 佐竹投手が出場選手登録された。佐竹投手はプロ入り初の一軍登録。

 オープン戦では散々でしたが、どれだけ修正できたでしょうか。

ウエスタン情報

 試合結果

 カンバーランド投手が7回を10安打1本塁打自責点4。 一軍復帰への道は険しそうです。

4月10日

野村、練習再開まで3週間

 8日の阪神戦で左太ももの肉離れを起こした野村選手。 広島市内の病院で精密検査を行った結果、 「左大腿半腱半膜様筋部分断裂」で練習再開までに3週間必要との診断。 11日からリハビリを開始する。

 練習再開までに3週間かかるとすれば、試合に出られるようになるまでには最低1か月はかかるでしょうね。 かなり長期の戦線離脱ということになります。う〜ん、痛いですね。

河野、出場選手登録抹消

 河野投手が出場選手登録を抹消された。

 河野投手はわずか1日の一軍でした。下記の先発予想はいきなり外れてしまいました(^^;。

SATOの無責任先発予想

 11日からナゴヤドームで中日3連戦、続いて福岡ドームでヤクルト3連戦、計6連戦。
 なんとか勝率5割をキープしている広島。 いまひとつの調子で下位にいる2チームを叩いて貯金を増やすことができるか。
 広島は紀藤投手が登録抹消され、開幕からのローテ投手は、 佐々岡・黒田・ミンチー・高橋投手。中6日のローテを守るならば、 あと2人先発投手が必要になります。 当初は「谷間での先発も」と言われていた山崎慎投手は、 勝ち試合での中継ぎや抑えで救援投手陣からは外せない存在。 となると、阪神戦でまずまずの投球を見せた田中投手と、 昨年も先発経験のある河野投手がローテ入りするのではないでしょうか。 ということで、今節の先発は黒田・ミンチー・高橋・佐々岡・河野・田中投手と予想しておきます。 中日との初戦にミンチー投手がくれば、ミンチー投手の中4日ということもあるでしょう。
 中日の先発は武田・野口・バンチ投手でしょうか。 いずれも好投手ですが、特にノーヒッターのバンチ投手との初対決が注目されます。

4月9日

劇的!男前田通算150号逆転満塁弾!

 対阪神戦、広島は初回、阪神先発湯舟投手を攻め、東出選手の内野安打と緒方選手の四球で二死二三塁とし、 金本選手が中前へ2点適時打を放って先制。4回裏には二塁打の町田選手を三塁へ進め、 プロ初出場の新人松本選手が遊撃へプロ初安打となる適時内野安打。 2連投となる先発田中投手は緩急をうまく使って4回を無失点。しかし5回表二死から2つの四球を出し、 タラスコ選手に2号同点3ランを浴びてKO。 6回表には2番手河野投手が大豊選手に4号ソロ、 7回表にはウルソー投手が和田選手に適時打を打たれて2点をリードされた。 5回以降、チャンスであと1本が出ていなかった広島打線は8回裏に反撃。 山岡投手から一死後、嶋・木村拓・東出選手の3連打で満塁のチャンス。二死後、 前田選手が阪神抑えの切り札ミラー投手からカープファンの待つ右翼席へ起死回生の逆転満塁アーチ。 前田選手は通算150号本塁打を達成。9回表は山崎慎投手が抑え、7対5で勝利。 8回表を投げた苫米地投手がプロ初勝利。 山崎慎投手は移籍初セーブ。

