迷走1999


 1999年、球団創立50周年の年、達川新監督のもと、 カープは新たな船出をしました。 開幕カードこそ3連敗しましたが、怪我をしている主力選手に無理をさせず、 若手選手を積極的に起用。6月11日には首位中日に1ゲーム差まで肉薄。 6月24日には神宮球場での連敗を17で止め、まずまずの戦いぶり。 「さてこれからだ!」と思った矢先、球団ワーストタイ記録となる13連敗。 そのまま2度と浮上することはありませんでした。 シーズン終了を待たず大下ヘッドコーチはチーム不振の責任を取って退団。 新任コーチの大野・正田コーチも後を追うように退団しました。 そんな中、エース佐々岡がノーヒットノーランを達成するなど完全復活。 サイクルヒットを達成した金本や日本人ではセ・リーグ2位の本塁打を放った緒方は 円熟の域にさしかかりました。さらにルーキー東出を筆頭に、 嶋・新井らが台頭するという明るい話題もありました。 このページではそんな1年間を振り返ります。