 試合結果

 いや〜、すごかったです。感動のあまり泣きそうになりました。ありがとう!前田選手!
 攻撃ではチャンスの割に得点が入らず、残塁の山を築いていました。 特に逆転されてからは敗戦ムードが漂っていました。 8回裏は脇役の活躍で満塁のチャンス。しかし緒方選手が倒れて二死に。 昨日の7回裏のことが頭をよぎり、「やっぱりダメなのか」と私は弱気になっていました。 そこで出た一発ですからね。劇的でした。
 ローテの谷間で誰が先発か注目されていました。蓋を開けて見ると、意外なことに昨日も投げた田中投手。 阪神側の裏をかきましたね。試合前の阪神の打撃練習では左投手は投げていませんでした。 河野投手あたりを読んでいたのでしょう。 昨日の田中投手の救援は、今日の先発をカムフラージュするためだったのかも知れませんね。やられました。
 田中投手はカーブでストライクが取れていました。直球との緩急の差を使っての好投でした。 スライダーやフォークも混ぜていたようです。5回表は二死まで取っていながら、 そこから2四球の後の一発。もったいなかったです。 しかしトータルで考えると、ほぼ5回を3失点なので思っていたより良かったなと思いました。 四球連発で序盤KOという可能性も考えられる投手ですからね(^^;
 山崎慎投手はカープ移籍後初セーブ。おめでとうございます。最終回は当然小山田投手の出番だと思ったのですが、 抑えとして登板したのは山崎慎投手でした。小山田投手は昨日も投げていますから、 負荷分散を考えると、こういった起用もありかなという気はします。
 東出選手は2番に入って3安打猛打賞。3安打はいずれも左方向でした。打率を3割台に乗せました。

おまけ:
 東出選手は試合前のベンチの中で野球解説者の加藤博一氏と金村義明氏と話しておりました。 何かアドバイスを受けていたのでしょうね。
 試合前のバックネット裏では村上孝雄スカウトと大下剛史前ヘッドが談笑しておりました。

おめでとう!苫米地プロ初勝利

 8回表を無失点に抑えた苫米地投手が、その裏味方が逆転したため、プロ入り初勝利を挙げた。

 おめでとうございます。棚からぼた餅というか、巡り合わせが良かった幸運な勝ち星でしたけれど。 投球内容自体はそれほどよくありませんでしたが、8回表を0点に抑えたことが逆転につながったわけですからね。

おめでとう!松本プロ初安打初打点

 松本選手は左足の負傷で登録抹消された野村選手に代わり、8番三塁手としてプロ入り初出場初スタメン。 第2打席、4回裏一死三塁で遊撃左へ内野安打を放ち、プロ入り初安打初打点を記録した。

 おめでとうございます。野村選手の負傷で出番が回ってきて、さっそく結果を出しました。 これで野村選手が戻ってくるまで、スタメン起用が増えそうですね。

河野・松本・嶋が出場選手登録

 河野投手・松本選手・嶋選手が出場選手登録された。

 河野投手はこの試合の先発かも知れないと思っていました。阪神側もそう思っていたのでは。 さっそく救援登板して大豊選手に一発を浴びました。紀藤投手が登録抹消されたので、先発のチャンスもありそうです。
 嶋選手は8回裏に代打で左前打し、逆転への呼び水になりました。 浅井選手が今一つ結果を出せていないので、右投手の時のスタメンもありそうです。

野村・紀藤・朝山が出場選手登録抹消

 左足肉離れの野村選手が出場選手登録を抹消された。また、紀藤投手・朝山選手も出場選手登録を抹消された。

 野村選手の戦線離脱期間ですが、精密検査を待たないとわからないそうです。 長期にならなければいいと思います。
 紀藤投手。開幕3連戦に起用したのに1度の失敗で登録抹消とはちょっと意外です。誰がローテに入るのかな?

ウエスタン情報

 試合結果

 菊地原投手が6回を4安打1失点の好投。連敗を止めました。

4月8日

あと1点、必死の継投実らず

 対阪神戦、先発紀藤投手は2回表に大豊選手に3号ソロアーチを浴びて先制された。 広島は3回裏に東出選手が阪神先発ハンセル投手から右翼席へプロ入り初アーチを運んで同点。 しかし紀藤投手は4回表に2つの四球と安打で一死満塁とされ、平尾選手に中前に2点適時打、 ハンセル投手に遊撃へ2点適時内野安打を浴びてKO。 広島が4回裏に前田選手の5号ソロアーチで反撃ののろし。 7回裏には町田選手の右前打と西山・東出選手の連続バント安打で無死満塁。浅井選手の適時内野安打で2点差とすると、 一死後、木村拓選手の押し出し四球で1点差としたが後続がなかった。 広島はウルソー・小山田・田中投手を投入して必死の継投を行ったが、打線が遠山・伊藤・ミラー投手に抑えられた。 4対5で敗戦。

 試合結果

 7回裏は大チャンスでした。満塁のチャンスを作る過程で2本のセーフティバントを決めたのは 「これぞ広島野球」といった感じで見事でした。1点差に迫った後の緒方選手の中飛は新庄選手の好守備に阻まれて、 惜しかったです。 二死満塁ではこの試合でも本塁打を打っている絶好調前田選手。同点打・逆転打を期待したのですが、初球を左飛。 ま、今の前田選手が打てなかったのならば仕方ないですかね。この回に一気に同点にできていれば…。
 継投。7回までは負け試合の継投をしていた達川監督ですが、1点差に迫った8回からは勝ち試合の継投に。 ウルソー投手はともかく、負けている場面で小山田投手まで投入。試合の流れから、 逆転できると思ったのかもしれませんし、 横浜戦で打たれた悪いイメージを早めに払拭させたかったのかも知れません。 昨日の佐々岡投手の完投で、救援投手陣に余裕ができたという判断なのでしょうね。
 9回表の田中投手の投入にもびっくりしました。左の坪井選手に対してでしたが、代打に広澤選手が出てきました。 結果的には牽制で一塁走者を刺したのですが、あの場面は達川監督より野村監督の方が一枚上手だったなと感じました。
 紀藤投手。4回表のハンセル投手の当たりは不運でした。 平尾選手に2点中前適時打を打たれた後に中継が乱れて二三塁になっていたのも不運。 本来ならば一三塁で、ハンセル選手の安打で1点しか入らなかったはずが2点入りましたからね。 紀藤投手には調子が良い時に完璧な投球をするだけでなく、 調子が悪い時にも何とか粘ってそこそこの投球をしてもらいたいですね。こんなことでは勝ち星は伸びません。

野村、走塁中に左足肉離れ

 野村選手は9回裏に二ゴロを打って一塁へ走った際、左足を痛めて転倒した。 野村選手は担架に乗せられて退場した。病院で診察の結果、 左ひざ裏上の「大腿屈筋の肉離れ」で完治まで1週間が必要との診断。 週明けに精密検査を受ける。

 しばらくは戦線離脱ということになりそうです。 チームリーダーの戦列離脱で戦力ダウンになることは非常に痛いです。 また、普通に走っていただけで故障したということは、 野村選手に肉体的な衰えが来ているのではないかという点で非常に心配です。

東出がプロ入り初本塁打

 東出選手は3回裏にハンセル投手から右翼席前列へ本塁打。プロ入り初本塁打を記録した。 東出選手は「プロに入ったからには1本は打ちたかった。思ったより早く出た」。

 おめでとうございます。今年、東出選手がホームランを打つとは思っていませんでした。 本塁打後は喜びを隠せないほど顔がほころんでいましたね。 しかし4回表のハンセル投手の打球に対する守備で喜びも半減かも。 ちゃんと捕っていても一塁が間に合っていたかどうかはわかりませんけど、 あの当たりで2人本塁へ返してしまったのは拙かったですね。

ウエスタン情報

 試合結果

 先発河内投手は4回途中3失点で降板。暴投1つ、ボーク2つがとっ散らかった投球を想像させます。 ボール選手が3安打。

4月7日

やった!野村がサヨナラ打!

 対阪神戦、広島は初対決となる阪神先発星野伸投手に3回までわずか1安打6三振と手を焼いていたが、 4回裏に攻略。木村拓選手の右翼線二塁打と緒方選手の四球で無死一二塁とし、 前田選手の右翼線適時二塁打で1点を先制。金本選手の中犠飛でさらに1点。 先発佐々岡投手は丁寧な投球で6回まで3安打無失点の好投。 しかし7回表に2安打と敬遠四球で一死満塁のピンチを迎え、矢野選手の犠飛と代打広澤選手の適時打で同点とされた。 広島は9回裏に金本選手の二塁打、町田選手の敬遠四球、西山選手の送りバントを星野伸投手が野選して無死満塁、 サヨナラのチャンス。東出・代打新井選手が倒れた二死後、野村選手が右前へサヨナラ安打。 3対2で今季初のサヨナラ勝ち。佐々岡投手は今季チーム初完投勝利で2勝目。

 試合結果

 野村選手がやってくれましたね。野村選手はサヨナラ打の後、胴上げされていました。 優勝と引退以外での胴上げなんて珍しいんじゃないでしょうか。 9回裏は無死満塁から二死満塁になって、しかも佐々岡投手に代打も出してしまって、 延長になると拙いことになるところでした。 野村選手はサヨナラ打を放つ前の3打席ではいずれもチャンスで凡退してブレーキになっていました。 最後の最後で意地を見せましたね。
 打のヒーローが野村選手なら、投のヒーローは佐々岡投手。 佐々岡投手は川端コーチから「完投しろ」と言われていたそうで、無茶な指令に見事に応えました。 中継ぎ投手陣をお休みさせることができましたね。エースの仕事です。 投球内容はというと、直球はあまり走っておらず140キロ出ていませんでしたが、低めを丁寧に突いていたせいか、 ゴロを多く打たせていました。7回表に2点を取られた時はこの回で限界かなと思ったのですが、 最後まで投げ切ってくれました。
 前田選手は相変わらず好調で先制の二塁打。その後、 西山選手の中前打で二塁から本塁突入してタッチアウトになった時に左足を痛めたそぶりを見せていました。 心配したのですが、その後も普通にプレーを続けていましたので、大丈夫だったのでしょう。
 東出選手は猛打賞。他の選手が星野伸投手にキリキリ舞いさせられていましたが、 東出選手は見事にチーム初安打。しかも右翼線への長打。第2打席では左前打。 流したというよりも振り遅れ気味に見えました。第3打席ではグッドアイデアのバント安打。 第4打席は9回裏無死満塁サヨナラのチャンスで回ってきて、打っていればお立ち台だったのですが。 昨日あんなこと(8回表に駒田選手の打球を弾いたこと)があってショックが残っていてもおかしくないのに、 今日のこの活躍。気持ちの切り替えがしっかりできたのでしょう。 ちなみに、昨日のあのプレーについて木下チーフコーチは「あれは仕方ないよ」という評価だそうです。

中日バンチが無安打無得点試合

 中日の新外国人バンチ投手が横浜を相手に無安打無得点試合を達成した。

 おめでとうございます。マシンガン打線を抑え込むとは。

4月6日

新守護神小山田、逆転喫す

 対横浜戦、広島は初回に前田選手が横浜先発阿波野投手から中越えへ4号2ランを放って先制。 4回裏には2つの四球後、町田選手が適時二塁打して阿波野投手をKO。 代わった島田投手から西山・野村選手が適時打して大量5点をリードした。 初回無死一二塁のピンチを切り抜けて波に乗った先発高橋投手は、5回までを1安打無失点の好投。 しかし6回表に石井琢選手の安打の後、2つの四球で満塁のピンチ。 ここでローズ選手に左中間へ満塁弾を浴びて1点差とされてKO。 8回表、山崎慎投手が先頭波留選手に死球を与え、一死二塁のピンチで新守護神小山田投手が登場。 ローズ選手を見事見逃し三振に抑えて二死としたが、続く駒田選手の遊撃強襲のゴロを東出選手が大きく弾いて同点 (記録は適時安打)。佐伯選手に安打されて一二塁となった後、進藤選手に左前適時打を浴びて逆転された。 さらに谷繁選手にも適時打されて2点をリードされた。 広島打線は5回以降、横浜救援投手陣の前にチャンスらしいチャンスを作れないまま零封。 5対7で逆転負け。

 試合結果

 悔しい負け方でした。5回まで5対0で楽勝かと思ったのですが…。順位をうんぬんするにはまだ時期は早いですが、 「これで同率首位だな」と「獲らぬ狸の皮算用」をしていたんですけど。 カープ側の自滅臭かったのも腹立たしさを倍加させます。
 ようやく登場の高橋投手。初回のピンチを切り抜けてから5回までは素晴らしい投球でした。 しかし6回表の投球でそれも水の泡。ローズ選手に0−2から苦し紛れに投げた真ん中の直球をものの見事に満塁弾。 ま、絶好調のローズ選手に打たれたのは仕方ないかも知れませんが、その前に出した2つの四球は拙かったですね。 高橋投手は「点差を考えて投げれば良かった」といった意味のコメントを残していますが、 まさにその通りで、あの回は走者を貯めることが最もしてはならないことでした。しかもローズ選手の前に。 これほど急に崩れたのでは首脳陣の信頼を得ることができず、 これからはピンチになったら即交代ということになるかもしれません。 5回まで素晴らしい投球だっただけにもったいなかったです。
 小山田投手がついに失点しました。8回表は難敵ローズ選手を見逃し三振に抑えて、 これで逃げ切れると思ったのですが…。 駒田選手の遊撃強襲安打は東出選手の失策臭かったですね。 その後の3本の安打はいずれも飛んだコースが良かったり、詰まった打球だったりして不運な感じでした。 抑え投手の恐さを知った後にどんな投球をするようになるか。 今回のことで自信をなくしたりしないで欲しいですね。
 山崎慎投手は7回表無死一二塁から好救援。中継ぎエースの座を不動のものに。 ただし、8回表の波留選手への死球は誤算でしたね。
 小林幹投手。7回表に2つの四球で一死も取れず降板。 まずまずの投球が続いたので、今日はセットアップのテストだったのでしょう。 この試合の勝利だけを考えると、いきなり山崎慎投手を出せば良かったのでしょうが、 長いシーズンを考えると、勝ち試合で使うことのできる投手を増やして行くのは重要ですからね。 なかなか信頼回復とは行きませんねえ。
 打線。初回は絶好調の前田選手が4号2ラン。恐いぐらい打ちまくっています。 4回裏は打線がつながって3点。6回表の横浜の4点がなければ、流れから言って、 後半に駄目押し点が取れていたのではないかと思います。 点差が開いていれば横浜側としては力の落ちる投手を出さざるをえなくなるわけですからね。 それにしても5回以降わずか1安打のみとは、序盤の攻撃が良かっただけに残念ですね。

ボール、出場選手登録抹消

 ボール選手が出場選手登録を抹消された。

 達川監督の見切りは早かったですね。結局、5試合ですか。一塁手は例年通り、町田・浅井選手の併用になりそうです。 この試合で町田選手が2安打していますので、しばらくは町田選手がスタメンではないでしょうか。

田中、出場選手登録

 田中投手が出場選手登録された。

 9回表に登板し、満塁のピンチを招きましたが無失点。 登録されたと聞いて、日曜日の阪神戦に先発登板するのかと思ったのですが…。

4月5日

 2000ひろしまフラワーフェスティバルのフラワークイーンのひとりに選ばれた山根真代さんですが、 2年前のカープホームランガールだったような気がするんです…。

4投手完封リレー、横浜を止める

 対横浜戦、広島は初回に横浜先発野村投手を攻め、安打の野村選手を二塁に置いて緒方選手が中越えへ3号先制2ラン。 続く前田選手も右越えへ3号ソロアーチ。5回裏には木村拓選手の安打と盗塁、緒方選手の安打で無死一三塁とし、 前田選手の二ゴロの間に1点を追加。8回裏にも河原投手を攻め、 前田選手の安打をきっかけに西山選手と浅井選手の適時打で2点を追加。 先発ミンチー投手は走者を許しながらも丁寧な投球で5回を5安打無失点。6回表からは山崎慎投手、 9回表はウルソー・小山田投手が横浜打線を零封。6対0で快勝。横浜の開幕連勝を4で止めた。

 試合結果

 達川監督は好投していたミンチー投手を5回まででスッパリ交代させました。 あまりに早い交代に思えたので、ちょっとビックリしました。 達川監督は中継ぎ投手陣にある程度自信を持っているのでしょうね。 2番手の山崎慎投手以降の投手も好投し、この継投はズバリと当たりました。 ただし、いつまでも救援投手陣をどんどんつぎ込むような試合をやっていると、 救援投手陣がパンクしてしまいますので、早く先発投手が完投する試合が増えて行くと良いと思います。
 ミンチー投手は低めを丁寧に突く投球で、カーブでタイミングを外すのにも成功していました。 この調子で投げてくれれば先発ローテは安泰でしょう。 ここまで5試合で、カンバーランド投手以外の先発投手は好投しています。 先発ローテがしっかり確立してくれれば良いと思います。
 山崎慎投手も好投。阪神戦のローテの谷間での先発があるかと思っていたのですが、 3イニング投げたのでそれはないかも。
 攻撃では初回の先制パンチが効きました。緒方選手と前田選手がアベックアーチ。 揃って3号です。初回のその後のチャンスが生かせなかったことや、 3回裏無死二塁の走者を全く進塁させることができなかったことなど問題はありましたが、 5回裏と8回裏には本塁打以外で得点していますし、つながりの面で明るい兆しも見えますね。

ミンチー、カンバーランドに代わり出場選手登録

 カンバーランド投手が出場選手登録を抹消され、ミンチー投手が出場選手登録された。

 ミンチー投手あるいはウルソー投手の調子が落ちた時に一軍入りできるように、 カンバーランド投手には腐らずに二軍で準備しておいてもらいたいです。

ウエスタン情報

 試合結果

 先発矢野投手は自ら先制弾を放つも、5回を4失点。 2番手酒井投手も打ちこまれています。

4月4日

小宮山を打てず2連敗

 地元広島での開幕となった対横浜戦、 先発黒田投手は緩急を使った投球で5回までを1安打無失点。しかし6回表、 石井琢選手への四球と波留選手の安打で一死一二塁とされ、ローズ選手に左前適時打を浴びて1点を先制された。 7回表には四球の佐伯選手を一塁に置いて、進藤選手にバックスクリーンへ1号2ラン。この回の途中でマウンドを降りた。 8回表にも苫米地投手の押し出し四球で1点を追加された。 広島打線は、セ・リーグ初先発の小宮山投手の抜群の制球と緩急にほんろうされ、 8回裏に木村拓・緒方選手の短長打で作ったニ三塁のチャンスで前田選手の内野ゴロの間に1点を返したのみ。 最終回は新人木塚投手に抑えられ、1対4で敗戦。広島は小宮山投手に移籍初勝利、木塚投手にプロ初セーブを献上し、 2連敗。横浜は開幕4連勝。

 試合結果

 今日も打線のつながりがありませんでした。しかし、小宮山投手が良過ぎたので仕方ないなという感じです。 「ひょっとして攻略できるのでは」と思ったのは、初回の前田選手の本塁打性のファールのところと、 6回表の大ピンチを何とか1点に抑えた後につかんだ6回裏のチャンスぐらいでした。 4回裏二死一三塁のチャンスで凡退していたボール選手が、6回裏二死一二塁のチャンスでは狙い球を絞って、 初球から打って快打。しかし不運なことに打球は遊撃正面のライナーでした。 とにかく小宮山投手は制球が良い上に緩急も使ってくるので、すごく打ちづらそうでした。 安打も詰まったものが多かったです。
 9回裏は小宮山投手が降板して木塚投手が出てきたので「しめしめ」と思ったのですが。 木塚投手は右の横手投げなので、左打者は打ちやすそうな気がするんですが、 森笠・福地選手とも苦しそうなスイングしかできていませんでした。 変則フォームなので、何度か対戦して慣れるまではてこずりそうです。
 先発の黒田投手は良い投球でした。チェンジアップを多投して、打者のタイミングを狂わせていました。 5回1安打無失点は、相手がマシンガン打線であることを考えると、抜群の出来だったと思います。 ただし、6回表7回表に先頭打者を四球で出したのは拙かったですね。 序盤飛ばし過ぎたせいか、そのあたりの回になると、チェンジアップのすっぽ抜けが多くなっていましたので、 スタミナの問題かも知れません。好投していたのにもったいないなと思いました。
 苫米地投手は3点差で登板。前回の好投で、少し競った場面での登板になったのでしょう。 無死満塁にされた後、よく二死までこぎつけたのですが…。 押し出した谷繁選手に投げた2−2からの一球は非常に惜しい球だったようです。
 小林幹投手。調整中ということで、負けている場面での登板が続いています。 カーブを多投することで緩急をつけようとしているようです。上位打線を3人で切りました。

開幕セレモニーが行われる

 地元開幕戦ということで開幕セレモニーが行われた。バックスクリーン上で獅子保会による太鼓の演奏。 両軍選手の整列。ミス広島から両軍監督への花束贈呈。女性オペラ歌手畑正恵さんによる「君が代」斉唱。 秋葉忠利広島市長による始球式。

 観客が12000人というのは寂しかったです。平日で天気は下り坂という悪条件でしたが、 巨人に勝ち越しての地元開幕でしたから、もう少し盛り上がっても良さそうなものですが…。

ウエスタン情報

 試合結果

 佐竹投手がウエスタン初登板。2回を無安打無失点。打線は6安打で完封されました。

4月3日

カープナインがナイター練習

 4日に行われる横浜との地元開幕戦に備え、カープナインは17時40分から広島市民球場でナイター練習を行った。

 さて、今度は地元開幕戦。巨人への勝ち越しを勢いにして、面白い試合を見せて欲しいです。

SATOの無責任先発予想

 4日から地元広島で横浜3連戦、阪神3連戦、計6連戦。
 横浜は阪神との開幕3連戦を3連勝。3試合で計22得点と打線が爆発。 特にローズ選手が.750と当たりまくっています。 広島投手陣がいかに横浜マシンガン打線を抑えるかがひとつのポイント。 また、広島も巨人に勝ち越したものの打線のつながりがいまひとつ。 4番の前田選手が当たっているだけに、その前を打つ野村・緒方選手の出塁率アップが得点力向上への鍵でしょう。 ここで横浜の勢いを止めておきたいところ。
 今節の広島の先発は、黒田・高橋・佐々岡・ミンチー・紀藤・山崎慎投手と予想します。 黒田・高橋・ミンチー投手はまだ1度も登板がないので、流動的ですね。 佐々岡投手は中5日で投げるのではないかと思いますが、自信はありません。
 横浜の先発は小宮山・野村・川村投手と予想します。小宮山投手と野村投手の順番は逆かも知れませんし、 横浜が中6日ローテならば、3戦目は別の投手になります。

4月2日

カンバーランド初回KO

 対巨人戦、来日初先発のカンバーランド投手は初回一死後、元木選手の安打と江藤選手への四球で一二塁とされ、 松井選手に右翼線へ適時二塁打を浴びた。さらに高橋由選手に中前へ2点適時打され、3点を失ってKO。 広島は2回表に前田選手が巨人先発桑田投手から右翼席へ2号ソロアーチを放って反撃。 しかし4回裏に玉木重投手が仁志選手の三塁内野安打と元木選手への四球の後、 江藤選手に左越えへ移籍第1号3ランを浴びた。桑田投手の老獪な投球に抑えられていた広島打線は、 8回表に代打福地選手が右中間二塁打で出塁した後、緒方選手が左翼席へ2号2ランを放って3点差とした。 しかし8回裏に小林幹投手が代打斉藤宜選手にプロ入り初アーチを打たれて駄目を押された。 3対7で敗戦。広島の連勝は2でストップ。

 試合結果

 カンバーランド投手の先発は予想外でした。初物に弱いと言われている巨人ですから、それに賭けたのでしょうか。 達川監督がさっさと交代させたのを見ると、「ダメモト」で先発させたのかも。 これでカンバーランド投手は間違いなく二軍落ち。ミンチー投手と入れ替えでしょう。二軍で鍛えなおして来てください。
 玉木重投手はまずまずの投球をしていたのですが、4回裏につかまりました。 仁志選手の三塁内野安打は、捕ったところまでは野村選手のファインプレーでしたが、送球がエラーでした。 次の元木選手の四球も痛かった。2−2から盗塁かエンドランを警戒して外して2−3にしたんですよね。 江藤選手の一発は、内角高めを狙ったところが制球ミスで外角高めに。 一番打たれたくない打者に打たれてしまいました。
 守護神の座を小山田投手に奪われかけている幹英投手は敗戦処理に近い場面での登板でした。 8回表に緒方選手に2ランが出て、 「さあこれから逆転するぞ」という場面でしたが、 緒方選手が打っていなくて5点差のままでもおそらく幹英投手が投げていたと思います。 そのぐらい信用できない状態であるということでしょう。 カーブをうまく使っていましたが、直球の伸びがいまひとつだったように思います。 斉藤宜選手に本塁打されましたし、抑えとして起用するには不安が残る内容でした。しばらくは中継ぎでしょう。
 打線はそこそこチャンスを作っていましたが、つながりがありませんでしたね。 それでも前田・金本選手は好調、ボール選手も来日初安打など2安打と明るい話題もあります。 緒方選手は最後は本塁打を打ちましたが、ボール球のカーブをくるくると空振りしていて、 やはり不調なのかなと思いました。
 東出選手は3タコ。ついに失策を記録。2回裏一死一塁の二ゴロで木村選手のトスを落球してしまいました。 走者が気になったのと、捕った後の送球に気をとられたのが原因だと思います。
 3連勝はなりませんでしたが、開幕カードを2勝1敗と勝ち越し。 2年目の達川カープはまずまずの好発進となりました。 しかしこの3連戦、守備面で記録に残らないミスがかなりありましたので、 そのあたりをしっかりチェックして、地元開幕に備えて欲しいと思います。

苫米地、2回パーフェクトデビュー

 苫米地投手がプロ入り初登板を飾った。5回裏から登板し、2回打者6人を無安打無失点3奪三振と完璧に抑えた。

 プロ入り初登板、おめでとうございます。「大観衆で緊張した」とのことですが、堂々とした投球でした。 直球は140キロ出ておらず、スライダーピッチャーという印象でした。

ウエスタン情報

試合結果

 5投手の継投でダイエーをスミ1に。二軍も開幕カード2勝1敗の好発進。

4月1日

金本同点打!緒方決勝弾!西山駄目押し弾!巨人に連勝!

 対巨人戦、1回裏、先発紀藤投手は清水選手の安打と江藤選手への四球で一二塁とされ、 松井選手に左前適時打を浴びて1点を先制された。広島は4回表に巨人先発ガルベス投手を攻め、 江藤選手の失策で出塁した緒方選手を金本選手が左中間適時二塁打でホームへ迎え入れて同点。 6回表には緒方選手が左中間へ1号ソロアーチを叩きこんで勝ち越し。 9回表には西山選手が河本投手から左越えへ1号ソロを運んで追加点。 紀藤投手は5回までを粘投で抑え、以降をウルソー・山崎慎・小山田投手の好継投でしのいだ。 3対1で勝利。広島の開幕2連勝は7年ぶり。

 試合結果

 達川監督の継投がズバリと決まりましたね。ウルソー・山崎慎・小山田投手が好投。 救援投手陣にメドが立ったような感じがします。 今後もこの調子ならば安定した戦いぶりが期待できそうです。
 正直言って、先発が紀藤投手と聞いた時「大丈夫かいな」と思いました。オープン戦は散々でしたからね。 毎回のように走者を背負う苦しい投球でしたが、ベテランらしく要所を締める投球を見せてくれました。 3回裏二死一三塁で松井選手を三振させた場面はしびれました。 次回からもこの調子で抑えて欲しいと思います。
 山崎慎投手は打者のタイミングを微妙にずらすような投球でしたね。 勝ちゲームの中継ぎと谷間の先発に起用されていくのではないでしょうか。
 小山田投手は2試合連続セーブ。この試合ではチェンジアップ(シンカー?)やスライダーも使っていました。 この2試合の好投で全国的にも名前が売れたのではないでしょうか。 首脳陣には登板過多に気をつけて欲しいですね。ちょっと気が早いですか?(^^)
 打線。金本選手の同点適時二塁打は低めの球をうまく運んだものでした。 昨日の試合でさっぱりだった緒方選手が決勝ソロアーチ。我々の不安を吹き飛ばしてくれました。 西山選手は貴重な追加点となるソロアーチ。3点しか取れていないので、 決して巨人投手陣を打ち崩したとは言えませんが、 クロスゲームの中で点を取れたというのは今後の自信となるでしょう。
 この試合では木村拓選手がブレーキになっていましたね。明日はいいところで打ってね。
 新井選手がボール選手に代わってスタメン。 達川監督は「ボールがどうのこうのではなく、新井の調子が良いから」。 守備で2つほど拙いプレー(そのうちのひとつは紀藤投手も悪かったと思う)があり、打撃の方でもさっぱりでした。 新井選手の場合、起用し続けていれば何試合かに1回は大爆発をすると思うので、 続けて起用してみてもらいたいなと思います。
 東出選手は4打数2安打。右前打と中前打。まともな安打でした。守備ではかなりたくさんの打球を処理しましたが、 無失策でした。
 これで2連勝。明日も勝ってぜひ3連勝してもらいたいですね。ちょっと欲張りかな?

ウエスタン情報

試合結果

 河野投手が7回を5安打1失点の好投も、打線の援護なく完封負け。新人松本選手がウエスタン初安打を放っています。